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メディア界隈で活用される Amazon Web Services
アマゾン データ サービス ジャパン株式会社
2013.09.27
2 2
Amazon Web Services
1
3 3
Amazonを支える3つのビジネス
IT インフラ ビジネス
ウェブスケールでの クラウド基盤の提供
190以上の国において、数十万に及ぶ登録アカウント
セラー(売り手)向け ビジネス
アマゾンの ウェブサイト上で販売
自社小売ウェブサイトにAmazonの技術を利用
アマゾンフルフィルメントセンター(物流セン
ター)の活用
コンシューマー ビジネス
1億を超えるアクティブなアカウント
8カ国で展開 : 米国, 英国, ドイツ, 日本, フランス, カナダ, 中国,
イタリア
4 4
Amazonが考えるクラウドの特徴
初期投資が不要 実際の使用分 のみ支払い
調達・構築が 容易なインフラ
スケールアップ・ダウンが容易
低額な変動価格
Deploy
市場投入と俊敏性の改善
5 5
初期投資が不要
Up-Front On-Premise Costs
物理的なスペース
配線
電力
冷却
ネットワーク
ラック
サーバ
ストレージ
認定取得
労働力
オンプレミス Variable Cloud Computing Costs
¥0 利用開始にかかる費用
クラウドコンピューティング
6 6
低額なコストモデル
規模の拡大とイノベーション… … コストダウンを促進
資本投資
技術投資
効率改善
値下げ
より多くの
顧客獲得
過去7年間で30回以上の値下げを実施
規模の経済
7 7
実際の使用分のみ支払
リスクマネジメント 処理業務で
3,000CPU利用
サーバー数
週末は300CPUに縮小
Thur. Fri. Sun. Mon. Tue. Sat. Wed.
3000
300
本来必要となるキャパシティ
8 8
調達・構築が容易なインフラ Deploy
オンプレミス(物理施設) 新しいインフラの構築は複雑
かつ遅くなりがち
必要 調査 評価
計画 設計 エンジニア
調達 契約 コミッション
デプロイ
Source: PTS Data Center Solutions
クラウド ワンクリックで新しい
インフラを用意
新しいデプロイ環境
新しいテスト環境
新しい環境を日本に追加
1,000 サーバ追加
1,000 サーバ削除
9 9
Deploy
スケールアップ・ダウンが容易 EC
2サーバの数
4/12/2008
Facebook上での公開
トラフィックの急増にも対応 (ピーク時は5000サーバー)
4/14/2008 4/16/2008 4/18/2008 4/20/2008
10 10
市場投入時間と俊敏性を改善 Deploy
オンデマンドで、 必要な時に必要なだけ
ワンクリックで、 数分後にはリソースが手元に
貴重なリソースは、 インフラではなくビジネス成長に集中
11 11
成長を続けるAWSクラウド
米国で、クラウドストレージ=Amazon S3
クラウド仮想サーバ=Amazon EC2のサービスを開始
仮想プライベートクラウドサービス=Amazon VPC RDBサービス=Amazon RDSを開始
世界で5番目のリージョンとして、 日本に東京リージョン(データセンタ群)を開設
世界9か所のデータセンター群と、 40拠点以上のエッジロケーション網で、 30を超えるサービスを提供中
2006年
2009年
2011年3月
現在
12 12
AWS Global Infrastructure
US West (Northern
California)
US East (Northern
Virginia)
EU (Ireland)
Asia
Pacific (Singapore)
Asia
Pacific (Tokyo)
GovCloud (US ITAR
Region)
US West (Oregon)
South
America (Sao Paulo)
AWS Regions
AWS Edge Locations
Asia
Pacific (Sydney)
1. 全てのデータセンターが同じセキュリティレベルで運用 2. アカウントを作成するだけで、どこからでもすべての
リージョンが利用可能 3. どのリージョンでも同じ使い勝手、同じやり方で自由に
システム構築が可能
13 13
AWSにおけるセキュリティの考え方
認定・認証の取得
SOC 1,2 Type 2 SOC 3
ISO 27001
PCI DSS
FISMA
HIPAA & ITAR Compliant Architecture
MPAA preferred
物理セキュリティ
秘匿性の高いデータセンター群
非常に限定されたデータセンターへの物理アクセス
フロアへのアクセスは多要素認証を最低2回以上パスしないと入館不可
全ての物理的なアクセスは記録され、監査対象
ハードウェア, ソフトウェア, ネットワーク
全てのシステム変更は管理され、記録される
段階的なアップデートとリリース
ストレージの廃棄プロセス明確化
自動化されたモニタリングと、監査機能
より上位のネットワークレベルでのセキュリティ機能
エンタープライズクラスのセキュリティ機能と第三者認定を提供しています。
14 14
AWSストレージサービス
高い耐久性 (99.999999999%) – 3ヵ所以上の物理的に異なるデータセンターにファイ
ルを自動複製
高いセキュリティ機能 – ファイルおよび通信の暗号化
– きめ細かなアクセス制御
保守期限による移行作業不要
同一リージョン内で複製
AWSの様々なサービス お客様のアプリケーション
認証 AWS IAM
モニタリング Amazon
CloudWatch
Web管理画面 Management
Console
デプロイと自動化 AWS Elastic Beanstalk AWS Cloud Formation
AWS OpsWorks
IDEプラグイン Eclipse
Visual Studio
ライブラリ & SDKs Java, PHP, .NET, Python, Ruby,
node.js
Development &
Administration
AWS グローバルインフラ Geographical Regions, Availability Zones, Points of Presence AZ Region
ネットワーク & ルーティング Amazon VPC / Amazon Elastic Load Balancer / Amazon Route 53 /AWS Direct Connect
Infrastructure
Service
コンピュータ処理 Amazon EC2
Auto Scale
ストレージ Amazon S3 Amazon EBS
Amazon Glacier AWS StorageGateway
データベース Amazon RDS
Amazon DynamoDB Amazon ElastiCache
Amazon Redshift
コンテンツ配信 Amazon CloudFront
メッセージ Amazon SNS Amazon SQS Amazon SES
分散処理 Elastic MapReduce
検索エンジン Amazon Cloud Search
トランスコード Amazon Elastic Transcoder
ワークフロー管理 Amazon SWF
Application
Service
16 16
配信インフラでのAWS活用
コンテンツストレージ
アセット管理
インジェスト 変換処理 配信
Contents Provider
ユーザ
17 17
配信インフラでのAWS活用
コンテンツストレージ
アセット管理
インジェスト 変換処理 配信
Contents Provider
ユーザ Elastic
Transcoder S3
EC2
Simple Workflow
EC2
Cloud Front
S3 Glacier
EC2
RDS
EMR
18 18
AWSサービス
耐久性 99.999999999%のオンラインストレージ
同一リージョン内の3か所以上のDCに自動複製
容量無制限で低コスト(1G 約10円/月) Amazon
S3
EC2
S3と同等の耐久性および自動複製機能のアーカイブ専用ストレージ
容量無制限で超低コスト(1G 約1円/月)
データの取り出し準備に3.5~4.5時間かかる Amazon
Glacier
19 19
AWSサービス
スケールアップ/ダウン、アウト/インが即座に可能なオンデマンド仮想サーバ
x86系のOSをサポートし、自由にソフトウェアインストール、セットアップが可能
Amazon
EC2
EC2
マネージドRDBMSサービス
MySQL, Oracle, SQL Serverをサポート
自動バックアップ、自動フェイルオーバ、スケールアップ/ダウン、パッチ適用機能を持つ
Amazon
RDS
20 20
AWSサービス
プログラム可能なワークフロー管理サービス
ハイブリッド環境でのワークフロー処理が実装可能
スケールするサーバリソース Amazon
SWF
EC2
21 21
AWSサービス
クラウドの大量リソースを活用したトランスコードサービス
コンテンツの尺で課金
MP4(H.264/AAC), Webm(VP8,vorbis),HLSに対応
Amazon
Elastic
Transcoder
Amazon
EMR
Hadoopがセットアップされた、オンデマンド分散処理仮想サーバ
ログ解析や視聴分析インフラとして利用可能
処理中にノードの動的増減が可能
利用した分のみの従量課金により低コスト
22 22
AWSサービス
CDNサービス (Contents Delivery Network)
世界中にエッジサーバを配備
大量のアクセスに対する配信も、エッジから効果的に配信可能
Amazon
CloudFront
2.キャッシュコンテンツをユーザに送信
クライアント
Amazon Cloud Front
(Edge Location)
1.最適なエッジに リクエスト
3.エッジにキャッシュがなければオリジンにリクエスト
5.キャッシュコンテンツをユーザに送信
4.エッジにコンテンツ を送信
キャッシュ コンテンツ
レスポンス向上 負荷軽減
オリジン配信サーバ
23 23
貴社DCとAWSの間で専用線接続
AWSにプライベートVPN接続
AWS Direct Connect Amazon Virtual Private Cloud (VPC)
Internet
ネットワークサービス
24 24
クラウドとメディアの特性
2
25 25
クラウドとメディアの特性
メディアサービスにマッチするクラウドの特性
スピード
完全従量課金
スケーラブル
26 26
スケーラブル
AWSを配信インフラとして利用することで
規模に合わせてサーバを調達
例えば...
– 放送に合わせてサーバを100台調達
• 状況に合わせて即座に追加調達も可能
– AWSが持つ潤沢なネットワーク回線の活用
– CDNサービスを利用し、大規模配信にも柔軟に対応
27 27
スケーラブル
日本におけるAWSでの実績
– スポーツイベント応援セカンドスクリーン
•10万人参加
– スポーツイベントのライブ配信
•同時視聴 1万人 のべ40万人視聴
コンシューマ向け配信では
数十万人規模の配信インフラが必要
28 28
STOP
スピード
AWSのスピード感
オンデマンドで即時調達
必要なくなれば即時返却
3rd Partyセットアップ済み環境の提供 – ストリーミングサーバ、高速ファイル転送、トランスコーダー、
コンテンツ管理システムなど
ITインフラの調達・運用から解放され
本来のサービスや業務に集中
START
29 29
スピード
番組企画やイベントでのスポット利用
1クールのみの利用
企画から放送までの短期間でのサービス開発
番組企画に合わせて
柔軟にインフラリソースを調達
ビジネス状況に合わせた
ITリソースの活用
長期的なリソースプラニングからの解放
無制限に利用できるストレージやアーカイブ
サーバの追加や性能を向上その場で対応
30 30
スピード
ECOシステム
SaaS on AWSの活用
セットアップ済み環境の提供
SWライセンスを含めた従量課金
31 31
完全従量課金
初期投資不要
容量・帯域制限なし
利用した分のみの従量課金 (電源、ラック、DCなどのファシリティ費用含む)
– 配信流量 : 約 20円/GB
– サーバ稼働時間 : 約 2円~ 570円/1時間
– ストレージ格納容量 : 約 10円/GB
マネージドインフラによる運用コスト削減
32 32
完全従量課金
動画配信における参考価格
Cloud Front
EC2 xlarge
EBS 100GB
Live Camera
& Encoder
同時1万人
HTTPストリーミング
映像 1Mbps
2時間放送
$2,300 (約23万円) ・12時間の利用
・FMSライセンス含む
・AWSサポート含む
AWS参考価格
$450/月
$1,850/月
ライブストリーミング (1配信)
10万再生/月
HTTPプログレッシブDL
1コンテンツ 450MB (1Mbpsの60分動画)
1万コンテンツ
S3
4.4TB
Cloud Front
$8,400/月 (約84万円) ・CDNオフロード率 80%
・AWSサポート含む
AWS参考価格
オンデマンドストリーミング (月額)
$440/月
総データ流量 8.5TB
$7,960/月
総データ流量 44TB
2013年9月時点の東京リージョン価格を基準
33 33
完全従量課金
コンテンツアーカイブにおける参考価格
S3
25TB
25GBのコンテンツ
1,000本
25GBのコンテンツ
100,000本
Glacier
2.5PB
$2,300/月 $34,000/月
アーカイブ管理者
1,000本
ダウンロード/月
同時に10本取り出し
コールドストレージに退避
アップロード
$4,700/月
$0/月
$41,000/月 (約410万円) ・約2.5PBのアーカイブ
・S3をインターフェースとして利用
・1コンテンツは25GB (Blu-ray相当)
・AWSサポート含む
AWS参考価格
オンラインデータ アーカイブデータ
LTO6(2.5TB) 1,000本 x2 (複製)
Blu-ray (25GB) 10,000枚 x2 (複製)
3ヵ所以上へのデータの自動複製
HW保守切れによる移行コスト一切不要 2013年9月時点の東京リージョン価格を基準
34 34
完全従量課金
利用した分だけの完全従量課金
短期期間のスポット大量利用
ビジネス状況に合わせたリソース調整に
よるコストの適正化
コアビジネスへのコストの有効活用
35 35
事例から見るメディア界隈での クラウド活用
3
36 36
コンテンツ配信プラットフォーム
37 37
Netflixサービスインフラ
ほぼ100%のオンラインビデオサービスをAWS上で稼働し、ダウンタイムを限りなくゼロに実現
• AWSを活用し、2010年にオンラインサービスが37倍の成長、2011年には月間リクエストが200億以上のスケールに対応
38 38
Netflixアーキテクチャ
Amazon S3をセンターストレージとして、様々なデバイスに対応したフォーマットにコンテンツを変換
エンコーダはオンデマンドで必要なだけ調達
– 最大 1,200台利用
– 日次で17,000タイトル(80TB)の変換処理を実施
アップロード
中間ファイル トランスコード
50以上のフォーマットにトランスコード CDNに
プッシュ
Center Storage
Transcoder
CDN Studio
39 39
Netflixアーキテクチャ
複数のAWSリージョンに分散してシステムを構築し、アプリケーションレイヤーでのSPOF削減によるダウンタイムを限りなく0に実現
日々可用性のチェックと改善に取り組むため、ランダムに商用サーバを停止するソフトウェアを開発
(出典) Netflix Blog
40 40
PBS配信インフラ事例
オンライン&モバイル向け配信インフラをAWSで構築、新規サービスのリリース時間を大幅に短縮
(出典) 2012 Digital Media in the AWS Cloud
• モバイル向け配信サービスを強化 (iOS/Android/Kindle)
41 41
PBS配信アーキテクチャ
構成システム
– Video CMS
– Media Ingestと Transcoding
– 公開ポータル
– 配信スケジュール管理
利用AWSサービス
– 375 EC2 Instance
– 69 RDS Instance
– 3TB S3 Objects
(出典) 2012 Digital Media in the AWS Cloud
42 42
モバイルデバイス対応
モバイルデバイス対応に伴い、配信量が急上昇
– CloudFrontを利用して、月間3PB以上の配信にも対応
-
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
(出典) 2012 Digital Media in the AWS Cloud
43 43
mora配信インフラ
400万曲を超える音楽配信サイトのプラットフォームをAWSに移行
– 日本最大級のPC、Android向け音楽ダウンロード販売サイト
– 音楽ファイルの高品質化に伴い、配信インフラのクラウド化を開始
MISSION • インフラの整備とコスト削減
• 柔軟なシステム構成変更対応
• BCP対策
44 44
mora配信インフラ
セキュアかつ、安定的なコンテンツダウンロード配布を行うため、Cloud Frontのプライベートコンテンツ配信機能を採用
オンプレミス環境に比べ、インフラが17%程度のコスト削減
急激なアクセス増加に瞬時に対応できる環境とマルチAZによるBCP対策
オンプレミス側に基幹システムを配置したハイブリッド環境
システムアーキテクチャ
45 45
番組連動サイト
46 46
テレビ朝日 セカンドスクリーンサービス基盤
出典 アットプレス(http://www.atpress.ne.jp/view/37938)
テレビとSNSを連動させた、参加型テレビ視聴 サービスのプラットフォームとしてAWSを採用
テレビを視聴していないネットユーザーに「気づき」を与え、リアルタイム視聴の促進を推進するための「SNS連携機能」、さらにはセカンドスクリーンサービスを活用してテレビ番組視聴情報をビッグデータとして収集・管理する機能を備える
47 47
テレビ朝日 セカンドスクリーンサービス基盤
スポットで利用できるインフラ
番組連動サイトの要件
– 予想が難しい大量アクセス
– 大量に出力されるログの保管
– ミッションクリティカルなインフラ構築
– 決められた時間内でのトラブル対応
– 企画からサービスインまでの短納期
– 大量のログを分析できる基盤
48 48
Super Bowl広告連動
秒間50万以上のアクセスを処理するSuper Bowl 2012の広告連動アプリ基盤としてAWSを採用
Shazamアプリ
• テレビにスマートフォンをかざすとキャンペーン情報を配信
• 試合当日の急激なトラフィック増加のピーク対応
• 秒間50万以上のデータベースへの書き込み処理
49 49
イベント動画配信
50 50
マーズサイエンスラボラトリ
キュリオシティ着陸イベントとして、数百万の同時視聴者に数百ギガビット/秒のトラフィックを提供できるライブ配信インフラを数週間で構築
3つのリージョンを跨いだ配信インフラ
300台以上の配信キャッシュサーバを運用
CloudFormationにより25Gbps単位の キャッシュスタックをデプロイ
51 51
言論テレビ 対談ライブ配信
ジャーナリスト櫻井よしこ氏による週次の対談ライブ配信インフラとしてAWSを採用
Cloud Formationのテンプレートを利用し、ライブ配信時のみ即座に配信インフラをセットアップ
ライブ時の従量課金によるコスト削減と、想定の難しい視聴者数の増減に柔軟に対応できるインフラを実現
LIVE
CloudFormationの CF & FMSテンプレートで 即時セットアップ
プライマリ配信環境
バックアップ配信環境
Live Encoder 第1回配信(2012/10/26) 自民党総裁 安倍晋三氏と櫻井よしこ氏
52 52
スマートテレビ
53 53
スマートTVコンテンツ配信基盤
AWSの利用により2年間で3,400万ドルもの投資削減を実現
• Smart TVのSmart HUBの配信プラットフォームにAWSを採用 • 番組視聴、写真共有、
SNS連携、アプリダウンロードのIF
• SMART HUB自体の運用
コストも85%の削減を実現
54 54
まとめ
5
55 55
まとめ
「スケーラブル」「スピード」「完全従量課金」
メディアでの利用にクラウドはベストマッチ
+
スポットで利用できる
インフラを最大限に有効活用
56
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