16
分取 HPLC システム 2015 年 4 月改訂 Preparative HPLC System 分取 HPLC システム 使いやすさと、確実性を備えた 分取 HPLC & 前処理システム 信頼と実績の分取 HPLC カラム

Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

  • Upload
    others

  • View
    13

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

分取HPLCシステム2015年 4月改訂

Preparative HPLC System

分取HPLCシステム

使いやすさと、確実性を備えた分取HPLC & 前処理システム

信頼と実績の分取HPLCカラム

Page 2: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

2

PLC 761は、お客様の要望に応じて手動から自動化までの様々なシステムを構築することが可能です。リサイクル分離の際にはデッドボリュームを抑える機構(DVCS)を備え、また、ステータス画面からダイレクトに設定を変更できるなど高機能化と操作性の向上をコンセプトに開発されました。

プレヒートミキサーの採用による再現性の確保(4ページ)

カラムオーブン内にプレヒートミキサーを 装備

リサイクル分離例

DVCS による、効率の良いリサイクル分取システム(5ページ)

・処理時間の短縮と溶媒削減例

多彩な注入方式(6 ページ)

加圧機能で確実に吸引

マニュアルインジェクター

オートサンプラー(10 mLバイアル 56本、20 mLバイアル 56本)

シリンジポンプ(繰返し注入)

ポンプのラインアップ(6ページ)

PU714i

最大流量PU714M (20 mL/min)PU716M (150 mL/min)PU717B (300 mL/min)

カラムオーブン内径30 mmまでの分取カラムを収納可能

RI 検出器セミ分取 /大量分取兼用

システムコントローラー

オートサンプラー全量注入方式(No Waste Mode)で

サンプルロス無し

リサイクルバルブ

DVCS 用バルブ

手動リサイクル分取HPLCシステム(10~11ページ)

Minutes0.0 2.5 5.0 7.5 10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5

Volts

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

Volts

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

PLC 761は、お客様の要望に応じて手動から自動化までの様々なシステムを構築することが可能で

豊富なノウハウを詰め込んだ自動分取 HPLCシステムPLC 761

二重管ニードル オートサンプラー

全量注入方式(No Waste Mode)でDVCS 用バルブ

リサイクルバルブ

Page 3: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

3

検出器(7ページ)・2波長同時取り込みUV検出器・セミ分取 /大量分取兼用RI 検出器・カラム圧力のモニター表示・他社の検出器信号のモニター

分取システム専用ソフトウェア(8~9ページ)

オートサンプラーからフラクションコレクターまで、全自動でコントロール

分取カラムの豊富なラインアップ(12~14ページ)

フラクションコレクター(7ページ)

クロマトグラムから分取条件の設定が可能

分取条件の設定画面・オーバーラップインジェクション・分取シミュレーション等

豊富なラック種類を用意したFC204

小型なFC203B

フラクションコレクター96 ウェルプレートからロートラックまで、様々な容量に対応

逆相、順相、SEC(GPC)、キラル分取用カラム

UV検出器2波長(190~ 700 nm)

ポンプ300 mL/min まで送液可能4液までのグラジエント対応

分取カラムの粒子径について(11ページ)

RI

UVUV

圧力

小型な

豊富なノウハウを詰め込んだ自動分取検出器(7ページ)

HPLCシステムPLC 761

2波長(190~ 700 nm)

ラックまで、様々な容量に対応4液までのグラジエント対応300 mL/min まで送液可能

Page 4: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

4

PLC 761 の特長プレヒートミキサーの採用による再現性の確保大容量のミキサーをオーブン内に配置し、溶離液の温度とカラムの温度を同じにすることで、分取カラム内の温度分布を均一に保ちます。

注)内径 50 mm 以上のカラムの場合には、別途恒温槽を準備しています。お問い合わせください。

再現性の確保

溶離液の温度とカラム温度の関係

分離不充分

イソクラティック、グラジエント、リサイクル いずれの運転モードでも再現性の良いクロマトグラムが得られます。

周辺温度の季節変動などに影響されない分取を行うためにも、プレヒートミキサーの使用が有効です。溶離液温度とカラム温度の差が大きくなると分離に影響が現れます。

再現性(各N = 5)溶出時間:C.V. 0.5 %以内面 積 値:C.V. 1.0 %以内注) 数値は全ての運転モード

の検収条件の値です。

カラムオーブン内にプレヒートミキサーを装備(内径30 mmのカラムまで)

カラム内の温度分布は均一 外側のみ温まった状態

0 2 4 6 8 10 12 14Time (min)

0.00

0.10

0.20

0 2 4 6 8 10 12 14Time (min)

0.00

0.10

0.20

Minutes0 5 10 15 20 25 30

Volts

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

Volts

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

Minutes0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20

Volts

0.00

0.05

0.10

0.15

0.20

0.25

Volts

0.00

0.05

0.10

0.15

0.20

0.25

Minutes0 2 4 6 8 10 12 14 16

Volts

0.00

0.02

0.04

0.06

0.08

0.10

Volts

0.00

0.02

0.04

0.06

0.08

0.10

■プレヒートミキサーの効果プレヒートミキサーあり

イソクラティック

プレヒートミキサーなし

グラジエント リサイクル

夏場カラム温度 : 室温室温 : 25 ℃溶離液温度 : 20 ℃

冬場カラム温度 : 室温室温 : 25 ℃溶離液温度 : 12 ℃

Page 5: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

5

デットボリュームをカットする機構(DVCS)による効率のよいリサイクルシステムリサイクル分離は、同じカラムに複数回サンプルを通過させて分離を改善する手法です。4回通過させると、理論的にはカラム4本分の分離度が得られます。また、リサイクル分離中は閉鎖系で溶媒を消費しないため、コスト削減にもつながります。

処理時間の短縮と溶媒削減例

リサイクル分離では、カラムを通過してから再びカラム入口に戻るまでのデッドボリュームが大きいと、分離効果が低下します。PLC 761では、DVCS(デッドボリュームカットシステム)機構により、リサイクルの分離効果を最大限に発揮できます。

分離の面からサンプル負荷量を増やすことができない場合に、リサイクル分離を応用することで処理効率をアップさせることができます。GPCモードにおける分取例では、リサイクル分離を使用することで処理時間を約 80%短縮、使用溶媒量を約90%削減できました。

デッドボリュームの影響によりピークがブロード

■分取HPLCシステム流路図(   DVCS使用時) ■リサイクル分離クロマトグラム

(サンプルはカラムを4回通過) 圧力が高くなります

カラムオーブン内にプレヒートミキサーを装備

ConditionsColumn : Inertsil WP300 Diol(GPCモード) (5 μm, 250 × 20 mm I.D.、2 本連結)Eluent : THFFlow Rate : 6 mL/minCol. Temp. : 40 ℃Detection : UV 254 nmSample : 1. Polystyrene M.W. 48,000 (10 mg/mL)

2. Polystyrene M.W. 22,000 (10 mg/mL)

注入量100 µL(1 mg)

分離の面から処理量の限界

100

50

mV15倍

00 20

1 2

Time(min)40

リサイクル中は溶媒の使用なし

リサイクル 運転区間

リサイクル ON OFF

注入量1.5 mL(15 mg)

1000

500

mV

0

1 2

1   21    2

20Time(min)

400

<15 mg 処理時の比較>リサイクルなし リサイクルあり

注入回数 (回) 15 1所要時間 (min) 240 48 約 5分の 1使用溶媒量 (mL) 1440 140 約 10分の 1

初期分離

DVCSあり DVCSなし初期分離

1回リサイクル リサイクル

2回3回

2回1回

Page 6: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

6

多彩な注入方式

送液ポンプPU700シリーズ

G-Prep ASサンプルループ10 mL用(標準)20 mL用(オプション)

シリンジポンプML511C1回あたりの注入量は、標準ループで20 mLまで(オプションで500 mLまで可能)

サンプリングポンプLPS-30L1回あたりの注入量1000 mLまで

注)各オートサンプラーは、マニュアルインジェクターとの併用も可能です。

オートサンプラーG-Prep ASの特長

送液ポンプ選択の目安

No Waste Modeサンプルを無駄なく注入できる全量注入方式です。サンプルを任意の溶媒で挟んでサンプルループに運ぶため、ニードル~バルブ間の容量のサンプルロスがありません。

エアー加圧注入粘性の高いサンプルにも対応できるように、バイアル内にエアー加圧を行える二重管ニードルを採用しています。

二重管ニードル

PLC 761では、流量範囲や接液部の材質により、多種のポンプに対応しています。最大4液による高圧グラジエントが可能です。分取目的に適したポンプを用意しています。

オートサンプリング

多検体の注入

一検体の繰り返し注入

小容量

大容量

エアー加圧のイメージ図

*1: PU714i は接液部に PEEK樹脂などを使用した、金属フリー(イナート)の送液ポンプです。*2: ポンプヘッドの容量の影響により、設定流量範囲とリサイクル分離流量範囲が異なります。注) 負荷量は逆相カラムを用いた際の目安です。サンプルとカラムの組み合わせによって負荷量が変わりますので、本グラフは目安としてください。また、上記以上の流量での使用をご希望の場合は、弊社最寄りの支店・営業所までお問い合わせください。

設定流量範囲

0.0 ~ 20 mL/min0.0 ~ 20 mL/min0.0 ~ 150 mL/min0.0 ~ 300 mL/min

PU714MPU714iPU716MPU717B

推奨カラム内径 リサイクル分離時推奨カラム内径

リサイクル分離流量範囲 *2

3 ~ 20 mL/min3 ~ 20 mL/min20 ~ 150 mL/min40 ~ 300 mL/mn

サンプル 移動相

Page 7: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

7

RI 検出器 RI704P

その他の検出器

UV検出器 UV702

PLC 761 では、FC204と FC203Bの 2種類のフラクションコレクターを用意しています。250 mL を超える大容量の分取にも対応可能です(ロート機能)。また、FC204では 24ウェルプレートと96ウェルプレートを使用できます。対応ラックに容器の中心が合えば、ソフトウェアからの制御により、任意の容器を用いてのフラクションが可能です。

検出器

フラクションコレクター FC204 ・ FC203B

UV吸収を持たない糖やアルコール等の検出に適しています。RI704Pは、セミ分取用と大量分取用の両方の流路から構成されています。流路は手動バルブで簡単に切り換えられます。

PLC 761では、アナログ信号を出力できる検出器を接続することで、UV702以外の他社のUV検出器やRI 検出器などを用いたシステムの構成も可能です (ソフトウェアによる装置コントロールはできません)。

190~ 700 nmまで設定可能なUV検出器です。また、2波長の同時取り込みも可能です。2波長モードを使用すると吸収波長の異なる目的物質の分取や不純物の確認などを行えます。セルは目的物質のUV吸収感度に応じて3種類の光路長(2.4 mm、0.5 mm、0.2 mm)より選択が可能です。

セミ分取用流路(青線)最大流量 : 20 mL/min

大量分取用流路(黄色線)最大流量 : 100 mL/min

UV702 分取用セルRI704P(セミ分取・大量分取兼用)フロー図

注) 2波長モードの場合は、370 nm をまたがない範囲で波長を設定します。

*: ポンプ本体からの出力信号を用いてカラム圧力をモニターできます。高価な分取カラムの状態の管理(カラムの保護)に有効です。

標準ラックまたはウェルプレート

4 mL × 432本、9 mL × 240本30 mL × 176本、50 mL × 40 本100 mL × 16 本、250 mL × 12 本24ウェルプレート × 8 枚 (10 mL/1 well)96ウェルプレート × 8 枚 (2 mL/1 well)

標準ラック

4 mL × 108本、9 mL × 60 本20 mL × 14 本、50 mL × 10 本100 mL × 4 本、250 mL × 3 本

FC204

479 mm

FC203B

324 mm

RI

UVUV

圧力*

Page 8: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

8

分取システム専用ソフトウェア

1. マニュアル操作による予備分析

2. クロマトグラムから簡単に分取条件の設定が可能

3. 分取条件の確認

自動分取、レポート作成を行うまでの操作手順

自動で分取するメソッドを作成するために、あらかじめ分析を行いクロマトグラムデータを取り込みます。この際に、クロマトグラムを確認しながら、マニュアル操作により分取することも可能です。

分取条件を設定した後に、シミュレーション機能を使用し、確実に分取できるかどうかの確認ができます。この機能は、分取条件の設定ミスを防ぎます。貴重なサンプルの分取を失敗しないための機能です。

得られたクロマトグラムを元に、分取条件の設定を行います。分取の開始時間と終了時間をドラッグ&ドロップで簡単に設定できます。また、以下の分取条件を選択できます。

 ① 時間 ② 時間+レベル ③ 時間+スロープ ④ 時間+レベル+スロープ

各分取条件の設定において、分画数を設定できます。この機能により、分取したいピークを最大30まで分画しての分取が可能です。

ステータス画面からのマウス操作により、簡単に分取、リサイクル On、Off 等の操作を行えます。

PLC 761ソフトウェアで取り込んだクロマトグラムや他の分析装置で取り込んだクロマトグラム*を重ね書き表示させ、マニュアルで分取する際の参考にできます。

*: AIA 形式で出力したクロマトグラムデータ(拡張子は .cdf)を取り込めます。

分取に必要なパラメーターを入力 分取シミュレーション結果

ピークを正しく分取できるかをクロマトグラムから直感的に予測できます。

分取システム専用ソフトウェア

ソフトウェアの特長

時間(min)

時間(min)時間(min)

電圧値(mVolts)

電圧値(mVolts)

Page 9: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

9

4. 自動分取の実行

5. 分取結果の確認

6. レポートの作成

オーバーラップインジェクション

装置構成の選択

チューブ量の任意設定

その他の機能

分取条件が保存されたメソッド名をシーケンスファイルに設定して、一連の分取工程を実行します。自動分取の実行中に、分析時間の延長、サンプルの追加や割り込み、マニュアル分取への切り換えが可能です。

分取結果の確認画面では、フラクションの開始時間と終了時間や採取量を確認することができます。

PLC 761は、便利なレポート作成機能を用いて、必要な情報のみを出力できます。クリップボード機能を用いてクロマトグラムを画像ファイルとして保存することも可能です。また、AIA 出力を行いChromMerge ソフトウェアを使用すると、Windowsのアプリケーションにクロマトグラムを挿入できます。

サンプル注入からピークが溶出されるまでに時間がかかる場合、オーバーラップインジェクション機能を使用すると、時間の短縮と溶媒の節約が可能です。オーバーラップインジェクションでは、サンプルを一定間隔で連続注入し全体の分取時間を短縮できます。

コンフィグレーション画面から使用する装置を選択して、目的に応じた装置構成が可能です。お持ちの検出器やポンプとの組み合わせも可能です (ソフトウェアからのコントロールはできません)。

分取に使用するチューブの分画量を(閾値を含めて)任意に設定できます。これによりフラクションコレクターに付属している容器以外の使用も可能になります。

分取結果の確認

標準レポート設定画面 標準レポート

コンフィグレーション画面

30分で 5 回のオーバーラップインジェクション結果時間(min)

電圧値(mV)

時間(min)

Page 10: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

10

項目 低圧グラジエント 高圧グラジエント価格 ◎ ○

グラジエント応答性 ○ ◎保持時間再現性 ○ ◎

リサイクルとの組合せ ◎ ○

低圧グラジエント(LPG)ユニット型式 低圧グラジエントユニット

混合方式 電磁弁開閉時間制御方式混合液数 4液混合比正確さ ±3 %(指定条件下)接液部 パーフロ、PTFE大きさ 80(W)×250(D)×90(H)mm(突起部を除く)重さ 約1.4 kg電源 ポンプ部より供給

低圧グラジエントポンプ低圧グラジエントポンプでのリサイクル分離低圧グラジエントポンプを使用したリサイクル分離では、送液ポンプの手前で溶媒が混合するため、溶媒をあらかじめ混ぜて溶離液を調整する必要がありません。2液以上溶媒を混合したリサイクル分離分取を行う際に、低圧グラジエントポンプの使用をお薦めします。またリサイクル分離中は溶媒を消費しないため、カラムを連結した場合と比べて溶媒消費量が低減します。

低圧グラジエントリサイクル 高圧グラジエントリサイクル

ドレインまたは、フラクションコレクターへ リサイクルバルブ

リサイクルバルブ

ドレインまたは、フラクションコレクターへ

2液混合液、リサイクル分離例

2液を混合し、リサイクル分離を行なった際の比較です。高圧グラジエントの場合、2液を混合し、リサイクル分離を行うと、上記右図の赤線の部分に入っていた混合する前の溶離液が、リサイクル流路内に入り、混合溶媒の組成を崩してしまう場合があります。ポンプの手前で溶媒を混合する低圧グラジエントを使用したリサイクル分離では、溶媒組成を崩さずに溶媒を混合し、リサイクル分離が行えます。

HPLC条件カラム : Inertsil ODS-3 (10 μ m, 250 × 20 mm I.D.)溶離液 : メタノール /水 = 70/30,v/v流量 : 20 mL/minカラム温度 : 35 ℃検出 : UV 270 nmサンプル : 1. p - クレゾール 2. o - クレゾール

低圧グラジエント対応可能ポンプ●PU714M(最大流量20 mL/min)● PU716M(最大流量150 mL/min)低圧グラジエントを行うには、それぞれのポンプに対応する低圧グラジエントユニットを別途ご用意ください。

リサイクル終了リサイクル開始

低圧

高圧

Page 11: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

11

手動リサイクル分取HPLCシステム(分取サイズ用)手動による分取やリサイクル分離を行うための専用装置です。ポンプのデットボリュームを少なくすることで、リサイクル分離効率を高めています(特許取得済)。リサイクルバルブは、バルブを切り換える際に検出器への背圧がかかりにくい設計になっているため、安全にリサイクル分取を行えます。

ポンプ設定流量範囲:0.01 ~ 20 mL/min(リサイクル分離流量範囲:3~ 20 mL/min)

①③

システム価格例品名 価格

①リサイクル分取 HPLC用送液ポンプ PU712R 1,200,000② UV検出器 UV702 950,000③カラムオーブン CO631A 340,000④インジェクター 7725i 165,000サンプルループ (500 μL) 10,000

合計 2,665,000注) データ処理機や据付は別途費用が発生します。

PU712R には、リサイクルバルブ、バルブ固定用板金が含まれます。   詳細は弊社ホームページ上の LCテクニカルノートNo.138を参照し

てください。  www.gls.co.jp/technique/lc_technical_note/138.pdf

システム価格例品名 価格

①リサイクル分取 HPLC用送液ポンプ PU714R 1,200,000② UV検出器 UV702 950,000③インジェクター (7725i) 165,000サンプルループ (5 mL) 28,000

合計 2,343,000注) データ処理機や据付は別途費用が発生します。PU714R には、

リサイクルバルブPLC-RC、バルブ固定用板金、カラム固定用板金とレールが含まれます。

   詳細は弊社ホームページ上の LCテクニカルノートNo.112を参照してください。

  www.gls.co.jp/technique/lc_technical_note/112.pdf

適用カラムサイズの目安

適用カラム (SEC)カラム内径(mm)

流量の目安(mL/min) リサイクル分離 イソクラティック

20 3.5 ~ 6.0 ◎ ◎30 7.0 ~ 12.0 ◎ ◎

手動リサイクル分取HPLCシステム(分取サイズ用)

手動分取システム

手動リサイクル分離システム(分析サイズ用)分析カラムを使用した手動のリサイクルHPLCシステムです(特許取得済)。内径4.6 mmの逆相や順相、キラルカラムや内径8.0 mmのSECカラムの使用に最適化されています。リサイクル分取のスケールアップを検討する前のシミュレーションに適した装置です。

適用カラム (逆相、順相、キラルカラム)カラム内径(mm)

流量の目安(mL/min) リサイクル分離 イソクラティック

グラジエント*17.6 2.7 ○*2 ○*210 5.0 ◎ ◎14 9.0 ◎ ◎20 20.0 ◎ ◎

*1: グラジエントでは送液ポンプ 2 台と、グラジエントミキサーが必要になります。

*2: ○は、配管の低流量域への最適化により、分離効率の向上が可能です。

Page 12: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

12

分取HPLCカラムのラインアップスケールアップしやすい分取HPLCカラム 「Inertsil ODS-3」 「Inertsil C8-3」

大きな表面積により、負荷量が大きいため分取カラムとしておすすめなC8カラム。分取用として5μmと10μm粒子をラインアップ

・表面積   大きな表面積 (450 m2/g) を持ち、分取 1回あたりの負荷量増に寄与します。

・低圧力   シリカゲルから自社製造し、高精度な分級を行っているため、ロット安定性が高く、低圧力の分取を可能とします。

・保持が強く、高分離   カラムの疎水性が高いため、高濃度の有機溶媒に溶解した試料も保持し、ピーク形状が崩れずに分取しやすくなります。また、有機溶媒比率の高い溶離液で溶出が行えるため、分取後の溶媒除去時間を短縮できます。

・容易なスケールアップ   分取カラムでも分析カラムと同等の性能を有するため、分析カラムで構築した条件をスムーズにスケールアップできます。

大きな表面積により、負荷量が大きいため分取カラムとしておすすめなODSカラム。分取用として5μmと10μm粒子をラインアップ

Inertsil®ODS-3

Inertsil®C8-3

充填剤名 粒子径 長さ (mm) ガードカラム(50 or 75)* 150 250内径 (mm) Cat. No. 価格 Cat. No. 価格 Cat. No. 価格

InertsilODS-3

5 μm

7.6 5020-06801 40,000 5020-06804 70,000 5020-06802 80,00010 5020-06811 60,000 5020-06814 120,000 5020-06812 140,00014 5020-79015 75,000 5020-79013 169,000 5020-79014 198,00020 5020-06821 90,000 5020-06824 230,000 5020-06822 280,00030 5020-06831 210,000 5020-06834 550,000 5020-06832 650,00050 5020-06851 450,000 5020- お見積り 5020-06852 1,300,000

10 μm

10 5020-79104 45,000 5020-79102 90,000 5020-79103 105,00014 5020-79109 59,000 5020-79107 127,000 5020-79108 149,00020 5020-79114 63,000 5020-79112 160,000 5020-79113 198,00030 5020-79119 150,000 5020-79117 385,000 5020-79118 450,00050 5020-79121 320,000 5020- お見積り 5020-79120 900,000

InertsilC8-3

5 μm

7.6 5020-04967 40,000 5020-04965 70,000 5020-04966 80,00010 5020-84957 60,000 5020-84955 120,000 5020-84956 140,00014 5020-79035 75,000 5020-79033 169,000 5020-79034 198,00020 5020-84967 90,000 5020-84965 230,000 5020-84966 280,00030 5020-84977 210,000 5020- お見積り 5020-84976 650,00050 5020-84987 450,000 5020- お見積り 5020-84986 1,300,000

10 μm

10 5020-79304 45,000 5020-79302 90,000 5020-79303 105,00014 5020-79309 59,000 5020-79307 127,000 5020-79308 149,00020 5020-79314 63,000 5020-79312 160,000 5020-79313 198,00030 5020-79319 150,000 5020-79317 385,000 5020-79318 450,00050 5020-79321 320,000 5020- お見積り 5020-79320 900,000

*:ガードカラムの長さは、内径 30 mm 以下は 50 mm、内径 50 mmでは75 mmとなります。注)内径100 mm の分取 HPLCカラムにつきましては、お問い合わせください。また、カラムの耐圧は、いずれも 20 MPaです。

ConditionsColumn : Inertsil ODS-3 5 μm, 長さ 250 mm (内径はクロマトグラムに記載) Eluent : A) CH3CN B) H2O A/B = 65/35, v/vFlow Rate : 線速度 1 mm/s に合わせた流量

Col. Temp. : 40 ℃Pressure : Approx. 5.0 MPaDetection : UV 254 nmSample : 1. Acetophenone 2. Benzene 3. Toluene 4. Naphthalene

分取HPLCカラムのラインアップ

分取HPLCカラム

Page 13: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

13

高不活性で使用可能な pH範囲が1~10と広いC8カラムです。

水系、有機溶媒系SEC用カラムです、排除限界分子量は約100,000で分子量数万~数千の化合物の分離に適します。

塩基性化合物はアルカリ性溶離液を使用することで酸性や中性の溶離液よりも保持が増加し、負荷量を向上できます。

高不活性で使用可能な pH範囲が1~10と広いODSカラムです。

水系、有機溶媒系SEC用カラムです、排除限界分子量は約10,000で分子量数千~数百の化合物の分離に適します。

InertSustain®C18

Inertsil®Diol

InertSustain®C8

Inertsil®WP300 Diol

塩基性条件下のサンプル負荷量

耐圧の高いシリカ母体のSEC(GPC, GFC)カラム

アルカリ性溶離液の使用や従来のカラムでテーリングが気になる場合におすすめ

校正曲線

酸性条件(pH 2) 塩基性条件(pH 10)

最大負荷量20 mg

最大負荷量150 mg

負荷量オーバー!ピーク形状が崩れ始める。

ConditionsSystem : PLC 761 SystemColumn : InertSustain C18 (5 μm, 250 × 20 mm I.D.)Eluent : A) CH3OH B) 0.5% Formic acid

or 25 mM Ammonium bicarbonate A/B = 10/90 ‒ 20 min ‒ 60/40, v/vFlow Rate : 18.9 mL/minCol. Temp. : 35 ℃Detection : UV 245 nm Sample : Cimetidine (pKa = 7.05)

Conditions

Column : Inertsil WP300 Diol(5 μm, 250 × 7.6 mm I.D.)Eluent : 0.2 M NaCl, 0.1 M NaH2PO4(pH 6.7, NaH2PO4)Flow Rate : 1.0 mL/minCol. Temp. : 35 ℃Detection : UV 280 nmInjection Vol. : 10 μL

充填剤名 粒子径 長さ (mm) ガードカラム(50) 150 250内径 (mm) Cat. No. 価格 Cat. No. 価格 Cat. No. 価格

InertSustainC18

5 μm

7.6 5020-07367 44,000 5020-07365 75,000 5020-07366 88,00010 5020-14257 66,000 5020-14255 132,000 5020-14256 154,00014 5020-14267 83,000 5020-14265 190,000 5020-14266 220,00020 5020-14277 100,000 5020-14275 260,000 5020-14276 300,000

InertSustainC8

5 μm

7.6 5020-16076 44,000 5020-16061 75,000 5020-16062 88,00010 5020-16077 66,000 5020-16065 132,000 5020-16066 154,00014 5020-16078 83,000 5020-16069 190,000 5020-16070 220,00020 5020-16079 100,000 5020-16073 260,000 5020-16074 300,000

注) 内径 30 mm 以上の分取 HPLCカラムについてはお問い合わせください。また、 カラムの耐圧は、いずれも 20 MPaです。

注) Inertsil Diol、Inertsil WP300 Diol は高極性により、高保持が得られる順相カラムとしての使用も可能です。シリカ母体であるため耐圧が20 MPaとポリマー母体のSECカラムに比べ高いため、粘性の大きく圧力がかかりやすい溶媒で分取を行えます。

Conditions

Column : Inertsil シリーズ SECカラム (5μm, 250 × 7.6 mm I.D.)Eluent : THFFlow Rate : 1.0 mL/minCol. Temp. : 40 ℃Detection : UV 245 nm

ポリスチレンの校正曲線 有機溶媒系

M.W. 1. 612,000 2. 465,000 3. 170,000 4. 48,000 5. 35,000 6. 19,000 7. 9,200 8. 5,000 9. 2,200 10. 800 11. 580

M.W. 1. Thyroglobulin 660,000 2. Ferritin 444,000 3. γ-Globulins 160,000 4. Phosphorylase 97,400 5. Transferrin, human 80,000 6. BSA 66,000 7. Ovalbumin 45,200 8. Trypsinogen 25,000 9. Lysozyme 14,30010. Insulin 6,00011. Insulin chain B 3,500

Page 14: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

14

充填剤名 粒子径 長さ (mm) ガードカラム(50 or 75)* 150 250内径 (mm) Cat. No. 価格 Cat. No. 価格 Cat. No. 価格

InertsilDiol 5 μm

7.6 5020-05667 40,000 5020-05665 70,000 5020-05666 80,00010 5020-86557 60,000 5020-86555 120,000 5020-86556 140,00014 5020-79055 75,000 5020-79053 169,000 5020-79054 198,00020 5020-86567 90,000 5020-86565 230,000 5020-86566 280,00030 5020-86577 210,000 5020- お見積 5020-86576 650,00050 5020-86587 450,000 5020- お見積 5020-86586 1,300,000

InertsilWP300Diol

5 μm

7.6 5020-05989 50,000 5020-05987 90,000 5020-05988 100,00010 5020-85937 75,000 5020-85935 150,000 5020-85936 179,00014 5020-79090 98,000 5020-79088 210,000 5020-79089 250,00020 5020-85947 115,000 5020-85945 300,000 5020-85946 358,00030 5020-85957 265,000 5020- お見積 5020-85956 832,00050 5020-85967 575,000 5020- お見積 5020-85966 1,660,000

*:ガードカラムの長さは、内径 30 mm 以下は 50 mm、内径 50 mmでは75 mmとなります。注) 内径100 mm の分取カラムにつきましては、お問い合わせください。また、カラムの耐圧は、いずれも 20 MPaです。

本カタログに未掲載の分取 HPLCカラムの価格につきましては、別途 総合カタログや HPLC カラムカタログ、弊社ホームページ上のカタログを参照してください。

分離方法 粒子径 (μm)カラム内径 (mm)

7.6 ~ 8.0 10 14 20 30 50流量 (mL/min)

逆相、順相 5 2.7 5 9 20 40 13010 1.4 2.5 4.5 10 20 65

SEC 5 0.5 ~ 1 0.7 ~ 1.5 1.5 ~ 3 3.5 ~ 6 7 ~ 12 20 ~ 40注) 最適な分離が得られる流量の目安になります。

最適な流量は溶離液の種類などの諸条件によって変動します。

分離方法とカラム内径・粒子径による流量の目安 (Inertsil®、InertSustain®シリーズ)

粒子径 長さ (mm) 250 価格 流量目安内径 (mm) 品名 Cat. No. P/N 品名 Cat. No. P/N 品名 Cat. No. P/N (mL/min)

5 μm

10 CHIRALPAK 5055-11077 80335 CHIRALPAK 5055-11087 81335 CHIRALPAK 5055-11097 83335 600,000 520 IA 5055-11078 80345 IB 5055-11088 81345 IC 5055-11098 83345 1,300,000 2010 CHIRALPAK 5055- 84335 CHIRALPAK 5055- 85335 CHIRALPAK 5055- 86335 600,000 520 ID 5055- 84345 IE 5055- 85345 IF 5055- 86345 1,300,000 20

注) 上記以外のキラルカラムも取り扱っています。弊社最寄りの支店または営業所へお問い合わせください。また、ガードカラムについては、別途お問い合わせください。また、カラム耐圧は、いずれも 30 MPaです。

ダイセル社製 キラルカラム

粒子径封入溶媒 クロロホルム THF

排除限界分子量 (ポリスチレン) 価格 流量目安

(mL/min)長さ (mm) 300 300内径 (mm) 品名 Cat. No. P/N 品名 Cat. No. P/N

6 μm 8

GPC K-801 5055-13121 F6028110 GPC KF-801 5055-13101 F6028010 1,500

220,000 0.5 ~ 1GPC K-802 5055-13122 F6028120 GPC KF-802 5055-13102 F6028020 5,000GPC K-802.5 5055-13123 F6028125 GPC KF-802.5 5055-13103 F6028025 20,000GPC K-803 5055-13124 F6028130 GPC KF-803 5055-13104 F6028030 70,000

7 μm GPC K-804 5055-13125 F6028140 GPC KF-804 5055-13105 F6028040 400,000

粒子径封入溶媒 クロロホルム THF

排除限界分子量 (ポリスチレン) 価格 流量目安

(mL/min)長さ (mm) 300 300内径 (mm) 品名 Cat. No. P/N 品名 Cat. No. P/N

6 μm 20

GPC K-2001 5055- F6102301 GPC KF-2001 5055- F6102401 1,500

500,000 3 ~ 4.5GPC K-2002 5055- F6102312 GPC KF-2002 5055- F6102402 5,000GPC K-2002.5 5055- F6102315 GPC KF-2002.5 5055- F6102425 20,000GPC K-2003 5055- F6102303 GPC KF-2003 5055- F6102403 70,000

7 μm GPC K-2004 5055- F6102304 GPC KF-2004 5055- F6102404 400,000注) 600 × 20 mm I.D. カラムにつきましては、お問い合わせください。また、カラムの耐圧は、内径 8 mmカラムが 3.5 MPa、内径 20 mmカラムが 2.0

MPa です。また、ガードカラムについては別途お問い合わせください。

昭和電工社製 有機系 SECカラム

Page 15: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

15

分取HPLCシステムシステム構成 イソクラティック グラジエント リサイクル グラジエント・リサイクル

注入方式 マニュアル多検体オート

サンプラー

1検体オート

サンプラー

多検体オート

サンプラー+マニュアル

1検体オート

サンプラー+マニュアル

5 種類のうちいずれか

5 種類のうちいずれか

5 種類のうちいずれか

送液ポンプ数 1台 2~4台 1台 2~4台カラムオーブン CO705C または CO705Nプレヒートミキサー 分取用グラジエントミキサーUV検出器 UV702 (光路長 2.4 mm、0.5 mm、0.2 mm のセルから選択)RI 検出器 RI704P (セミ分取用流路 流量 20 mL/minまで、大量分取用流路 流量 100 mL/min まで)

フラクションコレクター FC203B または FC204リサイクルバルブ なし

PLC-6RcA6 方切換バルブ なし溶媒切換バルブ PLC-6AL なし

システムコントローラー SC762ソフトウェア PLC761ソフトウェア

注1)接液部に金属を使わないイナートシステムについては、別途お問い合わせください。また、送液ポンプの種類は下表を参照してください。注2)下表以外のポンプまたは、他社のポンプや検出器を使用したシステムを希望の際は、最寄りの支店・営業所までお問い合わせください。

カラムオーブン型式 温度制御範囲 適用流量 大きさ 重さ 消費電力

CO705N 周囲温度 + 10 ~ 80 ℃ ~40 mL/min (カラム内径 30 mm まで) 252 (W) × 438 (D) × 737 (H) mm 約 18 kg 340 VACO705C 周囲温度 24 ℃時、0 ~ 80 ℃ ~40 mL/min (カラム内径 30 mm まで) 252 (W) × 438 (D) × 737 (H) mm 約 22 kg 640 VA注) カラムオーブンの操作は、正面キー もしくは PLC 761 ソフトウェアから行います。また、カラムオーブン内部の大きさは、145 (W) × 45 (D、中央部) × 600 (H) mm です。適用流量は、プレヒートミキサーを使用した場合、オーブンで十分に温調できる流量を示しています。

フラクションコレクター型式 標準ラックの種類 大きさ 重さ 消費電力

FC203B 4 mL × 108 本、9 mL × 60 本、20 mL × 14 本50 mL × 10 本、100 mL × 4 本、250 mL × 3 本 324 (W) × 292 (D) × 267 (H) mm 約 5 kg 50 VA

FC2044 mL × 432 本、9 mL × 240 本、30 mL × 176 本、50 mL × 40 本、100 mL × 16 本、250 mL × 12 本、24 well plate × 8 枚 (10 mL/1

well)、96 well plate (2 mL/1 well)479 (W) × 464 (D) × 330 (H) mm 約 11 kg 50 VA

注) フラクションコレクターの操作は、正面キー もしくは PLC 761 ソフトウェアから行います。また、ラックの代わりにロートを使用すると大量に分取できます (FC204 の標準ラックのロート数は 12です)。

検出器型式 UV702(紫外可視検出器) 型式 RI704P(示差屈折率検出器)光源 重水素ランプ 光源 高輝度 LEDランプ

波長範囲 190 ~700 nm 屈折率範囲 1.00 ~1.75 セル光路長 2.4、0.5、0.2 mm(分析用セルも使用可能) セル容量 9 μL 大きさ 263(W)×458(D)×203(H) mm

適応流量~20 mL/min(セミ分取用流路)

重さ 約 9 kg ~150 mL/min(大量分取流路)大きさ 260(W)×460(D)×200(H) mm 重さ 約10 kg

分取HPLCシステム

仕様

送液ポンプ型式 接液部 設定流量範囲 推奨流量範囲 最大圧力 大きさ 重さ 消費電力

PU714M ステンレス等 0.01 ~ 20 mL/min3 ~ 20 mL/min(リサイクル時)

34 MPa 263 (W) × 458 (D) × 203 (H) mm 約 12 kg 100 VA1~ 20 mL/min(グラジエント時)

PU714i イナート 0.01 ~ 20 mL/min 3 ~ 20 mL/min(リサイクル時) 20 MPa 263 (W) × 458 (D) × 203 (H) mm 約 12 kg 100 VA

PU716M ステンレス等 0.5 ~ 150 mL/min20 ~ 150 mL/min(リサイクル時)

21 MPa 263 (W) × 458 (D) × 203 (H) mm 約 27 kg 300 VA5~ 150 mL/min(グラジエント時)

PU717B ステンレス等 0.3 ~ 300 mL/min 40 ~ 300 mL/min(リサイクル時)15 MPa 380 (W) × 500 (D) × 250 (H) mm 約 35 kg 240 VA注) 送液ポンプの操作は、正面キー もしくは PLC 761 ソフトウェアから行います。

低圧グラジエントポンブユニットについては、10 ページをご参照ください。

多検体オートサンプラー (G-Prep AS)

注入方式計量ポンプによる計量注入方式(Partial Loop 注入、No Waste 注入)

注入量 0.05 ~ 20 mL

計量ポンプ5 mL ガラスシリンジ (標準)0.5 mL ガラスシリンジ (オプション)

注入再現性 RSD < 1.0 % (指定条件)

サンプル処理能力

10 mL バイアル ×56 検体(標準)20 mL バイアル ×56 検体(オプション)4 mL バイアル ×110 検体(オプション)

サンプルトレイ温度制御

(オプション)

設定温度範囲 : 3~15 ℃(1 ℃ステップ、室温 -20 ℃まで)温度精度 : ± 0.2 ℃ (トレイ閉時、室温 -10 ℃まで)温度分布 : ± 1.0 ℃ (トレイ閉時、室温 -10 ℃まで)

サンプルループ 10 mL (標準)0.5、20 mL (オプション) ニードル 2 重管エアー加圧方式

キャリーオーバー < 0.1 %(標準洗浄 : ニードル内外面洗浄、サンプル : カフェイン)

洗浄ユニット 1液によるニードル注入バルブの洗浄 (標準)2液によるニードル注入バルブの洗浄 (オプション)

電源、消費電力 AC 100 ~ 240 V 50/60 Hz 定格に対し ±10 %、300 VA 以下大きさ 340 (W) × 340 (D) × 500 (H) mm重さ 約 25 kg

Page 16: Preparative HPLC System 分取HPLCシステム分取HPLCシステム 2015年4月改訂 Preparative HPLC System 分取HPLCシステム 使いやすさと、確実性を備えた 分取HPLC

名 古 屋 市 東 区 葵 3 - 2 2 - 8(2015年6月移転予定)

福岡市中央区天神3 - 1 0 - 2 0TEL.092(738)6633 FAX.092(738)6636TEL.092(738)6633 FAX.092(738)6636〒810-0001

201503270B1T

定期メンテナンスのご案内分取HPLCシステム PLC 761 及び PLC561 ( 前機種 ) では、定期メンテナンスをご案内させていただいています。案内カタログには消耗品リストも掲載しています。詳しくは最寄りの営業所までお問い合わせください。

デモカラムのご案内分取HPLCカラムは高価であるため、採用にあたっては分析カラム以上により慎重な検討が必要になります。ジーエルサイエンスでは、分取サイズの Inertsil、InertSustain デモカラムの貸し出しを行なっています。詳しくは最寄りの営業所までお問い合わせください。

ホームページのご紹介分取HPLCの上手な使い方・関連情報を弊社のホームページ上で公開しています。下記アドレスより参照してください。

分取HPLC トップページ 分取HPLCの上手な使い方

http://www.gls.co.jp/product/plc/index.html

弊社新製品情報を随時更新しています。 http://www.gls.co.jp

HPLC関連情報http://www.gls.co.jp/hplc.htmlHPLCアプリケーション検索(InertSearch)http://www.gls.co.jp/technique/inertsearch_Ic/freeword.phpLCテクニカルノートhttp://www.gls.co.jp/technique/lc_technical_note

トピックス