20120915 TOCfE Boot Camp at XP祭り2012

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XP祭り2012で行ったTOCfE Boot Campの資料です。

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TOCfE Boot Camp

at XP Festa 2012

2012/09/15@Waseda Univ.

Nishiwaseda Campus

我々は何者か?

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本日のアジェンダ

1. TOCfE とは?

2. クラウドのかき方とこわし方

3. クラウドを作って(こわして)みようワーク

4.ふりかえり(シェア)

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TOCfE とは?

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TOC

製造 会計 物流 PM 小売

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TOC

製造 会計 物流 PM 小売

思考プロセス

考えて、考えて、考え抜いて、その中から浮かび上がってくるシンプルさを元に、どこを叩けば最も効果的に改善できるかを解き明かし、そこに集中して対応する

TOCfEとは?

• 「思考プロセス」を、子供でも使えるように重要な要素を凝縮して、シンプルに体系化したものが、TOC for Education、略してTOCfE

• 1995年設立の非営利団体 • 5大陸、22カ国で、20万人以上の教育関係者がワークショップで研修を受けている

• その目的は、「自分の将来に責任を持てて、社会に役立つ、貢献できる大人を育てる」こと

• 日本でも、昨年8月(京都)、今年8月(東京)で、国際認定資格セミナーを開催

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TOCfE

TOC

製造 会計 物流 PM 小売

思考プロセス 「思考プロセス」を、子供でも使えるように重要な要素を凝縮して、シンプルに体系化したもの

Message from

Mrs. Kathy Suerken

(TOCfE会長)

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TOCfE

ブランチ クラウド アンビシャス ターゲットツリー

TOC

製造 会計 物流 PM 小売

思考プロセス

ブランチ

• 複数の出来事、概念などを因果関係で整理します。

• 身の回りで起こっていることを、「もし~ならば、結果として~である」と、原因と結果の因果関係に分けて考えることで、論理的に整理します。

• いつもは一つの事象として考えていることも、原因と結果に分けて考えると、今どういう状況なのか?を論理的に、シンプルに捉えることができるようになります。

• たとえば…

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毎食食べる量が他の人より多い

メタボ体型になる

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毎食食べる量が他の人より多い

メタボ体型になる

私は運動が嫌い 私は油ものが好き

アンビシャスターゲットツリー

• ambitious(野心的な)目的を達成するための道筋を明らかにします。

• 「そんなの絶対無理だよ、だって~だもん」を一つ一つ克服して、目的に向かっていることを見えるようにします。

• たとえば、「組織にアジャイルを導入し、定着させる」という非常にambitiousな目標を掲げて…

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目標:組織にアジャイルを導入し、定着させる

障害

新しい手法の導入を会社の上層部が受け入れない

メンバーがアジャイルを理解できず、効果的に運用できない

営業担当が、これまでのような営業の見積もりや管理ができないことに抵抗する

: : :

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目標:組織にアジャイルを導入し、定着させる

障害 中間目標

新しい手法の導入を会社の上層部が受け入れない

上層部がアジャイルを受け入れる

メンバーがアジャイルを理解できず、効果的に運用できない

メンバーがアジャイルを理解して、自ら開発を進める

営業担当が、これまでのような営業の見積もりや管理ができないことに抵抗する

新しいやり方に沿った営業ができる

: : :

: : :

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上層部がアジャイルを受け入れる

メンバーがアジャイルを理解して、自ら開発

を進める

新しいやり方に沿った営業ができる 導入にともに動いてく

れるメンバーがいる

導入できるプロジェクトがある

パイロットプロジェクトで成果を出す

組織にアジャイルを導入し、定着させる

時系列

目標:組織にアジャイルを導入し、定着させる

障害 中間目標 行動

新しい手法の導入を会社の上層部が受け入れない

上層部がアジャイルを受け入れる

導入によってどのようなよい効果があるかを明確にして説明する

メンバーがアジャイルを理解できず、効果的に運用できない

メンバーがアジャイルを理解して、自ら開発を進める

導入が何を目的として、どのようにやるかを説明して納得感を得る

営業担当が、これまでのような営業の見積もりや管理ができないことに抵抗する

新しいやり方に沿った営業できる

営業担当と、新しいビジネスのやり方を相談する

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クラウド

• 対立する2つの行動を通じて問題を特定し、両者に共通する目標を達成するための解決策を見出します。

• 誰もが、いろいろな悩みや問題を抱えています。そんな問題の奥底には、多くの場合本当は「~したい」「~しないといけない」という気持ちがあります。

• でも、それと相反する「~したくない」という気持ちもあります。

• 例えば、「給料が安い」と常々思っていたとして…

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充実した 人生を送る

安定して 収入を得る

正当に評価される 転職する

転職しない

A:共通目標

B:要望1

C:要望2

D:手段1

D’:手段2

立場1:

立場2:

給料が安い

クラウドのかき方とこわし方

1. かき方

2. よみ方

3. こわすヒントの見つけ方

4. こわし方

ストーリー:引っ越すか引っ越さないかそれが問題

クラウド:住環境に不満がある

快適に暮らす

今の生活リズムを維持する

ストレスから解放される

引っ越す

引っ越さない

A:共通目標

B:要望1

C:要望2

D:手段1

D’:手段2

立場1:自分

立場2:自分

ストーリー:仕事が楽しすぎて…

クラウド:仕事と家庭のバランスがとれない

充実した人生を 送る

円満な家庭を営む

昇進する 仕事を優先する

家族を優先する

A:共通目標

B:要望1

C:要望2

D:手段1

D’:手段2

立場1:自分

立場2:自分

クラウドの読み方

充実した人生を 送る

円満な家庭を営む

昇進する 仕事を優先する

家族を優先する

A:共通目標

B:要望1

C:要望2

D:手段1

D’:手段2

立場1:自分

立場2:自分

~必要がある

~べきだと感じる

ストーリー:子供が欲しい

クラウド:子作りに対して夫婦間で温度差がある

幸せな家族を作る

二人の時間を大切にする

リスクなく子供を 産む

すぐに子供を作る

今は子供を作らない

A:共通目標

B:要望1

C:要望2

D:手段1

D’:手段2

立場1:妻

立場2:自分

~必要がある

~べきだと感じる

クラウドに仮定を加える

幸せな家族を作る

二人の時間を大切にする

リスクなく子供を 産む

すぐに子供を作る

今は子供を作らない

A:共通目標

B:要望1

C:要望2

D:手段1

D’:手段2

立場1:妻

立場2:自分

仮定)30代後半になると、子づくりのリスクが上がる

仮定)子供がいると、子どもに時間を取られて二人で過ごす時間がなくなる

ストーリー:理解のないユーザーへの対応…

クラウド:仕様変更に折り合いがつかない

システムがビジネスとして成り立つ

納期と予算を守る

ユーザーの機能要望を満たす

仕様変更を受け入れる

仕様変更を受け入れない

A:共通目標

B:要望1

C:要望2

D:手段1

D’:手段2

立場1:ユーザー

立場2:自分

~必要がある

~べきだと感じる

クラウドに仮定を加える

システムがビジネスとして成り立つ

納期と予算を守る

ユーザーの機能要望を満たす

仕様変更を受け入れる

仕様変更を受け入れない

A:共通目標

B:要望1

C:要望2

D:手段1

D’:手段2

立場1:ユーザー

立場2:自分

仮定)現行の機能では要求を満たせない

仮定)追加の開発を受け入れるだけの予算と時間はない

相手の立場を尊重する解決策

システムがビジネスとして成り立つ

納期と予算を守る

ユーザーの機能要望を満たす

仕様変更を受け入れる A:共通目標

B:要望1

C:要望2

D:手段1

仮定)現行の機能では要求を満たせない

仮定)追加の開発を受け入れるだけの予算と時間はない追加開発として別契約の交渉をする

自分の立場を尊重する解決策

システムがビジネスとして成り立つ

納期と予算を守る

ユーザーの機能要望を満たす

仕様変更を受け入れない

A:共通目標

B:要望1

C:要望2 D’:手段2

仮定)現行の機能では要求を満たせない 既存機能を組み合わせて運用する方法を一緒に考える

仮定)追加の開発を受け入れるだけの予算と時間はない

時と場合によって使い分ける解決策

システムがビジネスとして成り立つ

納期と予算を守る

ユーザーの機能要望を満たす A:共通目標

B:要望1

C:要望2

仮定)現行の機能では要求を満たせない

仮定)追加の開発を受け入れるだけの予算と時間はない

本当に受け入れ可能な一部の変更は受け入れる

2つの要望を満たす妙案の解決策

システムがビジネスとして成り立つ

納期と予算を守る

ユーザーの機能要望を満たす A:共通目標

B:要望1

C:要望2

仮定)現行の機能では要求を満たせない

仮定)追加の開発を受け入れるだけの予算と時間はない

開発する総量を変えずに、本当に必要な変更を受け入れ、現行で未着手の優先度の低い機能を落とす交渉をする

クラウドを作って(こわして)みよう

ワーク

• まず自己紹介をしましょう

• 配布している悩ましいジレンマリストからチームで一つ選んでください

• さあ、クラウドを書いてみましょう

• チームにはファシリテーターがつきますので、分からないことがあったら声をかけてください。

クロージング

• TOCfEのWebサイト はこちらhttp://tocforeducation.org/

• アンケートのご記入お願いします

• Boot Campはこれからも開催します!

• TOCfE事務局からの告知はなにかあります?

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