瑞浪市立瑞浪北中学校 - Toto Ltd.外観 「見える化」の工夫 2F男子トイレ...

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外観 「見える化」の工夫 2F男子トイレ 小便器コーナー 3F廊下 手洗いコーナー

瑞浪市立瑞浪北中学校

東側外観。3棟の校舎を雁行させて配置することで、光・風などの自然エネルギーを最大限活用するとともに、奥行きのある見通しの良いアプローチとなっている。外壁には瑞浪市で焼いたタイルが貼られている。

校舎下全体に地中熱利用を図るクールヒートトレンチという空気の道を設置。環境情報が得られるエコモニターなど、学校施設を環境教育に生かせるよう、「見える化」している。

きれい除菌水搭載・掃除口付きタイプの自動洗浄小便器を採用。長時間使用されない時間帯は「きれい除菌水」がトラップを満たして、菌の発生を抑制。また、便器を取り外すことなく配水管の掃除が可能。

トイレ前の手洗コーナー。一番右側は、バケツの水などを流しやすいように、あふれ面を低くしている。

1F相談室横トイレ入口 1F相談室横女子トイレ 大便器ブース 1F地域開放ゾーン 多機能トイレ 1F地域開放ゾーン トイレ図面

通常の昇降口とは別の場所に出入口を設け、相談室の利用などでほかの生徒に会いたくない場合など、ここから校舎に入ることができる。

男女トイレとも、最奥のブースはスペースを広くとり、隣接する特別支援教室の生徒も使用できるように配慮している。ウォシュレットには、乾電池交換や電源不要のエコリモコンを採用している。

地域開放や避難所として利用される際の対策として、さまざまな身体状況の方を受け入れられるよう、校舎1Fの「地域開放ゾーン」に多機能トイレを設置。オストメイト対応トイレパックを配置している。

1F「地域開放ゾーン」にあるトイレにのみ、男女トイレのほか多機能トイレを設置している。

2Fトイレ入口 2F男子トイレ 洗面コーナー・大便器ブース 建築概要

<建物の特徴>

水まわりの特長

打放しコンクリートと岐阜県産ヒノキ合板の壁材を組み合わせた、温かい雰囲気 内装 トイ サイ はトイ 内 と誘導するピクトデザイ し る

地元産のタイルをあしらった洗面コーナー。鏡裏の間接照明によりやわらかな雰囲気 空間を演出 また 大便器ブ 内 所 は 型手すりを設置し

瑞浪市立瑞浪北中学校

瑞浪市土岐町973

瑞浪市

株式会社 日建設計

岐建・中島・青協 特定建設工事共同企業体

2018年12月

名 称

所 在 地

施 主

設 計 監 理

施 工

竣 工 年 月 瑞浪市のタイルなどを使い、落ち着きのある空間でありながら、自然光を取り込んだ明るいトイレ空間。スーパーエコスクールにおける設備として、節水型大便器や超節水型小便器、自動水栓を採用している。さらに、多機能トイレ、職員用トイレ、相談室には、電源不要のエコリモコンを搭載したウォシュレットPSを採用するなど、極力環境負荷の少ない設備選定をしている。

<トイレの特長>

「瑞浪北中学校」は、 2019年4月に瑞陵中学校・日吉中学校・釜戸中学校3校を統合して新設された市立中学校。旧瑞陵中学校に隣接する、市街地を見下ろす山の斜面に、自然の傾斜を生かして建設された。文部科学省の環境を考慮した学校施設(スーパーエコスクール)実証事業に認証され、自然の光や風、熱を最大限利用する構造など、消費エネルギーを実質ゼロにするためのさまざまな仕組みを備え、省エネルギー性能の最高ランクを達成。新築で開校したスーパーエコスクールとしては全国初となる。瑞浪市や岐阜県産の木材をふんだんに用いた内装で、快適で温かみのある学習環境を整備。南棟、東棟、北棟の3棟で構成され、地域開放を行う屋内運動場と

音楽室、調理室は北棟に集約し、扉一枚で管理できるようにするなど、ゾーニング計画にも配慮がなされている。

<建物の特徴>

気の内装。トイレサインはトイレ内へと誘導するピクトデザインにしている。 雰囲気の空間を演出。また、大便器ブースの内1ヶ所には、L型手すりを設置している。

2019.06 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2019 All Rights Reserved 29372

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