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知的資産経営報告書

2017年3月版

目 次

1.ご挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

2.経営哲学・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

3.事業概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.現在の市場環境に対する当社見解と今後の方向性・・・・・・・・・・・・・7

5.これまでの事業展開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

6.自社の強み・優位性(知的資産)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

(1)優れた提案力(人的資産・構造資産)(2)優れた工事力(人的資産・構造資産)(3)経営理念の存在と浸透(構造資産)(4)多様なネットワーク(関係資産)(5)素材スタジオ「インクス・キョウト」の保有(物的資産)

7.これからの事業展開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

(1)クロスSWOT分析(2)これからの経営戦略(3)KPI(重要業績評価指標)

8.価値創造ストーリーと知的資産活用マップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

(1)価値創造ストーリー(2)知的資産活用マップ

9.会社概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

10.あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

<知的資産経営報告書とは?>知的資産とは、バランスシートに記載されていない技術・ノウハウ・人脈等の無形資産のことです。その知的資産を活用した企業価値向上に向けた活動を、目に見える形でわかりやすく伝えるために作成した報告書です。(詳細は、10.あとがきに記載しています。)

<表紙写真の説明>

当社のホームページのトップページの写真です。内装への想い、そして“工事力と提案力”が相まって“想いの空間”へ導きたい ということをイメージした写真です。

1.ご挨拶

2017年3月

代表取締役 細井 和博

-1-

本報告書発刊に当たり、ご挨拶申し上げます。本報告書は、各ステークホルダーの方々に、当社の経営に対する想いや将来の方向性等を知って頂き、共有して頂きたく作成しております。

さて、当社は創業46年目を迎えるごく一般的な内装工事店で、私は6年前に前社長である父親から事業承継致しました二代目でございます。二代目ゆえ、元々好きではなくこの仕事を始めた私ですので、若いころは当然毎日楽しく

ありませんでした。ちゃんと仕事しても褒められる訳でもなく、お客さんの喜びを感じる訳でもなく、ただひたすら毎日誰からも怒られないように仕事をしておりました。そんな時、転機が訪れました。ある時、地元のホテルの改装工事を、デザインから施工

まで元請でさせて頂く事になったのです。不慣れながらも何とか工期内で納め、支配人様や従業員様からもお褒めの言葉や喜びの声が聞く事ができました。そして、工事が完成し引き渡しが終わった時、今までに感じたことのない思いになった事

を今でもはっきり覚えております。何か熱い思いがこみあげて来て、自分がやった仕事に自信と誇りを感じる事ができたの

です。まさにこの仕事の「やりがい」を感じた一瞬でした。この事がきっかけとなり、私は少しずつですがこの仕事に対する想いが変わる事になり

ました。そして今、私はこの内装の仕事に携われて

いる事を誇りに思い、また使命感も強く感じながら活動しております。そして、もっともっとこの仕事の「素晴らしさ」や「やりがい」を沢山の方に知って頂きたいと思い、この報告書を作成致しました。将来、この仕事が若者から憧れの職業とな

るように、これからも社員一同邁進していく所存でございますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

2.経営哲学

(1)経営理念

(2)行動規範

・常にお客様の喜びを第一に考える・コミュニケーションや情報交換を大切にする・自分を色々な方に知っていただく・全力で取り組む・正直である・人に感謝する・難しい仕事にチャレンジする・失敗を恐れない・既成概念にとらわれない・仕事が面白くなるように考える

この行動規範の徹底を図るために、次のような取り組みを行っています。①定例会議において、行動規範の何項目かづつを説明・意見交換し、皆の脳裏に焼き付くようにしています。

②新規受注工事の説明時に、関連する行動規範に基づいた注意事項を伝えるようにしています。

-2-

・ 我が社は、社員やその家族など、係わる全ての方達の希望と勇気を育む会社にします。

・ 我が社は、お客様の喜びの心を大切にし、想いの空間に導くよう一緒に考えます。

・ 我が社は、仕事を通して会社も人も成長し、社会や業界から無くてはならない存在になります。

この経営理念を浸透させるために、次のような取り組みを行っています。①経営戦略や経営計画の策定時に、経営理念に基づいた戦略・計画であるか常にチェックし、外れていれば、同理念に沿った戦略・計画となるように修正しています。

②年頭の挨拶や、事業計画の発表・説明時等に、経営理念の精神・内容を必ず伝えるようにしています。

③いろいろな経営判断が求められるときに、必ず経営理念に立ち返って判断するようにしています。

<H29年2月社外研修時>(社員及び専属職人と四国の同業企業訪問)

(1)会社の沿革

期 年 月 出 来 事 知的資産との関係

1970年 7月京都市山科区御陵にて現社長の父親(細井金雄)がインテリアホソイを設立

・下請け時期であったが、大量の受注消化に専念することにより、工事力の基礎が築かれた

1972年 3月 現在の所在地太秦においてショールーム及び事務所を開設

1973年10月 壁装部を増設

1976年 9月 株式会社インテリアホソイ改組 資本金1,000千円

1983年 5月 レベル工法(綿壁・土壁の上からクロス貼り)を開発

1995年11月 資本金を10,000千円に増資 ・カーテンランドリー車の導入後受注を重ねることにより、クリーニングノウハウを身に付けるとともに、元請比率の アップも図られた

1999年11月カーテンランドリー車(※①)導入及び全国 カーテンランドリーチェーン加盟

2000年 3月 京都府下各市町村の指名入札業者となる

2005年 4月 旧法経営革新支援法承認企業となる ・クリーニング業の認可を取得すると共に、本格的に公的施設対象に出張方式カーテンクリーニング業務を展開

2007年 2月 京都府京都市環境登録(グリーン入札)資格業者

2008年 3月2008年 5月

京都市クリーニング所検査確認取得(出張方式カーテンクリーニング)京都府 クリーニング所検査確認取得(出張方式カーテンクリーニング)

2009年 3月 中小企業家同友会入会

第二創業期

2011年 2月2011年 3月2011年 4月

現細井社長が父親より社長を承継クロス事業協会(同業の若手経営者の集まり)メンバーとなる経営理念・行動規範制定

・クロス事業協会・中小企業家同友会等に加入し外部ネットワークの構築に努める・経営理念が制定され、それを経営管理に積極的に活かすことにより、経営理念の浸透が図られた・提案力強化のため、フィッティングカーの導入・外部デザイナーとの連携・インテリア企画室の設置等に取り組む

2012年 8月フィッティングカ―(※②)導入同時にデザイナーとの連携始める

2013年

インテリア企画室の設置新卒の女性社員の採用輸入壁紙の張り方教室開催(3回/年)工務店向けのインテリア提案(D‐pack)事業の開始

2014年 カーテンランドリー車リニューアル

2015年 7月 細井和博(現社長)がクロス事業協会代表理事に就任

2016年 4月2016年 8月

経営理念改定ショールーム(素材スタジオ「インクス・キョウト」)開設

≪今後の予定≫

2017年3月2017年~

インテリア企画要員1名新卒採用予定自社カタログ作成、自社職人育成、自社縫製、フィッティングカー更新

-3-

3.事業概要

※①カーテンランドリー車:車両にカーテンクリーニング設備を一式装備したもので、顧客先でカーテンの取り外し・洗濯・取り付けまでできます。

※②フィッティングカー :車両にカーテンサンプル・カーテン取付道具等一式装備したもので、顧客先でサンプルを仮設しながらオーダーカーテンの商談ができます。

◆京都初!素材スタジオ「インクス・キョウト」2016年8月オープン

もう、小さいサンプルでは分からない!!そんな声に応える為にオープンしました。インクス・キョウトでは、国産や輸入品等の素材をセレクトし、出来る限り大きなサンプルや実物が太陽の下でご覧いただけるように、吹抜けの空間で素材をたっぷり揃えてお待ちしております!!また、見たり触れたりするだけでなく、現場を熟知したプロの女性コーディネーターのアドバイスを受ける事も可能なのです。

3.事業概要

(2)事業内容

-4-

事業名(製品・サービス名)

特徴 主要顧客(現状)とターゲット顧客(将来)

売上比率

①内装工事事業・事業開始時期:創業時より・一般の内装事業主体(フロアー、クロス、一般カーテン)

・工事力が優れている(1級技能士資格保有者施工が多い)・2013年よりトータルインテリア提案サービスを開始

・工務店や建築会社等 60%

②カーテンクリーニング事業・事業開始時期:1999年・カーテンの出張クリーニング事業主体

・カーテンランドリー車を保有している(近畿では当社だけ)・現地で取り外し・クリーニング・乾燥・取り付けまで施工(京都では出張方式は当社だけ.また下請けはほとんどない)

・老人施設・学校・病院等

30%

③インテリア・フィッティング事業・事業開始時期(イ):2012年(ロ):2012年・(イ)カーテンフィッティン

グ事業(ロ)その他事業

・(イ):現地でサンプルを仮設し、専属インテリアデザイナーがアドバイスお客様と一緒に考え提案するスタイル・(ロ):お客様からのいろいろな要望に対応例えば、リフォーム工事・エクステリア工事

・(イ):個人顧客・(ロ):個人顧客

10%

<②リニューアルされたカーテンランドリー車>

<①工務店向インテリア提案会議の様子>

<③お客様宅でカーテンフィッティングの様子>

<②病院向のサイン工事:左及び上>

<③ホテル日航プリンセス京都の客室インテリアの提案・施工>

<①カーテン工事><①床工事><①クロス工事>

3.事業概要

(3)インテリア・フィッティング事業

-5-

当社は壁紙とカーテンのコーデネイトに注力しています。お客様の壁紙に合わせて(もちろん壁紙のリニューアルにも対応いたします)、カーテンをフィッティングさせるため次のような「カーテンフィッティング事業」を行っています。内装事業を長年営んできまして、カーテンや窓廻りの新調やリニューアルにおいて、お客様がなかなか思い通りのカーテンや窓廻りにならないという声を多々聞いて来ました。何故そのような声が多いのかその要因を調べてみますと、次のようなことが言えるようです(当社推測)。・住宅新設にあたって、カーテン類は施工建設会社自身でなく、建設会社の関係内装業者又は一式見積り外で施主様自身で選定した内装業者等の施工が多いようです。その場合インテリアデザイナーは関与していないことが多いため、全体的なコーディネイトが不十分である。・窓廻りのリニューアルにおいても同じようなことが言えるようです。つまり、内装業者が全体のリニューアルを担当しても、インテリアデザイナーの関与はほとんどない。

【当社のカーテンフィッティング事業のビジネスモデル】①Fitting Carを新規導入し、同車にはカーテン見本・カタログ・カーテン仮設工具等を積載

②同車でお客様宅を訪問時は、インテリアデザイナーとカーテン取付経験の豊富な技術者が同乗

③同車でお客様宅を訪問時に、お客様の要望をお聞きし、その場でカーテンコーディネイトの提案(カーテンの仮設等を行い、お客様はその場で確認可能です)

④お客様が納得頂ければお見積り提出⑤契約頂ければ施工

サンプル生地を実際の窓廻りに充ててみて、雰囲気を見てもらいます

当事業を始めまして、まだ4年余と僅かですがお客様には、「迅速・スムーズに思い通りの窓廻りになった!」と大変喜ばれています。既にかなり施工実績も上がっています。HPも開設していますので一度検索してみてください。当社では、インテリアデザイナーを社内で育成中です。詳細は下記のURLで検索してみてください。

http://www.inxhosoi.co.jp

< Fitting Car >

(4)高付加価値化への取組み(D-packシステムの活用)当社では高付加価値化への取り組みとして、D‐packシステムを構築し、積極的活用を図っています。

D-packとは、design・decoration・directionの頭文字のDと、それらをまとめさらに施工までpackして行うビジネスモデルの事です。従来は壁紙を決める際、建築業者がカタログをお施主様に渡して、お施主様に決めてもらうという決め方がほとんどで、お施主様はそのような経験(カタログから壁紙を決めるという)がほとんどなく、なかなか

満足のいく壁紙を選定することができなかったというのが実態でした。

そのようなお客様の悩みに対処すべく当社ではD-packシステムを考案構築しました。同システムの概要は次の通りです。1)建築業者に替わり当社がお施主様に提案する。2)カタログを渡すのではなく、お施主様に素材スタジオ「インクス・キョウト」に来て頂き、大きな多くの実物見本を見て頂きながらカーテン等の他の内装との釣合い・マッチングについて当社の資格を持ったコーデネーターが助言・提案をする。つまりトータルコーディネイト提案をするのです。

これによりお施主様の満足は勿論のこと、建築業者は内装仕様選定の悩みから解放され、当社は高付加価値の内装をトータルで提供できるという、各ステークホルダーにとって満足のいくシステムであると確信しています。

得意先のモデルハウスのコーディネートをさせて頂きました

3.事業概要

(5)素材スタジオ「inx-KYOTO」とは?

①開設の理由長年に渡りこの仕事をしている中で、素材選びをお客様まかせにしている事にずっと疑問を持っておりました。サッシや床や建具、キッチンやお風呂、照明やトイレ洗面台等、全てショールームなどに同行したりしてお客様と一緒に決めるのに、最後にいよいよインテリアの大部分を占める壁紙を決める時だけ、なぜか見本帳をお客様にドーンとお渡しして、お客様自身が決めている。小さい見本でよく分からない状況の中納期が迫り、しかたなくもうこれでいいや的な感じでお客様自身が決める。その後、仕上がりを見て「あ~、思っていたのと少し違ったけど、自分で決めたし文句言えない。しょうがないや…」こういう状況を私達内装業者で解決したいと思っていたのです!

②独自性大阪に行けばメーカーのショールームはあり、そのメーカーのものに限定されますが素材は見たり触れたりする事はできます。そしてそこには女性アドバイザーもおられます。しかし、当社と決定的に違うのは現場を熟知したスタッフがおりません。当社には、現場を熟知し資格も併せ持つ女性コーディネーターが在籍しております。しかも、素材はメーカーに限定されず多くのメーカーから当社が厳選した素材に触れる事が出来るのです。

③活用法床材や建具、キッチンや照明器具など決定後、図面やイメージできる写真などをお持ち頂きます。お持ち頂いた資料を元に、現場を熟知している当社のコーディネーターがしっかりヒアリングさせて頂 き、大きな現物サンプルを見ながらお客様と一緒に決めていきます。通常であれば、約2時間程で全て決まります。しっかりした打合せをするために、完全予約制となっておりますので、事前にお電話等でご予約下さい。☎075-881-2831

-6-

一般的的なビニールクロスのサンプルから、輸入壁紙まで豊富に揃えています。

大きな現物サンプルを見ながら、現場を熟知した女性コーディネーターが助言します。

4.現在の市場環境に対する当社見解と今後の方向性

-7-

以下の内装工事業界の現状と今後の対策・方向性は、当報告書作成者の個人的見解です。

(1)内装工事業界の現状これまでの内装業は、高度経済成長の中、それまでにあった内装仕上げ材よりも安くて早いという理由のみで市場が広がってきました。また、素材に関しても昔は和紙や織物が主でありましたが、さらに安くて加工しやすいビニール素材の物が出回るようになり、いつの間にか装飾性が薄れ建材化され、空間を彩るというよりも下地を隠すものになっていってしまい現在に至っております。

これからは、建材ではなく装飾品として扱い、業者から言われるままの仕事をするのではなく、なぜこの商材なのか?もっと他にマッチするものはないのか?など常に疑問を持ち追及し続けていかなければならないと思います。また、従来のように物量や売上金額で測るのではなく、顧客との打合せをストーリーと考え、モノではなく事を売ると考える事が大切だと思います。要するに、内装工事業をサービス業と考え、金額だけではなくトータルで顧客に喜んで頂くには何が必要か考え、常にサービスを向上させていく事で「価値」が変わると考えております。そして、こういった取り組みを業界全体で行い、そこに将来を担う若手を採用し新らしい「価値」を一緒に作る事が出来れば、必ず将来は若者が憧れる職業になると確信しております。

(2)今後の対策・方向性

今後の内装のビジネスモデルとして、現物に触れて頂きながらお客様の本当の想いを掘り起こし提案させて頂きます。想いの空間を実現すべく、新設しました inx KYOTO でその取り組みを始めています。

5.これまでの事業展開

(1)過去の経営戦略

【創業期】

仕事は大量にあったので、考える事はいかに早くするかのみであった。

【成長期】

下請け仕事と元請け仕事のいいとこ取りであった。価格が崩れつつあったがそれをカバー出来る量があった。事業のもう一つの柱を育成しようと、カーテンクリーニング事業に参入した。同事業で差別化を

図るべく、出張方式のカーテンクリーニングを行うため、カーテンランドリー車を購入した。

【成熟期】

顧客層の拡大を目指した。そのために、京都府及び府下各市における指名入札業者資格を取得していった。現在はその

範囲を滋賀県や北大阪地区まで拡げるべく努めています。

工務店やゼネコンからの下請け工事の受注拡大

工務店やゼネコンの下請け+カーテンクリーニング

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地方自治体からの工事受注拡大そのために、府・市の指名入札業者資格取得

創業期

下請け工事の受注拡大

成長期

プラス・カーテンクリーニ

ング

成熟期

地方自治体からの受注拡大

第二創業期

高付加価値化を目指し提案力向上

【第二創業期】

お客様にまず期待を持って頂き、常にそれを上回る内装空間を提供することにより、喜びを持って頂くようにしたいと思います。そのためデザイン性に富んだ提案力を磨き、 inx KYOTOを活用しながら高付加価値の実現に取り組んでいます。また高付加価値な提案力・施工力を身に着けるため、人材の育成にも取り組みます。(インテリア企画要員や内装の自社職人・カーテンの自社縫製要員等)

提案力・工事力の向上さらに高付加価値を実現するための人材育成

5.これまでの事業展開

(2)お客様やステークホルダーの方々の評価 【アンケートの実施】

-9-

当社はこれまで社会情勢や自社の経営資源等を勘案しながら経営のかじ取りをしてきました。またお客様やステークホルダーの方々の要望や評価もできる限り汲み取り、経営に反映させてきたつもりです。

素材スタジオ「インクス・キョウト」の開設を機に、これらの方々の要望や評価を直接聞き、今後の経営に活かしたくアンケートを実施しました。

①アンケート内容と回収状況

③集計・分析結果とそれを活かした今後の方向性・取組

◆内装関係・対応…概ね良好だが一部で多忙な為レスポンスの悪さを感じる方いらっしゃるので、例えば営業を

増員するなどの対応を考えていく。・施工… こちらも今のところ問題ないが、品質や対応などの統一化、あるいはレベルアップを図るため

に、正社員の職人を育てる。・費用…若干高めの印象を持たれているが、単価を下げるのではなく、対応や施工をもっとレベルアップ

させ、今のままの単価でも高いと思われないサービスを行う。さらに資格を取得するなど価値を上げていく。

・今後…単価を下げるのではなく、アンケートで要望のある提案力を上げ価値を上げる事により割高感を 無くしていく。

→この結果を踏まえ、当社では「提案力の見える化」を図り、同業他社と差を付ける事とします。商品名は「D-pack」。

アンケートは、主に内装関係とカーテンクリーニング関係についてお客様の評価・認知度をお聞きしました。

項目としては内装関係は、対応・施工・費用・今後等についてお聞きしました。カーテンクリーニング関係では出張式カーテンクリーニングの認知度・当社情報誌やHPの認知度等についてお聞きしました。

回収状況は、内装関係11件、カーテンクリーニング関係9件でした。

<内装関係アンケート> <カーテンクリーニング関係アンケート>

②集計結果・分析内装・・・・・・・・・・・・・・・・対応と施工は概ね良好。

費用は3(普通)が多い。今後についての要望は、安さと提案の大きく二つに分かれた。

カーテンクリーニング・・・HPの認知度が意外に低い。 HOTの認知度も残念ながら低い。出張クリーニングの認知度は高い。舞台幕メンテナンスの認知度は低い。

◆カーテンクリーニング関係→HOTが思いのほか認知度が低かったので、もう少し分かりやすいDMやチラシにデザインを変更する。部数も、ただ単に大量に送るのではなく、しっかりターゲットを絞り、送った後に後追い営業をかけます。また、アンケートについては今後も継続的に行う事で施設様側へ印象付け、アナログ式ではあるが確実に認知度を上げる活動を、年間通して行っていきます。さらに、舞台幕メンテについては市場の拡大は見込めないが、同業他社が高齢の為に廃業するところが出始めているので、施工体制をしっかり作る事が急務と考えております。

6.自社の強み・優位性(知的資産)

-10-

従業員が退職時に一緒に持ち出す資産

例) イノベーション能力、想像力、ノウハウ、経験、柔軟性、学習能力、モチベーション等

構造資産 従業員の退職時に企業内に残留する資産

例) 組織の柔軟性、データベース、文化、システム、手続き、文書サービス等

関係資産 企業の対外的関係に付随したすべての資産

例) イメージ、顧客ロイヤリティ、顧客満足度、供給業者との関係、金融機関への交渉力等

人的資産

知的資産の3分類

お客様に喜びを感じて頂ける想いの空間の実現

((顧客提供価値及び経営理念の実現)

高品質施工

(4)多様なネットワーク

(2)優れた工事力

専属職人及び室内装飾技能士会所属の職人に

発注依頼

創業以来46年間の施工実績により蓄積された工事ノウハウ

当社は創業以来46年余となります。その間内装工事一筋に“お客様に喜びを感じて頂ける想いの空間”つくりに専念してきました。その過程で次のフロー図で で示します主な5項目の強み・競争優位性(知的資産 一部物的資産)が蓄積されてきました。これらは互いに連携しながら、高品質施工という成果を生み、顧客価値提供及び経営理念の実現に結び付いてきました。今後もこの強みをさらに磨くとともに、新たな知的資産を獲得しさらなる競争優位性の確立と顧客提供価値の向上を目指します。5項目の知的資産については次ページで詳述します。また、知的資産の分類については当ページ下部に記載しています。

【知的資産フロー図】

(1)優れた提案力

外部デザイナーとの連携及び

インテリア企画室設置

豊富な提案実績と提案を重視する

社風

(3)経営理念の存在と浸透

新規顧客((獲得)

(5)素材スタジオ「インクス・キョウト」の保有(物的資産)

(3)経営理念の存在と浸透(構造資産)

(1)優れた提案力(人的資産・構造資産)

6.自社の強み・優位性(知的資産)

(4)多様なネットワーク (関係資産)

従業員や外注業者に対し、大きな業務判断時には経営理念に照らして判断することという指導や、日常の会議での唱和・事務所への掲示等により、経営理念が浸透しています。そのことにより、次のような成果が実現しています。・クレームやトラブルが起きて、どうしたら良いか分からない時に、経営理念に立ち戻って考え行動できる。・また、どの社員が対応しても品質が安定する。・社員や職人さんが仕事のやりがいを発見できる。・お客様の喜びや悲しみなどの思いや気持が分かるようになる。

-11-

①クロス事業協会との連携②中小企業家同友会での活動③異業種ネットワーク活動の取り組み

当社では多様なネットワークが築かれ、情報の収集・仕事の融通・ときには新規受注等に結びついています。また、ステークホルダーの方々との意思疎通に常に努めています。主なネットワークとしては次のものがあります。

<当社デザイナー>

(2)優れた工事力(人的資産・構造資産)

①当社では、内装に関する相談や引き合いがあった場合、どのように施工上困難を究めたり特殊な案件であっても、衆知を集め対処法を考案し回答したり施工に結び付けて来ました。それらの経験が多彩なノウハウとなり提案力として蓄積されてきました。また、そのように提案を重視する社風が醸成されています。

②フィッティングカーの導入を機に、女性デザイナーと提携し、インテリア全般にわたっての助言と提案をしてもらっています。当社の女性インテリア企画室員は美術系の学校を卒業した後インテリアの実務を積んだ専門家です。今春にはさらにもう1名女性を採用しました。彼女も美術系の学校で学んだ実績があり今後実務を積み重ねながら若手企画室員として育成する計画です。

①創業以来46年の施工実績より、工事ノウハウが蓄積されています。その中には、カーテンランドリー車やフィッティングカーを活用しての工事ノウハウという独自なノウハウも含まれています。

②当社専務は技能の客観的評価として認定されている1級表装技能士の資格を持ち、かつ室内装飾技能士会に所属しています。施工は専属職人3名が実施しますが、繁忙期には専務を通じてこの技能士会所属職人の方々に工事を依頼しています。3名の専属職人は技量に優れ、ホソイと想いを共有し、経験豊富

で長年の協力関係にあります。

(5)素材スタジオ「インクス・キョウト」の保有(物的資産)

2016年8月素材スタジオ「インクス・キョウト」を開設しました(右の写真は正面外観です)。おそらく業界初と思われる、カーテン生地・壁材・床材・椅子ソファー張り生地等のおおきなサンプルを豊富に揃え、自然光の下でインテリア企画員のアドバイスのもとコーデネイトできるスタジオです。当社の強みを結集した施設であり、お客様満足を提供できると確信しています。

<想いを共有している専属職人3名>

提案力・工事力を高め、付加価値を上げ、本当の顧客の想いを喚起し実現する

7.これからの事業展開

(1)クロスSWOT分析

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強 み 弱 み

<人的資産>①カーテンの専門知識を持った人材が多いかつ特殊カーテンの取付ノウハウを保有している

②内装に関する提案力・工事力を持った人材が多い(①、②とも構造資産でもある)

③カーテンランドリー車を保有している(物的資産)。かつ同車を使用しての作業ノウハ ウが蓄積されている

④フィッティングカーを保有している。(物的資産)。かつ同車を活用しての作業ノウハ ウが蓄積されつつある

<構造資産>⑤経営理念が存在しかつ従業員に浸透している<関係資産>⑥デザイナーとの連携によるデザイン性の向上⑦技量の優れた専属職人がいる。(3名)⑧工務店以外の取引先が多い(対等な関係の取引可)⑨細かいが顧客の数が多い⑩多様なネットワーク(クロス事業協会、中小企業家同友会等)がある

<その他資産等>・・・有形資産他⑪素材スタジオ「インクス・キョウト」の保有

<人的資産>①人材不足

<構造資産>②人材養成不十分(養成システム未整備)

③自社施工能力が小さい。④取扱品目や施工可能工事の種類が少ない

⑤資金力不足(財務基盤不十分)⑥営業力弱い(マニュアル未整備)<関係資産>

機 会強みを活かし、機会をものにする方法(戦略)

<戦略Ⅰ>

①インテリア全般の提案力・工事力とデザイン力を更に高め、好みの多様化と拘りの高いニーズを掘り起こす(②、⑥、⑦×㋑、㋥)

②カーテンランドリー車と同車を使用しての作業ノウハウを活用してカーテンクリーニングに需要を開拓する(③×㋭)

③カーテンの専門知識と高いデザイン力・フィッティングカ―を活用して、好みの多様化・拘りの高いニーズ(オーダーカーテン等)に対応する(①、④、⑥×㋑、㋥)

弱みを克服し、機会を逃さないようにする方法(戦略)

<戦略Ⅲ>

①営業力強化と人材育成を図り、好みの多様化に対応する(②、⑥×㋑)

②人材・営業力不足をHP等の活用で補う(①,③×㋩)

<マクロ環境>㋑好みの多様化(自社が対応出来れば機会となる)㋺エコ意識の高まりにより、リフォーム・リサイクルの需要が増える

㋩インターネットの普及(脅威でもある)

<ミクロ環境>㋥インテリアへの拘り度の高い方のニーズがある

㋭カーテンクリーニングに対するニーズは高い

脅 威強みを活かし、脅威の影響を受けないようにする方法(戦略)<戦略Ⅱ>

①提案力・工事力及び工務店以外の顧客が多い強みを活かし、相見積の少ない分野の受注拡大を目指す。(②、⑧×㋭)

②専門知識・提案力・デザイン力を活かして付加価値のある企画・提案を行い、低価格・相見積路線とは一線を画す(①、②、⑥×㋭、㋬)

弱みを克服し、脅威の影響を受けないようにする方法(戦略)

<戦略Ⅳ>

①採算の合わない仕事及び相見積からは撤退する(⑤×㋭、㋬)

<マクロ環境>㋑顧客の要望が多くなってきている。㋺インターネットの普及(対応出来なければ商機を逃す)<ミクロ環境>㋩異業種からの新規参入(量販店等)㋥大手が小さい仕事まで手を出してきている。(領域の乱れ)

㋭相見積が多い。㋬価格の下落(上記の㋥㋭等より)

【(株)インテリアホソイ クロスSWOT分析 】

外部環境

内部環境

戦略Ⅰ~Ⅳを総合した戦略として、次のように策定する。

7.これからの事業展開

①将来の経営戦略経営理念・経営者の想い及び前頁の経営戦略を総合して、将来の経営戦略を次のようにする。

(1)インテリアの奥深さ・素晴らしさを顧客に知って頂く!(2)提案力・工事力を高め、付加価値を上げ、本当の顧客の想いを喚起し

期待以上の実現を目指す!(3)業界の地位向上に貢献する

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経営理念

SWOT分析よりの経営戦略

社長の想い

【将来の経営戦略】

②将来の経営戦略を実現するための重要成功要因(※)

③重要成功要因を達成するために獲得・補強すべき主な知的資産

(2)将来の経営戦略

・ 我が社は、社員やその家族など、係わる全ての方達の希望と勇気を育む会社にします。

・ 我が社は、お客様の喜びの心を大切にし、想いの空間に導くよう一緒に考えます。

・ 我が社は、仕事を通して会社も人も成長し、社会や業界から無くてはならない存在になります。

提案力・工事力を高め、付加価値を上げ、本当の顧客の想いを喚起し実現する

イ)デザイン力・提案力の向上ロ)高付加価値化への取り組みハ)工事力・施工品質の向上ニ)新規顧客の獲得ホ)設備の拡充へ)素材スタジオ「インクス・キョウト」の有効活用

イ)デザイナーとの連携の強化ロ)トータルインテリア企画力の向上(女性企画担当社員の育成等)及び自社職人の育成・自社縫製

ハ)高付加価値素材取扱いノウハウの取得

二)提案営業マニュアル(D‐pack)の作成及び自社オリジナルカタログの作成

ホ)施工マニュアル(の整備・充実)ヘ)フィッティングーカーの高機能化ト)D‐packシステムの構築・知財化

(※)“重要成功要因”とは、経営戦略を達成する上で重要な影響を与える要因のことで、重点管理項目と言えます。英語の頭文字をとって“CSF”とも言います。

・まずはお客様に期待を持って頂く。・さらにその期待を上回る為に勉強し努力する。

・これを繰り返すことで人・会社・業界が成長する。・そして将来に向かって良い循環を作る事を目指しております。

7.これからの事業展開

(3)KPI(重要業績評価指標):将来の経営目標を達成するためのKPI

KPI現状

(2012年3月時点)将来(2016年度)(2012年3月時点)

達成状況(2017年1月時点)

売上高1,5

(2011年8月期)2,0億(※⓪) (2016年8月期)

2.0億(※⓪)(2016年8月期)

顧客別売上

工務店向・・・・非元請(一般内装事業主体) 1,2億 1,3億 1,2億(※⓪)

施設向・・・元請(カーテンクリーニング事業主体)

0,3億 0,4億 0,6億(※⓪)

個人顧客向・・・元請(オーダーカーテン事業・その他事業主体)

0 0,3億 0,2億(※⓪)

元請比率 20% 50% 40%(※①)

施工マニュアルの作成 ない 作成する 下記参照(※②)

IT利用の受発注・原価管理システム構築 ない 導入する 下記参照(※③)

顧客管理システム構築 ない 構築する 完成

提案営業マニュアルの作成 一部ある 全部完成させる 下記参照(※④)

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(※⓪)売上高・顧客別売上・売上高・顧客別売り上げとも、2012年に立案した5年後(2016年8月期)の計画値をほぼ達成できた。

(※①)元請比率・少し未達であるが、今後は新規開設した素材スタジオ「インクス・キョウト」を有効活用し達成を目指します。

(※②)施工マニュアル・2012年12月より施工職人に聞き取り開始しました。2016年12月現在まだ未完ですが2017年末には完成させる予定。

(※③)IT利用の受発注・原価管理システム・受発注と原価管理を一体化させたシステムを構築し、2017年1月現在テスト運用しながら改善を重ねている状況

(※④)提案営業マニュアル・工務店向けのインテリア提案マニュアル書を現在作成中で、2017年末には完成させる予定。

KPI現状

(2016年8月期)将来

(2021年8月期)

売上高 2.0億 3.0億

事業別売上

内装工事事業・・・・非元請 1,2億 1.5億

カーテンクリーニング事業・・・元請 0,6億 1.0億

インテリアフィッティング事業・・元請 0.2億 0.5億

自社職人育成 現在いない(専属職人だけ) 2名(2021年までに)

カーテン自社縫製 現在行っていない当面は外部縫製企業との

連携強化

ホソイオリジナルカタログ作成 現在ない 2017年末までに初版発行

【第二次5カ年計画】

(1)価値創造ストーリー

8.価値創造ストーリーと知的資産活用マップ

(ヒト)

人的資産

財務

(組織)

構造資産

((顧客・自社外)

関係資産

サービス

製品・

過去 将来現在

・顧客満足を満たす一般内装工事を提供・出張カーテン・クリーニングサービスを提供・フィッティングカーを活用したオーダーカーテン事業

【過去~現在のストーリ】~2016 【現在~将来のストーリ】2016~

・総売上高 :2.0億・個人顧客向売上(オーダーカーテン事業及びその他事業主体) :0.2億(上記数値は全て2016年度:8月期)

・総売上高 :3.0億・個人顧客向売上(オーダーカーテン事業及びその他事業主体) :0,5億(上記数値は全て2021年度:8月期)

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左側が現在保有する知的資産で、それらを活用して提供してきた製品・サービスとその成果としての財務状況を示しています。右側は将来獲得・補強したい知的資産で、それらを活用・連携(既存知的資産と)させて提供したい製品・サービスとその成果としたい財務状況を示しています。

・インテリア企画員1名増員(女性)・窓装飾プランナー資格保有(女性1名)・カーテンランドリー車での作業ノウハウを保有している従業員がいる。・カーテンの専門知識を持った従業員がいる。・フィッティングカーの活用ノウハウを取得した技術者がいる。

・インテリア企画員(女性2名)にインテリアコーディネーター資格を取得させる。(2018年取得目標)・自社職人育成(2名)(2021年目標)

・経営理念・行動規範がある。・経営理念・行動規範が従業員に浸透している。・受発注システム・原価管理システム完成し2014年より運用開始・2016年顧客管理システム完成し運用

開始

・多様なネットワークが構築されている。・小口であるが顧客の数が多い。・インテリアデザイナーとの連携・技量に優れ・想いを共有している専属職人(3名)の存在

・2017年末までに施工マニュアルを作成する。

・D‐packシステムの構築・知財化(2021年完成目標)

・インテリア提案のできる工務店を増やす(現在5軒→2021年度:20軒)・カーテン縫製企業との連携(2021年までに)・インクス京都打ち合わせルームの地域住民への開放(できるだけ早期に)

・提案営業力を向上させ,より顧客満足を満たす一般内装工事を提供(インテリアデイレクションパックサービスを提供)・カーテン・クリーニングを提供している顧客にインテリア全般を提案・デザイン性に富んだインテリアの提供

8.価値創造ストーリーと知的資産活用マップ

(2)知的資産活用マップ

将来獲得すべき知的資産を示す

現在保有する知的資産を示す

【重要成功要因】(①~④)

(1)インテリアの奥深さ・素晴らしさを顧客に知って頂く!

(2)提案力・工事力を高め、付加価値を上げ、本当の顧客の想いを喚起し期待以上の実現を目指す!

(3)業界の地位向上に貢献する

【将来の経営戦略】

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現在保有する知的資産を強化するとともに、不足する知的資産を補充し、それらを連携させ経営戦略達成に結びつける。

<人的資産> <関係資産><構造資産>

④直接受注できる新規顧客

の開拓

女性社員2名育成(デザイン力・提案力・企画力)

ショールーム(inx KYOTO)設置

施工マニュアルの整備・充実

(顧客提供価値)

提案営業マニュアルの作成

窓廻りコーディネイトノウハウの取得

更に連携強化する

カーテンランドリー車及び同ノウハウの保有

(物的資産)

(一部物的資産)

(一部物的資産)多様な

ネットワーク

優れた提案力

経営理念の浸透

みんながワクワクする新しい暮らし

デザイナーとの連携

①デザイン力・提案力の向上

高付加価値素材

取扱いノウハウの取得

②高付加価値化への取り組み

③工事力・施工品質の向上

優れた工事力

D‐packシステムの構築・知財化フィッティングカー

及び同ノウハウの保有

有効活用

自社職人育成(2名)

自社カタログ作成

外部縫製企業との連携

高機能化を図る

9.会社概要

会社名 株式会社 インテリアホソイ

創立 1970年7月

会社所在地

〒616-8135京都市右京区太秦小手角町20-70TEL:075-881-2811FAX:075-881-2815メールアドレス:info@inxhosoi.co.jp

代表取締役 細井 和博

資本金 10百万円

従業員 8名

事業内容室内装飾工事、カーテンの出張クリーニング、オーダーカーテン製作・販売・工事、リフォーム、その他

ホームページ URL:http://www.inxhosoi.co.jp

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<私達スタッフがお伺いします>

【免許・許可取得一覧】

【資格取得一覧】

免許・許可名 内 訳 ・ その他

・内装仕上げ業

・クリーニング所検査確認・ー〃ー・カーテンランドリー車・事業所消防庁登録

京都府知事許可(般ー22)第14796号京都府20乙環境第6号ー2

京都市 右保 第10号特許第3593571号

13551

資格名 取得者数 ・ その他

・一級表装技能士・二級ガラス用フィルム施工技能士・窓装飾プランナー・クリーニング師・インテリアデコレーター・ものづくりマイスター・壁装施工管理者

第08-1-059-0011号 1名13大建2第642号 1名

03-26-1397他 2名

京都府登録第3633号他 3名26-0019他 4名

2016-26-166-1 1名

第00005号他 3名

10.あとがき

(1)知的資産経営とは

知的資産経営とは、従来バランスシートに記載されている資産以外の無形の資産であり、 企業における競争力の源泉である人材、技術、技能、知的財産(特許・ブランドなど)、組織力、経営理念、顧客とのネットワークなど、財務諸表には表れてこない、目に見えにくい経営資源の総称を意味します。よって、「知的資産経営報告書」とは、目に見えにくい経営資源、即ち非財務情報を、債権者、株主、顧客、従業員といったステークホルダー(利害関係者)に対し、「知的資産」を活用した企業価値向上に向けた活動(価値創造戦略)と して目に見える形でわかりやすく伝え、企業の将来性に関する認識の共有化を図ることを目的に作成する書類です。経済産業省から平成17年10月に「知的資産経営の開示ガイドライン」が公表されており、本報告書は原則としてこれに準拠しています。

(2)注意事項

本知的資産経営報告書に掲載しました将来の経営戦略及び事業計画ならびに付帯する事業見込みなどは、全て現在入手可能な情報をもとに、当社の判断にて掲載しています。

そのため、将来にわたり当社の取り巻く経営環境(内部環境及び外部環境)の変化によって、これらの記載内容などを変更すべき必要が生じることもあり、その際には本報告書の内容が将来実施又は実現する内容と異なる可能性もあります。よって、本報告書に掲載した内容や数値などを、当社が将来に亘って保証するものではないことを、十分にご了承願います。

(3)作成者

株式会社 インテリアホソイ

代表取締役 細井 和博

(4)作成支援者

●中小企業支援地域プラットホーム:近畿中小企業専門家相談センター

(代表機関:(株)エフアンドエム)●中小企業診断士: 菊田 倶光

登録 : 中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業登録派遣専門家

(5)お問い合わせ先

株式会社 インテリアホソイ〒616-8135京都市右京区太秦小手角町20-70TEL:075-881-2811FAX:075-881-2815メールアドレス:info@inxhosoi.co.jp

(6)発行

2017年3月

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