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Keysight EEsof EDA W1918 LTE-Advancedベースバンド 検証ライブラリ SystemVue用のベースバンド 物理層ライブラリ Data Sheet

Keysight EEsof EDA W1918 LTE-Advancedベースバ …...W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライ ブラリは、Syst emVu 環境/バンドルにオプ ションとして追加できます。W1918

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Keysight EEsof EDAW1918 LTE-Advancedベースバンド 検証ライブラリ

SystemVue用のベースバンド 物理層ライブラリ

Data Sheet

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02 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet

アルゴリズムからR&D検証までの時間を大幅に短縮

主な利点:

– 優れたモデリング環境により、物理層(PHY)設計プロセスを効率化

– キーサイトの信頼性の高いIPリファレンスにより、時間を節約可能

– ベースバンドとRFの統合を早い段階で検証することにより、プロジェクトリスクを低減可能

– 簡素化されたプロセスにより、研究開発での機能検証と手戻りの低減

– 未完成のハードウェアや予測が難しいMIMO効果など測定が難しい部分をシミュレーションで補って早い段階でのスループットテストを実現

– 規格自体が進化し続けている間も、テスト機器と相互接続が可能

– プロセス全体で同じKeysight IPとテスト資産を再利用可能

図1. W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリには、このLTE-A MIMOダウンリンクソースの例に示すように、リファレンスソース/レシーバーがあらかじめパッケージ化されていて、上図に示すとおり3つの階層の中からユーザーインタフェースを選択できます。

W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリを使用すれば、時間の短縮やエンジニアリング作業の効率化を実現でき、次世代の3GPP(3rd Generation Partnership Project) LTE(Long

Term Evolution)であるLTE-Advancedシステムの4Gベースバンド物理層デザインの品質が向上します。また、システム設計、アルゴリズム開発、ベースバンド・ハードウェア・デザインにおいて、レイヤー 1の信号処理デザインを有意なRF信号/テスト信号が存在する環境で調査、実装、検証できます。また、このライブラリにより、ETSI(ヨーロッパ電気通信標準協会)の実環境性能要件以上の物理層(PHY)を実現できます。

W1918 LTE-Aベースバンド検証ライブラリは、Keysight SystemVue用のレイヤー 1シミュレーション・リファレンス・ライブラリのオプションです。ブロックセット、リファレンスデザイン、テストベンチにより、3GPPリリース8/9(LTE)および10~ 13(LTE-Advanced)に対応する物理層波形やデータを設定でき、次世代の通信システムを簡単にデザイン/検証できます。このライブラリは、シミュレーションに基づいた難しいアルゴリズムの解析、8×8までのMIMOスループットの検証に有効で、Keysight信号源/シグナル・アナライザと簡単に統合できます。

3つの抽象レベルでのコード化されたMIMOソース/レシーバーとの情報のやり取り

簡素化されたGUI、7つの 簡単なタブに分類

スクリプト化可能な スケマティック

(79種類のパラメータ)

完全にパラメータ化された リファレンスデザイン

高精度のテストベクターの 作成/制御用

MIMO DLソースのサブ回路

検証およびレポート 作成用

時間短縮、ユーザビリティー向上、信号作成用

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03 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet

図2. SystemVueのLTE-Advancedリファレンスライブラリは、下表の通り3GPPのリリースをサポートし、 キーサイトのテスト機器との統合により、研究開発初期のデザイン検証に対応しています。

特長

– UE/eNodeB用のシミュレーションベースのリファレンスデザイン

– 下位の階層があるブロックではブロック内でのパラメータ探索や、部分的にブロックを差し替えるカスタマイズも可能

– 自作のテストベクターとライブラリで提供するIPリファレンスとの比較が可能

– Keysightシミュレーションブロックを使用して以下を実行可能:

– 欠落している機能/モデルの提供 – 完全なレイヤー 1シナリオの作成 – MIMO、フェージング、干渉の追加 – BER/スループットのシミュレート – 実際のテストとの同時使用

構成

W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリは、SystemVue環境/バンドルにオプションとして追加できます。

W1918 LTE-Aライブラリは、W1910 LTEライブラリのスーパーセットで、W1910 LTEライブ ラ リ が 含 ま れ て い ま す。 ま た、LTE-

Advanced用のアルゴリズムモデルを追加することにより、3GPPリリース8 ~ 13を含むNarrow Band Internet of things(NB-IoT)をサポートしています。

W1918ライブラリを含むW1907 5G Forward

ライブラリバンドルも設定されています。W1907には2G/3GおよびMIMOチャネルビルダーとW1918が含まれます。5Gへの移行をご検討中の場合は、W1907バンドルが最適です。4Gだけでなく、複数の世代の規格を同時に比較できます。

W1918は、W1715 MIMOチャネルビルダー、W1716 DPDビルダーなどの他のSystemVueライブラリと使用できます。また、W2388 LTE

VTB(LTEのみ)、W2390 LTE-A VTB(LTE-Aのみ、LTEを除く)のKeysight ADS VTBパーソナリティー用にテストベンチをカスタマイズする場合にも使用することができます。最後に、W1918 LTE-Aライブラリは、Keysight LTE-A

用Signal Studio(N7624B、N7625B) やKeysight 89600 VSA(89601B-BHG、89601-

BHH)で使用できます。

W1918 LTE-Aライブラリ用のC++ソースコードは、W1912BEL Baseband Exploration Library

として提供可能です。Exploration Libraryの詳細については、計測お客様窓口までお問い合わせください。

表1. W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリの概要

W1918 LTE-Advancedライブラリの内容: リリース8/9LTE

リリース10~ 13、NB-IoTLTE-Advanced

コンパイル済みデータフロー・ シミュレーション・ブロック

139パーツ 113パーツ

C++「解析」ソースコード オプション、アドオン オプション、アドオンパッケージ型MIMOソース/レシーバー (GUI搭載)

10種類のリファレンス デザイン

6種類のリファレンス デザイン

テストベンチ/リファレンスサンプル 18種類のサンプル 18種類のサンプル既存の測定器ハードウェアで動作 ○ ○Keysight 89600 VSAおよびSignal Studio ソフトウェアパーソナリティーで動作

○(".setx"ファイルも 作成)

Keysight W1716 DPDと使用 ○ ○Keysight W1715 MIMOチャネルと使用 ○ ○

注記:リリース8/9のサポートは、W1910 SystemVue LTEベースバンド検証ライブラリでもご利用いただけます。

Active HARQによる フェージング時の閉ループ

MIMOのスループット

LTE-Advanced MIMO DL

リファレンスソース

LTE-Advanced MIMO DL

リファレンスレシーバー

シミュレート、または

ダウンロード

してテスト

LTE-Advanced MIMOチャネル

BER/FERおよび スループット

絶対スループット(bps)対S/N比(dB)

S/N比

スループット

(bps

)

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LTE-Advancedダウンリンク・ベースバンド・ソース/レシーバー

– FDDとTDD

– 最大8本のTxアンテナと8本のRxアンテナ – Localized/Distributed RBマッピング – 伝送モードTM1~ 4および6~ 9(DLの閉ループTM4 TDD/FDDを含む) – 仮想アンテナマッピング(マッピングマトリクスを構成可能) – ダウンリンクソースにおけるリリース10のPDSCH伝送およびリリース8のPDSCH伝送 – 256 QAM変調およびExtended Cyclicalプリフィックスのサポート(ULとDLの両方) – ダイナミック・データ・フロー (DDF)とマトリクス・データ・タイプの採用による閉ループHARQシミュレーション。各コードワードに1つの個別のHARQフィードバックループを含む

– PDSCH

– DL-SCHのコーディング/デコーディング(HARQ再送信あり/なし) – 3つのRBアロケーション:StartRB+NumRB、RBインデックス(1D)、RBインデックス(2D)

– 3つのトランスポート・ブロック・アロケーション:MCSインデックス、トランスポート・ブロック・サイズ、ターゲット・コード・レート

– 物理信号 – Cell-specific reference

– UE-specific reference(port 5, 7-14)

– 同期信号(プライマリー同期信号、セカンダリー同期信号など) – 制御チャネル

– PCFICH、PHICH、PDCCH、PBCH(インフォメーションビット生成、チャネルコーディング他)

– CSI基準信号Port 15-22

– TS36.213に準拠したダウンリンク・パワー・アロケーション – レシーバーのベースバンドアルゴリズム

– ダウンリンクのタイミング/周波数同期のサポート: – 受信した2つのP-SCHとの相互相関 – ローカルP-SCHとの自己相関 – タイミング同期のための2つのステージ:raw/fine synchronization

– Integer/fractional Frequency synchronization

– 2DリニアMMSEチャネルエスティメーション 空間多重(DL)におけるMMSEやMMSE-IRCを含む

– 空間多重におけるZF(Zero Forcing)およびML(Maximum Likelihood)デコーディング – 送信ダイバーシティーにおけるAlamoutiデコーディング – HARQ再送信のための受信したソフトビットの結合 – ソフト・ターボ・デコーダー(反復回数を指定)

技術仕様:LTE-Advanced(3GPPリリース10~ 13)

W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリは、3GPP LTEリリース13(2016年6月)に基づいています。Keysightライブラリのアップデートは、規格の進化に対応するために定期的に行われています。

– 3GPP TS 36.211 v13.2.0、「物理チャネルと変調」、2016年6月。

– 3GPP TS 36.212 v13.2.0、「多重化とチャネルコード化」、2016年6月。

– 3GPP TS 36.213 v13.2.0、「物理層プロシージャ」、2016年6月。

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LTE-Advancedアップリンク・ベースバンド・ソース/レシーバー

– FDDとTDD

– 最大4本のTxアンテナと4本のRxアンテナ – クラスター化SC-FDMA

– PUSCHとPUCCHの同時伝送 – 受信ダイバーシティーにおけるMRC(Maximum ratio combining)法 – アダプティブモジュレーション/コーディング(AMC)

– CoMP(Coordinated Multi Point)およびDPS(Dynamic Point Selection)

– ダイナミック・データ・フロー (DDF)とマトリクス・データ・タイプの採用による閉ループHARQシミュレーション

– PUSCH

– UL-SCHのコーディング/デコーディング – PUSCHホッピング – PUSCHの全多重化モード

– UL-SCHデータ/制御多重化(TS36.212 5.2.2) – アップリンク制御情報のみ(UL-SCHデータなし、TS36.212 5.2.4)

– 3つのRBアロケーション:StartRB+NumRB、RBインデックス(1D)、RBインデックス(2D)

– 3つのトランスポート・ブロック・アロケーション:MCSインデックス、トランスポート・ブロック・サイズ、ターゲット・コード・レート

– PUSCHのDMRS

– PRACH

– プリアンブルシーケンスの作成/ベースバンド信号の作成 – PRACHの復調/検出

– PUCCH伝送 – PUCCH Format 1/1a/1b、Shorten 1/1a/1b/2/2a/2b/3

– PUCCHの変調/復調、コーディング/デコーディング – PUCCHのDMRS

– 音声基準信号(SRS)の伝送 – アップリンクのパワーアロケーション – レシーバーのベースバンドアルゴリズム

– アップリンクのタイミング/周波数同期 – リニアMMSEチャネルエスティメーション – ソフト・ターボ・デコーダー(反復回数を指定)

キャリアアグリゲーション

– キャリアアグリゲーションのサンプル(隣接と非隣接の両方のキャリアアグリゲーションなど)

最新の機能拡張: – 256 QAM(UL、DL) – Extended Cyclicalプレフィックスのサポート(UL、DL)

– 閉ループTM4 TDD/FDD(DL)のサポート

– 空間多重(DLレシーバー)におけるMMSE/MMSE-IRC

技術仕様:LTE-Advanced(3GPPリリース10~ 13)(続き)

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技術仕様:LTE-A NB-IoT(3GPPリリース13)

狭帯域IoTダウンリンク・ベースバンド・ソース/レシーバー

– 動作モード – スタンドアロン動作 – ガードバンド動作 – 帯域内動作

– 最大2本のTxアンテナと2本のRxアンテナ – 狭帯域物理チャネル:

– NPBCH(physical broadcast channel)

– NPDSCH(physical downlink shared channel)

– 狭帯域物理信号: – NRS(Narrowband Reference Signal)

– NPSS/NSSS(primary and secondary synchronization channels)

– NPDSCHチャネルとNPBCHチャネル – チャネルコーディング、スクランブル – レイヤーマッピング、プリコーディング、変調

– NPDSCHの繰り返し – スペクトラムシェーピング

– 各種フィルターおよびウインドウイング – レシーバーのベースバンドアルゴリズム

– ダウンリンクのタイミング/周波数同期のサポート – セルIDセクター/グループの自動検出 – 2DリニアMMSEチャネルエスティメーション – ViterbiデコーダーとCRCチェック

狭帯域IoTアップリンク・ベースバンド・ソース/レシーバー

– シングルトーン(3.75 kHz/15 kHzのサブキャリア間隔) – マルチトーン(3/6/12トーン、15 kHzのサブキャリア間隔) – 狭帯域物理チャネル:

– NPUSCH(Narrowband Physical Uplink Shared Channel)

– 狭帯域物理信号: – NDMRS(demodulation reference signal)

– NPUSCH Format1および2、NPUSCHの繰り返し – ソース信号生成でのNPUSCHのギャップ伝送 – NPUSCHチャネル

– チャネルコーディング、スクランブル – レイヤーマッピング、トランスフォームプリコーディング – SC-FDMAベースバンド信号の作成 – 信号トーンの位相調整 – BPSK、QPSK変調

– レシーバーのベースバンドアルゴリズム – アップリンクのタイミング/周波数同期のサポート – 2DリニアMMSEチャネルエスティメーション – ViterbiデコーダーとCRCチェック

– HARQ伝送

NB-IoTのサンプル・テスト・ ベンチ:

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技術仕様:LTE(3GPPリリース8/9)

W1910 LTEベースバンド検証ライブラリは、3GPP LTEリリース8/9(2010年3月)に基づいています。このLTEライブラリは、上位互換のW1918 LTE-

Advancedライブラリ(リリース10~13も追加)にも含まれています。

– 3GPP TS 36.211 v9.1.0、「物理チャネルと変調」、2010年3月。

– 3GPP TS 36.212 v9.1.0、「多重化とチャネルコーディング」、2010年3月。

– 3GPP TS 36.213 v9.1.0、「物理層プロシージャ」、2010年3月。

LTEダウンリンクベースバンドMIMOソース/MIMOレシーバー

ダウンリンクソース

– FDD-LTEおよびTDD-LTE

– 伝送モードTM1~ 4および6~ 8

– Localized/Distributed RBマッピング – ダイナミック・データ・フロー (DDF)とマトリクス・データ・タイプの採用による閉ループHARQシミュレーション

– 各コードワードに1つの個別のHARQフィードバックループを含む – PDSCHの閉ループMIMOプリコーディング(TS36.101 8.2.1.4:閉ループ空間多重化) – Keysight 89600 VSAソフトウェアとアルゴリズムの互換性があるネイティブダウンリンクのEVM測定

– PDSCH

– DL-SCHのコーディング/デコーディング(HARQ再送信あり/なし) – 3つのRB(リソースブロック)割り当て(StartRB+NumRB、RBインデックス(1次元)、RB

インデックス(2次元)) – 3つのトランスポートブロック割り当て(MCSインデックス、トランスポート・ブロック・サイズ、ターゲット・コード・レート)

– 物理信号 – セル固有の基準信号 – 同期信号(プライマリー同期信号、セカンダリー同期信号など) – UE固有の基準信号(Port5、7、8) – ポジショニング基準信号(Port6)とPMCH伝送

– 制御チャネル – PCFICH、PHICH、PDCCH、PBCH(インフォメーションビット生成、チャネルコーディング。MBSFN基準信号)

– TS36.213に準拠したダウンリンク・パワー・アロケーション – 1/2/4アンテナポート用のコード化されたダウンリンク信号源

ダウンリンクレシーバー

– 以下に対応するダウンリンク・レシーバー・ソリューション – 1本のアンテナ、2本のアンテナ、4本のアンテナ – SISO(1×1)、SIMO(1×2、1×4) – MIMO(2×2、4×2、4×4)

– ダウンリンクのHARQ性能は、TS36.101 8.2「Cell-Specific Reference Symbols」に定義されている要件に適合

– 制御チャネルの復調/デコード – Keysight 89600 VSAソフトウェアのLTEパーソナリティーの.setx構成ファイルの自動作成

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ダウンリンクレシーバーのベースバンドアルゴリズム

– ダウンリンクのタイミング/周波数同期 – 受信した2つのP-SCHとの相互相関 – ローカルP-SCHとの自己相関 – タイミング同期のための2つのステージ:raw/fine synchronization

– Integer/fractional Frequency synchronization

– 2DリニアMMSEチャネルエスティメーション。EVM測定のチャネルエスティメーション(TS36.101で定義)も可能 – 受信ダイバーシティーにおけるMRC(Maximum ratio combining)法 – 空間多重におけるZF(Zero Forcing)およびMMSE(minimum mean square error)、ML(Maximum Likelihood)デコーディング

– 送信ダイバーシティーにおけるAlamoutiデコーディング – HARQ再送信のための受信したソフトビットの結合

– ソフト・ターボ・デコーダー(反復回数を指定)

技術仕様:LTE(3GPPリリース8/9)(続き)

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LTEアップリンク・ベースバンド・ソース/レシーバー

– FDD-LTEおよびTDD-LTE

– アップリンクレシーバー(1/2/4アンテナポート) – 受信ダイバーシティーにおけるMRC(Maximum ratio combining)法 – ダイナミック・データ・フロー (DDF)とマトリクス・データ・タイプの採用による閉ループHARQシミュレーション

– Keysight 89600 VSAソフトウェアv11.20とアルゴリズムの互換性があるアップリンクのEVM測定

– PUSCH

– UL-SCHのコーディング/デコーディング – PUSCHホッピング

– PUSCHのフル多重化モード – UL-SCHデータ/制御多重化(TS36.212 5.2.2) – アップリンク制御情報のみ(UL-SCHデータなし、TS36.212 5.2.4) – 3つのRB(リソースブロック)割り当て(StartRB+NumRB、RBインデックス(1次元)、RB

インデックス(2次元)) – 3つのトランスポートブロック割り当て(MCSインデックス、トランスポート・ブロック・サイズ、ターゲット・コード・レート)– PUSCHのDMRS

– PUSCHのDMRS

– PRACH

– プリアンブルシーケンスの作成/ベースバンド信号の作成 – PRACHの復調/検出

– PUCCH

– PUCCH Format 1/1a/1b、Shorten 1/1a/1b/2/2a/2b/3

– PUCCHの制御情報ビットのチャネルコーディング – PUCCHのDMRS

– 音声基準信号(SRS)

– TS36.211 5.5.3に定義されているSRS

– TS36.213 8.2に定義されているSRS

– アップリンクのパワーアロケーション – 制御情報のデコーディング – 以下に対応するアップリンク・レシーバー・ソリューション

– 1本のアンテナ – HARQ SISO(1×1) – 非HARQ SISO(1×1)

アップリンクレシーバーのベースバンドアルゴリズム

– アップリンクのタイミング/周波数同期 – リニアMMSEチャネルエスティメーション – ソフト・ターボ・デコーダー(反復回数を指定)

技術仕様:LTE(3GPPリリース8/9)(続き)

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SystemVue用のW1918 LTE-Advancedベースバ ン ド 検 証 ラ イ ブ ラ リ に は、LTE/LTE-

Advanced用の約250種類のシミュレーション・リファレンス・ブロックがあります。さらに、MIMO UL/DLソース/レシーバーのリファレンスデザインには、タブ形式のユーザーインタフェースが追加されています。また、これらのリファレンスデザインは低レベルのプリミティブコンポーネントで構成されているため、信号処理チェーンの任意のポイントでテストベクターを比較したり、一部を差し替えることも可能です。

LTE_A

MIMO Mapper

PDCCH_SymsPerSF=2;2;2;2;2;2;2;2;2;2 [PDCCH_SymsPerSF]NumOfLayers=2 [UEs_NumOfLayers(4)]

RB_Alloc=0;0 [UE4_RB_Alloc]RB_AllocType=StartRB + NumRBs [RB_AllocType]

CyclicPrefix=Normal [CyclicPrefix]CRS_NumAntPorts=CRS_Tx2 [CRS_NumAntPorts]

NumTxAnts=Tx8 [NumTxAnts]Bandwidth=BW 5 MHz [Bandwidth]

FrameMode=FDD [FrameMode]CW2_MappingType=QPSK [UE4_CW2_MappingType]CW1_MappingType=QPSK [UE4_CW1_MappingType]

CW2_DataPattern=PN9CW1_DataPattern=PN9

UE_RevMode=Release_8 [UEs_RevMode(4)]UE4_Mapper

LTE_A DL

LayMapPrecoder

UserDefinedPrecoder=NO [UserDefinedPrecoder(4)]CRS_NumAntPorts=CRS_Tx2 [CRS_NumAntPorts]

CL_Precoding_Enable=NONumOfLayers=2 [UEs_NumOfLayers(4)]

NumOfCWs=2 [UEs_NumOfCWs(4)]CdBlk_Index=0 [UEs_CdBlk_Index(4)]

CDD_Mode=Zero-Delay [UEs_CDD_Mode(4)]MIMO_Mode=Spatial_Mux [UEs_MIMO_Mode(4)]

UE_RevMode=0 [UEs_RevMode(4)]UE4_LayMapPrecoder

LTE_A_DL

VirtualAntMapping

AntMappingMatrix=1;0;0;0;0;0;0;0;0;1;0;0;0;0;0;0 [UE4_AntMappingMatrix]CRS_NumAntPorts=CRS_Tx2 [CRS_NumAntPorts]

NumTxAnts=Tx8 [NumTxAnts]UE_RevMode=0 [UEs_RevMode(4)]

UE4_VirtualAntMapping

LTE-Advancedシミュレーションモデル(W1918のみ)

図3. W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリには、リリース10~ 13(2016年6月)用に、狭帯域IoT(NB-IoT)のサポートに加えて、これら113個のシミュレーションブロックと4種類のMIMO UL/DLソース/レシーバーのリファレンスデザインが含まれています。

LTEシミュレーションモデル(W1918およびW1910)

図4. W1918(LTE-Advanced)およびW1910(LTE)ベースバンド検証ライブラリには、リリース8/9(2010年3月)用のこれら139個のシミュレーションブロックと10種類のMIMO UL/DLソース/レシーバーのリファレンスデザインが含まれています。

W1918のベースバンド・ブロック・セット

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使用可能なLTE-Advanced サンプル・テスト・ベンチ:

LTE-Advancedサンプル・テスト・ベンチ

図5. この8×8 MIMOダウンリンクトランスミッターのサンプルでは、8レイヤーMIMOのLTE-Advanced ダウンリンクトランスミッターの閉ループスループットを計算します。このシミュレーションでは充分に長い2000フレームのデータを解析しています。さらに利便性向上のためScripが記述されており、自動的に解析が 実行されます。

図6. NB-IoT(リリース13)のサポートにより、M2M IoTに必要なより軽いパケット構造を使用するデザインの検証が可能です。

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LTE-Advancedサンプル・テスト・ベンチ(続き)

図7. このアダプティブモジュレーション/コーディング(AMC)のサンプルでは、LTE-Advancedのスループットがシミュレーション中の変化するチャネル条件(S/N比)に対応しているため、CQIに基づいた最適なスループットが得られます。

図8. 図7のスケマティックの動的なAMCの結果。高いS/N比でスループットが最適化されています。この図には、協調マルチポイント(CoMP)の解析手法の1つであるダイナミックポイント選択(DPS)も示されています。CoMP(Coordinated Multi Point)の解析手法の1つであるDPS(Dynamic Point Selection)も使われています。

使用可能なLTE-Advanced サンプル・テスト・ベンチ:

LTE-A:FDDダウンリンクSISOスループット測定、AMC使用 – AWGNによるチャネルの性能劣化 – CQI(Channel Quality)に応じた、AMCでのMCS変調の適用

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13 | Keysight | W1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリ - Data Sheet

LTE-Advancedサンプル・テスト・ベンチ(続き)

図9. この閉ループ2×2 MIMOのサンプルでは、Active HARQフィードバックにより、LTE-Advancedアップリンクトランスミッターのデータスループット(%)対S/N比をプロファイリングしています。SystemVue独自の「ダイナミックデータフロー」エンジンでは、無線方式を切り替えながらのシミュレーションが可能です。

図10. このサンプルでは、帯域幅がそれぞれ20 MHzの4つのコンポーネントキャリア(CC)を結合することにより、非隣接キャリアアグリゲーション(CA)を実証しています。非線形RF/アナログ信号の劣化をこのシステムに追加して、ロードセルや干渉制限された動作によく見られるEVMやスループットの低下を作り出すことができ ます。

使用可能なLTE-Advanced サンプル・テスト・ベンチ:

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LTEサンプル・テスト・ベンチ

図11. このLTEスループットシミュレーションには、2つのCMOS RFICトランシーバーコンポーネントが含まれています。Keysight GoldenGateを使用したコ・シミュレーションを実行しており、これらはビヘイビアモデルでは無く、回路が記述されています。真のエンベロープレベルの動作を、規格に準拠した実信号によりトランジスタレベルまで検証できます。これは、物理層全体の性能を検証するシステム設計者と、ウエハーのテープアウト前のRFIC回路デザイナーの両者にとって大変役に立ちます。

図12. このLTEのサンプルでは、LTE DLソースのスペクトラムやCCDFなどの指標をプロットすることにより、考えられるクレスト・ファクター・リダクション(CFR)アルゴリズムを評価します。その他のLTE測定(EVM対サブキャリアなどのチャネル固有の指標など)も使用できます。信号そのものの詳細な解析には、Keysight 89600 VSAソフトウェアを利用できます。SystemVueとVSAはデータの受け渡しが出来るので、SystemVueで作成したアルゴリズムやシミュレーションい取り込んだ信号劣化の影響をVSAの機能を使用して解析することができます。

注記:SystemVue用のW1918 LTE-Advancedベースバンド検証ライブラリは、W1910 LTEベースバンド検証ライブラリのスーパーセットで、LTEとLTE-Advancedの両方をサポートしています。

使用可能なLTEサンプル・ テスト・ベンチ:

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LTEサンプル・テスト・ベンチ(続き)

図13. SystemVueのW1910/W1918 LTEリファレンスレシーバーは、外部ソフトウェアやパーソナリティーを使用しなくても、ダイナミックな信号品質を測定可能です

図14. フェージング時の真のスループットを測定するために、「ダイナミックデータフロー」シミュレーション機能がSystemVue2009より導入されています。ダイナミックデータフローでは、データレートおよび無線機の変調方式をシミュレーション中にダイナミックに変更しながら、正確なRF/チャネル効果に欠かせないタイミング/キャリア周波数情報を維持することができます。このquasi-MACの動作により、他の多くのデータフローシミュレータやイベントドリブンシミュレータでは同時に管理することが不可能な、シミュレーション動作と物理層の確度が同時に得られます。

使用可能なLTEサンプル・ テスト・ベンチ:

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LTEサンプル・テスト・ベンチ(続き)

図15. このLTEチャネルコーディングのサンプルでは、内部信号処理チェーンを示しています。システム内の任意のノードからのテストベクターを作成したり、比較することができます。このため、ユーザーアルゴリズムのスクリプト作成や検証が容易になります。

図16. このLTEのサンプルでは、3GPP LTE 8.9規格のTS 36.104で仕様化されている規格に準拠したPRACH (Physical Random Access Channel)検出を実行します。PRACHチャネルは、S/N比など特定の条件下で、 99 %以上の確率で検出する必要があります。このようにあらかじめ構築されたテストベンチを使用すれば、 自作したアルゴリズムをLTE規格に対して検証でき、スクリプト作成/検証時間を短縮できます。

使用可能なLTEサンプル・ テスト・ベンチ:

SystemVueの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

製品情報www.keysight.co.jp/find/eesof-systemvue-lte-advanced

製品構成www.keysight.co.jp/find/eeesof-systemvue-configs

30日間の試用版の請求www.keysight.co.jp/find/eesof-systemvue-evaluation

ダウンロードwww.keysight.co.jp/find/eesof-systemvue-latest-downloads

参考ビデオwww.keysight.co.jp/find/eesof-systemvue-videos

テクニカル・サポート・フォーラムwww.keysight.co.jp/find/eesof-systemvue-forum

チャネルコーダ

ユーザー IP

コード作成

.m演算コードC++

RTL

テストベクターおよびスクリプト

SystemVue 入力ベクター

SystemVue 出力ベクター

HDLベクター

FPGAベクター

SystemVue 出力ベクター

SystemVue 入力ベクター

Win32 DLL

C++(スペシャルオプション*)

アルゴリズム開発環境

FPGA開発環境

FPGAハードウェアテスト

HDLテストベンチ

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詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。www.keysight.co.jp/find/software

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