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第7回 渡良瀬遊水地エリア エコロジカル・ネットワーク推進協議会渡良瀬遊水地エリア検討部会
Ⅰ 渡良瀬遊水地エリア エコロジカル・ネットワーク形成アクションプラン(令和元年5月10日決定)実践状況報告
①プロジェクト1:渡良瀬遊水地エリア エコネット拠点100選作成と広報 ・・・・・・・・・・・P 1
②プロジェクト2:エコツーリズム ・・・・・・・・・・・P 4③プロジェクト3:田んぼの生き物調査 ・・・・・・・・・・・P15④関連性のある既存組織との連携 ・・・・・・・・・・・P18
Ⅱ 渡良瀬遊水地エリア エコロジカル・ネットワーク形成アクションプラン決定(令和元年5月10日)後の新規取り組み
①渡良瀬遊水地第2調節池内水系ネットワークの構築 ・・・・・・・・・・P19
②人為攪乱型実験池直営管理の試行 ・・・・・・・・・・P22③渡良瀬遊水地エリアにおけるコウノトリの自然繁殖に向けた勉強会の開催 ・・・・・・・・・・P23
令和元年11月29日(金)於:栃木市藤岡遊水地会館
渡良瀬遊水地エリアエコロジカル・ネットワーク推進協議会渡良瀬遊水地エリア検討部会事務局
写真:令和元年10月13日11時頃撮影
表紙含む24枚
Ⅰ-① プロジェクト1:渡良瀬遊水地エリア エコネット拠点100選作成と広報
1.広報ツール 拠点100選パンフ 2.広報ツール 拠点シート
3.HP特設サイト作成
○渡良瀬遊⽔地エリアエコネット拠点(以下「拠点」という。)を⼀覧にした拠点100選パンフレットを作成。
○各拠点の情報(概要、場所、体験できることなど)を整理した拠点シートを作成。
○拠点100選パンフレットと拠点シートを閲覧できる特設サイトを開設。
・第5回渡良瀬遊⽔地エリア検討部会で10の市町から提⽰された拠点をもとに100選を作成(ただし、今後の⼊れ替えも可)・広報ツールは 拠点100選パンフレットと拠点シートを作成・特設サイトを作成し拠点100選パンプレットに掲載したQRコードから閲覧可能とした。
バナー作成→
P1
拠点100パンフQRコードのリンク先
P2
「渡良瀬遊水地エリア エコロジカル・ネットワーク形成アクションプラン(以下「アクションプラン」という。)における「プロジェクト1」に関する事項の達成状況
<達成状況>「広報ツール」として「渡良瀬遊水地エコネット拠点100選」を令和元年9月末に完成し、11月10日(日)に開催した「エコツーリズム」で配布を開始したが、「スタンプ(シール)ラリーシート」としての作成には至らなかった(原因:配布拠点の調整を完了することが出来なかった。)また、「主要拠点小型パンフ」の作成には至らなかった(原因:配布拠点の調整を完了することが出来なかった。)
<令和2年度末を目標年次とする「アクションプラン」における「プロジェクト1」への今後の対応(案)>
①「渡良瀬遊水地エコネット拠点100選」を「スタンプ(シール)ラリーシート」に改良(「拠点100選ギャリー」のページを「スタンプ(シール)ラリーシート」に改良)した上で、配布拠点を10市町と調整し、決定する。
②主要拠点小型パンフ(各拠点の詳細情報を掲載した特設サイトへのQRコード入り:訪れないと貰えない)は、上記①で調整のうえ決定した配布拠点について作成する。
③「渡良瀬遊水池地域活性化支援マスター(仮称)」については、上記①及び②の作業が概ね完了した後、具体的な手続きに着手する。
P3
Ⅰ-② プロジェクト2:エコツーリズム
P4
申込者は23名(20代〜70代)でした。
P5
P6
栗橋駅集合状況08:50
栗橋駅出発 09:00 第2調節池到着 09:30 地引き網体験 09:40
全員が集合時間08:50までに滞りなく集合。予定時間とおりに栗橋駅を出発
松原大橋たもとの工事用ゲートから、思川堤防天端を走行することで、大型バスも、第2調節池内に無理なくアクセス
20人以上が参加すれば、「地引き網」無理なく実施可能。ただし、残念ながら成果は小魚4匹
P7
渡良瀬遊⽔地第2調節池内への⼤型バスのアクセス性
P8
投網体験 09:50
ほぼ、全員が「投網」を体験。「胴長」は、4着準備し、「投網」は、同時に2名ずつ実施。2名が「投網中」の間に、次の2名が「胴長」を装着し、準備することで、無駄な時間を最小限にするように工夫した。
P9
ミニよしず作り体験 10:50
「ミニよしず作り体験」は、一度に12名程度が体験可能。よって、参加者を2組に分けて、「館内見学・渡良瀬遊水地機能説明」と「ミニよしず作り体験」を交互に実施した。
P10
昼食と雷電神社見学 12:20
「ナマズ天」を食した後に雷電神社で「なまずさん」詣
「道の駅きたかわべ」お買い物 と「平地三県境」 13:40
食後の散歩を兼ねて「平地三県境」、見学。その後、「道の駅きたかわべ」で、お買い物タイム(「五家宝」、「「北川辺の米」、「北川辺の野菜」、「ゆず味噌」、「かき餅」、「鮒の甘露煮」、「焙じ茶」、「メロンパン」、「カレーパン」、「煎餅」、「饅頭」、「アイス」etc.総額約45,000円のお買い上げ)
P11
渡良瀬貯水池機場見学(立入禁止ゾーン見学 お絵かき・ドロン空撮付き)14:30
「渡良瀬貯水池機場」を見学。「渡良瀬貯水池」の機能を説明。「渡良瀬貯水池流入堤」を見学。ドローンで撮影した「お絵かき集合写真」は、即時プリントし、参加全員に記念品としてお渡しした。
P12
野木煉瓦釜15:40
「レンガ粘土ペーパーウエイト作り体験」は、一度に12名程度が体験可能。よって、参加者を2組に分けて、「煉瓦釜見学」と「レンガ粘土ペーパーウエイト作り体験」を交互に実施した。
P13
「渡良瀬遊水地エリア エコロジカル・ネットワーク形成アクションプラン(以下「アクションプラン」という。)における「プロジェクト2」に関する事項の達成状況
<達成状況>令和元年11月10日(日)にツアー会社とコラボした有償ツアー(日帰り:おさかなワイワイ体験付き)を開催したが、滞在型として実施するまでには至らなかった(原因:初めて有償ツアーということで、ツアー会社も集客の確たる自信が持てず1泊2日ツアーにまで踏み切れなかった)
<令和2年度末を目標年次とする「アクションプラン」における「プロジェクト2」への今後の対応(案)>
①令和2年3月に「ヨシ焼き火入れ」を「メインイベント」とする「1泊2日ツアー」の企画を「ツアー会社」と調整に着手する。(「火入れ安全講習」を初日、2日目に「火入れ」とし、「火入れ箇所」は、「ヨシ原浄化施設」とする。)
②令和元年11月10日実施のツアーでは、訪れることが出来なかった「古河市、境町、五霞町及び久喜市」の拠点を盛り込み「エコロジカル・ネットワーク推進の原動力である「10市町」が漏れなく、「賑わいのある地域振興・経済活性化」という果実を得られるよう配慮と工夫をする。
③令和元年11月10日実施のツアーに「ツアーガイド視察」として別途、無償参加して頂いた「ラムサール条約登録湿地小山市渡良瀬遊水地エコツーリズム・ガイド協会 門馬代表」の協力を得て、宿泊には体験型イベントとして「農泊」も組み込めるよう調整する。
P14
Ⅰ-③ プロジェクト3:田んぼの生き物調査
2019.7.22 栃⽊市
2019.7.22 板倉町
2019.7.17 加須市
2019.8.9 境町
2019.7.17 結城市
2019.7.18 野⽊町
2019.7.18 古河市
2019.7.18 五霞町
1.実施状況7⽉10⽇から8⽉9⽇までの期間で4⽇間8市町のべ80名が参加して実施調査⽅法はコウノトリ⽣息環境の関東統⼀調査⽅法により実施した。※⼩⼭市は既存の事業での調査を引⽤※久喜市はふゆ⽔⽥んぼで1⽉に予定していたが所有者の都合により今年度は実施しない。
・アクションプラン決定後各市町が各々1箇所調査箇所推薦し、事務局と市町職員で調査実施。・関東エコロジカル・ネットワーク推進協議会で検討された関東統⼀調査⼿法を⽤いて実施。
P15
⽥⾯(境町の⽔⽥)
あぜ(野⽊町のあぜ③)
⽔路(加須市の⽔路)
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
小山市 栃木市 野木町 古河市 五霞町 境町 結城市 板倉町 加須市
水田の餌生物量
田面 あぜ 水路
2.調査結果各調査地点の単位⾯積あたりの餌⽣物量を算出し、コウノトリ既存性
⽣息地における餌⽣物量との⽐較を⾏ったコウノトリの餌⽣物となる⽣きものについては、体⻑から体重を換算する式が整備されている(⼀部の種を除く)。その換算式を⽤いて、各調査地点における餌⽣物量を算出した。
体⻑-体重換算式の例①タモロコW=0.00004×L2.6583
②トウキョウダルマガエルW=0.3052×L0.8478
L:体⻑(単位:mm)W:体重(単位:g)
3.今年度のまとめ
※五霞町の調査地点(ごかみずべ公園のため池)は、池沼の環境に近いため、参考値
今年度の調査では既存⽣息地よりも多く餌⽣物の⽣息する箇所も⾒られた。
【餌⽣物量が多かった場所の状況】
(kg/a)
既存⽣息地の餌⽣物量(H16年夏 兵庫県豊岡市)
⾃治体名 調査実施⽇ ⽔⽥全景 採捕した⽣物 個体数の多かった⽣物 単位⾯積あたり重量(kg/a)
⼩⼭市 令和元年7⽉13⽇
⽥⾯
あぜ
⽔路 ドジョウアメリカザリガニ 0.256
栃⽊市 令和元年7⽉22⽇
⽥⾯ タニシ類の⼀種ミナミメダカ 0.301
あぜ ヌマガエルアマガエル 0.060
⽔路 ヌマガエルトウキョウダルマガエル 0.453
野⽊町 令和元年7⽉18⽇
⽥⾯ ガムシ類の⼀種ドジョウ 0.340
あぜ トウキョウダルマガエルヌマガエル 0.637
⽔路 ドジョウタモロコ 0.207
古河市 令和元年7⽉18⽇
⽥⾯ ウシガエル(幼⽣)ガムシ類の⼀種 0.476
あぜ トウキョウダルマガエルヌマガエル 0.257
⽔路 トウキョウダルマガエルドジョウ 2.058
五霞町 令和元年7⽉18⽇
⽥⾯ ウシガエル(幼⽣)タモロコ 4.885
あぜ ショウリョウバッタヌマガエル 0.064
⽔路 (調査未実施)
境町 令和元年8⽉9⽇
⽥⾯ ヒメタニシマルタニシ 0.760
あぜ イナゴヌマガエル 0.023
⽔路 ミナミメダカウシガエル(幼⽣) 0.203
結城市 令和元年7⽉17⽇
⽥⾯ ドジョウヌマエビ類の⼀種 0.097
あぜ コオロギ類の⼀種アマガエル 0.014
⽔路 アメリカザリガニヌマエビ 2.342
板倉町 令和元年7⽉22⽇
⽥⾯ タニシ類の⼀種ギンブナ 0.449
あぜ ヌマガエルアマガエル 0.046
⽔路 タニシ類の⼀種アメリカザリガニ 0.339
加須市 令和元年7⽉17⽇
⽥⾯ ヌマガエル(幼⽣)アマガエル 0.277
あぜ ヌマガエル(幼⽣)オンブバッタ 0.168
⽔路 タニシ類の⼀種ドジョウ 2.550
水路の泥上げや農薬使用量の低減が実施されている水田
あぜの両側に水が湛水している、被度50%草丈20cm程度のあぜ 無農薬の水田に隣接する
水深20cm程度の水路
P16
「渡良瀬遊水地エリア エコロジカル・ネットワーク形成アクションプラン(以下「アクションプラン」という。)における「プロジェクト3」に関する事項の達成状況
<達成状況>
昨年度、加須市内のみで実施した「田んぼの生き物調査」を令和元年7月から8月にかけて、9市町(久喜市は「ふゆ水田んぼ」で1月に実施を予定していたが所有者の都合により今年度は実施しない。)で、関東統一調査手法により実施。ただし、事務局と市町職員の直営により実施したため、HPや市町報を用いた参加者募集は実施できなかった。(実施日決定から実施日までの期間が短く、市町広報への掲載手続きが間に合わなかった)また、農政部局の既存調査に参加している子供達の参加募集もできなかった。(実施日決定から実施日までの期間が短く、調整が間に合わなかった)
<令和2年度末を目標年次とする「アクションプラン」における「プロジェクト3」への今後の対応(案)>
①調査実施日の決定を令和元年度末とすることで、令和2年度調査においては、HPや市町報を用いた参加者募集を行えるよう調整を実施する。
②調査実施日の決定を令和元年度末とすることで、令和2年度調査においては、農政部局の既存調査に参加している子供達の参加募集を行えるよう調整を実施する。
③調査実施日の決定を令和元年度末とすることで、令和2年度に実施する「エコツーリズム」に体験型のツールとして、「田んぼの生き物調査」を組み込むことを検討する。
P17
Ⅰ-④ 関連性のある既存組織との連携
「渡良瀬遊水地エリア エコロジカル・ネットワーク形成アクションプラン(以下「アクションプラン」という。)における「関連性のある既存組織との連携」に関する事項の達成状況
関連性のある既存組織との連携
「検討部会」の取り組みは、関連性のある既存の組織との連携によって、シナジー効果が期待できる。
① 「渡良瀬遊水地保全・利活用協議会」渡良瀬遊水地のラムサール条約登録を踏まえ、「湿地の保全」、「湿地の賢明な利用」を図るため、治水機能の向上と継続的な自然環境の保
全及び様々な利活用の促進に関し、関係機関及び周辺の住民等が十分に協議を行うことを目的としている。
②「渡良瀬遊水地湿地保全・再生検討委員会」渡良瀬遊水地の湿地環境等、自然環境の適切な管理のあり方等を検討することを目的としている。
上記①及び②の組織は、設立の経緯や目的が異なっていることから、各々が独立した組織として機能しているが、本検討部会の目的である「渡良瀬遊水地エリアにおいて、多様な主体が協働・連携し、トキやコウノトリなどを指標とした河川(渡良瀬遊水地を含む)及び周辺地域で、多様な生物の生息可能な自然環境の保全・再生方策を推進し、賑わいのある地域振興・経済活性化方策に取り組むとともに、広域連携モデルとしてのエコロジカル・ネットワークの形成による魅力的な地域づくりの実現を円滑に進める。」を実践するためには、「コウノトリを初めとする鳥類」の生息環境の観点からも、今後は積極的に情報の発信を行っていくこととする。
<達成状況>「第12回渡良瀬遊水地湿地保全・再生検討委員会(令和元年9月30日開催)」において「今年度の取り組み(案)」として、「コウノトリの採餌環境
改善のため、与良川と環境学習フィールド(3)を簡易水路で接続することを渡良瀬遊水地エリアエコロジカル・ネットワーク推進協議会において検討中であることを紹介し、委員による現地視察を実施した。
<委員からの意見(一部抜粋)>○現地視察した与良川との接続により生活雑排水が入ってくる池もあることから、水質についてはどういう視点で何をしていくのか考える必要がある。
○与良川の接続は大変興味深く、いい方向に行けば生物相にもいい方向で働くと考える。水位変動が大きい点が気がかりであり、接続後の水位の状況、生物相の状況を確認していって欲しい。
○与良川の連結は、地形等を把握し池の水が逆流してしまわないよう注意すること。
<令和2年度末を目標年次とする「アクションプラン」における「関連性のある既存組織との連携」への今後の対応(案)>
周辺住民も多く参画している「渡良瀬遊水地保全・利活用協議会」との具体的な連携が未だ達成されていない。まず、「アクションプラン」の実践状況を情報発信していく事から着手して、連携効果の発現を図る。 P18
施⼯前(2019.4.16撮影)
Ⅱ-① 渡良瀬遊⽔地第2調節池内⽔系ネットワークの構築1.目的与良川の高水位時に魚類が遡上し、コウノトリの採餌環境が改善されることを目的に、与良川と環境境学習フィールド(3)を簡易水路で接続する。
2.実施内容(令和元年10月3日完成)①与良川と与良川旧河道を接続②与良川旧河道と環境学習フィールド(3)を接続
2019.9.30 施⼯中 渡良瀬遊⽔地湿地保全・再⽣検討委員会視察
①与良川(上流)〜旧河道 接続部
②旧河道〜環境学習フィールド(3) 接続部
施⼯後(2019.10.24撮影 台⾵19号調節後10⽇)
2019.3.7 着⼯前 関東エコロジカル・ネットワーク推進協議会委員視察
①与良川(上流)~旧河道②旧河道~環境学習フィールド(3)
P19
①与良川(上流)〜旧河道 接続部
渡良瀬遊⽔地第2調節池内⽔系ネットワークの構築(新設簡易⽔路の状況)3.新設簡易⽔路 2019.10.24 (台⾵19号襲来後10⽇) 撮影
②旧河道〜環境学習フィールド3 接続部 ⽔⾯はつながっている
水の流れ(池の水位が高いため逆流している。)
2019.10.30撮影
P20
渡良瀬遊⽔地第2調節池⽔系ネットワークの構築(事前 餌⽣物量調査)1.調査内容
図 調査実施個所の位置
表 投網により採捕された餌生物量の単位面積あたり重量(単位:kg/a)
⽔系ネットワーク構築前の餌⽣物量を把握するため、渡良瀬第2調節池の各地点の⿂類調査を実施した。
春期1回の調査結果ではあるが、餌⽣物量は与良川本川>与良川旧河道>環境学習フィールド(3)となる傾向があった。簡易⽔路により、これらを接続することで、環境学習フィールド(3)における餌⽣物量が増加を期待できる。今後餌⽣物量は変化についてモニタリングを実施する。
調査実施⽇および調査実施位置は以下の通り。
2.結果春季調査についてとりまとめ、餌⽣物量はkg/aを算出した。
図 投網により採捕された餌生物量の単位面積あたり重量(単位:kg/a)
大型鳥採餌環境実験地(6月14日) 環境学習フィールド(3)(6月13日) 人為攪乱型実験地(6月11日)
与良川本川(6月11日) 与良川旧河道(6月11日)
●
●
● ●
●
第2調節池
●
⼤型⿃採餌休息環境実験地
与良川本川 与良川旧河道環境学習
フィールド(3)⼈為攪乱型実
験地与良川本川
下流
餌⽣物総重量(g) 119.6 310.8 169.8 82.5 16.3 178.0
単位⾯積あたり餌重量(kg/a) 0.21 0.54 0.30 0.14 0.03 0.31
●
●
● ●
●
第2調節池
●
; 0.1kg/a
参考: (令和元年2月17日)与良川本川下流自然通信社田中利勝氏提供 P21
Ⅱ-② ⼈為攪乱型実験池直営管理の試⾏
2019.5 撮影
3.ガマの穂刈り実施状況
2018.32018.5.162018.夏以降2018.102019.10
掘削完了トラクターで耕起ガマ繁茂⼩⼭市ガマ刈り取り⼩⼭市ガマ刈り取り利根上ガマ刈り取り
1.整備の⽬的(第11回 渡良瀬遊⽔地湿地保全・再⽣検討委員会資料より⼀部抜粋)• ある程度広がりを持った裸地や浅い開放⽔⾯を維持するために、定期的な⼈為撹乱(耕起)が実施可能な実験地を掘削。
• ⽔⽥のように定期的に耕起することで、⽔⾯と低茎草本からなる湿地帯を維持することを⽬標としている。
2.整備後の経過
2018.5 撮影
毎年耕耘することで⽔⾯と低茎草本からなる湿地帯を維持する
2019.10.3 利根上直営ガマの穂刈り実施2019.10.3 利根上直営施ガマ
の穂刈り実施後
2019.10.4 コウノトリ採餌状況
ガマの穂刈りの効果・ガマの穂が刈られた部分は 浅い開放⽔⾯が創出され、ガマの株がある事でコウノトリが⼊れる深さとなった。また、ガマが、餌⽣物の⽣息・隠れ場所となり、餌が豊富にある。
・耕起はしなくても、ガマの地上部を刈ることでコウノトリ等の⿃類の餌場として機能する湿地帯を造成できた。
2019.10.1 ⼩⼭市直営ガマの穂刈り実施
2019.5 撮影
ガマの繁茂
ガマの穂刈り取り位置
2019.10.3 ガマ⽣育状況
2019.10.9 コウノトリ採餌状況
ガマの穂刈りの効果は絶大。「アクションプラン」に検討部会メンバー直営の取り組みとして追加を提案する。P22
ガマの繁茂によりトラクターによる耕起不能に陥る。
Ⅱ-③ 渡良瀬遊水地エリアにおけるコウノトリの自然繁殖に向けた勉強会の開催
<当日参加登録団体 *順不同>渡良瀬遊水地エリア エコロジカル・ネットワーク推進協議会渡良瀬遊水地エリア検討部会、わたらせ未来基金、渡良瀬遊水地野鳥観察会、渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団渡良瀬遊水地研究所、思川に思いをはせる会、日本野鳥の会栃木県支部、渡良瀬遊水地関連地域活性化協議会、コウノトリ・トキの舞うふるさと おやま を めざす会、ラムサール湿地ネットわたらせ、小山商工会議所女性経営者会、ふゆみずたんぼ実験田推進協議会、生井っ子プロジェクト、乙女中学校、下生井小学校、乙女小学校、寒川小学校、よつ葉生活協同組合、小山市渡良瀬遊水地エコ・ツーリズム・ガイド協会、栃木市総合政策部遊水地課、小山市総合政策部渡良瀬遊水地ラムサール推進課、野木町総合政策部未来開発課、利根川上流河川事務所 参加者計42名
P23
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