BABYFACE MUSIC 2013-2015

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Support Your Local Act 地域のエンタテインメント文化を支援する

BABYFACE MUSIC

BABYFACE MUSIC 代表取締役 堀 克裕 babyface.hori@gmail.com 090-1734-3087

基本戦略

デジタル/インターネット/ソーシャルシフト 

この3大キーワードに大きく影響される 現在社会において、 

音楽業界がとるべき アーティストMD(マーチャンダイズ)戦略とは 何なのかを述べてみたいと思います

CDが全然売れない、 音楽配信売上が年々シュリンクしていく、 アーティスト育成が上手くいかない、 ライブをやっても集客がままならない、 マスメディアを利用しても響かない 

そんな嘆きや悩みを頻繁に聞くこの頃、 

音楽産業に従事する我々としては、 いったい何をすればいいのでしょうか

その回答を求めるには、 まず次のことを 心の奥底から認識することから 始めなければなりません

世の中が変わった

この当たり前のことを、 誰もが解っていながら 戦略や行動にうまく反映されていないのが、 音楽業界の現状です 

デジタルの波、 インターネットによる情報革命、 人を軸としたソーシャルシフトが 劇的なスピードで押し寄せて来る現代では、 

従来型戦略の延長線上には、 問題解決の方法はありません 

ならば、 従来の方法論が 効かなくなっていまった今、 

どのような戦略で 新しい時代に 向き合っていくべきなのでしょうか? 

Remix All Things

Change The Rule

Innovation

Remix All Things <森羅万象の再編集>

万物を今一度原点に戻って 見つめ直し、 本質を見極め、 意味を再構築

Change The Rule <ルール自体を変える>

既存の価値感に縛られず、 競い合うルールそのものを変える

Innovation <新しい価値の創造>

そして新しい価値や基準による ビジネスモデルを確立

この3つを柱として、 低迷するアーティストMD戦略を再構築し、 

ニュースタンダードに基づいた 市場(ブルーオーシャン)で マーケティング活動を 力強く推進しなければなりません 

ドラッカーが唱える、 「新しい価値の創造」です 

それにあたりもうひとつ、 

今ミュージックビジネスに起こっている 地殻変動を見逃すことはできません 

その地殻変動とは?

音源中心ビジネスから アーティストの パーソナリティ中心ビジネスへ 

音楽産業のファンダメンタルが 劇的に変化しています

音楽業界の ビジネスモデルの大転換が、 デジタル/インターネット/ ソーシャルシフトの大波をうけ、 進行しています 

まるで大噴火前のマグマの動きのように、 

我々の目に触れづらいところで、 後戻りすること無く着実に、 時には予想を超えたスピードで 進んでいます 

これまでのミュージックビジネスを 支えてきたのは、 音源<Master Rights>であり、 いわば音源が ミュージックビジネスの流通貨幣でした 

しかしこれからは 音源もその一部に過ぎない、 アーティストのパーソナリティ(アイデンティティ)が 流通貨幣となります

デジタル/インターネット/ソーシャルシフトが、 有無を言わせずそうさせるのです 

例えば音源は、 クリスアンダーソンの著書 「フリー」で述べられたように、 『デジタルのものはフリー(タダ)に なりたがる性質』があり、 デジタルコピー(リーガル、イリーガルを含めて)によって 権利崩壊の危機に瀕しています 

この流れはもう止めようがありません 

デジタル/インターネット社会を基盤とした、 ソーシャルメディアの隆盛は、 

個人の情報発信、傾聴、共有能力を高め、 評判や評価を基にした ソーシャルキャピタル(共感資本)を生み、 

それらが共鳴、共振されることで ポジティブフィードバックが起き、 

アーティストとファン(顧客)との エンゲージメント(絆) が醸成されます 

それゆえアーティストの 生きざま、 フィロソフィー、 アティチュードまでもが、 注目、支持、消費されます 

まさにパーソナリティが、 流通貨幣となる時代なのです 

現在、声高に叫ばれる 360°ライツ獲得の本質は、 

権利、ウ・ワ・マ・エの ステークホルダー同士による シェア争いでなく、 

パーソナリティ時代においては、 誰がアーティストから信頼され、 付託を受けるかの問題なのです

そして、 パーソナリティ時代の到来において 最も大切な戦略が 

アーティストのエコシステム(生態系)の 確立にあります 

では、なぜ エコシステムの確立が アーティスト戦略の 重要な要素となるのでしょうか?

それは現代が 複雑系社会だからです

複雑系社会とは 「部分が全体に、 全体が部分に影響しあい、 要素ごとに切り分けて考えることが 困難な社会」のことです 

複雑系社会では 多くの要素複雑に相互作用しあい、 動的な(ダイナミック)な特長を持ちます

つまり社会や経済までもが、 まるで生き物のごとく 複雑な性質を持つことを意味します 

予測することが 非常に難しい時代なのです

ほんの小さなゆらぎが、 複雑な相互連関により 

考えられないくらい 大きなものになる可能性を秘めています 

まさにバタフライ効果として知られる 「北京で蝶が羽ばたくと、 ニューヨークで嵐が起こる」です

その何が起きるか予測不可能な 複雑系現代社会においては、 

創発 <色々な関連する要素の 相互作用から新しいものが生まれる> 

これが非常に重要なポイントになります 

そのキーポイントである 創発を生みだしやすくする 最大の方法が 

エコシステム(商品生態系)を 築くことなのです 

アップルの戦略(特にiPhone)であり、 グーグルやアマゾンの戦略です 

ミュージックビジネスに置き換えると 創発を助長する エコシステムの構築が アーティスト育成、 ヒット曲誕生の最重要部分となるのです 

これが360°ライツビジネスの全てです 

そこで思い起こすのが例の言葉 

未来を予測するな、 

未来を創造せよ

これらをふまえ、 BABYFACE MUSICでは、 その創造した未来へ先回りして 時代(音楽業界)が追いついて来るのを 

待ち構え、 迎え撃ち、 トップランナーとなる、 戦略をとります。 

これがBABYFACE MUSICのコア戦略です

そしてこのコア戦略の実践指針が、 

Support Your Local Act 地域のエンタテインメント文化を支援

これがBABYFACE MUSICの 2013-2015企業ドメインです

戦略とは何をするかでなく、 何をしないかを決めること 

それを念頭に、 

ランチェスター戦略 バリューポジション戦略 スタートアップ戦略 フリーミアム戦略 顧客ヒエラルキー戦略 脱コモディティ戦略 

これらを駆使して、アーティストの強みを生かした マーケティングを組み立てます 

The Dawning of A New Era of Music Business

新しい時代の夜明けは間近です 

皆様とお仕事を通して、 同時体験できれば幸いです