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情報化施工が導くスマートな建設現場 -事例紹介- (株)大林組 技術研究所 古屋 Outline of This Presentation Outline of This Presentation Introduction -建設業の動向- 近年実用化されている情報化施工技術 近年実用化されている情報化施工技術 最近の土木は「かっこいい!」-情報化施工技術の事例紹介- ICTの活用事例をもう少し紹介 無人化施 ICTの活用事例をもう少し紹介無人化施工- BIM,CIMに関して少し紹介 情報化施工の効果 情報化施工のこれから 情報化施工のこれから Introduction Introduction 建設業の動向 建設業の動向 建設分野への公共投資 労働環境 近年の建設業の動向 近年の建設業の動向 建設分野への公共投資労働環境

情報化施工が導くスマートな建設現場i.csis.u-tokyo.ac.jp/event/20130129/index.files/130129...情報化施工が導くスマートな建設現場 -事例紹介- (株)大林組技術研究所

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情報化施工が導くスマートな建設現場

-事例紹介-

(株)大林組 技術研究所古屋 弘

Outline of This PresentationOutline of This Presentation

Introduction -建設業の動向-

近年実用化されている情報化施工技術 近年実用化されている情報化施工技術

最近の土木は「かっこいい!」-情報化施工技術の事例紹介-

ICTの活用事例をもう少し紹介 無人化施 ICTの活用事例をもう少し紹介-無人化施工-

BIM,CIMに関して少し紹介

情報化施工の効果

情報化施工のこれから 情報化施工のこれから

Introduction Introduction 建設業の動向建設業の動向

建設分野への公共投資 労働環境

近年の建設業の動向近年の建設業の動向

建設分野への公共投資,労働環境

建設投資と労働力建設投資と労働力

建設分野の状況

• 公共投資の低下 → 新設からメインテナンスへ

建設分野の状況

共投資 低 新設 ナ※ ただし震災復興で一時的に持ち直す・・・(?)

1992年 : 84兆円年 兆円

2013年 : 44兆円・・・少し増えそう

• 労働力の偏り,不足 → 新しい技術に頼らざるを得ない部分も※ 次ページのスライド参照

労働者の過不足率

5.0不足

H4 建設投資ピ ク84兆円

労働者 足率

3.0

4.06業種

↑ H4 建設投資ピーク84兆円

ざなみ景気

バブル崩壊型枠工(土木・建築),左官,とび工鉄筋工(土木・建築)の技能労働者

1.0

2.0

足率

(%)

いざなみ景気H6 新公共投資基本計画

2 0

‐1.0

0.0

労働

者過

不足

H23.3東日本大震災

H9 建設業就業者数

H7 兵庫県南部地震

‐4 0

‐3.0

‐2.0労

H20 リーマンショック

H9 建設業就業者数ピーク689万人

H9 東京湾アクアライン完成 H19 関西空港2期島完成

H22 羽田空港拡張工事完成

‐5.0

4.0

平成

1年

平成

2年

平成

3年

平成

4年

平成

5年

平成

6年

平成

7年

平成

8年

平成

9年

成1

0年

成1

1年

成1

2年

成1

3年

成1

4年

成1

5年

成1

6年

成1

7年

成1

8年

成1

9年

成2

0年

成2

1年

成2

2年

3年1月

3年2月

3年3月

3年4月

3年5月

3年6月

3年7月

3年8月

3年9月

↓過剰

H6 関西空港開港 H17 中部国際空港開港

平 平 平 平 平 平 平 平 平

平成

平成

平成

平成

平成

平成

平成

平成

平成

平成

平成

平成

平成

平成

23

平成

23

平成

23

平成

23

平成

23

平成

23

平成

23

平成

23

平成

23

総務省労働力統計より抜粋・加筆

年齢別労働力の推移

35.0

年齢別労働力の推移

30.0高齢者が多く若年層が少ない

20.0

25.0

(%)

15.0

構成

率(

建設業(55歳以上)

5 0

10.0

全産業(55歳以上)

建設業(29歳以下)

全産業(29歳以下)

0.0

5.0

総務省労働力統計より抜粋

社会的背景社会的背景

新技術;技術革新を促すICTの採用

設計の高度化

進化しつつある建設技術進化しつつある建設技術

設計の高度化

建設業は変化しつつある建設業は変化しつつある (1)(1)

社会的背景(社会の要求の変化)社会的背景(社会の要求の変化)

社会資本ストックと公共事業 現 在

新設からメインテナンスへ

社会資本ストックと公共事業

80

90

100

在来鉄道

上水道整

現 在

40

50

60

70上水道

国道改良

廃棄物処理施設

空港

治水

整備水準

0

10

20

30治水

下水道

高規格幹線道路

1870

1880

1890

1900

1910

1920

1930

1940

1950

1960

1970

1980

1990

2000

2010

2020

2030 西暦年

環境への配慮 : CO2の抑制・省エネルギー(地球環境への配慮)環境 の配慮 : CO2の抑制 省 ネルギ (地球環境 の配慮)

様々な災害への対応

建設業は変化しつつある建設業は変化しつつある (2)(2)

新技術;技術革新を促すICTの採用新技術;技術革新を促すICTの採用

GNSS(GPS)の活用 (※)

無線LAN(ネットワ ク) (※)無線LAN(ネットワーク) (※)

データベース (※)

PC(タブレット端末含む)の現場での活用 (※)PC(タブレット端末含む)の現場での活用 (※)

設計の高度化

解析手法の高度化(FEMなどによる高度な解析と信頼性設計の導入) (※)

上記を支える調査・計測技術の高度化 (※)

3次元データの活用 (※)

(※)は情報化施 とよばれ 建設業に革新をもたらし る(※)は情報化施工とよばれ,建設業に革新をもたらしている

情報化施工とは情報化施工とは

情報化施工のシステム化

ICT施工の活用は必然となりつつある

建設における情報化施工の適用建設における情報化施工の適用

ICT施工の活用は必然となりつつある

情報化情報化施工とは・・・そもそも何を意味するのか施工とは・・・そもそも何を意味するのか

•Phase1 : 信頼性設計のためのツール•主として現場計測 → 安全,品質管理(計測データをフィードバック)(施工管理により結果的により,結果的にコスト縮減に寄与)•トンネル掘削におけるフィードフォワード,シールドマシン管理トンネル掘削におけるフィ ドフォワ ド,シ ルドマシン管理

•Phase2 : 「IT・ICT施工」•主として施工時の省力化(測量,重機施工)ト タルステ ション GPSの普及•トータルステーション,GPSの普及

•重機施工における新たな試み(主として土工・舗装機械)ガイダンスシステム,MC(マシンコントロール),無人化施工

次 デ タ 活•3次元データの活用•新しい施工管理手法(GPS転圧管理,新しい管理機器 等)

•Phase3 : 「CIM」」•施工データの横断的な活用•設計から維持管理までのライフサイクルコストの縮減•WWW 無線LAN DBMS GIS 3D-CAD 等の現場での活用•WWW,無線LAN,DBMS,GIS,3D-CAD 等の現場での活用•設計図書のデータ共有(シームレスなデータ交換)

情報化施工の定義の変遷

CConstruction by onstruction by II f tif ti

Phase1 : 信頼設計のためのツール主として現場計測 安全 品質管理(計測デ タをフィ ドバ ク) IInformation nformation

RRetrieval etrieval SSystem ystem

・主として現場計測 → 安全、品質管理(計測データをフィードバック)(施工管理により、結果的にコスト縮減に寄与)

・土工、掘削(山留め)工事等における動態観測(=観測施工)・ トンネル掘削におけるフィードフォワード、シールドマシン管理

IInformation and nformation and CCommunicationommunication

Phase2 : 「IT(ICT)施工管理」・インターネットの活用・ トータルステーション、 GPSの普及

重機施工における新たな試み(主として土工 舗装機械) CCommunication ommunication TTechnology echnology

・ 重機施工における新たな試み(主として土工・舗装機械)ガイダンスシステム、MC(マシンコントロール)、無人化施工

・ 3次元データの活用・ 新しい施工管理手法( GPS転圧管理、新しい管理機器 等)

CConstruction onstruction

Phase3 : 「CIM」・データの横断的な活用 : 設計から施工、維持管理まで

・設計から維持管理までのライフサイクルコストの縮減WWW 無線LAN DBMS GIS 3D CAD 等 現場 活用 IInformation nformation

MModelingodeling・WWW、無線LAN、DBMS、GIS、3D-CAD 等の現場での活用

・設計図書のデータ共有(シームレスなデータ交換)・プロダクトデータの活用

扱 う 情 報 の 量扱 う 情 報 の 量

ICTの活用は一つの解決策

ICT(Information and Communication Technology)ICT(Information and Communication Technology)→ マシンコントロールだけではない

機械施工,通信,計測機器

1. 機械化施工を活用することによる施工の効率化

そのメリットは・・・

機械施 ,通信,計測機器

1. 機械化施工を活用することによる施工の効率化2. 建設現場での高度で正確な管理を可能とする

• 施工時の状況変化に柔軟かつ正確に対応• 品質の向上• 品質の向上

3. メインテナンスへの活用• 迅速かつ正確なデータ取得と活用 : 各種センサ,通信,データベース

4 災害時における情報の活用も可能4. 災害時における情報の活用も可能• 上記3よりもさらに有効なツールとなり得る

5. 建設分野における自動化(ロボット化)の推進省力化 の対応• 省力化への対応

• 魅力ある建設業へのアピール

近年実用化されている近年実用化されている近年実用化されている近年実用化されている情報化施工技術情報化施工技術 GNSSの利用

情報化施工のシステム化

建設機械の進化建設機械の進化

情報化施工のシステム化

ICT施工の活用は必然となりつつある

品質の確保

なぜICTを導入するのか

品質 確保省力化高精度化施 担保(ト サビリ 確保)施工の担保(トレーサビリティの確保)一連の作業におけるデータ交換を容易にする

(戦士データを活用する所以)(戦士デ タを活用する所以)いつまでも3K(5K)とは言わせない!

情報化施工 : 活用場面情報 施 活用場

グレーダAMCGPSローバー

バックホウAMGブルドーザAMC

建設機械も情報化で変革しつつある建設機械も情報化で変革しつつある

主なICT機械主なICT機械

丁張りレスでの掘削

丁張りレスでの敷均し

転圧管理(転圧領域の明確化と転圧回数管理)

丁張りレスでの敷均し敷均し厚,勾配の管理

丁張りレスでの敷均し敷均し厚,勾配の管理

※丁張り : 現場でどのような形でものを作るのかを高精度に位置だしする作業

3DMC MMGPS3DMC MMGPSICT施工機械ICT施工機械

3DMC GPS3DMC GPS

Motor patrol Motor patrol

3DMC GPS3DMC GPS+Bulldozer+Bulldozer

Expressway constructionExpressway constructionExpressway constructionExpressway construction Urban road constructionUrban road constructionUrban road constructionUrban road construction

3DMC MMGPS3DMC MMGPSAsphalt Finisher Asphalt Finisher

3DMC GPS3DMC GPS3DMC GPS3DMC GPS+Drag shovel (Backhoe) +Drag shovel (Backhoe)

Reservoir constructionReservoir constructionReservoir constructionReservoir construction Urban road pavementUrban road pavementUrban road pavementUrban road pavement

最近の土木は「かっこいい!」最近の土木は「かっこいい!」最近の土木は「かっこいい!」最近の土木は「かっこいい!」-情報化施工技術の事例紹介--情報化施工技術の事例紹介-

建設機械の3次元マシンコントロール建設機械の3次元マシンコントロール機機

3次元デジタル設計データを重機のコントロールシステム3次元デジタル設計デ タを重機のコントロ ルシステムに入力し,TSやGPSを用いた計測技術により,施工の効率化や施工精度の確保を実現している。

•所要の施工精度となるようにオペレータを支援(モニタ表示等)する「マシンガイダンス技術(AMG)」•油圧制御技術を組合せることで,3次元デジタル設計データに油圧制御技術を組合せる とで, 次元デジタ 設計デ タ従って土工板を自動制御する「マシンコントロール技術(AMC)」

ブルドーザやグレーダ等のマシンコントロール(敷均し) 油圧ショベルのマシンガイダンス

ト ボ ク

車載システム車載システム無線 ナ コントロールボックス無線アンテナ

GPSアンテナ

無線ユニットチルトセンサ

GPSボ クスGPSホ ックス

自動/手動SW

PPC/EPCハイブリッドバルブ

情報化施工の事例情報化施工の事例 (1/5)(1/5)

トンネルナビのシステムトンネル切羽

トンネルナビのシステム

山岳トンネルの施工で,前方のコア(サンプル)を採取せずに掘削機の挙動(振動)を解析し れから掘削する

油 サ油 サ油 サ油 サ

動(振動)を解析し,これから掘削する地盤を予測する。

探査用ドリフター(油圧計測システム内蔵)

モニター用、データ収録用

ノンコア削孔

弱 層

データ

レコーダ

油圧センサーフィード圧回 転 数打 撃 圧 ノンコア削孔

弱 層

データ

レコーダ

油圧センサーフィード圧回 転 数打 撃 圧 ノンコア削孔

弱 層

データ

レコーダ

油圧センサーフィード圧回 転 数打 撃 圧 ノンコア削孔

弱 層

データ

レコーダ

油圧センサーフィード圧回 転 数打 撃 圧

データ収録用パソコン

トンネルナビのパラメータ

0.50

トンネルナビのパラメータ

0.50

弱 層油量計削孔距離削孔速度

トンネルナビの機能一覧

トンネルナビのパラメータ

0.50

トンネルナビのパラメータ

0.50

弱 層油量計削孔距離削孔速度

弱 層油量計削孔距離削孔速度

弱 層油量計削孔距離削孔速度

トンネルナビの機能一覧トンネルナビの機能一覧

削孔 査 実施状況

0.30

0.35

0.40

0.45

0.30

0.35

0.40

0.45

基本機能

オプション

1) 断層破砕帯、風化・変質帯の検出

2) 地山の硬軟 判定3) 地山分類

4) 湧水特性断層破砕帯

0.30

0.35

0.40

0.45

0.30

0.35

0.40

0.45

基本機能

オプション

1) 断層破砕帯、風化・変質帯の検出

2) 地山の硬軟 判定3) 地山分類

4) 湧水特性

基本機能

オプション

1) 断層破砕帯、風化・変質帯の検出

2) 地山の硬軟 判定3) 地山分類

4) 湧水特性断層破砕帯

ノンコア削孔調査の実施状況

0.25

500 600 700 800 900 1000

距離(m)

0.25

500 600 700 800 900 1000

距離(m)

オプション 4) 湧水特性5) 膨張性、押出し性地山の判定6) 破砕帯の3次元分布

0.25

500 600 700 800 900 1000

距離(m)

0.25

500 600 700 800 900 1000

距離(m)

オプション 4) 湧水特性5) 膨張性、押出し性地山の判定6) 破砕帯の3次元分布

オプション 4) 湧水特性5) 膨張性、押出し性地山の判定6) 破砕帯の3次元分布

情報化施工の事例情報化施工の事例 (2/5)(2/5)

コンクリート自動運搬システムコンクリートバケットをコンピュータからの指令で最適な振れ止めを行いながら打設位置に移動し,打設面での安全を確認してコンクリートを放出するシステム。バケット位置のGPSによる管理と,過去のパターンに基づく振れ止めのフィードフォワード制御を実施。

巻上ドラム

エンコーダ

巻上位置検出

エンコーダ

横行ドラム

横行位置検出

中央制御室・中央制御盤・無線機

・GPS

ト-タルステ-ション

主索のサグ量の変化

軌索のサグ量の変化巻上位置検出

下 流

左 岸

張力計

走行ドラム

無線機

制御盤

バケット台車

トランスファーカ

の変化の変化

垂直方向の振れ

水平方向の振れ

上 流

右 岸

走行 ラ

エンコーダ

走行位置検出

エンコーダ

主索調整位置検出

主索調整ドラムコンクリートバケット

ソーラシステム

GPS

水平方向の振れ

バンカー線へ

バンカー線より

制御するクレーンの振れ

右 岸 バンカ 線

打設ポイント

左 岸

Y3

Y4

7810 91112

19222324 2021システム構成打設ホ イント目標位置

X1X2X3X4X5X6Y1

Y2

Y3

Zレーン1

Yレーン

Xレーン上 流

1345 26

7810 91112

自動制御の概念図

情報化施工の事例情報化施工の事例 (3/5)(3/5)

URUP工法 URUP工法

従来,シールド工法では立抗を施工後,そこからシ ド シ を発からシールドマシンを発進させトンネル掘削を行ってきたが,アンダーパス工事のような場所

URUP (Ultra Rapid Under Pass)工法

パス工事のような場所で,立抗を必要とせず地上から掘削機を発進させ 再び地上に到達させ,再び地上に到達させることで,アプローチ区間を含む全線を短期間で施工を実現期間で施工を実現。

情報化施工の事例情報化施工の事例 (4/5)(4/5)

配筋検査支援システム

配筋検査支援システム

配筋検査における検査作業の効率化と品質管理の向上を図るため,携帯端末(タブ など)とデジタ カ帯端末(タブレットなど)とデジタルカメラを連携させて,配筋の全箇所・全数検査記録と工事写真を一括管理するする。

システム利用検査の準備

現場での検査

検査結果取込み

PDAによる検査状況

0% 20% 40% 60% 80% 100%

従来

検査結果取込み

写真整理

帳票作成

一工区あたりの配筋検査工数の比較

PDAによる検査内容確認画面

情報化施工の事例情報化施工の事例 (5/5(5/5--11))

【目的】計測データを常時モニタリングし Webを介してデー【目的】計測デ タを常時モニタリングし,Webを介してデタ管理を行うシステム

インターネット データセンター

クライアント等 VPNデータ配信用サーバー

データベースサーバー

マイクロホン

サイト(工事エリア) 現場事務所騒音・振動計設置状況

VPN

騒音計

:中継局(メッシュルータ):無線LAN

:計測機器・中継局(メッシュルータ)

VPN振動レベル計

計器箱内部

情報化施工の事例情報化施工の事例 (5/5(5/5--22))

無線通信状況の確認無線通信状況 確認

道路(公道)

A地区:(騒音・振動)

27

D-1地区(騒音・振動)B地区:

(騒音・振動)15

C地区:(騒音・振動)

14

21

26

12

道路(公道)

A地区:(騒音・振動)

27

D-1地区(騒音・振動)B地区:

(騒音・振動)15

C地区:(騒音・振動)

14

A地区:(騒音・振動)

27A地区:(騒音・振動)

2727

D-1地区(騒音・振動)D-1地区(騒音・振動)B地区:

(騒音・振動)15B地区:

(騒音・振動)1515

C地区:(騒音・振動)

14C地区:(騒音・振動)

1414

212121

262626

121212

無線LAN(メッシュネットワーク)

12122121 1515 1818

1414

2323

2727

現場事務所

道路

(公

道)道

路(公

道)

施工現場

D-2地区(騒音)

26

ゲートウェイ機: 1

22

2820

1924

18 23

現場事務所

道路

(公

道)道

路(公

道)

施工現場

D-2地区(騒音)D-2地区(騒音)D-2地区(騒音)

262626

ゲートウェイ機: 1ゲートウェイ機: 11

222222

282828202020

191919242424

181818 232323

2626

2323

2828凡 例

道路(公道)E地区(騒音・振動)

F地区:(騒音・振動)

16

:計測箇所

:計測箇所兼中継局(メッシュルータ)

:中継局(メッシュルータ)

凡 例

道路(公道)E地区(騒音・振動)

F地区:(騒音・振動)

16

:計測箇所

:計測箇所兼中継局(メッシュルータ)

E地区(騒音・振動)E地区(騒音・振動)

F地区:(騒音・振動)

16F地区:(騒音・振動)

1616

:計測箇所:計測箇所

:計測箇所兼中継局(メッシュルータ):計測箇所兼中継局(メッシュルータ)

:中継局(メッシュルータ):中継局(メッシュルータ)

GWGW

2020

2222 16161919

2424

使用周波数帯 2 4GH

無線通信状況(良好時)無線通信状況(良好時)

・使用周波数帯:2.4GHz

・規格:IEEE802.11g

メッシュネットワーク監視用ソフトによる通信状況表示例

無線通信状況(良好時)無線通信状況(良好時)

ICTICTの活用事例をもう少し紹介の活用事例をもう少し紹介ICTICTの活用事例をもう少し紹介の活用事例をもう少し紹介ーー無人化施工無人化施工--

(1) ICT(1) ICTにより複雑な機械制御に対応により複雑な機械制御に対応機機

より複雑な作業にも対応より複雑な作業にも対応

双腕式油圧ショベル双腕式油圧ショベル

(2) (2) オペレータ支援から無人化へオペレータ支援から無人化へ

無人化施工無人化施工•危険な作業に対して,オペレーターは遠隔操縦により重機を制御

無人化施工(遠隔操作による重機オペレーション)無人化施工(遠隔操作による重機オペレ ション)

・ 近年,災害現場での活躍がめざましい・ 日本が誇れるICTを駆使した「実用化ロボット技術」

3Dの利用

体感型操縦席の採用 : バーチャル操縦席

さらに進化した次世代無人化施工さらに進化した次世代無人化施工

体感型操縦席の採用 : バ チャル操縦席

システムシステム

全方位カメラ全方位カメラ

3D3Dカメラカメラ

3D3Dカメラによる画像カメラによる画像(操縦室)(操縦室)(操縦室)(操縦室)

全方位カメラ全方位カメラ先端先端カメラカメラ

全方位カメラによる画像全方位カメラによる画像(操縦室)(操縦室)

先端カメラによる画像先端カメラによる画像(操縦室)(操縦室)

先端先端カメラカメラ

(1)(1)3D3Dモニタモニタ(1)(1)3D3Dモニタモニタ((ハイビジョン映像)ハイビジョン映像)

操作室操作室

(3) (3) 重機周辺の音響重機周辺の音響

コントローラコントローラ

(2) (2) 体感装置付体感装置付運転席運転席

(3)(3) 重機周辺の音響重機周辺の音響情報の再生装置情報の再生装置

遠隔操縦席遠隔操縦席

3Dによるリアルな画像

重機の姿勢(操縦席の体感)を再現重機の姿勢(操縦席の体感)を再現

体感装置付き運転席体感装置付き運転席

BIMBIM CIMCIMに関して少し紹介に関して少し紹介BIMBIM,,CIMCIMに関して少し紹介に関して少し紹介

BIMBIMとはとは :: Building Information ModelingBuilding Information Modeling

作成:(社)IAI日本

BIMBIMの事例の事例 ((フィンランドにおける建築での活用事例フィンランドにおける建築での活用事例))

設計モデルをサーバで集中管理 空調・照明シミュレーション/解析 シミュレーション結果に基づく設計

設計モデルチェック(干渉等確認) 構造設計 数量管理設/原価管理

国内土木での利用国内土木での利用 :: 立坑部仮設組み立て順序立坑部仮設組み立て順序

国内土木での利用国内土木での利用 :: シールドマシン折り返し(立坑部)シールドマシン折り返し(立坑部)

情報化施工導入の効果情報化施工導入の効果情報化施工導入の効果情報化施工導入の効果-土木工事が中心となってしまいますが--土木工事が中心となってしまいますが-

情報化施工の効果 - 情報化施工導入の主な効果 -

情報化施 効果

1 現場安全性の向上

情報化施工の効果

情報化施工の効果1. 現場安全性の向上

2. データ取得の変化

• 多数のデータを容易に取得• リアルタイム

3. 新しい手法を取り入れた施工管理

4. コストダウンの可能性4. ストダウンの可能性

5. 施工精度の向上

情報化施工導入の効果 (1/3) - 現場安全性の向上 -

品質管理従来手法と

(1) 外部ロック (2) フィルタ

従来手法と新技術の比較

(1) 外部ロック (2) フィルター

従来技術による試験計測状況

新技術によるデータ取得状況(振動ローラにて施工を行いながらデータ取得)

情報化施工導入の効果 (2/3) - コストダウンの可能性-

出来形管理

品質管理(密度計測)

従来

システム導入品質管理(密度計測)

出来形計測

システム導入

施工指示

丁張り

施工計画

帳票出力

0 20 40 60 80 100 120 140

情報化施工導入の効果 (3/3-1) - 施工精度の向上-

Site ASite A 排土板マニュアル制御排土板マニュアル制御

Site B Site B ICTの活用:排土板コントロールICTの活用:排土板コントロール

情報化施工導入の効果 (3/3-2) - 施工精度の向上-

従来施工 GPS施工

7 5~ 10cm

条件1(施工基準評価)

±5cm未満

-5~-7.5cm-7.5~-10cm

5~7.5cm107.5~10cm

±5cm以内の割合72% ±5cm以内の割合89%

5~ 10cm

条件2(誤差を強調)

±2.5cm未満

-2.5~-5cm-5~-10cm

2.5~5cm5~10cm

±2.5cm以内の割合36%(考察)3D_NAVIの方が誤差が小さい。

資料提供 ハザマ

±2.5cm以内の割合61%

情報化施 れから情報化施 れから情報化施工のこれから情報化施工のこれから

品質管理で考えなければならないこと品質管理で考えなければならないこと

情報化施工は盤石か?

管理(基準)値が明確にわかっているもの

例えば,下の図はボルトの締め付けの管理材料が均質 降伏点を設定

管理(基準)値が明確でないもの

下図(左)は構造物の劣化による性能・材料が均質→降伏点を設定・比較的容易に管理が行える

下図(右)は施工時などの「もの」のばらつき

・劣化による性能の判定 → どのような指標を用いるのか(変形量,サンプリングによる強度?)

・ばらつきの判定 → そもそも「管理基準値」と扱う「材料」はばらつきの判定 → そもそも「管理基準値」と扱う「材料」は対応しているのか?(例えば 土構造物)

情報化施工(ICT)の情報化施工(ICT)の活躍(しそうな)場面活躍(しそうな)場面

品質にかかわる条件 そもそも管理された「工業製品」品質にかかわる条件 • そもそも管理された「工業製品」でもばらつきは存在• 自然材料による「土構造物」ではばらつきも大きい

使用・環境条件

設計・維持管理 by ICT

維持管理 by ICT

の変化

劣 化材料や施工に

起因する製品の

設計・施工 by ICT

起因する製品のばらつき

設計外力から外れた使い• 設計外力から外れた使い方・・・例えば 交通荷重など• 自然環境・・・「想定外」の自然条件(災害) 変形,材質そのものの劣化,摩耗

工業製品では,ばらつきの存在

さ ど影響な然条件(災害)

※ これからのインフラでの問題点 はさほど影響ないとされている

CIMCIMの今後の今後 :: 情報連携を実現し効果を定量的に示す情報連携を実現し効果を定量的に示すの今後の今後 情報連携を実現し効果を定量的に示す情報連携を実現し効果を定量的に示す

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