水素は、正しく管理すれば安全なエネルギー H2 水 …...川 崎 市...

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TAXI

燃料電池船 水素タンカー水素タンカー

定置式水素ステーション

水素エネルギー供給システム

移動式水素ステーション

燃料電池トラック燃料電池トラック

燃料電池タクシー燃料電池タクシー

産業用燃料電池産業用燃料電池

水素パイプライン水素パイプライン純水素燃料電池純水素燃料電池

風力発電風力発電

太陽光パネル太陽光パネル

燃料電池バイク燃料電池バイク

燃料電池バス

燃料電池自動車(FCV)燃料電池自動車(FCV)

家庭用燃料電池(エネファーム)

水素は、正しく管理すれば安全なエネルギー 燃料電池自動車や水素ステーションなどには、水素を安全に管理するための仕組みがあります。 例えば、燃料電池自動車のタンクの中の水素は、約70MPa(※)ですが、タンクは105MPaの耐圧試験をクリアしています。 また、水素ステーションは、水素が漏れないよう、特別な材料で作った機器で構成されています。さらに、水素は軽いという特性を考慮し、万一水素が拡散した場合でも屋根に傾斜や隙間を設けたり、火気と十分な距離をとるなど、安全のための対策が幾重にも施されています。(※)MPa・・・メガパスカル(圧力の単位)、大気圧は0.1MPa

水素は、災害時にも役立ちます 災害時等に、燃料電池自動車や燃料電池バスを電源にして電気を供給することができます。 1台の燃料電池自動車で一般家庭の1週間程度、1台の燃料電池バスで避難所(体育館等)の2,3日程度の電力供給が可能です。 また、停電対応システムを装備した家庭用燃料電池、定置用燃料電池や車載型燃料電池は、ガスの供給等があれば停電時においても電気を供給することができます。

水素社会の実現に向け、ステップアップします 国が2014年6月に策定した、「水素・燃料電池戦略ロードマップ」では、段階的に、水素社会の実現を目指すとしています。 その後、様々な取組の進展を踏まえ、2016年3月の改訂により、新たな目標設定や具体的な取組が盛り込まれました。

電気

九都県市首脳会議 埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市九都県市首脳会議では、首都圏における広域的な課題の解決に向けて、協調した取組を進めています。

わたしたちの暮らしの様々な場面で水素が安心・安全に活用される「水素社会」の実現に向け九都県市においても普及啓発に取り組んでいます。わたしたちの暮らしの様々な場面で水素が安心・安全に活用される「水素社会」の実現に向け九都県市においても普及啓発に取り組んでいます。

水素社会がやってきた!

水素エネルギーは、多種多様なエネルギー源から作ることができ利用段階で二酸化炭素を排出しない究極のクリーンエネルギーです。エネルギーの安定的な確保や

地球温暖化の原因となるCO2の排出量を抑えることができるなど、

水素エネルギーが普及することによって、様々なメリットがあります。

水素エネルギーは、災害時の電源となる頼もしいエネルギー

水素エネルギーは、太陽光、風力などの自然エネルギーで作れる地球にやさしいエネルギー

水素エネルギーは、家庭や工場、

自動車などで使われる便利なエネルギー

H2

お問い合わせ先

2017.09相模原市印刷広告協同組合印刷このパンフレットは再生紙を使用しています。

埼 玉 県 環境部エコタウン環境課 電話:048-830-3024 Email:a3170@pref.saitama.lg.jp千 葉 県 環境生活部環境政策課 電話:043-223-4705 Email:e-seisaku@mz.pref.chiba.lg.jp東 京 都 環境局地球環境エネルギー部次世代エネルギー推進課 電話:03-5388-3570 Email:S0213205@section.metro.tokyo.jp神 奈 川 県 産業労働局産業部エネルギー課 電話:045-210-4133 Email:fcv2015@pref.kanagawa.jp横 浜 市 温暖化対策統括本部調整課 電話:045-671-2623 Email:on-chosei@city.yokohama.jp川 崎 市 環境局地球環境推進室 電話:044-200-2178 Email:30tisui@city.kawasaki.jp千 葉 市 環境局環境保全部環境保全課温暖化対策室 電話:043-245-5199 Email:kankyohozen.ENP@city.chiba.lg.jpさいたま市 環境局環境共生部環境未来都市推進課 電話:048-829-1329 Email:e-kizuna@city.saitama.lg.jp 相 模 原 市 環境経済局環境共生部環境政策課 電話:042-769-8240 Email:kankyouseisaku@city.sagamihara.kanagawa.jp

フェーズ1

「水素・燃料電池戦略ロードマップ」によるイメージ

フェーズ2 フェーズ3水素発電の本格導入等水素利用の飛躍的拡大 トータルでのCO2フリー

水素供給システムの確立

【現在~】 【2030年頃に実現】 【2040年頃に実現】

▲ エネファームの価格を2020年頃までに80~ 100万円にする▲ FCVの普及台数を2020年までに4万台、2025年までに20万台、2030年までに80万台程度▲ 水素ステーションを2020年度までに160箇所、2025年度までに320箇所 等

▲ 海外での未利用エネ由来水素の製造、輸送・貯蔵の本格化▲ 発電事業用の水素発電の本格導入▲ 海外からの水素価格30円/Nm3を実現

▲ CCS※や国内外の再エネの活用との組み合わせによるCO2フリー水素の製造、輸送・貯蔵の本格化 ※二酸化炭素回収・貯蔵技術

水素の作り方

水素の使われ方

水素がより身近なものになりました 水素は、石油や天然ガス等の化石燃料、化学工場や製鉄所の製造工程から発生した副生ガス、バイオマスで発生したガス、風力、太陽光等の自然エネルギーなど多種多様なエネルギー源から製造できるため、安定した供給が可能です。

 水素と酸素を化学反応させ発生した電気でモーターを回して走る車です。 ガソリン車と比べ、騒音や振動が少ない上、CO2を排出せず、水だけを排出します。 水素を満タンに入れると、ガソリン車並の長距離を走ることが可能です。 水素ステーションで水素を満タンにする時間も約3分と、ガソリン車とほぼ同じです。 燃料電池バスや燃料電池フォークリフトも導入が始まっています。

 燃料電池自動車に水素を供給する施設です。 定置式ステーションや移動式ステーション、更には小型のステーションがあります。 大都市を中心に整備が進んでいます。 日本では、2020年度までに全国に水素ステーションを160箇所程度整備し、2025年度までに320箇所整備することを目標としています。

 水素と酸素を反応させて電気を取り出します。水素と酸素がもつ化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換するため、発電効率が高く、また、発電時に生成されるのは水だけで、地球温暖化の原因となるCO2を排出しません。

 家庭やビル、工場に設置して都市ガスなどから、建物で使う電気と熱を一緒に作るシステムです。 水素を取り出す段階でCO2が発生する場合もありますが、発電する際に発生する熱を利用してお湯を作ったりするため、エネルギー効率が約90%と高く、ガスを燃やさないので、地球温暖化の原因となっているCO2の排出量を大幅に抑えることができます。燃料電池は家庭用と業務・産業用があります。太陽光等の再生可能エネルギーからCO2フリーの水素を製造し、貯蔵し、燃料電池により発電する水素エネルギー供給システムもあり、帰宅困難者の一時滞在施設や駅などに設置されています。

 水素をエネルギーとして利用するには、水素を燃焼させることにより発電する方法や、燃料電池から電気を得る方法があります。いずれの方法も、利用段階で地球温暖化の原因となるCO2を排出しないため、環境負荷低減等に大きく貢献するクリーンエネルギーとして期待されています。 また、風力や太陽光といった再生可能エネルギーによる電気を、水の電気分解に利用して水素へ変換し、貯蔵・利用する技術開発も進められています。

H2水素

+化石燃料

石油、石炭、天然ガス

触媒

水蒸気改質法、部分酸化法、自己熱改質法などがある

バイオマスバイオマス→メタンガスなど +メタンガス

など触媒

自然エネルギー太陽光、風力など→電気 +水

水の電気分解

電気

工業プロセスの副産物コークス炉ガスなど →

副生ガス(水素が多く含まれているガス)

精製

風力発電により製造した低炭素な水素を燃料電池フォークリフトへ供給する実証が行われています。

 水素は、従来から化粧品や洗剤の原料として使用されるなど、私たちの身近にあります。また、石油コンビナートや製鉄所などで工業用にも大量に使用されています。 その水素から電気や熱を生み出すことができる燃料電池は、技術開発が進み、既に普及が始まっている家庭用燃料電池(エネファーム)や燃料電池自動車をはじめ、燃料電池バスや燃料電池フォークリフト、業務・産業用燃料電池の導入が始まっており、今後も様々な用途での普及が期待されています。

小型の水素ステーション

駅に設置された水素エネルギー供給システム

水化学反応

ガス

+

水素

酸素空気中の酸素と

ガスから水素を取り出す

全自動風呂など照明など

電気 熱

家庭での燃料電池の活用の流れ

+極-極

燃料極

空気極

H2O

H2

O2-

O2-

e- e-

O2

➡➡

燃料電池フォークリフト

定置式水素ステーション※

移動式水素ステーション※

※写真:JXTGエネルギー株式会社提供

家庭用燃料電池(エネファーム)

業務・産業用燃料電池

燃料電池自動車(FCV)

水素ステーション

燃料電池の仕組み

水素の製造方法

定置用燃料電池

水素製造装置簡易水素充填車

燃料電池フォークリフト

SOFC型の例

燃料電池バス

燃料電池自動車

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