生産性向上人材育成支援センターにおける中小企業等の人材...

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生産性向上人材育成支援センターにおける中小企業等の人材育成を支援する取組人手不足の深刻化や技術革新の進展の中で、中小企業等が事業展開を図るためには、従業員を育成するとともに、企業が生み

出す付加価値(労働生産性)を高めていくことが必要となっています。当機構では、全国87か所のポリテクセンター等に「生産性向上人材育成支援センター」を設置し、企業の人材育成に関する相

談支援から、課題に合わせた「人材育成プラン」の提案、職業訓練の実施まで、中小企業等の人材育成に必要な支援を一貫して行っています。

「技能・技術などの向上」や「新たな製品づくり」といった企業の生産現場が抱える課題解決のために、 “ものづくり分野”を中心に、設計・開発、加工・組立、工事・施工、設備保全などの実習を中心とした高度な訓練コースを体系的に実施しています。○訓練日数概ね2~5日(12~30時間)

○受講料(1人あたり平均)13,000円程度

○主な訓練分野【機械系】・機械設計 ・機械加工 ・溶接加工【電気・電子系】・電子回路設計 ・電気設備保全・IoT技術の活用【居住系】・建築設計 ・建築製図・施工管理

中小企業等の生産性向上に必要な知識等を習得するために、あらゆる産業分野で必要とされる“生産管理、IoT、クラウドの活用”などのカリキュラムを、利用企業の課題に合わせてカスタマイズし、専門的な知見やノウハウを有する民間機関等を活用して実施しています。○訓練日数概ね1~5日(6~30時間)

○受講料(1人あたり・税別)3,000円~6,000円

○主な訓練分野【生産・業務プロセスの改善】・生産管理 ・品質管理 ・流通・物流・IoT活用によるビジネス展開・クラウド活用入門【横断的課題】・組織マネジメント【売上げ増加】・マーケティング

「研修したいが講師がいない」「研修したいが機械を止められない」「研修場所がない」といった企業の要望に応じて、機構の職業訓練指導員(テクノインストラクター)を企業に派遣することや、ポリテクセンター等の機構施設・設備(会議室、実習場及び訓練用設備・機器)の貸出しを行っています。

高度な技能・技術の習得を支援(在職者訓練)

生産性向上に必要な知識等の習得を支援(生産性向上支援訓練)

職業訓練指導員の派遣施設・設備の貸出

1.人材育成に関する相談担当者が企業を訪問して人材育成に関する課題や方策等を整理

2.人材育成プランの提案課題等に合わせて以下のメニューの中から最適なプランを提案

3.職業訓練の実施企業の人材育成プランに応じて職業訓練の実施や指導員を派遣

支援の流れ

IT技術の進展に対応するために必要な”IT新技術の理解、表計算等のITスキル、情報セキュリティ”など、“IT理解・活用力”を習得するための訓練コースを、専門的な知見やノウハウを有する民間機関等を活用して実施します。○訓練日数概ね0.5~3日(3~18時間)

○受講料(1人あたり・税別)2,000円~5,000円

○主な訓練分野【IT理解】・新技術動向 ・業務のIT化 等【ITスキル・活用】・表計算 ・データベース・ホームページ 等【IT倫理】・情報セキュリティ・コンプライアンス

IT理解・活用力の習得を支援(IT活用力セミナー)

JEEDホームページ生産性センターの支援メニューを紹介しています。

生産性向上支援訓練について「生産性向上支援訓練」とは、企業が生産性を向上させるために必要な知識等を習得する職業訓練です。全国のポリテクセンター等に設置した生産性向上人材育成支援センター(生産性センター)の担当者が、企業ごとに異

なる課題や人材育成ニーズに応じてオーダーメイドで訓練コースを設定し、民間機関を活用(民間委託)して実施します。

生産性センター

民間機関

企業(受講者)

①相談、訓練コースの提案

訓練実施の流れ

●課題解決や現場力強化につながる訓練で、企業の生産性向上を支援●幅広い職務階層の方を対象とした様々な内容のカリキュラムモデルを用意●訓練は、各分野の専門的知見やノウハウを有する民間機関に委託して実施

●個別の課題やニーズに対応した訓練カリキュラムを設定して訓練を実施●訓練日程や実施場所についても、要望を踏まえてコーディネート※従業員1人からでも受講可能なオープンコースも実施しています。

●受講料は1人あたり、3,000円から6,000円(税別)●人材開発支援助成金を利用して、経費及び賃金の助成を受けることも可能※助成金の受給には一定の要件があります。

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職業訓練を受講して生産性アップ!

オーダーメイド※で訓練を実施!

受講しやすい料金設定!

「まずは試しに1~2名の従業員に訓練を受けさせたい」といった場合には…公開型で受講者を募集するオープンコースも実施しています。他社の従業員と一

緒にグループワークなどを行うことで、自社の強みや課題の気づきにつながります。

【生産・業務プロセスの改善】・生産現場の問題解決 ・品質管理基本/実践・IoT活用によるビジネス展開 など

【横断的課題(組織マネジメント)】・組織力強化のための管理・業務効率向上のための時間管理 など

【売上げ増加】・マーケティング志向の営業活動の分析と改善・提案型営業手法/実践 など

・現場の課題を発見し、改善する方法を学びたい・コストの削減に取り組みたい・ITを活用して業務を効率化したい

・従業員の仕事の効率化を促進したい・リスクを低減させる方法を学びたい・個人のノウハウを社内で可視化したい

・顧客満足度の向上を図りたい・消費者の動向を営業に活用したい・インターネットを活用して販売促進を図りたい

訓練の概要(1) 訓練実施場所

企業の自社会議室やポリテクセンターの教室 など(2) 訓練時間数

6時間~30時間(3) 受講料(1人当たり・税別)

3,000円~6,000円(4) 実施機関

民間のコンサルティング会社、研修会社、大学 など(5) 訓練分野・コースの例

訓練実績

4,496 33,294受講者数人 人

2017年度 2018年度

96.3 % 97.8 %

※’17年10月から訓練開始

89.3 %%93.6受講者評価(業務への役立ち度)事業主評価(生産性向上度) ※’18年12月末実績

受講者数

受講者評価(業務への役立ち度)事業主評価(業務への役立ち度)

1 訓練の概要(1)訓練計画数(全国)

‘18年度:4,000人、’19・’20年度:各13,000人(3年間、計3万人)

(2)対象者中小企業や製造現場等で働く在職者(事業主からの指示を受けた者)※初任層(中高年等の学び直しを含む。)から中堅層(応用操作が可能な者)までを対象

(3)訓練実施方法オーダーコース(個別企業・団体向け)・オープンコース(公開型訓練)

(4)訓練時間数3時間~18時間(訓練コースごとに異なる)

(5)受講料(1人あたり・税別)2,000円~5,000円(訓練コースごとに異なる)

(6)主な訓練分野、訓練コース(全38コース(’19年4月現在))

(7)実施機関(委託先)訓練は、民間教育訓練機関等(専門・各種学校、委託訓練・求職者支援訓練実施機関、その他研修機関等)に委託して実施(生産性向上支援訓練との関連性の高い訓練コース(業務のIT化等)については、同訓練の実施機関も活用)

(※) IT理解・活用力とは、現在入手・利用可能なITを使いこなすことにより、企業・業務の生産性向上やビジネスチャンスの創出・拡大に結び付けることができる土台となる能力のことをいい、いわゆるIT企業で働く者だけでなく、ITを活用する企業(ITのユーザー企業)で働く者を含め、全てのビジネスパーソンが今後標準的に装備することを期待されるものをいいます。

IT活用力セミナーについて第4次産業革命による技術革新の進展により、あらゆる産業において、IoT(Internet of Things)、ロボット、ビッグデータ、AI、RPA

(Robotic Process Automation)などのIT技術の利用が進められる中、中小企業がIT技術を活用した事業展開を図るためには、全ての従業員が今後標準的にIT理解・活用力(※)を身につけることが求められています。このため、当機構では、全国の生産性向上人材育成支援センターにおいて、中小企業等で働く人々を対象として、IT新技術の理解、情報セ

キュリティなど、IT理解・活用力を習得するための訓練「IT活用力セミナー」を幅広く民間機関等の教育資源を活用して実施します。

生産性向上人材育成支援センター(ポリテクセンター) 実施機関

(民間教育訓練機関等)

中小企業や製造現場等で働く在職者(受講者)

業務委託 訓練実施

2 訓練実施の流れ

※初任層を対象にしたステップ1から中堅層を対象にしたステップ3まで、地域ニーズを踏まえて実施

ステップ1(認知・基本操作)

ステップ2(知識・応用操作)

ステップ3(高度活用)

IT理解

ITスキル・活用

IT倫理

ITツールの基本操作・表計算ソフトの業務活用・SNSを活用した情報発信

ITに関する基礎知識・つながる業務への理解・ネットワーク管理の基礎

IT倫理の基礎知識・ITに関する法制度理解・情報セキュリティの必要性

ITツールの応用操作・ピボットを活用したデータ分析・伝わるプレゼン資料作成

ITに関する専門知識・RPAによる業務の自動化・業務とデータの流れの見える化

IT倫理の専門知識・事例から学ぶインシデント対応・情報漏えいの原因と対策

ITツールの応用演習・表計算ソフトによる統計データ解析・DBソフトを活用したデータ処理

訓練分類

習得段階

世の中にどのようなITがあり、どのような機能・仕組みを有し、どのような場面で活用されているかについて理解します。

ITを安全に活用するための情報セキュリティや、コンプライアンスの知識を習得します。

IT倫理

企業・業務の課題解決に有用なITを選定し、そのITを操作して目的にかなう情報を取得・分析・表現し、課題解決につなげるスキルを習得します。

ITスキル

IT理解

IT理解・活用力の3つの構成要素

IT理解・活用力

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