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CKD 社 E タイプ包装機におけるハネウェルアクラー フィルムの熱成形ガイドライン

アクラー フィルムは、ハネウェル社承認のコンバーター パートナーが製造した幅広いラミネート シートに使用できる高防湿性を持つ熱成形プラスチック素材です。アクラー ラミネート シートの熱成形特性は基本的にラミネットされる基材によって決まりますが、高品質のアクラー ブリスターを製造するために推奨されるガイドラインがあります。バリア性能を最適化し、最高のブリスター成形を達成するために、www.aclar.jpにて『Aclar Best Practices for Tooling(アクラー フィルム用金型設計のベスト プラクティス)』ガイドも参照してください。

フィルムの巻き戻し

ラミネート ロールのアクラー面を確認し、巻き戻しステーションの上に正しく配置します。アクラーを中間にする多層タイプのラミネート シートを使用する場合を除いて、通常はアクラー面をブリスター シートの外側にします。必要に応じて、ブリスター シートの内側にアクラー面を配置することも可能です。薬のニーズに応じて検討してください。

予熱

アクラー フィルムの溶融強度 (シートを適切な形状に引き伸ばすのに必要な力の量 ) が高いため、ラミネート シートを引き伸ばすのに必要な力を軽減するには高温に予熱してラミネート シートを柔らかくする必要があります。

● アクラー /PVC シートの通常の予熱温度範囲は、115 ~ 155°C です。予熱温度は、ラミネート シートの基材、ラミネート シート全体の厚さ、ラインのスピード、およびラミネート シートの供給元によって異なります。

● 接触加熱の場合、およびプレヒーター長さがインデックス間距離の 3 倍の長さに相当する場合は、通常の予熱温度範囲の低い温度に設定してください。

● ギャップ加熱および /あるいは短い加熱プレートを使用する場合は、通常の予熱温度範囲の高い温度を使用してください。

115℃ ~ 155℃

Honeywell International Inc. では、ここに記載されている情報が正確で信頼性のあるものと考えますが、それは明示的または黙示的にかかわらず、いかなる保証または責任も伴わず、Honeywell International Inc. のいかなる表明または保証にも相当しません。シートのタイプ、成形機械、処理条件など多数の要因が、ブリスターカードの外見や偏光フィルムでの観察結果に影響を及ぼす可能性があります。記載されている提案事項は包括的なものではありません。ここに記載されている内容により、ユーザーが独自の評価、検証、または安全手順の実施を免責されることはありません。また、ユーザーはここに記載されている製品および提案事項の使用に関して記載された情報を使用するすべてのリスクおよび責任を負います。(これには結果に関連するリスク、特許権侵害、法規制の順守と衛生、安全、および環境が含まれますがこれに限定されません。)

2011年 9月© 2011 ハネウェル特殊材料部

CKD 社 E タイプ包装機の成形

CKD の成形プロセスでは、成形プロセスの一環としてプレストレッチ工程を利用することで、ブリスターのポケットの厚みの均一性を向上させています。成形前に予熱されたラミネートが冷めないようにしてください。

●金型の温度は 20~ 30℃で作業を行います。

●成形されたフィルムが進行中に金型と接触しないように注意してください。

● CKD熱成形機で使用される一般的な成形プロセスは次のとおりです。

1)シートをセッティングする (図 1)2)金型を閉じる (図 2)3) 弱圧のエアブローにてフィルムを延伸する (図 3)

4) プラグが上昇し、フィルムを成形する。同時にエアーブローする (図 4)

5) プラグを外し、成形エアーを止める(図 5)

6)金型を開く、成形完了 (図 6)

シール

蓋フォイルは通常、ラミネート シートの非アクラー面にシールされています。蓋フォイルがアクラー面にシールされている場合は、この目的のために設計された適合性のある蓋フォイルを使用する必要があります。

● ラミネート シートの PVC 面 (アクラーは外側 ) にシールする場合は、標準の PVC シートのシール方法に従ってください。

● ラミネート シートのアクラー面 (アクラーは内側 ) にシールする場合は、適切な蓋フォイルが必要です。“アクラーイン ” に使用可能な蓋フォイルについては蓋フォイルのサプライヤーに確認するか、または汎用の蓋フォイルを試してください。

● ペーパー蓋フォイルの場合は、標準温度より少し高い温度に設定することをお勧めします。

試験 /検査

強い光を蓋フォイルに当てて、ピンホールや亀裂がないかを調べます。ピンホールや亀裂があると、パッケージのバリア性が著しく低下します。また、偏光フィルムを使用してブリスターおよびシール領域の成形を確認することもできます。無料の偏光フィルムのサンプルは当社までお問い合わせください。成形不良を最小にする方法については、www.aclar.jp の『Instructions for Using Polarized Film (偏光フィルムの使用方法 )』を参照してください。

このドキュメントに記載されているガイドラインは、仕様として使用するためのものではありません。最適条件は、機械、金型の設計、ラインのスピード、ブリスターのレイアウト、ラミネート シートの基材、蓋フォイルの材料などによって異なります。

詳細については、www.aclar.jpをご覧ください。お問い合わせもお待ちしております。

成形上型フィルム進行

フィルム

成形プラグ

金型を開く 金型を閉じる

エアブロー(弱圧)にて延伸

ポケット成形、同時にエアブロー

金型を開く、成形完了

プラグを外し、成形エアーを止める

成形下型

プラグが上昇する

図 1

図 3

図 5

図 2

図 4

図 6

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