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用途事例 シーケンス機能 FR Configurator2 接続例 標準仕様 外形寸法図 端子結線図 端子仕様説明 操作パネル パラメータリスト パラメータの説明 保護機能 オプション 注意事項 モータ 互換性 価 格 保証・問合せ 特 長 パラメータを設定する場合は、取扱説明書(詳細編)を参照の上、注意事項などをご理解の上設定してください。 98 モータの回転速度を速度検出器 (PLG) で検出してインバータに フィードバックすることにより、負荷変動に対してもモータの速度 が一定となるように、インバータの出力周波数を制御します。オプ ション FR-A8AP が必要です。 Pr.359 PLG 回転方向Pr.369 PLG パルス数 により PLG の回転 方向とパルス数を設定します。 Pr.367 速度フィードバック範囲 ≠ “9999” に設定すると、 PLG フィードバック制御が有効になります。 目標値(安定した速度で回したい周波数)を基準にして、その 上下の範囲を設定します。通常は、モータの定格回転速度(定 格負荷)のすべり分 (r/min) を周波数に換算した値を設定して ください。設定値を大きくしすぎると、応答が悪くなります。 回転が不安定なときや応答が悪いときに Pr.368 フィードバック ゲイン を設定します。 PLG フィードバック制御、リアルセンサレスベクトル制御、ベク トル制御時にモータの回転速度が Pr.374 に設定した速度以上にな ると過速度発生(E.OS)となり、インバータの出力を停止します。 PLG フィードバック制御、オリエント制御、ベクトル制御時に PLG 信号が断線すると、断線検出(E.ECT)が動作し、インバー タを出力停止します。 シーケンスプログラムによりインバータを運転することができます。 入力信号に対するインバータの動作や、インバータの運転状態に応 じた信号出力、モニタ出力など機械の仕様に合せて自由にインバー タの動作をカスタマイズできます。 シーケンスプログラムの実行キー (RUN/STOP) の切換えを SQ 信号の ON/OFF で行います。SQ 信号を ON することにより、 シーケンスプログラムを実行可能な状態になります。SQ 信号入 力に使用する端子は、Pr.178 Pr.189 ( 入力端子機能選択 ) “50” を設定して機能を割り付けてください。 シーケンスプログラムの書き込みは、インバータと RS-485 通信 で接続されたパソコン上の FR Configurator2 を使用します。 シーケンス機能のプロジェクトデータを USB メモリにコピーで きます。 USB メモリにコピーしたシーケンス機能プロジェクトデータ は、他のインバータにコピーすることができます。万一のため のバックアップや、複数のインバータで同じシーケンスを実行 させる場合などに使用できます。 PLG フィードバック制御 名称 名称 359 C141 PLG 回転方向 367 G240 速度フィードバック範 368 G241 フィードバックゲイン 369 C140 PLG パルス数 144 M002 回転速度設定切換 285 A109 オーバースピード検出 周波数 Pr.368 設定値 内 容 Pr.368 >1 応答は早くなりますが、過電流になったり不安定に なりやすくなります。 1> Pr.368 応答は遅くなりますが、モータの回転は安定します。 モータの過速度を検出 名称 374 H800 過速度検出レベル PLG 信号の断線検出 名称 376 C148 断線検出有無選択 V/F V/F V/F 磁束 磁束 磁束 Pr. GROUP Pr. GROUP 速度フィードバック範囲 目標値 (目標指令) 力行負荷時 回生負荷時 Pr. GROUP ALM モータ 回転速度 時間 E.OS フリーラン停止 ON Pr.374 V/F V/F V/F 磁束 磁束 磁束 ベクトル ベクトル ベクトル Pr. GROUP 380 ~ 383 Pr.29 の項参照 384 ~ 386 Pr.291 の項参照 393、396 ~ 399 Pr.29 の項参照 シーケンス機能 名称 名称 414 A800 シーケンス機能動作選 415 A801 インバータ運転ロック モード設定 416 A802 プリスケール機能選択 417 A803 プリスケール設定値 498 A804 シーケンス機能フラッ シュメモリクリア 1150 1199 A810 A859 ユーザ用パラメータ 1 ユーザ用パラメータ 50 Pr. 設定範囲 内  容 414 0 (初期値) シーケンス機能無効 1 シーケンス機 能有効 SQ 信号は指令権のある操作場所(外部入 力端子 / 通信)からの入力により有効 2 SQ 信号は外部入力端子からの入力により 有効 415 0 (初期値) シーケンスの運転状態に関係なくインバータの始動指令 が有効 1 シーケンスプログラムが RUN 中のみインバータの始動 指令が有効 416 0~5 単位倍率 0:機能なし 1:×1 2:×0.1 3:×0.01 4:×0.001 5:×0.0001 端子 JOG からパルス列入力した場合に、 サンプリングパルス数を変換できます。 変換した値を SD1236 へ格納します。 “ サンプリングパルス数 ” = “ カウン ト周期あたりの入力パルス値 ”ד プリ スケール設定値(Pr.417)”ד 単位倍 (Pr.416)417 0~ 32767 プリスケール 設定値 498 0~ 9999 9696:メモリの内容をクリアしてシーケンスプログラ ムを消去します。 9696 以外:何もしない 1150 1199 0~ 65535 任意の値を設定することができます。 シーケンス機能で使用するデバイス D206 ~ D255 との 間で相互にアクセス可能のため、Pr.1150 ~ Pr.1199 設定された値をシーケンスプログラムで使用可能です。 また、シーケンスプログラムで演算した結果を Pr.1150 ~ Pr.1199 でモニタすることも可能となります。 Pr. Pr. Pr. Pr. GROUP Pr. GROUP

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Page 1: PLGフィードバック制御 シーケンス機能...用途事例 シーケンス機能 FR Configurator2 接続例 標準仕様 外形寸法図 端子結線図 端子仕様説明

用途事例

シーケンス機能

FR Configurator2接続例

標準仕様

外形寸法図

端子結線図

端子仕様説明

操作パネル

パラメータリスト

パラメータの説明

保護機能

オプション

注意事項

モータ

互換性

価 格

保証・問合せ

特 長

パラメータを設定する場合は、取扱説明書(詳細編)を参照の上、注意事項などをご理解の上設定してください。 98

モータの回転速度を速度検出器 (PLG) で検出してインバータにフィードバックすることにより、負荷変動に対してもモータの速度が一定となるように、インバータの出力周波数を制御します。オプション FR-A8APが必要です。 • Pr.359 PLG 回転方向、Pr.369 PLG パルス数 により PLGの回転方向とパルス数を設定します。

• Pr.367 速度フィードバック範囲 ≠ “9999”に設定すると、PLGフィードバック制御が有効になります。目標値(安定した速度で回したい周波数)を基準にして、その上下の範囲を設定します。通常は、モータの定格回転速度(定格負荷)のすべり分 (r/min) を周波数に換算した値を設定してください。設定値を大きくしすぎると、応答が悪くなります。

• 回転が不安定なときや応答が悪いときに Pr.368 フィードバックゲイン を設定します。

PLGフィードバック制御、リアルセンサレスベクトル制御、ベクトル制御時にモータの回転速度が Pr.374 に設定した速度以上になると過速度発生(E.OS)となり、インバータの出力を停止します。

PLGフィードバック制御、オリエント制御、ベクトル制御時にPLG信号が断線すると、断線検出(E.ECT)が動作し、インバータを出力停止します。

シーケンスプログラムによりインバータを運転することができます。入力信号に対するインバータの動作や、インバータの運転状態に応じた信号出力、モニタ出力など機械の仕様に合せて自由にインバータの動作をカスタマイズできます。

• シーケンスプログラムの実行キー (RUN/STOP) の切換えを SQ信号の ON/OFF で行います。SQ信号をONすることにより、シーケンスプログラムを実行可能な状態になります。SQ信号入力に使用する端子は、Pr.178~ Pr.189 ( 入力端子機能選択 ) に“50”を設定して機能を割り付けてください。

• シーケンスプログラムの書き込みは、インバータとRS-485 通信で接続されたパソコン上の FR Configurator2 を使用します。

• シーケンス機能のプロジェクトデータを USBメモリにコピーできます。USBメモリにコピーしたシーケンス機能プロジェクトデータは、他のインバータにコピーすることができます。万一のためのバックアップや、複数のインバータで同じシーケンスを実行させる場合などに使用できます。

PLGフィードバック制御

名称 名称

359 C141 PLG 回転方向 367 G240 速度フィードバック範囲368 G241 フィードバックゲイン 369 C140 PLGパルス数

144 M002 回転速度設定切換 285 A109 オーバースピード検出周波数

Pr.368 設定値 内 容

Pr.368 >1 応答は早くなりますが、過電流になったり不安定になりやすくなります。

1> Pr.368 応答は遅くなりますが、モータの回転は安定します。

モータの過速度を検出

名称

374 H800 過速度検出レベル

PLG信号の断線検出

名称

376 C148 断線検出有無選択

V/FV/FV/F 磁束磁束磁束

Pr. GROUP Pr. GROUP

速度フィードバック範囲

目標値(目標指令)

力行負荷時 回生負荷時

Pr. GROUP

ALM

モータ回転速度

時間

E.OS

フリーラン停止

ON

Pr.374

V/FV/FV/F 磁束磁束磁束 ベクトルベクトルベクトル

Pr. GROUP

380 ~ 383 Pr.29の項参照

384 ~ 386 Pr.291の項参照

393、396 ~ 399 Pr.29の項参照

シーケンス機能

名称 名称

414 A800 シーケンス機能動作選択 415 A801 インバータ運転ロックモード設定416 A802 プリスケール機能選択 417 A803 プリスケール設定値

498 A804 シーケンス機能フラッシュメモリクリア

1150~1199

A810~A859

ユーザ用パラメータ 1~ユーザ用パラメータ 50

Pr. 設定範囲 内  容

414

0(初期値) シーケンス機能無効

1シーケンス機能有効

SQ信号は指令権のある操作場所(外部入力端子 /通信)からの入力により有効

2 SQ信号は外部入力端子からの入力により有効

415

0(初期値)

シーケンスの運転状態に関係なくインバータの始動指令が有効

1 シーケンスプログラムがRUN中のみインバータの始動指令が有効

416 0 ~ 5

単位倍率0:機能なし1:×12:×0.13:×0.014:×0.0015:×0.0001

端子 JOGからパルス列入力した場合に、サンプリングパルス数を変換できます。変換した値を SD1236 へ格納します。

“サンプリングパルス数”=“カウント周期あたりの入力パルス値”דプリスケール設定値(Pr.417)”ד単位倍率(Pr.416)”417 0 ~

32767プリスケール設定値

498 0 ~9999

9696:メモリの内容をクリアしてシーケンスプログラムを消去します。9696 以外:何もしない

1150~1199

0 ~65535

任意の値を設定することができます。シーケンス機能で使用するデバイスD206 ~ D255 との間で相互にアクセス可能のため、Pr.1150 ~ Pr.1199 に設定された値をシーケンスプログラムで使用可能です。また、シーケンスプログラムで演算した結果を Pr.1150~ Pr.1199 でモニタすることも可能となります。

Pr.

Pr.

Pr.

Pr. GROUP Pr. GROUP