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オラクルアプライアンス製品導入の勘所

presented by ソフトバンク・テクノロジー

ソフトバンク・テクノロジー株式会社

技術統括エンタープライズソリューション本部

第2技術統括部プラットフォームソリューション部

野上航

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ご挨拶、SBTのご紹介


ソフトバンクグループ

ヤフー事業

ヤフー株式会社

国内通信事業

ソフトバンク株式会社

Wireless City Planning 株式会社

スプリント事業

Sprint Corporation

ICTサービス

ソフトバンク・テクノロジー株式会社

情報革命で人々を幸せに世界の人々から最も必要とされる企業グループへ

ソフトバンクグループ

株式会社

流通事業

Brightstar Corp.

ソフトバンクコマース＆サービス株式会社

当社


SBTのビジネスフィールド

ECサービス

データアナリティクス

マイクロソフトソリューション

プラットフォームソリューション

セキュリティソリューション

システムインテグレーション

デジタルマーケティング

システムインテグレーション

プラットフォームソリューション


Ora力（オラぢから）の証明

2015年 Platinum of the Year 2015 特別賞 2014年 11g Platinum 3位 2013年 11g RAC Expert 3位

Oracle Certification Award 3年連続受賞

11g Platinum保有者数（会社別）国内8位タイ！


自己紹介

• 野上航（のがみわたる） • 2013年2月 SBT入社

SBT以前：構築系案件、サポート業務など • 2015年 Platinum of the Year 特別賞受賞 • 趣味犬の散歩 • 好きなコマンド conn / as sysdba • 天敵 ORA-00600

野上家の愛犬


SBT Oracle案件事例

ディーコープ様

都内DC 北九州DC • ODAを構築 • 5つのDBを作成 • DataGaurd機能を使用して北九州

DCにDR環境を作成 • 複数のバージョンからなる10gデー

タベースのデータをメンテナンス時間内に11g環境へアップグレード

RAC one NODE

Oracle Database OracleDatabaseAppliance（ODA）

Oracle Data Guard

DataGuard で同期

BBフォン様

• 可用性の高い11g OracleRAC DBを構築

• DB保守サービスも実施

Oracle Real Application Clusters（RAC）

Oracle Database

Database

ASM

Database

ACTIVE ACTIVE

Oracle Clusterware


SBT Oracle案件事例

これらの詳細は以下のサイトをご覧ください。 https://www.softbanktech.jp/service/list/oracle/

SBグループ某社

都内DC システムA用都内DC システムB用 • 本番環境にODAを構築 • 2つのDBを作成 • DataGaurd機能を使用して障害

時にも短時間で復旧可能な環境を実現

Oracle Database OracleDatabaseAppliance（ODA）

Oracle Data Guard

Oracle Real Application Clusters（RAC）


本日のアジェンダ

ODA構築事

例のご紹介

・案件概要

・ODA構築・運用のポイント

SBT DB案

件の動向

・移行、レプリケーション案件増

・クラウド提案


ODA構築事例のご紹介


ODAとは

Oracle Database Appliance


DeeCorp様ご紹介

• 購買にフォーカスした経営支援サービスを実施

• 年間取引額約2兆円ディーコープ様についての詳細は以下をご覧ください http://www.deecorp.co.jp/ WEB事例（本件） http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1502/12/news014.html

佐藤様本人ご承諾済み掲載


案件概要（構成）

DataGuard リアルタイム同期

ODA

北九州DC 東京DC

GSLB

福島DC

@Dee

クラウド環境

物理環境

クラウドストレージを使用した遠隔地バックアップ

AP層

DB層

クラウドサービスにより柔軟な拡張性を実現

ODA

プライマリDB スタンバイDB • 集約 • パフォーマンス向上 • DR環境


Why ODA？？

• 5つのDBを集約したい • パフォーマンスに問題が起きている • パーティショニング機能を使いたい☆ • DR環境を実現したい • 予算は限られている

☆でDBライセンスがEEに確定 EEであればコストメリットの出やすいODAがよさそう

※ODA = Oracle Database Appliance


ODAを取扱ってみての素直な感想

• HWの費用が超安い。スイッチとか込。 • インターコネクトはinfiniband(40Gb/s) • オラクルさん任せ • スモールスタート可。コア単位で拡張。 • 構築期間が超短い

ODA最高!


ODA x5-2のスペック

・メモリ 1ノード256GB X5-2から拡張可能・インターコネクト Infinibandを使用可能


ODAx5-2の使用可能容量

disk 冗長性バックアップ格納先

ASM ディスクグループ

HDD (64T) 三重化 19200GB ※推奨

外部 DATA：17T RECO：3T

ローカル DATA：8T RECO：11T

二重化 28800GB

外部 DATA：25T RECO：4T

ローカル DATA：12T RECO：16T

SSD (800GB) 三重化－ 248GB

SSD (1600GB) 二重化－ 746GB


ODA構築・運用のポイントと罠


ODA構築・運用のポイントと罠

当時はx3-2

①RMANでDataGuard環境を構築

②SASケーブル試験でまさかのASM領域障害

③ODAテンプレートでCPU制限がされていない

④移行後にLOB索引が増える？

⑤CRUは自分で交換しなければならない


①RMANでのDG構築を実施

ODAでのDataGuardはRMANでの作成が推奨されている（あるいはGridControl）ホワイトペーパーを参考に手順準備「Oracle Database Applianceによる Oracle Data Guardの構成」

$rman connect target sys/password@//hostname1:1521/pdb connect auxiliary sys/password@//hostname2:1521/sdb run { allocate channel p1 type disk; ・・・ allocate auxiliary channel s1 type disk; duplicate target database for standby from active database dorecover spfile parameter_value_convert='/pdb','/sdb' set db_unique_name = 'sdb' set cluster_database = 'false' ・・・ set fal_server='pdb' nofilenamecheck; }


②SASケーブル試験でまさかのASM障害

ある時、ASMの使用可能領域を確認したら使用可能領域が予想より少ない事がわかる。 ASMディスクのいくつかが使用不可能な状態である事が判明。

調査するとSASケーブルの抜線テストを行ったあたりからASMディスクの一部分が使用できない状態だった。


②SASケーブル試験でASM障害

原因はoak2.8で発生する可能性のある不具合。（最新バージョンでは発生しない。2.9で修正。）

ASMディスクの削除、再登録、リバランスを手動で行い解消。教訓：Oracleソフトウェアだけでなくハードウェアの知識も必要原因を嗅ぎ付ける嗅覚も必要だ（by上司）


③ODAテンプレートでCPU制限がされていない（x3-2）

ODAではDBのテンプレートが用意されており、こちらの使用を推奨されている。（x5-2のマニュアルより抜粋）

テンプレート

CPUコア数

SGA (GB)

PGA (GB)

フラッシュ(GB) プロセス

REDOログ・ファイルのサイズ(GB)

ログバッファ(MB)

odb-01s (すべてのハードウェア・バージョン) 1 2 1 6 200 1 16

odb-01 (すべてのハードウェア・バージョン) 1 4 2 12 200 1 16





odb-16 (X5-2、X4-2、X3-2のみ) 16 64 32 192 3200 4 64

odb-24 (X5-2、X4-2のみ) 24 96 48 192 4800 4 64

odb-32 (X5-2のみ) 32 128 64 192 6400 4 64

odb-36 (X5-2のみ) 36 128 64 192 7200 4 64


構築したバージョン oak2.8ではCPU_COUNTの数字は入っているが、制限が有効になっておらずインスタンス・ケージングが有効になっていなかった。（インスタンス・ケージングはDBが使用するCPUコア数を制限する機能）実はODAのマニュアルにもインスタンス・ケージングが有効になっていない記載有り。。。 ※x5-2ではインスタンス・ケージング機能は有効になっておりますのでご安心下さい。

③ODAテンプレートでCPU制限がされていない（x3-2）



DB移行 10.1.0.3 → 11.2.0.4（ODA）移行前後でオブジェクト数の確認を実施 11.2.0.4 でDBA_OBJECTSビューを確認するとLOB索引が増えていた



原因 10.1.0.3ではLOB索引はDBA_OBJECTSビューより確認できない！ 11.2.0.4からDBA_OBJECTSで参照できるようになった。（11.2.0.3までは修正なし） Bug 9935857 - LOB indexes are missing from DBA_OBJECTS (ドキュメントID 9935857.8)

結局LOB索引はそれぞれ以下から確認することに 10.1.0.3 DBA_LOBS 11.2.0.4 DBA_OBJECTS


⑤CRUは自分で交換しなければならない

種別意味

CRU Customer Replaceable Unit

お客様ご自身で交換するパーツ

FRU Field Replaceable Unit

Oracle認定のサービス技術者が交換するパーツ

ハードウェア交換の一部はお客様ご自身で実施しないといけないことをご存知でしょうか・・・？

※弊社チラシより


CRU/FRU具体例

部品名

ストレージ・ドライブおよび起動ドライブ

DIMM（メモリ）

電源

ファン・モジュール

PCIeカード

サーバー・ノード・バッテリ

CRU（お客様が交換） FRU（オラクル社が交換）部品名

プロセッサ（CPU）

マザーボード

電力配分ボード

ディスク・ミッドプレーン・モジュール

PCIeライザー

前面インジケータ・パネル

詳細は以下のサイトよりご確認下さい http://docs.oracle.com/cd/E28641_01/doc.21/b66176/glwmd.html#scrolltoc

ありがちなパーツはCRUが多い

SBTではCRU交換代行サービスを実施中！

http://docs.oracle.com/cd/E28641_01/doc.21/b66176/glwmd.html


SBT DB案件の動向


昨今のDB案件状況

① 移行、レプリケーション案件の急増

② クラウド化 Public/Private問わず、クラウド化の検討が大幅増 →オンプレは「仕方なく」


①移行、レプリケーション案件増

最近、レプリケーション（DB複製）案件が多い

SBTではGoldenGate、Attunity、DBMoto でのレプリケーションをご提案

要因 • 更新系/参照系で分離したい ★ • 異なるDBからBiで使用する参照用DBを作成したい★ • 単純移行、バージョンアップ • DB種類変更（MySQL→Oracle等） • クラウド化 • 複数年使用する事によりデータ量増加


②クラウド化

ほぼ全ての案件で

「クラウドだったらどうなの？」


②クラウド化

• （おさらい）クラウド化のメリット • スタートまでの時間が短い • 初期費用が抑えられる • 資産を持たなくてよい • 使用量に応じた課金制度


SBTとクラウド

SBT は Cloud 1st！


②クラウド化

本音トーク中


②クラウド化

SBTでOracle PaaS検証中！移行検証等で使用する予定


まとめ

集約、費用削減、DR… ODAなら欲張れる！

構築時点からのOracleさんのサポート支援は有難い

ODA、Exadata、PaaS等が出てきたのでOracleソフトウェアの知識だけでは足りない →HW関連の知識を得たうえでトラブル対応する必要がある →自社SEで対応するには限りがあり、専門家に任せるのが幸せ

DBのクラウド移行は慎重に・・・

ソフトバンク・テクノロジーエムソリューションズフォントワークス環サイバートラストモードツーミラクル・リナックス

情報革命で人々を幸せに～技術の力で、未来をつくる～

ソフトバンク・テクノロジーグループ

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※このドキュメントは、フォントワークス株式会社（http://fontworks.co.jp/?cid=sbt）のLETSフォントを使用しています。

ご清聴ありがとうございました

http://fontworks.co.jp/?cid=sbt

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