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1 スポーツや芸術・文化の振興

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千葉県のスポーツの振興

〇市町村

開放校 学校数 開放率 市町村開放率

小学校 835校 850校 98.2%

中学校 371校 385校 96.4%100%

公立学校体育施設開放状況(平成20年度)

平成21年 7月 1日現在

※( )は市 区 町 村 数

「設置率」全市区町村に対する設立済み総合型クラブのある市区町村の割合

「育成率」全市区町村に対する設立済み・準備中総合型クラブのある市区町村の割

千葉県近県の総合型クラブ設置率・育成率

42.9%

34.1%

50.0%

36.1%38.6%

48.4%45.5%

50.0%

61.4%

70.0%63.9%

51.4%

59.7%

54.5%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

千 葉(56) 茨 城(44) 栃 木(30) 群 馬(36) 埼 玉(70) 東 京(62) 神奈川(33)

市区町村設置率

市区町村育成率

千葉県近県の総合型クラブ設立数

47

20

34

24

44

77

44

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

千 葉 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 東 京 神奈川

総合型地域スポーツクラブ 近県の育成状

※指定開放

県立学校体育施設実施要綱に基づき開放時間は年間 150 時間以上と規定。

本県では、「スポーツや健康づくりの運動を習慣化し、自分の健康は自分で守る、活力ある県民を増やす。」を基本

理念に、生涯スポーツ社会の実現を目指す総合型地域スポーツクラブの育成、子どもの体力向上への取組などを重点

的に進めています。

来年開催される「ゆめ半島千葉国体」の開催を契機とし、本県のスポーツ振興がますます発展するよう取り組んで

います。

34757

42951

48061

52060

59815 6031262332

63836 62647

58103

0

10000

20000

30000

40000

50000

60000

70000

平成11年

平成12年

平成13年

平成14年

平成15年

平成16年

平成17年

平成18年

平成19年

平成20年

スポーツ科学センター トレーニングルーム利用状況

209

557

10301076

1137

1224

10291056

752

1228

456 448

663

762

429

574

502 512

435 433

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

平成

11年度

平成

12年度

平成

13年度

平成

14年度

平成

15年度

平成

16年度

平成

17年度

平成

18年度

平成

19年度

平成

20年度

スポーツ選手能力測定 県民健康体力測定

スポーツ科学センター 体力測定実施状況

県スポーツ科学センター利用状況等

国民体育大会での成績推移(天皇杯・皇后杯)

天 皇 杯

13551251.5

1373 14361569 1589.5

10

12

8

6 6

9

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

1800

H16埼玉 H17岡山 H18兵庫 H19秋田 H20大分 H21新潟

獲得点 順位 皇 后 杯

673634 644.5 643

710.5760

11 1110 10

9

5

0

200

400

600

800

1000

H16埼玉 H17岡山 H18兵庫 H19秋田 H20大分 H21新潟

獲得点 順位

*天皇杯(男女総合得点) 皇后杯(女子総合得点)

〇県立学校 ※県立学校数158校(千葉中学校は千葉高校に含む)

開放校 開放時間 利用人数 開放率

指定開放 59校 221,178時間 168,678人

独自開放 63校 5,870時間 49,096人77.2%

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3

78.378.879.681.6 81.1

55.155.657.157.358.1

66.967.568.669.570.2

30

40

50

60

70

80

90

16 17 18 19 20年度

男子

女子

全体

54.353.055.455.653.7

26.927.327.726.725.9

40.840.441.841.339.9

0

10

20

30

40

50

60

16 17 18 19 20 年度

男子

女子

全体

中学校女子

0

1000

2000

3000

4000

0 720 1440 2200

○運動する子としない子の二極化の状況

1週間の総運動時間の分布(体育の時間を除く) (平成 20 年度全国体力・運動能力,運動習慣等調査千葉県結果より)

○部活動の加入状況

中学校運動部活動加入状況(県小中体連調べ) 高等学校部活動加入状況(県高体連・高野連調べ)

○栄養教諭の配置状況

子どもの体力向上への取組み

5

10

15

23

2648

1897

986

359

34

0

5

10

15

20

25

17 18 19 20 21

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

千葉県

全国

小学生・中学生ともに、運動をほとんどしない児童生徒が多数います。特に、中学生では積極的に

運動する生徒とそうでない生徒に分散が拡大しています。

また、家庭の教育力の低下、偏食指導の不足、孤食など、食に起因する子どもの健康課題・偏った栄養摂取による

肥満傾向児の増加・朝食欠食などの食習慣の乱れが課題となっていることから、望ましい食習慣の形成、食の自己管

理能力の育成などの食に関する指導を行う栄養教諭の配置を進めています。

栄養教諭の配置状況(千葉県・全国)文部科学省調べ

全国 千葉県

単位:年度・人

都道府県 配置現人数

1 北 海 道 326

2 兵 庫 県 311

3 大 阪 府 270

4 鹿児島県 163

5 京 都 府 130

6 福 岡 県 114

29 千 葉 県 23

全 国 2648

栄養教諭の配置状況(都道府県別)文部科学省調べ

(平成21年4月1日現在)

中学校男子

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

0 360 720 1080 1440 1800 2200

1週間の総運動時間が 60 分未満 小学生:男子:11.8% 女子:22.1% 中学生:男子:11.3% 女子:32.0%

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伝統文化の継承、文化の振興

国・県・市町村指定文化財の件数 (文化財課調べ)

有形文化財 民俗文化財 記念物 登録文化財 記録選択

建造物 美術 工芸品

無形 文化財 有形 無形 史跡 名勝

天然 記念物

重要 文化的景観

重要 伝統的建造物群

選定 保存 技術 有形

建造物有形美工

有形民俗

無形民俗

記念物

無形無形民俗

国 28 49 0 2 6 26 1 16 0 1 0 114 0 0 0 1 4 13 261

県 68 246 7 21 57 81 5 52 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 542

市町村 321 1,207 6 116 172 354 7 176 0 0 0 6 1 0 1 0 0 0 2,367

計 417 1,502 13 139 235 461 13 244 0 1 0 120 1 0 1 1 4 18 3,170

◇千葉県少年少女オーケストラの活動 千葉県少年少女オーケストラは、小学4年生

から20歳までの団員約 160 名で構成され、ヨ

ーロッパ公演(ドイツ、ブルガリア)など、活

動の幅を広げており、世界でもトップクラスの

少年少女オーケストラと評価されるまでに成

長している。

◇ちば邦楽・伝統芸能祭事業

青少年を対象とした、邦楽や舞踊、歌舞伎、能又は狂言にかかる

体験型ワークショップと芸術鑑賞事業を併せて行う事業に対し、

助成している。

①体験型ワークショップ

歌舞伎の化粧の体験、能又は狂言の立廻りや所作などの体験、

日本舞踊の体験、邦楽器の演奏体験など

②芸術鑑賞

専門家の出演による邦楽、舞踊、歌舞伎、能又は狂言の舞台芸

術を鑑賞。

「青少年狂言体験教室」の様子

千葉県では長年にわたって受け継がれてきた様々な伝統芸能について、若者への関心を促し、将来に向けての保存

継承を図るとともに、21世紀を担う少年少女の芸術文化を普及し、千葉県文化の振興に寄与することを目指してい

ます。

一方、平成5~6年度に実施した民俗芸能緊急調査において、リストアップされた県内で732件の民俗芸能のう

ち、すでに中断していたものが175件あり、担い手の高齢化や後継者の不足、過疎化・少子化による担い手の減少、

地域共同体の弱体化、新しい住民の増加による関心の低下など、活力の低下や今後の伝承が課題となっています。

ヨーロッパ公演 ドイツ・ケルン市での公演の様子

◇学校での事業(「ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉」との協働)

○学校音楽鑑賞教室 児童・生徒の情操のかん養を図ることを目的として、県、開催市町村等により学校音楽鑑賞

教室を実施している。

○県民芸術劇場 私立の幼稚園、小・中学校、高等学校を対象に「芸術鑑賞教室」を実施している。

〈平成 21 年度ちば邦楽・伝統芸能祭〉

「青少年日本舞踊体験教室」

「和楽器体験講習会」

「青少年狂言体験教室」

「青少年邦楽体験教室」

<平成 21年度の主な演奏活動>

ヨーロッパ招待公演

(ドイツ・ケルン市:ケルナー・フィルハーモニー)

千葉県少年少女オーケストラとアキラさんの大発見コンサート

(千葉県文化会館)

千葉県少年少女オーケストラ第14回定期演奏会

(千葉県文化会館)

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2 夢を持って果敢にチャレンジする元気な子どもたちの育成

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○教員の多忙化

学校・教員等に関する課題と取組

部活動顧問の残業時間(教諭の勤務日・1日あたり)単位:時間

教諭の勤務日・1日当りの勤務時間

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

高校

中学校

小学校

(時間)

児童生徒に直接的にかかわる業務(授業、補修指導、生徒指導、学校行事、部活動、クラブ活動等)

児童生徒の指導に間接的にかかわる業務(授業準備、成績処理、連絡帳の確認、学年・学級通信の作成等)

学校運営に関わる業務及びその他の業務(会議・打合せ、事務・報告書作成、研修、その他の校務等)

外部対応(保護者・PTA対応、地域対応、行事・関係団体対応等)

(備考) ・小中学校のデータは、(H18.9.25~10.22) ・高等学校のデータは、(H18.10.16~10.29) ・高等学校は全日制とし、担任の残業時間は、高 1~3 の単純平均とした ・残業時間には、持帰りは含まない 平成 18 年文部科学省「勤務時間実態調査」に基づき作成

中 学校

1.47

1 .50

2 .21

0 0 .5 1 1 .5 2 2 .5

顧 問なし

文化 部

運動 部

高等学校

1.28

1.40

1.56

0 0.5 1 1.5 2 2.5

顧問なし

文化部

運動部

※平成21年度は平成21年9月1日までの休職者総数 (教職員課調べ)※対象は千葉市を除いた公立学校教員

県内の高校進学率が 97.9%に達するなか、義務教育における基礎学力が定着していない者、社会的経済的に恵まれな

い者、不登校経験者等、多様な児童生徒へのきめ細かい指導を行う学校が求められています。

これらの解決には、教員が子どもたちと向き合う時間が十分確保されている必要がありますが、教員の子どもたちの

指導に直接かかわる業務以外に、多くの時間が割かれています。

また、発達障害ある特別な支援を必要とする生徒への対応についても、一人一人の教育的ニーズに応じた対応が求め

られており、特別支援教育コーディネーターの指名や、研修などをとおして理解を進めており、小中高等学校までは体

制整備が進みつつありますが、特に高校においては、対応の遅れから学校不適応や学業不振に陥る発達障害児も少なく

ないという指摘もあり、高校における発達障害のある子どもに対するきめ細かな支援及び指導方法が求められています。

0

0 .5

1

1 .5

2

2 .5

3

3 .5

4

4 .5

埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 さ い た ま 市 千 葉 市 川 崎 市 横 浜 市 全 国

小 学 校

中 学 校

高 等 学 校

特 別 支 援 学 校

0

0 .5

1

1 .5

2

2 .5

3

3 .5

4

埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 さ い た ま 市 千 葉 市 川 崎 市 横 浜 市 全 国

小 学 校

中 学 校

高 等 学 校

特 別 支 援 学 校

同一校校長在職年数 同一校教頭在職年数

※ 平成19年度末に退職した校長が校長として在籍していた平均年数を示す。 ※ 平成20年度校長登用者が教頭として在職していた平均年数を示す。

文部科学省 「公立学校における校長等の登用状況等について」より

学校を対象とする事務量軽減検討チームによる検討(H20) ・見直し対象事務 591 件(調査・照会 321、報告・届出 194、会議 76)

⇒廃止・改善 169 件 調査・照会(廃止 44・改善 60)報告・届出(廃止 7・改善 48)会議(廃止 10) ※主な見直し内容:数課またがる重複調査等の解消、調査回数の縮小、報告書添付書類の簡略化や廃止など

・文書処理の簡素化など改善にかかる指針を策定し、業務改善に努めている。

教 員 の 休 職 状 況

50

100

150

200

17 18 19 20 21

一般疾病

精神性疾患

6 4 . 5

4 8 . 8

2 7 . 1

1 0 0 1 0 0 9 8 . 5

8 5 . 7

1 0 0 1 0 0

0

2 0

4 0

6 0

8 0

1 0 0

1 2 0

小 学 校 中 学 校 高 校

特 別 支 援 教 育 に関 する 教 員 研 修 の 受 講 状 況

特 別 支 援 教 育 コーディネーターの 指 名

校 内 委 員 会 の 設 置

特別支援教育体制整備状況(千葉県)H20・9・1 現在 特別支援学級担任の特別支援学校担任免許所有率(千葉県)(平成 21 年 5 月 1 日現在)

免許所有率

免許所

有者数 担任数

千葉県 全国(20 年 5 月)

小学校 444 1,145 38.8% 33.8%

中学校 157 491 32.0% 28.0%

小中学校と特別支援学校との人事交流

小中学校教員の特別支援教育の専門性や指導力の向上を図るため、小中学

校と特別支援学校間で計画的な人事交流を実施(交流期間は、2~3年)

(H21 年度)・小中→特別支援学校46名 ・小中←特別支援学校33名

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○学力に対する課題と取組

○多様な生徒のニーズに対応するための学校の取組み

「地域連携アクティブスクール」(県内7校で実施)

地域と連携することにより、「よりきめ細かい指導を行い、地域のかけがえのない一員として、地域とともに生きる職業人を育成する」学校(地域連携アクティブスクール)の在り方についての実践研究を進めている。

○発達障害(LD、ADHD、高機能自閉症等)への支援状況

特別支援学級への支援 小中学校における特別支援学級の担任については、適性や意欲あふれる適任者を配置できるよう、経験の無い者を担任にする場合は、

1年間研修を義務づけているほか、特別支援学級の担任を養成するため、小中学校から特別支援学校へ、特別支援学校から小中学校への計画的な人事交流を行い、専門性や指導力の向上に努めています。また、経験を積んだ教員は、特別支援学級の担任や特別支援教育コーディネーターとして、専門的な知識や指導方法を学校や地域に広めています。

高等学校での支援状況

○高等学校特別支援教育コーディネーター養成研修(年 4回)の実施(H20 年度)

(主な研修内容)特別支援教育の概論、コーディネーターの役割、発達障害に関する理解と支援体制づくり ○高等学校教職員を対象とした特別支援教育推進のためのリーフレットの配付

○高等学校特別支援教育コーディネーター連絡協議会(年2回)の開催(H21 年度~)

研修及び取組状況についての情報交換及びコーディネーターとしての資質及び指導力の向上 ○特別支援アドバイザー事業の実施

県内5か所に置かれている教育事務所に19名の特別支援アドバイザーを配置し、学校の要請に応じてアドバイザーを派遣 ○特別支援教育専門家チームによる講師の派遣

発達障害を含む障害のある生徒への望ましい教育的対応等について、専門的な意見の提示や助言を行う専門家を要請のあった学校へ派遣

千葉県学力状況調査の結果 ○学習意欲がない ○物事を筋道立てて考える思考力に課題がある

○文章や図表などの資料を読み取る力、自分

で表現する力に課題がある ○学んだことを他の教科や生活の中に生かそう

とする意識に課題がる

多様な児童生徒への

きめ細か指導

【教員の資質を向上】

「カリキュラムサポート室」

による教員研修の充実 若手教員向け「あすなろ塾」 中堅教員向け「授業の達人養成塾」 ベテラン向け「リーダー養成塾」

【各学校での学習指導を支援】

○「思考し、表現する力」を高める実践モデルプ

ログラムの普及 H20 作成 ○ちば版学習到達目標

松戸南高校 午前部 やり直しのできる学校

午後部 生徒のライフスタイル

夜間部 に合わせた学習のできる学校

平成 18 年 195名

入学者選抜

中学校新卒者 他の高校の退学者 不登校経験者 勤労者など

他の高校からの転入

三部制定時制高校(午前部・午後部・夜間部)

卒業

平成 21年 3月 春季66名

平成 21 年 9 月 秋季1名※

他部履修 三修制度

※三修制による卒業

三部制定時制

他の高校を中退した生徒など

3 月 9 月

一期

二期

三期

四期

五期

千葉大宮高校 いつでも どこでも 誰でも

学べる学校

3 月 4 月 5 月 9 月 10 月

年2回16%

年5回 37%

入学者選抜

中学校新卒者 中卒学歴の勤労者等 他の高校を中途退学 打ち込みたいことが

ある(新体操、声優など)・・・

転入学

他の高校からの転入自分のペースで勉強したい

年5回 47%

※秋季卒業者数は平成21年度のもの

様々な事情で(不登校,成績不振など)により入学してくる生徒たち(平成2 0 年度の状況)

きめ細かい指導 チューター制度

教育相談 習熟度指導

卒業

春季313名

秋季33名※

編入学

他の高校を中退した生徒など

全国初の通信制単独校

【天羽高校 地域と連携した交通安全指導】

疑問をもつ

課題を明確にする

仮設を立てて検証する

資料を収集する

相手の考えを理解する

自分の考えを述べる

より良い考えを選ぶ

自分の考えをまとめる

他者に分かりやすく伝える

思考の過程を振り返る

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8

○子ども会等の加入状況

家庭・地域等に関する課題と取組

2 7 8 4 9

2 9 1 1 32 9 4 7 6

3 0 4 9 68 5 4

9 4 89 6 0

9 0 0

26000

27000

28000

29000

30000

31000

32000

17 18 19 20

要保護受給児童生徒数準要保護受給児童生徒数

5.95%

6.23% 6.27%6 .47%

5 .50%

6 .00%

6 .50%

17 18 19 20

6 3 4 3

3 7 6

3 4

6 8 2 3

4 8 4

5 6

7 2 4 9

5 5 9

6 4

7 5 3 1

6 7 6

8 5

0

1 0 0 0

2 0 0 0

3 0 0 0

4 0 0 0

5 0 0 0

6 0 0 0

7 0 0 0

8 0 0 0

9 0 0 0

1 7 1 8 1 9 2 0

通 信 制

定 時 制全 日 制

6.8%7.6%

8.3%8.8%

6.0%7.0%8.0%9.0%

17 18 19 20

子 ど も 会 加 入 者 数  及 び  加 入 率 の 推 移

0

1 0 ,0 0 0

2 0 ,0 0 0

3 0 ,0 0 0

4 0 ,0 0 0

5 0 ,0 0 0

6 0 ,0 0 0

7 0 ,0 0 0

8 0 ,0 0 0

9 0 ,0 0 0

1 0 0 ,0 0 0

1 7 年 度 1 8 年 度 1 9 年 度 2 0 年 度 2 1 年 度

0

2

4

6

8

1 0

1 2

1 4

加 入 者 数 ( 人 )

加 入 率 ( % )

9500

10000

10500

11000

11500

平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度

会員数

・「加入者数」は、「千葉県子ども会育成連合会」に加入している子ども会所属の、未就学児(3才から5才)、小・中学生、高等学校生の合計である。 ・「加入率」は、千葉県内の未就学児及び児童生徒数に対する加入者数を表す。

3 1 0 0

3 2 0 0

3 3 0 0

3 4 0 0

3 5 0 0

3 6 0 0

平 成 1 6 年 度 平 成 1 7 年 度 平 成 1 8 年 度 平 成 1 9 年 度 平 成 2 0 年 度

会 員 数

ガールスカウト会員数(生涯学習課調べ)

ボーイスカウト会員数(生涯学習課調べ)

千葉県において、平成 20 年度に就学援助を受けている児童生徒は、全体の 6.47%となっています。また、県立高等

学校授業料減免を受けている生徒は、全体の 8.8%となっており、年々増加する傾向にあります。

家庭の経済的な状況により、学校はもちろん、家庭や学校外での教育を受ける機会が制約されたり、受けられる教育

の質に差が生じるなどの問題が生じています。

地域においては、子ども会などの減少により、幅広い年代において豊かな社会性や人間性を身につけるための機会が

減少しています。

県立高校授業料減免状況の推移と全生徒数との比率(財務施設公立小中学校における就学援助(学用品費等)状況の推移と全児童生徒数との比率(財務施設課調べ)

県P連

330000

331000

332000

333000

334000

335000

336000

337000

338000

H17 H18 H19 H20 H21

高P連

9400095000

9600097000

9800099000

100000101000

102000103000

104000

H17 H18 H19 H20 H21

特支P連

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

8000

9000

H17 H18 H19 H20 H21

幼P連

10500

11000

11500

12000

12500

13000

13500

H17 H18 H19 H20 H21

PTA会員数の推移(生涯学習課調べ)

80 ,962

4 ,997

841

79 ,887

5 ,744

1 ,208

77 ,876

5 ,402

1 ,421

79 ,690

5 ,950

1 ,518

77 ,281

5 ,290

1 ,148

101 ,598

6 ,403

1 ,905

81 ,076

4 ,7031 ,279

78 ,203

4 ,284

1 ,470

86 ,587

4 ,644

1 ,548

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

12 13 14 15 16 17 18 19 20

特別支援学校高等学校小中学校

ミニ集会参加者数の推移

単位:年度、人 生涯学習課調べ

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9

○家庭支援に関する取組

家庭は教育の原点であり、親(保護者)は、人生最初の教師として、豊かな情操や基本的な生活習慣、家族や

他人に対する思いやり、善悪の判断などの基本的倫理観や社会的なマナー、自制心、自立心などを養う上で、重

要な役割を担うものであることから、市町村の取組を支援するほか、すべての家庭の教育力向上が図れる施策や

学校の教育機能、地域社会の教育力を活用した支援に取り組んでいます。

家庭教育相談員等ネットワーク推進協議会【県】(県下5教育事務所管内で実施)

○家庭教育相談員等のネットワークづくり

○知識と資質の向上

相談員のための電話相談

NPOとの協働による「子育てサロン」事業【協働】

○母親等が気軽に参加できる支援プログラムをNPO

と協働で実施し親の安心できる場(サロン)をつくる。

「学校から発信する家庭教育支援のあり方」に関する研究

【県】市原市教育委員会との協働

○学校・家庭・地域との連携及び家庭教育支援に関する調査研究

○学校の教育機能を活用した家庭教育支援資料の作成と検証

○教員のための「家庭教育支援資料」活用プログラム(CD)の作成

ウェブサイト 「親力アップいきいき子育て広場」の開設

【県】八千代市教育委員会との協働

○家庭教育・子育てに関する手立てや知識の提供

○メール相談の実施

○新メニューの開発及び更新作業

<利用件数>31万件(平成20年12月~平成21年9月までの10ヶ月間)

家庭教育フォーラム 【県】

(県下5教育事務所管内で実施)

○親の学習機会の提供

○地域で家庭教育を支える気運の醸成

学校を核とした県内1000か所ミニ集会

学校を中心とした地域コミュニティを構築し、家庭と地域社会が互いに理解し合い、協力し合う環境づ

くりを目指すとともに、地域住民の声を学校運営に生かすことで開かれた学校づくりを進める。

主なテーマ

○子育てやしつけについて

・あいさつの大切さについて

・子どもの基本的な生活習慣や食生活につて

・子育てについての講演会

・子どものほめ方や接し方、子育てにどう関わったらよいか

○学校・家庭・地域の連携について

・学校・家庭・地域社会における相互理解や連携について

・地域と連携しての子育てについて

・地域における子どもたちの安全・防犯について

○学校の様子や学校評価に関すること

・学校評価の結果とその考察について

・学校に望むことについて

・家庭や地域での生徒の様子について

・進路指導・進路状況について

ミニ集会開催~佐倉市立白銀小学校~

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10

3 心 を 育 て る 教 育

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11

○いじめ、不登校の現状

○道徳の授業公開

県内5つの地域で道徳教育に関する授業を公開し、参加者との意見交換を行います。(授業は学校・地域・保護者の連携による展開を実施)

また、公開授業の実践例等を資料としてまとめ、県内の学校及び幼稚園に広く普及しています。

○道徳教育指導者養成研修

発達の段階に応じた指導内容や、魅力的な教材の活用等道徳の時間の指導の充実、体験活動や実践活動の推進等について、必要な知識等

を修得させ、本研修内容を踏まえた研修の講師等として、各学校への指導・助言等が行う人材を育成します。

○豊かな人間関係づくり推進事業

子どもたちが豊かな人間関係を築く力を日常の生活の中で自然に身に付けるために、子どもたちの人間関係を築く力の育成に焦点を当てた

「豊かな人間関係づくり実践プログラム」を作成し、各学校における体系的・実践的な活用を目指しています。

現在小学校で92%、中学校で84%の学校で実施されています。

プログラムの内容 各 4時間 計 36 時間のプログラム

小1 なかまとなかよくする たすけあう 中1 クリティカル・シンキングができるようになろう

小2 なかまやともだちと なかよく、たすけあう 中2 自分と向き合い、自分を管理できるようになろう!

小3 いろいろな気持ちがわかるようになろう! 中3 大事なことはじっくり決めよう!

小4 おたがいの感情について考え、よい人間関係をつくろう

小5 問題にじっくり取り組めるようになろう!

小6 上手な自己主張をしよう

道徳の時間の指導における教材の利用状況(千葉市除く公立小中学校)

子どもの道徳性・規範意識向上のための取組

不登校を理由とする長期欠席児童生徒は、平成 20 年度 小学校は 811 名,中学校 4,340 名となっています。不登校や

いじめにいたる原因は、多様であり、簡単に解決できる問題ではありませんが、いじめは重大な人権侵害であり絶対に

許さないという強い認識に立ち、指導支援を行っています。

これらの問題に対応するため、本児童生徒の心の内面に迫り、思いやりの心をはぐくむとともに、社会的規範意識を

育成するため、道徳教育や豊かな人間関係づくりなど、心の教育に取り組んでいます。

千葉県教育委員会平成 21年度 道徳教育の推進状況に関する調査より

3 63 4

5 65 3

1 1 29 4

1 3 31 5 1

2 1 01 9 4

2 7 22 8 5

1 0 5 88 9 6

1 5 6 8

1 6 3 81 7 3 7

1 8 0 7

8 9 77 9 78 5 8

7 0 48 5 8

6 4 87 8 6

7 0 2

0

2 0 0

4 0 0

6 0 0

8 0 0

1 0 0 0

1 2 0 0

1 4 0 0

1 6 0 0

1 8 0 0

2 0 0 0

小 1 小 2 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 高 1 高 2 高 3 単 位 制

H 1 9 H 2 0

0

2000

4000

6000

8000

10000

H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20

小学校 中学校 高等学校 特別支援学校

不登校発生状況(千葉県)

0 5 0 0 1 0 0 0 1 5 0 0 2 0 0 0

い じ め

い じ め を 除 く 人 間 関 係

教 師 と の 関 係 を 巡 る 問 題

学 業 の 不 振

ク ラ ブ 活 動 ・ 部 活 動 を 巡 る 問 題

学 校 の 決 ま り 等 を 巡 る 問 題

入 学 ・ 転 編 入 学 ・ 進 級 時 の 不 適 応

家 庭 の 生 活 環 境 の 急 激 な 変 化

親 子 関 係 を め ぐ る 問 題

家 庭 内 の 不 和

病 気 に よ る 欠 席

そ の 他 本 人 に 関 わ る 問 題

そ の 他

不 明

小 学 校 中 学 校 高 校

※平成 18 年度より発生件数から認知件数に調査対象が変更、いじめの定義も拡大しました。 いじめの定義 個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとされたうえ、「いじめ」とは、「当該児童生徒が、一定の人間関係のあるものから、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」であり「起こった場所は学校の内外を問わない」こととされた。 文部科学省「生徒指導上の諸問題に関する調査」より

8,596 9,2267,041

いじめの発生件数(千葉県)

1000 人当たりの発生件数 14.3 人 (全国 7.1 人) ワースト 6位

1000 人当たりの発生件数 25.3 人 (全国 15.6 人) ワースト 3位

2 1 8

2 4 5

6 2 4

1 5 1

1 6 2

7 2 4

4 1 9

4 1 8

3 1 5

3 4 0

1 4 0

5 4 3

1 5 3

6 8

6 7

9 1

1 1 2

2 8 4

1 1 7

3 2 4

2 8 0

2 3 3

1 3 2

3 3

0

2 4 7

7 5

1 4

1 6 1

7

1 9 3

2 2

0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 7 0 0 8 0 0

国 で 開 発 ・ 刊 行 し た   読 み 物

教 育 委 員 会 に お い て 開 発 ・ 刊 行 し た 読 み 物

民 間 の 教 材 会 社 で 開 発 ・ 刊 行 し た 読 み 物

民 間 の 道 徳 教 育 研 究 団 体 で 刊 行 し た 読 み 物

自 作 ( 学 校 作 成 を 含 む ) の 読 み 物

「 心 の ノ ー ト 」

新 聞 記 事

書 籍 ・ 雑 誌

写 真 ( デ ジ タ ル 写 真   を 含 む )

教 授 用 掛 図 、 紙 芝 居 、   大 型 絵

人 形 劇 体 験 教 材 ( 指 人 形 等 )

映 像 コ ン テ ン ツ

音 声 コ ン テ ン ツ ( 録 音 テ ー プ ・ C D 等 )

パ ソ コ ン 用 ソ フ ト

イ ン タ ー ネ ッ ト に よ り 得 ら れ た 情 報

そ の 他全 中 学 校 数   3 2 5 校

全 小 学 校 数   7 2 4 校

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12

郷土を愛する心の育成に関する取組

○郷土を愛する心の育成(平成 21 年 2 月作成)

○千葉県の民話を題材とした映像教材「おーいおはなしだよ」

そらとぶてんぐ ビデオ教材(S-VHS) 2001 など 224 作品

○千葉県の偉人

「地域の人々の生活の向上に尽くした先人心」

・伊能忠敬(全国測量・日本地図作成)・石川倉次(点字)・染谷源右衛門(印旛沼干拓)

「歴史人物」 ・千葉常胤・日蓮・伊能忠敬・堀田正睦・津田梅子・菱川師宣・青木昆陽・大原幽学・源頼朝・菅原孝標女・近藤勇・鈴木貫太郎

「地域ゆかりの先人」

・袖ヶ浦市:大村安之助(上総掘り) ・君津市:近江屋甚兵衛(のり養殖) ・市原市:渡辺善右衛門他(西広板はめ堰),川上

南洞(南総学校) ・木更津市:近藤五兵衛(小櫃堰) ・鴨川市:鳥海清治(滝根入用水),武志伊八郎(波

の伊八:彫刻師),沼野玄昌(医師:コレラ治療・予防),飯塚伊衛門(金山用水)

・鋸南町:菱川師宣(浮世絵)

・山武市:伊藤左千夫(歌人),蕨真一郎(歌人),安井理民(総武鉄道),牧野萬右衛門(落花生栽培),大高善兵衛(社会福祉事業:間引き・捨て子防止),斉藤信夫(童謡作詞:里の秋)

・いすみ市:大高玉治郎(大高水門) ・大多喜町:小高半左衛門(大多喜水道水路)

・銚子市:野口初太郎(大利根用水) ・旭市:白井次郎右衛門・辻内刑部左衛門・鉄牛(椿海干拓・

干潟八万石)・大原幽学(農村指導・農業協同組合)

・佐倉市:西村茂樹(国語辞典、古事類苑) 佐倉舜海(佐倉順天堂)

・我孫子市:志賀直哉(作家),バーナードリーチ(陶芸家)岡田武松(気象事業)

・流山市:渡辺庄左衛門(坂川掘削)

・船橋市:鈴木白山(塾教師),安川家(私塾)・浦安市:田中徳次郎(のり養殖)

郷土に誇りを持ち、千葉に生まれてよかったと思えるような教育、ひいては、子どもたちが千葉県や我が国に誇りと

愛着を持つとともに、外国の文化を尊重し、社会にはばたいていけるような教育が重要と考えており、中学生の副読本

「ちば・ふるさとの学び」を作成し、郷土の未来と自己の生き方を考える学習に取り組んでいます。

また、千葉県の民話を題材とした貴重な資料も作成しています。

郷土に自信と誇りを持てるような教育の推進

中学生用副読本A4判カラー100ページ

別冊指導資料A4判50ページ

序章 豊かなふるさとに生きる 第1章 生命のにぎわいとつながり

第2章 水に囲まれて生きる 第3章 ちばの豊かな恵み

第4章 ふるさとを守る自助・共助 第5章 自分らしい生き方を見つけるために

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13

実施校の推移

2.6%(19校)

14.5%(105校)

31.6%(229校)

90.5%(656校)

0 20 40 60 80 100

平成20年度

平成19年度

平成18年度

平成17年度

90.4

77.9

69.1

68.2

57.9

54.6

53.3

42.9

0 20 40 60 80 100

神奈川県

茨城県

全国平均

●千葉県

東京都

埼玉県

栃木県

群馬県

100

99.4

98.9

98.8

98.6

96.5

96.3

93.6

0 20 40 60 80 100

茨城県

群馬県

埼玉県

栃木県

東京都

全国平均

●千葉県

神奈川県

大学 との連 携を行 てい る県内 公立 高校 の推移

3

3 3

2

0 1 0 2 0 30 4 0 5 0 6 0 7 0 80

平成2 0 年度

平成1 9 年度

平成1 8 年度

平成1 7 年度

平成1 6 年度

< 学校数 >

大学との連携を行っている県内公立高校の推移

30

33

68

59

28

0 10 20 30 40 50 60 70 80

平成20年度

平成19年度

平成18年度

平成17年度

平成16年度

<学校数>

学ぶ意欲、働く意欲、社会に貢献する意識の向上

発達の段階に応じたキャリア教育の推進

●すべての教育活動を通じたキャリア教育の推進 ●教育課程への位置付けとその工夫 ●働くことの意味や楽しさがわかる指導の推進 ●自己の生き方や進路を考える指導の工夫

「学校教育指導の指針」

将来の夢や希望

・ゆめ・仕事ぴったり体

験(職場観察) 等

小 学 校

自らの生き方を考え

・職場体験(キャリア・スタート・

ウィーク)

・総合的な学習の時間における新たな

ャリア教育推進事業(中・高) 等

中 学 校

自己の在り方生き方を考える

・高校生インターンシップ

・高大連携

・高等学校におけるキャリア教育の在り方に

関する調査研究事業

・地域連携アクティブスクール

・総合的な学習の時間における新たなキャリア

教育推進事業(中・高) 等

高 等 学 校

・千葉県科学・先端技術体験スクール ・キャリア教育啓発ステッカー

・子ども参観日キャンペーン ・キャリア教育家庭用リーフレット 等

全国の公立高校の約70%でインターンシップ(就業体験)が行われている。2年生で2~3日程度実施される割合が最も多い。

公立高校 インターンシップ 千葉県では、中学校での職場体験への移行段階として、平成 17 年度から小学生による半日程度の就業密着観察学習「ゆめ・仕事ぴったり体験」を推進しています。

公立小学校 ゆめ・仕事ぴったり体験

725校中

全国の公立中学校の90%以上で職場体験が行われています。2年生で3日間実施される割合が最も多くなっています。

公立中学校 職場体験(キャリア・スタート・ウィーク)

高校生が大学における講義を聴講したり、大学教員を招聘して高校で模擬授業を行ったりするなど高大連携は、高校生の学習意欲や学力の向上、進路選択への支援などキャリア教育を推進する上で重要です。

高大連携

全国・他県データ 国立教育政策研究所生徒指導研究センター H20 年度職場体験・インターンシップ実施状況調査より

千葉県データ 指導課 生涯学習課

児童生徒が将来、社会人・職業人として自立し、社会のために何ができるかという社会貢献意識を身につけるため、

キャリア教育の推進が強く求められています。

千葉県では、キャリア教育を、「学校教育活動全体を通じて、『学ぶこと』・『働くこと』・『生きること』を密接に関

連付けて展開することにより、子どもたちの全人的な発達を支援する取組」と位置づけ、児童生徒の発達の段階に応

じたキャリア教育に取り組んでいます。

また、日ごろから、地元企業との連携を促進し地域で活躍する人材の育成が求められています。

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○千葉県科学・先端技術体験スクール 科学に関する先端的な観察や実験・実習の体験を通して、科学への関心を高め,科学的な見方や考え方を養い、研究者の働く姿を観察したり,

日頃の業務の一端を体験したりすることで研究を主とする職業への関心を高めます。

かずさDNA研究所【生命の設計図「DNA」を取り出そう!】

県水産総合研究センター【千葉県の魚を守れ!】

県産業支援技術研究所【エコ教室~複合材で工作体験~】

県衛生研究所(食品化学研究室)【着色料の正体は?】

県畜産総合研究センター【産まれたてのひよこに会いに行こう!】

県立現代産業科学館【望遠鏡を作ろう】(2講座)

県環境研究センター【目に見えない「音」の世界を科学する】

県衛生研究所(医薬品研究室)【医薬の進歩!生薬を学ぼう】

県衛生研究所(細菌研究室)【ミクロのワンダーランド カビの世界】

県農林総合研究センター【千葉県産おいしいナシはこうしてでき

る!】

海の博物館(県立中央博物館分館)【見つけよう!海の生き物たち】

県立中央博物館【葉っぱの化石を探そう】(2講座)

千葉県科学・先端技術体験スクール

サイエンススクール H18~ 半日または1日

サイエンスキャンプ H20~ 宿泊(2泊3日)

キャリア教育

先端技術体験プログラムH18~ 宿泊(2泊3日)

実行委員会

ワークショップ「夢を語ろう」「研究者との交流会」(キャリア教育)

(行政 6,企業 6, 研究機関 4,学校 2,大学 2)

最先端の技術・施設を体験しよう

・先端技術企業,大学,研究機関の見学

及び先端技術体験プログラムの実施

・対象:中・高校生 100名募集

応募152名 参加95名

科学を体験しよう ・10試験研究機関14講座実施 7/22(水)~8/15(土)

・対象:小・中・高校生

210名募集

応募2185名 参加199名

最先端研究機関と研究者の仕事を深

く知ろう

8/4(火)~6(木) ・実施場所 県がんセンター

・対象:中・高校生 20名募集

応募61名 参加18名

〔東葛・柏地区〕 国立がんセンター東病院 電力中央研究所 東葛テクノプラザ キッコーマン㈱ 東京大学宇宙線研究所 ベルパーツ㈱ 千葉大環境健康フィールド研究センター 〔千葉・幕張地区〕 ウェザーニューズ㈱ シャープ㈱ セイコーインスツル㈱ 東葛工業㈱ 東京情報大学 日本IBM㈱ 放射線医学総合研究所 東京ガス㈱ キヤノンマーケティングジャパン㈱ 千葉大フロンティアメディカル工学研究センター 〔京葉地区) かずさDNA研究所 出光興産㈱

製品評価技術基盤機構 新日本製鐵㈱ ソニーイーエムシーエス㈱ 丸善石油化学㈱

〔サイエンススクール実施例〕 〔キャリア教育先端技術体験プログラム協力機関〕

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豊かな人間性や社会性を育む体験学習

○通学合宿の実施状況 通学合宿は、小学校高学年の児童が、地域の公民館等に2泊から6泊程度宿泊し、親元を離れて団体生活の中で日常生活の基本的なことを

自分自身で行いながら学校に通う体験を通して、自立心・自主性・協調性を伸ばし「生きる力」を育み、あわせて地域の人たちが関わること

により地域教育力の向上を目指します。 ○農山漁村におけるふるさと生活体験実施校(H21)

子どもたちが農山漁村において一週間程度の自然体験や農林漁家等での集団宿泊等を行うことで、見聞を広め、自然や文化などに親しむと

ともに、人間関係などの集団活動の在り方や公衆道徳などについての望ましい体験を積むことを目的としており、今年度、小学校9校が実施

しています。

活動内容

南房総市 漁港見学 塩作り体験 酪農体験 地引網 魚調理 房洲うちわ 農業体験 太巻き寿司 山間部の農業体験 鰹節工場見学作業体験 など

○仲間と学ぶ長期宿泊体験教室推進校

香取郡東庄町立笹川小学校では、通常の学校生活では体験できない「自然体験・仲間づくり・食の大切さ」、「見る、聞く、書く、調べる、

作る、食べる、学びを通した本当の楽しさ」を実体験しながら学ぶため、長期にわたる集団宿泊体験に取り組んでいます。

○高校生の社会奉仕活動推進校

県立船橋法典高校では、生徒に社会奉仕活動を体験させ、進んで地域社会に役立ち、ボランティア活動に協力しようとする意欲を育てます。

○千葉フィールドミュージアム

県立博物館がこれまでに蓄積してきた多くの資料、情報、高い専門性を基に、「山」、「川」、「海」の現場(フィールド)の自然や文化その

ものを「資料」と考え、それらに直接触れ、学び、楽しむことを体験します。

山のフィールドミュージアム(中央博物館本館)H20 4,685 人

川のフィールドミュージアム(中央博物館大利根分館・関宿城博物館)H20 129 人

海のフィールドミュージアム(中央博物館分館海の博物館)H20 2,473 人

1 8

2 52 6

3 5

4 54 9

0

5

1 0

1 5

2 0

2 5

3 0

1 8 年 度 1 9 年 度 2 0 年 度

0

1 0

2 0

3 0

4 0

5 0

6 0

7 0

通 学 合 宿 実 施 市 町 村 数 年 度 別 通 学 合 宿 事 業 数

( 事 業 数 )( 市 町 村 数 )

1085

1224

1361

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

18年度 19年度 20年度

参加者数

通学合宿の実施状況(生涯学習課調べ)

子どもや若者の豊かな人間性や社会性をはぐくむためには、発達の段階に応じて、自然の中での長期宿泊活動や社会

奉仕活動など様々な体験活動が大切であることから、子どもたちが様々な体験を通して、命を大切にする心や他人を思

いやる心、規範意識や自立心、学ぶ意欲等を身に付けていくことができるよう、総合的な取組を進めています。

また、ボランティア活動や地域活動、国際理解を推進する活動に参加することにより、子どもたちが、社会のために

何ができるかを考え、将来、社会の発展のために協力・貢献できる一人の大人として必要な判断力や行動力の育成に取

り組んでいます。

通学合宿の参加者数の推移(生涯学習課調べ)

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16

○県立美術館・博物館の主な体験事業平成 20 年度(実施件数:315 件、参加者 146,883 名) 各館が専門性を活かし、子どもから大人まで幅広い年齢層を対象とした数多くの体験型事業を実施

博物館名 事 業 内 容

美術館 ビックペイント、県民の日その場でアート、ガラスでアート、モノレールでアートなど

博物館内で行うワークシートや化石発掘体験など 博物館を出て県内の建造物や遺跡の見学会 中央博物館本館 清和県民の森周辺を歩きながら自然を観察する ザリガニ釣りを体験、餌への嗜好性を学ぶ

大利根分館 竹の水鉄砲つくり体験

大多喜城分館 本物と同じに再現された甲冑の試着体験 近くの磯場を職員の解説付きで探検

分館海の博物館 博物館のバックヤード(施設)の見学 科学に関する楽しく、わかりやすい講座、工作教室

現代産業科学館 生涯学習課主催:天体望遠鏡づくり カヌー教室、たこあげ、葉っぱのしおりつくり

関宿城博物館 そば打ち、小麦まんじゅうづくり、こんにゃく作り等 太巻き寿司、そば打ち、煎餅作り、藍染め、飾り結び、浮世絵、竹細工、製陶、鍛冶屋教室 米作り、野菜の収穫、炭焼き、正月飾り作り、風車作り、機織り、わらぞうり作りなど 甲冑試着、打掛試着、茶道 房総のむら

石器作り、火起こし、土器作り、縄文カゴ作りなど ○工業教育におけるベトナムとの相互交流事業 現在、京葉工業高校の生徒と県内特別支援学校等の生徒の間で、障害のある子どもたちの発達段階や障害の程度に応じた学習教材づくりを

通じた交流が進められています。国際協力機構(JICA)や大学等と連携しながらベトナムのハンディキャップのある子どもたちが生活する施

設を訪問し、バリアフリ-キーボード(肢体不自由な方向け)、非接触体温計、電子タイマー等の作品を紹介するとともに、施設の棚や設備の

簡易な修理などの取組を行っています。

○自助・共助をはぐくむ防災教育推進事業

・高校生防災教育基礎講座 ・高校生防災パワーアップ講座

災害発生時、「共助」の担い手である一人の大人としての行動が適切にできる高校生を育てます。

ハンディキャップチルドレン村リクエストを受けた棚の製作 ビンミン小学校生徒への教材説明

救急救命法・搬送法実習 講師:消防地震防災課職員

(消防職員)


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