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Copyright© 2013, Oracle. All rights reserved. 1 WebLogic Server勉強会@大阪 WebLogic Serverを基礎から学ぶシリーズ第1WebLogic Serverのインストールとドメイン構成入門 ORACLE PRODUCT LOGO 20131113日本オラクル株式会社 Fusion Middleware事業統括本部

WebLogic Serverのインストールとドメイン構成入門

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2013年11月13日に開催された「WebLogic Server勉強会@大阪」- WebLogic Serverを基礎から学ぶシリーズ第1弾- 「WebLogic Serverのインストールとドメイン構成入門」の資料です。WebLogic Serverのドメイン管理の基礎やドメインの構成要素の説明が取り上げられており、実際にWebLogic Serverのインストールやドメイン構成を行うデモンストレーションも含まれています。

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WebLogic Server勉強会@大阪 WebLogic Serverを基礎から学ぶシリーズ第1弾 WebLogic Serverのインストールとドメイン構成入門

ORACLE

PRODUCT

LOGO

2013年11月13日

日本オラクル株式会社

Fusion Middleware事業統括本部

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Program Agenda

WebLogic Serverとは

WebLogic Serverの環境構築の基礎

WebLogic Serverのドメイン構成例

WebLogic Serverのインストールとドメイン構成(デモあり)

中盤に5分ほどの休憩時間を取り入れる予定です。

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WebLogic Serverとは

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WebLogic Serverとは

オラクルが提供するJavaEE仕様準拠のアプリケーション・サーバー製品

– Fusion Middlewareというオラクルのミドルウェア製品群の中核となる戦略製品

– JavaEE仕様に準拠しつつ可用性、安定性、性能、管理性に優れた機能を提供

JavaEE(Java Enterprise Edition) <仕様>

アプリケーションB

HTTP(S)

クライアント (Webブラウザ等)

HTTP(S)リクエスト WebLogic Server <実装>

データベース

DB

接続

サービス

リクエスト

受付と

ディス

パッチ

アプリケーションA

アプリケーションC

EJB

クライアント

HTTP(S)レスポンス

RMI通信

可用性/安定性/性能/管理性を高める機能

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WebLogic Serverのバージョンとリリースについて

WebLogic

のリリース WebLogic

8.1

WebLogic

9.x

WebLogic

10.0 WebLogic10g

(10.3)

WebLogic11g (10.3.1~10.3.6)

WebLogic12c

(12.1.1.0) WebLogic12c

(12.1.2)

リリースした年

2003年 2005年 2007年 2008年 2009年 2011年 2013年

JavaEE J2EE1.3 J2EE1.4 JavaEE5 JavaEE6

JDK JDK1.4.2 JDK1.5 JDK1.6

(10.3.6はJDK7も対応)

JDK1.6/JDK7

JDK7

主要な

対応仕様

新機能

・Servlet2.3

・JSP1.2

・EJB2.0

・Web Services

enhancements

・Servlet2.4

・JSP2.0

・EJB2.1

・JAX-RPC1.1

・WS-Security

・WS-Reliable

Messaging

・Servlet2.5

・JSP2.1

・JSF1.2

・EJB3.0

・JAX-WS2.0

・JAC1.5

• Web2.0対応 (HTTP Pub-Sub Server)

• Fast Swap

( 追加対応)

• JAX-WS 2.1

• JAXB 2.1

・ GridLink for RAC

・ Active Cache

・ WebTier 製品統合

・Flight Recorder

・CAT

・Exalogic最適化

・Servlet3.0

・JSP2.2

・JSF2.0

・EJB3.1

・CDI 1.0

・Bean Validation

・WebSockets / Server-Sent Event対応

・Coherenceとの統合強化

・Oracle Database 12c対応

・ Application Continuity

・ 動的クラスタ/動的サーバ

Zero DownTime

アーキテクチャ刷新

特徴的新機能の追加

JavaEE5対応

Ese Of

Development

JDK1.6対応

性能改善

オラクルブランド

でのリリース

JavaEE6対応

JavaSE7対応

RAC連携強化

オラクル技術との融合

Exalogic最適化

Coherence連携強化

2013年11月現在、主として下記のバージョンを並行してリリース中

WebLogic Server 11g(10.3.6)……………11g(10.3.x)のターミナルバージョン

WebLogic Server 12c (12.1.1)と(12.1.2)

Oracle Database12c対応

Coherence統合強化

Application Continuity

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WebLogic Serverの 環境構築の基礎

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WebLogic Serverの環境構築ステップ

WebLogic Serverの環境構築は、基本的に下表の手順で行います。

ステップ 主に利用するツール 概要

1 Certificationの確認 My Oracle SupportやCertification MatrixのExcelで確認します。

2 ソフトウェアのインストール インストーラ WebLogic Serverソフトウェア・ファイルをハードウェアにインストールします。

3 ドメインの作成 ・Configuration Wizard

・WebLogic Scripting Tool

(WLST)

WebLogic Serverのサーバー・インスタンス群をまとめた管理単位であるドメインを作成します。

3 ドメインの構成 ・管理コンソール

・WLST

・Fusion Middleware Control

ドメインに必要なリソースやサービスを構成します。

例: サーバーの構成

クラスタの構成

サービスの構成

(JDBCデータソースやJMSなど)

4 ユーザ・アプリケーションの配布

・管理コンソール

・WLST

・Fusion Middleware Control

・ その他ユーティリティ等

WebLogic Serverのサーバー・インスタンス上で動作させるJavaEEアプリケーションの配布や構成を行います。

その他 Webサーバの構成 (Webサーバにより異なる) 必要に応じてWebサーバからWebLogic Serverへリクエスト・ルーティング設定を行います。

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WebLogic Server のドメイン管理について① WebLogicのAPサーバ環境は、「ドメイン」という単位で構築、管理します。ドメインは論理的な単位で、どのような区分けにするかは特に制限がありません。

ドメインには必ず「管理サーバ」が1つだけ存在し、ドメインの構成情報を管理し、管理コンソールアプリケーションを動作させています。管理サーバも、JavaEEのWebアプリケーションサーバー機能をもつJavaプロセスです。

管理

サーバ

WebLogicドメイン

管理サーバ

管理ツール

(Admin Console/

FMWControl//WLSTなど)

ドメイン

ログ

コンフィグ

レーション

リポジトリ

マシンC

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WebLogic Server のドメイン管理について② ユーザ・アプリケーションは、ドメイン内に「管理対象サーバ」を構成し、そこで動作させます。

管理対象サーバは、JavaEEのWebアプリケーションサーバ機能を提供するJavaプロセスです。

管理対象サーバはドメイン内に複数作成できます。管理対象サーバは、1台の物理マシンに複数設置することもできますし、管理サーバと同じマシンに設置することもできます。

管理対象サーバは、管理サーバにより構成・監視されます。

管理対象

サーバ#2

管理対象

サーバ#3

管理

サーバ

WebLogicドメイン

管理対象

サーバ#1

マシンA

マシンB

管理サーバ

管理ツール

(Admin Console/

FMW Control//WLSTなど)

ドメイン

ログ

コンフィグ

レーション

リポジトリ

構成・監視

Webサーバ

またはL/B

HTTP/HTTPS

リクエスト

マシンC

構成・監視

構成・監視

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WebLogic Server のドメイン管理について③ WebLogicでは、ノードマネージャーというコンポーネントで管理対象サーバのプロセスを制御・監視することができます。ただし、ノードマネージャーの使用は必須ではありません。

ノードマネージャーから管理対象サーバの起動・停止を制御できます。また、管理対象サーバのプロセスがダウンした場合に自動再起動が可能になります。

管理対象

サーバ#2

管理対象

サーバ#3

管理

サーバ

WebLogicドメイン

管理対象

サーバ#1

マシンA

マシンB

管理サーバ

管理ツール

(Admin onsole/

FMWControl//WLSTなど)

ドメイン

ログ

コンフィグ

レーション

リポジトリ

構成・監視

Webサーバ

またはL/B

HTTP/HTTPS

リクエスト

マシンC

構成・監視

構成・監視

ノード

マネージャ

ノード

マネージャ

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WebLogic Server のドメイン管理について④

WebLogicでは、ドメイン内の任意の管理対象サーバをまとめて「クラスタ」を構成できます。

(ドメインをまたがって、クラスタを構成する事はできません。)

クラスタを構成すると、クラスタ単位でのアプリケーション管理やHttpセッションレプリケーションなどの高可用性機能が使用可能になります。

管理対象

サーバ#2

管理対象

サーバ#3

管理

サーバ

WebLogicドメイン

管理対象

サーバ#1

マシンA

マシンB

管理サーバ

管理ツール

(Admin Console/

FMW Control//WLSTなど)

ドメイン

ログ

コンフィグ

レーション

リポジトリ

構成・監視

Webサーバ

またはL/B

HTTP/HTTPS

リクエスト

マシンC

構成・監視

構成・監視 ノード

マネージャ

ノード

マネージャ

リクエスト分散と障害サーバから

Liveサーバへのリクエスト

フェイルオーバだけであれば

WebLogicクラスタは不要。

Httpセッションレプリケーション

など高度な機能を利用時は

WebLogicクラスタが必要

WebLogicクラスタ

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【参考】 WebLogic Serverのクラスタで利用可能な機能

カテゴリ 機能 WebLogic

クラスタ機能使わない

WebLogic

クラスタ機能

可用性 複数の管理対象サーバで負荷分散とリクエストフェイルオーバーを行う ○ ○

Httpセッションのレプリケーションを行う

(アプリがサーバーのメモリ内に保持しているデータの

バックアップを他のサーバのメモリ内に自動的に保持。

そのため障害発生時でも、ユーザにエラーを返さず処理を継続可能)

× ○

サーバー移行

(障害時、サーバインスタンスを他のノードで起動する) × ○

分散JMS宛先やJMSサービスのフェイルオーバー

(JMSサーバー機能の冗長化) × ○

JTA回復サービスやシングルトンサービスのフェイルオーバー

(トランザクション回復サービスや、任意のシングルトンサービスの冗長化) × ○

下表はWebLogicのクラスタで利用可能になる主要機能をまとめたものです。

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WebLogic Serverのドメイン起動モード

WebLogic Serverでは、2つの起動モード(開発モード、本番モード)があります。

(WebLogic Server11gまでは起動モード、WebLogic Server12c(12.1.2)からはドメイン・モードといいます。)

起動モードはドメイン単位で設定します。

これらの起動モードの主要な差異は、下表になります。

モードの種類 概要

開発モード アプリケーション変更の自動検知を行えます。(その分オーバーヘッドがあります。)

管理サーバ起動時に認証が不要です。

管理コンソールでの操作は、即時反映されます。

管理コンソール等の内部アプリケーションは、初回アクセス時に初めてデプロイされます。

Webサービステストツールやクラスローダー分析ツールが利用可能です。

一般的に、開発・テスト環境ではこのモードを選択します。

本番モード

(プロダクション・モード)

デフォルトでアプリケーション変更の自動検知は行いません。

管理サーバ起動時に認証が必要です。

管理コンソールでの操作は、ロック取得を行ってから行い、ロールバックが可能です。

管理コンソール等の内部アプリケーションは、デプロイ済の状態です。

Webサービステストツールやクラスローダー分析ツールは利用できません

一般的に、本番環境ではこのモードを選択します。

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WebLogoc ServerのJVM

WebLogic Serverは、バージョンやプラットフォームにより、利用できるJVMの種類やバージョンが異なります。

下表は、IAプラットフォームにおけるWebLogic Serverで利用可能なJVMをまとめたものです。

JDK1.6のライフタイムを考慮し、今後はJDK7に含まれるJVMを利用することを推奨します。

プラットフォームがHP-UXの場合はHP社が提供するJVM、AIXの場合はIBM社が提供するJVMが必要です。

JavaSE仕様 JVM実装 WebLogic Server11g WebLogic Server12c

10.3.6 12.1.1 12.1.2

JavaSE6 Oracle JDK1.6

のJRockit JVM

対応 対応

Oracle JDK1.6

のHopSpot JVM

対応 対応

JavaSE7 Oracle JDK7で

提供するJVM

対応 対応 対応

IAプラットフォームの場合

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WebLogic Serverの起動/停止について①

WebLogicドメインにおける管理サーバは、ドメイン全体の構成情報を管理しており、原則、ドメイン起動時に一番最初に起動します。

管理サーバ起動以後は、任意の管理対象サーバを順不同で起動できます。管理対象サーバは起動時に管理サーバより構成情報を取得して起動します。

管理サーバが障害等により起動できない場合でも、以前に一度でも管理対象サーバが起動したことがあれば、その際の情報を利用して管理対象サーバは起動する事が可能です。これを「管理対象サーバの独立モードでの起動」といいます。独立モードでは、管理対象サーバの構成を変更することはできません。

管理サーバ、管理対象サーバが正常起動後、管理サーバだけが障害等によりダウンしても、管理対象サーバのアプリケーション実行には影響はありません。ただし、管理対象サーバへの構成を変更はできなくなります。

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WebLogic Serverの起動/停止について②

WebLogic Serverでは、管理サーバや管理対象サーバは、JDKのJavaコマンドを利用して起動させるため、様々な方法が利用できます。

一般的には、ドメイン用ディレクトリ/binに存在する下表のシェルスクリプトを利用します。ノード・マネージャを利用時は、管理コンソールから起動することも可能です。

対象 操作 スクリプト名 備考

管理サーバ 起動 startWebLogic.cmd (win)

startWebLogic.sh(Unix)

本番モードでは、デフォルトでスクリプト実行途中で管理者ユーザ、パスワードの入力が必要

停止 stopWebLogic.cmd (win)

stopWebLogic.sh(Unix)

管理対象サーバ 起動 startManagedWebLogic.cmd (win)

startManagedWebLogic.sh (Unix)

本番モードでは、デフォルトでスクリプト実行途中で管理者ユーザ、パスワードの入力が必要

第1引数に管理対象サーバ名が必要。

管理サーバと管理対象サーバが別マシンの場合、

第2引数に管理サーバとの通信用URL指定が必要。

(例: t3://host1:7001)

デフォルトでスクリプト実行途中で管理者ユーザ、パスワードの入力が必要。

停止 startManagedWebLogic.cmd (win)

startManagedWebLogic.sh (Unix)

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WebLogic Serverの起動/停止について③

ドメインに管理対象サーバを複数構成する場合は、運用面での利便性や保守性を考慮し、下図のように、サーバ別の起動スクリプトを用意し、各管理対象サーバ向けのJavaオプションやメモリ設定を環境変数で指定してからstartManagedWebLogicスクリプトを呼び出す形にする方法もご検討下さい。

下記は主要な環境変数の例です。

– Javaオプションを設定するための環境変数:JAVA_OPTIONS

– JVMのヒープを設定するための環境変数:USER_MEM_ARGS

startManagedWebLogic

スクリプト

set DOMAIN=c:¥Oracle¥Middleware¥user_projects¥domains¥domain1

set ServerName=Server1

set AdminURL=t3://localhost:7001

set USER_MEM_ARGS=-Xms512m –Xmx512m -XX:MaxPermSize=128m

%DOMAIN%¥bin¥startManagedWebLogic %ManagedServerName% %AdminURL%

管理対象サーバ

Server1用

起動スクリプト

管理対象サーバ

Server2用

起動スクリプト

set DOMAIN=c:¥Oracle¥Middleware¥user_projects¥domains¥domain1

set ServerName=Server2

set AdminURL=t3://localhost:7001

set USER_MEM_ARGS=-Xms1024m –Xmx1024m -XX:MaxPermSize=256m

%DOMAIN%¥bin¥startManagedWebLogic %ManagedServerName% %AdminURL%

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【参考】 WebLogic Serverの起動に関する参考情報

現象 概要と対処策 詳細情報

WebLogic Serverの管理対象サーバをLinux上で起動した時、下記のログが出るまで時間がかかる

<Notice> <Security> <BEA-090082> <セキュリティはセキュリティ・レルムmyrealmを使用して初期化しています。>

起動時のセキュリティ関連処理に時間がかかっている可能性があります。その場合、管理対象サーバ起動時のJavaオプションに下記を追加します。

-Djava.security.egd=file:///dev/urandom

サポート

ドキュメント

KROWN#156111をご参照下さい。

WebLogic Server 12c(12.1.2)の管理サーバをstartWebLogicスクリプトで起動した場合、 Derbyも同時に起動してしまう

WebLogic Server12c(12.1.2)でstartWebLogicスクリプトを使用して管理サーバを起動した場合に発生する事象です。下記のようにstartWebLogic

に noderby引数を指定することで回避できます。

startWebLogic noderby

サポート

ドキュメント

KROWN#165157をご参照下さい。

WebLogic Server 12c(12.1.2)のサーバを起動後 、java.io.Exceptionが発生する。

WebLogic Server12c(12.1.2)の管理サーバや管理対象サーバを起動した場合に発生することがあります。この例外は無視可能ですが、下記のJavaオプションを追加することで例外発生を回避できます。

(Windowsの場合)

-Dweblogic.MuxerClass=weblogic.socket.NTSocketMuxer

(Unixの場合)

-Dweblogic.MuxerClass=weblogic.socket.PosixSocketMuxer

または

-Dweblogic.MuxerClass=weblogic.socket.DevPollSocketMuxer

サポート

ドキュメント

KROWN#164750をご参照下さい。

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WebLogic ServerとWebサーバ①

WebLogic Serverでは、ApacheやMS IISとWebLogicを連携させるためのWebサーバプラグインを利用できます。

Webサーバープラグインにより、複数の管理サーバへのリクエストの負荷分散ルーティングや、管理サーバにアクセスできない場合、他の管理サーバーへリクエストをフェイルオーバーさせることが可能です。

管理対象

サーバ#2

管理対象

サーバ#1

Apache

HTTP Server

ユーザ

リクエスト

負荷分散

フェイル

オーバー

WebLogicドメイン

管理

サーバ

Webサーバ

プラグイン

LoadModule weblogic_module home/oracle/weblogicplugin/lib/mod_wl.so

<IfModule mod_weblogic.c>

WebLogicCluster localhost:7011,localhost:7012

</IfModule>

<Location /myAppl>

SetHandler weblogic-handler

</Location>

httpd.conf

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WebLogic ServerとWebサーバ②

WebLogic Serverには、Oracle HTTP ServerというApache2.2ベースのWebサーバのライセンスが付属しており、要件によりWebLogic Serverと組み合わせて利用することが可能です。

Oracle HTTP ServerからWebLogic Serverへリクエストをルーティングするために mod_wl_ohsというApacheの拡張モジュールも提供しています。これは前述のWebサーバプラグインと同等の機能を提供します。

管理対象

サーバ#1

WebLogicドメイン

管理

サーバ Oracle

HTTP Server 12c

mod_wl_ohs

管理対象

サーバ#2 ノード

マネージャ

管理対象

サーバ#1

WebLogicドメイン

管理

サーバ Oracle

HTTP Server 11g

mod_wl_ohs

管理対象

サーバ#2 OPMN

WebTierインスタンス

WebLogic Server12c(12.1.2) とOracle HTTP Server12c WebLogic Server11g とOracle HTTP Server11g

プロセス制御 プロセス制御

Oracle HTTP Server11gは

WebLogicドメインとは

別にWebTierインスタンス

として管理

Oracle HTTP Server12cは

WebLogicドメイン内で管理。Oracle HTTP ServerだけのStandalone ドメインも構成可能

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WebLogic Serverの ドメイン構成例

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WebLogic ドメインの構成例

WebLogicのドメインは構成の自由度が高いため、具体的な構成については十分考慮する必要があります。

基本的には、運用ポリシーやルールが同じアプリやサーバは、同じドメインに含めるという方針で考えるようにします。例えば、同じ営業支援システムでも法人営業部とリテール営業部ではAPサーバとして運用方法が異なるという場合は法人営業部のドメイン、リテール営業部のドメインと分けることを検討します。

ただし、他にも、物理的にマシンを設置するロケーションや拡張時の要件などを考慮する必要があります。

次のスライドより、下記の構成例を説明します。

– 開発環境の構成例

– 本番環境の構成例

管理対象サーバに対するアプリケーションの配置例

ドメインに対するマシンの配置例

DR(Disaster Recovery)を考慮した構成例

– Oracle HTTP Serverと連携する場合の構成例 (本番/開発共通)

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開発環境のドメイン構成例

開発環境では、ドメインを開発モードにして、管理サーバだけを利用するケースが一般的です。

開発モードの場合は下記が利用できます。

– 自動デプロイ(特定ディレクトリにアプリファイルをコピーするだけでデプロイ)がデフォルトで利用可能

– Webサービステストツールやクラスロード分析ツールが利用可能

– 管理サーバ起動時のドメイン管理者IDやパスワードの入力が不要

ただし、本番のステージング環境、本番を想定した負荷テストを行う環境では、本番と同等の構成にすることを推奨致します。

WebLogicドメイン

(開発モード)

管理

サーバ

開発用マシン

IDEでアプリ開発

アプリの配布とテスト

オラクルが提供する開発ツールでは、開発ツールからの直接配布やテスト実行が可能

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【参考】WebLogic Serverのアプリケーション開発ツール

WebLogic Server は標準仕様であるJava EE に完全準拠しているため、Java EE のアプリケーションが開発可能な任意の開発ツールを利用できます。

下表はオラクルが提供しているWebLogic Server向けアプリケーション開発ツールです。

WebLogic Serverバージョン 開発ツール名 概要

WebLogic Server11g

(JavaEE5)

Oracle JDeveloper 11g JavaだけでなくDB(表設計、編集、PL/SQL等)開発ツール

11gより WebLogic Serer11gに対応し、Java EE 5ベースのアプリ開発が可能。ライセンスは無償。

Oracle Enterprise Pack for

Eclipse 11g

Eclipseベースの開発ツール。Java EE 5ベースのアプリ開発が可能。

WebLogic Server12c

(JavaEE6)

Oracle JDeveloper 12c JavaだけでなくDB(表設計、編集、PL/SQL等)開発ツール

12cより WebLogic12cに対応し、Java EE 6ベースのアプリ開発が可能。ライセンスは無償。

Oracle Enterprise Pack for

Eclipse 12c

Eclipseベースの開発ツール。Java EE 6ベースのアプリ開発が可能。

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本番環境のドメイン構成例

本番環境における管理対象サーバに対するアプリケーションの配置例として、主に下図の2パターンが挙げられます。

WebアプリケーションとEJBアプリケーションを分離し、EJBアプリケーションを複数のアプリから利用するケースでは、多層冗長構成も検討します。

WebLogicドメイン(本番モード)

管理

サーバ

管理対象サーバに対するアプリケーションの配置例

管理対象

サーバ#2

管理対象

サーバ#1

WebLogicドメイン(本番モード)

管理

サーバ

管理対象

サーバ#4

管理対象

サーバ#3

管理対象

サーバ#2

管理対象

サーバ#1 アプリA

アプリB

アプリA

アプリB

EJBアプリA

EJBアプリB

EJBアプリA

EJBアプリB

WebアプリA

WebアプリB

WebアプリA

WebアプリB

ユーザリクエスト ユーザリクエスト

基本的な冗長構成 多層冗長構成

ビジネス

ロジック層

プレゼンテーション

ロジック層

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本番環境のドメイン構成例

本番環境におけるドメインに対するマシン(物理的なサーバ)の配置例として、主に下図の2パターンが挙げられます。

WebLogicクラスタが提供する高可用性機能を利用する場合は、1ドメインnマシン構成を検討します。

次のスライドで下図2パターンを比較しています。

WebLogicドメイン(本番モード)

ドメインに対するマシンの配置例①

WebLogicドメイン#1

(本番モード)

1ドメイン nマシン 1ドメイン 1マシン

WebLogicドメイン#2

(本番モード)

管理対象

サーバ#1

管理対象

サーバ#2

管理

サーバ

管理対象

サーバ#1

管理対象

サーバ#2

管理

サーバ

管理

サーバ

管理対象

サーバ#1

管理対象

サーバ#2

管理対象

サーバ#3

管理対象

サーバ#4

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本番環境のドメイン構成例

下表を参考に、要件に応じて1ドメインnマシンと1ドメイン1マシンを検討します。

主要な比較観点 1ドメインnマシン 1ドメイン1マシン

管理サーバの数 ○ マシンの数に依存せず1つだけ。

よってリソース面と管理操作面で効率は良い

マシンの数だけ必要なため、リソース面や管理操作面の効率は良いとはいえない。

管理サーバの可用性 管理サーバのマシンで障害が発生した場合、別のマシンで管理サーバを復旧させるための施策を検討する必要あり。

管理サーバという面では1マシンに障害が発生しても特に施策は不要。

WebLogicクラスタの

高可用性機能の利用 ○ 可能 不可能

マシン追加時の対応 ○

管理サーバでサーバの追加操作後、追加マシンへの展開が必要

既存環境からのコピー(テンプレート)を用いて容易に追加可能

ローリング・アップグレード

の容易性(パッチ適用含む)

ドメイン内の各サーバで異なるS/Wバージョンやパッチを適用する事は不可のケースもあるため、既存環境だけで行うのは困難になる可能性もある。

既存環境に対してマシン単位でローリング・アップグレードやパッチ適用を行う事は容易

ドメインに対するマシンの配置例②

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本番環境のドメイン構成例

DR環境では、プライマリ・サイトとスタンバイ・サイトでドメインを分けることが一般的です。

WebLogic Serverでは、基本的には構成変更操作についてプライマリ・サイトとスタンバイ・サイトで同期させることを検討します。

WebLogicドメイン

(本番モード)

大阪のデータセンター

(プライマリ・サイト)

DR(Disaster Recovery)を考慮した構成例

管理者 WebLogic Serverの

構成変更操作

の同期 管理対象

サーバ#1

管理対象

サーバ#2

管理

サーバ

WebLogicドメイン

(本番モード)

福岡のデータセンター

(スタンバイ・サイト)

管理対象

サーバ#1

管理対象

サーバ#2

管理

サーバ

DBデータの同期(Oracle DBであればData Guardなど)

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Oracle HTTP Serverと連携する場合のドメイン構成例①

Oracle HTTP ServerとWebLogic Serverを連携させる場合は、Oracle HTTP Serverの管理と監視においてFusion

Middleware ControlというWebコンソールツールを使用するか否かを検討します。

使用する場合、WebLogic Serverの管理サーバにFusion Middleware Controlを動作させるようにWebLogic Server

インストール後に「Application Development Runtime」と「Oracle WebTier」の両方をインストールし、ドメインを作成します。

使用しない場合は、「Application Development Runtime」のインストールは不要です。

Oracle HTTP Server 11gとOracle WebLogic Server 11gの場合

WebLogicドメイン

(本番モード)

管理対象

サーバ#1

管理対象

サーバ#2

管理

サーバ

Oracle

HTTP Server 11g mod_wl_ohs

OPMN

WebTierインスタンス

プロセス制御

Fusion Middleware Controlを使用しない場合

WebLogicドメイン

(本番モード)

管理対象

サーバ#1

管理対象

サーバ#2

管理

サーバ

Oracle

HTTP Server 11g

mod_wl_ohs

OPMN

WebTierインスタンス

プロセス制御

Fusion Middleware Controlを使用する場合 ( 「Application Development Runtime」のインストールが必要)

Fuison

Middleware

Control

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Oracle HTTP Serverと連携する場合のドメイン構成例②

WebLogic Serverの管理サーバにFusion Middleware Controlを動作させるようにWebLogic Serverインストール後に「FM infrastructure 12c」と「Oracle HTTP Server」の両方をインストールし、ドメインを作成します。また、その際、FM infrastructureの内部管理用にOracle Databaseが必要になります。

Oracle HTTP Server 12cとOracle WebLogic Server 12cを同一ドメインに構成

WebLogicドメイン

(本番モード)

管理対象

サーバ#1

管理対象

サーバ#2

管理

サーバ

Oracle

HTTP Server 12c

mod_wl_ohs

ノードマネージャ

プロセス制御

「FM infrastructure12c」のインストールが必要

Fuison

Middleware

Control

Oracle

Database

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Oracle HTTP Serverと連携する場合のドメイン構成例③

Oracle HTTP Server 12cとWebLogic Server 12cを連携させる上では、Oracle HTTP Server12cとWebLogic

Server12cのドメインを分けて構成する事も可能です。

Oracle HTTP Server12cとノードマネージャーだけが存在するドメインを「スタンドアロン・ドメイン」といいます。

例えばOracle HTTP ServerだけをDMZに配置する場合などは、この構成を検討します。

下記の構成では、基本的にFusion Middleware Controlは適用しません。

Oracle HTTP Server 12cとOracle WebLogic Server 12cを別ドメインに構成

WebLogicドメイン

(本番モード)

管理対象

サーバ#1

管理対象

サーバ#2

管理

サーバ

Oracle

HTTP Server 12c

mod_wl_ohs

ノードマネージャ

プロセス制御

Oracle HTTP Server12c

スタンドアロン・ドメイン

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【参考】 Fusion Middleware Control12cによる管理 下図は、Fusion Middleware12cによりWebブラウザからGUIベースでOracle HTTP Server12cを管理する画面のイメージです。

管理操作時にWebLogic管理コンソールと同様に「チェンジ・センター」でロックを取得します。変更適用後、アクティブ化した上でOracle HTTP Serverを再起動することで変更内容が反映されます。

Oracle HTTP Server

の管理操作メニュー

チェンジ・センターで変更操作のロックやアクティブ化、取消が可能

Oracle HTTP Server

の性能状況を

グラフや表で

表示

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WebLogic Serverの インストールとドメイン構成

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WebLogic ServerのCertification 情報は、下記の方法にて参照できます。

– My Oracle Support (ログイン後、「動作保証」タブから、各製品の動作保証の情報を検索)

– または、OTN-Jのサイトより下図の手順で表示されるページより

WebLogic ServerのCertification情報の確認

①「Oracle Technology Network」タブを選択

②「製品技術情報」- 「Fusion

Middleware」リンクを選択

③「(See supported system configurations for

all Oracle Fusion Middleware products)」リンクを選択

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WebLogic Server 11g(10.3.6)のインストール

WebLogic Server11g(10.3.6)のインストールは、提供されているインストール・ファイルをOS上で実行し、インストーラを起動して行います。インストール・ファイルは、プラットフォームにより異なります。

インストーラによりWebLogicのソフトウェア・ファイルがマシンにコピーされます。ドメインはインストール後に

Configuration WizardまたはWLSTを使用して作成します。

インストールは、下表のモードを選択して行います。

インストールモード 概要

グラフィカル

モード

デフォルトのインストール・モード

GUIのダイアログ画面にパラメータを指定しながら対話的にインストールを行います。

コンソール

モード

CUIのダイアログ画面にパラメータを指定しながら対話的にインストールを行います。

Linux/UNIXなどでGUIが利用できない環境では自動的にCUIモード・インストールになります。

指定方法:インストール実行時に下記オプションを付加

-mode=console

サイレント

モード

あらかじめ必要なパラメータをファイル(silent.xml)に記述しておき、バッチ的にインストールを行います。

指定方法:インストール実行時に下記オプションを付加

-mode=silent -silent_xml=(silent.xmlのパス)

ZIPファイルを展開することでインストールを行う形態もあります。

ZIPファイル展開によりインストールしたWebLogic Serverは開発用途として使用して下さい。

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WebLogic Server 11g(10.3.6)のドメイン作成

WebLogic Server11g(10.3.6)のドメイン作成は、インストール後にConfiguration WizardまたはWLSTを使用して行います。

Configuration Wizardは、下表のモードを選択して行います。

インストールモード 概要

グラフィカル

モード

デフォルトのインストール・モード

GUIのダイアログ画面にパラメータを指定しながら対話的にドメイン作成を行います。

コンソール

モード

CUIのダイアログ画面にパラメータを指定しながら対話的にドメイン作成を行います。

Linux/UNIXなどでGUIが利用できない環境では自動的にCUIモード・インストールになります。

指定方法:インストール実行時に下記オプションを付加

-mode=console

ZIPファイルを展開することでインストールを行う形態もあります。

ZIPファイル展開によりインストールしたWebLogic Serverは開発用途として使用して下さい。

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WebLogic Server 12c(12.1.2)のインストール

WebLogic Server 12c(12.1.2)のインストールは、プラットフォームの種類にかかわらず単一のJARファイルを用いてjavaコマンドで行います。

インストーラによりWebLogicのソフトウェア・ファイルがマシンにコピーされます。ドメインはインストール後に

Configuration WizardまたはWLSTを使用して作成します。

インストールは、下表のモードを選択して行います。

インストールモード 概要

グラフィカル

モード

デフォルトのインストール・モード

GUIのダイアログ画面にパラメータを指定しながら対話的にインストールを行います。

サイレント

モード あらかじめ必要なパラメータをファイルに記述しておき、バッチ的にインストールを行います。

ZIPファイルを展開することでインストールを行う形態もあります。

ZIPファイル展開によりインストールしたWebLogic Serverは開発用途として使用して下さい。

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WebLogic Server 12c(12.1.2)のドメイン作成

WebLogic Server12c(12.1.2)のドメイン作成は、インストール後にConfiguration WizardまたはWLSTを使用して行います。

Configuration Wizardは、下表のモードを選択して行います。

WebLogic Server12c(12.1.2)のConfiguration Wizardはコンソールモードをサポートしていないため、CUI環境でドメインを作成する場合は、WLSTを利用して下さい。

インストールモード 概要

グラフィカル

モード

デフォルトのインストール・モード

GUIのダイアログ画面にパラメータを指定しながら対話的にドメイン作成を行います。

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インストール前に最低限決めておくべき主な事項

WebLogic Serverをインストールする前に下表の項目を決めておく必要があります。

カテゴリ 設定項目 設定例

インストール インストール先ディレクトリ

(MIDDLEWARE_HOME or ORACLE_HOME)

(インストールする物理マシン毎に)

/u01/oracle/wls1036

WebLogicと共にインストールする製品 Oracle CoherenceとOracle Enterprise Pack for Eclipse

Oracleサポートサイトへ直接接続してセキュリティ更新情報を受け取るか

受け取らない

サンプルのインストール しない

(Windowsの場合のみ)

ノードマネージャーのWindowsサービス化

しない

(Generic版のインストーラを使用する場合はこの検討不要)

(別途インストールを要するもの)

フロントのWebサーバに

Oracle HTTP Serverを使用するか

しない

(使用する場合、別途インストール作業が必要)

Oracle ADFのアプリケーションをWebLogic上で動作させるか

動作させない(Oracle ADFアプリを動作させる場合、別途インストール作業が必要)

Fusion Middleware Controlを使用するか しない (Oracle HTTP Serverを使用する場合に検討。使用する場合、別途インストール作業が必要)

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ドメイン構成前に最低限決めておくべき主な事項

WebLogic Serverのドメイン構成を行う前に下表の項目を決めておく必要があります。

カテゴリ 設定項目 設定例

ドメイン構成 ドメイン名 OsakaDomain

ドメイン管理者ID/パスワード weblogic/welcome1

管理サーバ名とポート AdminServer :7001

管理対象サーバ名とポート Server1 : 7011

Server2 : 7012

物理マシンと管理サーバのマップ Host1に管理サーバを配置

物理マシンと管理対象サーバのマップ Host1にServer1を配置

Host2にServer2を配置

利用するJVM Oracle JDK7 (1.7.0 u40)

起動モード 本番モード

ドメインの構成先ディレクトリ (各サーバ毎に)

/u01/oracle/wls1036/user_projects/domains

クラスタを構成する場合、

クラスタ名とメンバーとなるサーバー

クラスタは構成しない

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インストーラの起動 (Linux x86-64の場合)

下表は、Linux x86-64プラットフォームで WebLogic Serverのインストーラをグラフィカル・モードで起動する場合の手順です。

WebLogic Server 11g(10.3.6) WebLogic Server 12c(12.1.2)

1. JDK7をインストール

2. インストールしたJDK7のbinディレクトリをPATH環境変数に設定

3. 下記コマンドによりインストーラが起動

java -jar wls1036_generic.jar

1. JDK7をインストール

2. インストールしたJDK7のbinディレクトリをPATH環境変数に設定

3. 下記コマンドによりインストーラが起動

java -jar wls_121200.jar

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Configuration Wizardの起動 (Linux x86-64の場合)

下表は、Linux x86-64プラットフォームで WebLogic ServerのConfiguration Wizardを起動する場合の手順です。

WebLogic Server 11g(10.3.6) WebLogic Server 12c(12.1.2)

1. WebLogic Serverをインストールしたディレクトリ配下にある下記のディレクトリに移動

wl_server10.3/common/bin

2. 下記スクリプトによりConfiguration Wizardが起動

config.sh

1. WebLogic Serverをインストールしたディレクトリ配下にある下記のディレクトリに移動

oracle_common/common/bin

2. 下記スクリプトによりConfiguration Wizardが起動

config.sh

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WebLogic Serverのインストールとドメイン構成のデモ

今回は、下図、下表のドメインを構成する前提でデモを行います。

今回、インストールとドメイン構成が正常に行えたかの確認は、構成した管理サーバや管理対象サーバが起動し、管理コンソールにアクセスできるか否かでチェックします。

管理対象

サーバ

Server1

7011

管理

サーバ

AdminServer

7001

管理対象

サーバ

Server2

7012

マシン

OsakaDomain 本番モード

主要な設定項目 設定値

ドメイン名 OsakaDomain

ドメインディレクトリ D:¥Demo¥wls1212

¥user_projects¥domains

¥OsakaDomain

ドメインモード 本番モード

管理者ユーザID weblogic

管理者ユーザパスワード welcome1

利用JDK JDK7 (1.7.0 u40)

管理サーバ名とポート AdminServer : 7001

管理対象サーバ名とポート Server1 :7011

Server2 :7012

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最後に: WebLogic Server独習キット(基本編)について

お疲れ様でした。セミナーはこれで終了です。

お手数ですが、アンケートへご記入をお願い致します。

ご記入頂いたアンケートと引き換えに、下記の独習キットが格納されたCD-Rをお渡しいたします。

– WebLogic Server 11g(10.3.6) 独習キット(基本編)

– WebLogic Server 12c(12.1.2) 独習キット(基本編)

上記の独習キットには、WebLogic Serverのインストールや構成を行い、アプリケーションを配布する基本的な手順について実機で確認して頂くための説明や演習が含まれています。

なお、独習キットには演習に必要なファイルやスクリプト等は格納されていますが、WebLogic Server

やJavaSEのソフトウェアは含んでいません。

WebLogic ServerやJavaSEについては、Oracle Technology Network よりダウンロードしてご利用下さい。(詳細は、独習キットに含まれている説明をご参照下さい。)

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