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FUJITSU Storage ETERNUS SF エターナス ストレージ基盤ソフトウェア

FUJITSU Storage ETERNUS SF ストレージ基盤ソフ …1 クラウド、ビッグデータ時代のキーコンポーネント ストレージ基盤ソフトウェア 『FUJITSU

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Page 1: FUJITSU Storage ETERNUS SF ストレージ基盤ソフ …1 クラウド、ビッグデータ時代のキーコンポーネント ストレージ基盤ソフトウェア 『FUJITSU

FUJITSU Storage ETERNUS SFエターナス

ストレージ基盤ソフトウェア

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クラウド、ビッグデータ時代のキーコンポーネントストレージ基盤ソフトウェア『FUJITSU Storage ETERNUS SF』急速なICTの進化により、人が活動しているあらゆる場所が情報の発信源となり、

新しいビジネス創出の機会となっています。富士通が提唱するICTによって

人々がより豊かに安心して暮らせる社会「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」が

実現しつつある中、ストレージの重要性はますます高まっています。

これからのストレージにはコスト削減や全体最適化はもとより、

災害対策・事業継続、仮想化・クラウド、ビッグデータ、

セキュリティなどさまざまなニーズへの柔軟な対応が求められます。

またICT社会を支えるデータ保全性の強化も必要です。

富士通のストレージ基盤ソフトウェア『ETERNUS SF』は、

先進の仮想化、自動化技術と人に優しいインターフェースで

ヒューマンセントリックな時代に応えます。

複雑化するICTシステム環境において、統合されたバックアップ管理によるデータ保全を実現します。

ETERNUS AF series、ETERNUS DX seriesと連携し、アドバンスト・コピー機能による高速バックアップ/リストア、レプリケーション運用を実現します。サーバ仮想化環境における仮想ボリュームのバックアップやアプリケーションと連携したオンラインバックアップにも対応し、さまざまな業務システムの継続を守ります。

アドバンスト・コピー機能、Oracle Recovery Managerと連携し、Oracle DBの高速バックアップ運用、および容易な操作により簡単・確実な高速リカバリーを実現します。

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager

ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle

ETERNUS SF TSM

データの重要性が高まる現在、この企業にとって重要な資産であるデータを確実に守り、万が一の時には迅速に復元できるシステムを構築することが必要になっています。ETERNUS SFのバックアップ/アーカイブ製品は、ディザスタリカバリーまで対応したデータの確実かつ、効率的なバックアップ/アーカイブを可能にします。

バックアップ/アーカイブ

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ETERNUS SF 商品体系■ 商品概要

企業が抱えるデータが急激に増加している現在、複雑化するストレージシステムをいかに効率よく管理、運用するかが情報システム部門の課題となっています。ETERNUS SFのストレージリソースマネジメント製品群は、これら複雑化するストレージ環境におけるリソースの安定かつ効率的な管理、運用を可能にします。

ETERNUS SF Storage Cruiser

ストレージリソースマネジメント

異なるベンダーのサーバやストレージが乱立する情報システムにおいては、サーバ、OS、ストレージの垣根を越えてデータのレプリケーションを行うことが望まれています。ETERNUS SFのレプリケーション製品は、プラットフォームに依存しない効率的なデータの移動や複製を可能にするとともに、業務運用中のハイブリッドストレージシステムの移行にまで対応します。

ファイバチャネルを利用し、マルチプラットフォーム間でCPU/ネットワークに負荷をかけない高速ファイル転送を実現します。ETERNUS SF XL-DATA / MV

レプリケーション

近年、企業におけるビジネス活動の中で、金融商品取引法や個人情報保護法など、情報漏洩対策の強化は重要な課題であり、セキュアーな環境でのデータの保管の必要性が高まっています。ETERNUS SFのセキュリティ製品は、ストレージ環境におけるセキュリティ対策の運用管理を支援します。

ETERNUS AF series、ETERNUS DX seriesの認証鍵のライフサイクルを管理し、シンプルでセキュアーな鍵管理ソリューションを提供します。ETERNUS SF KM

セキュリティ

ストレージシステム全体の構成、性能、障害を管理し、ETERNUSを中心としたストレージシステム全体の安定運用を支えます。また、ストレージ投資の最適化を実現するストレージ自動階層制御、業務要件に応じてI/Oリソース割り当てを自動調整するQoS自動化、ストレージ装置間のデータ等価性保証とI/Oアクセスパスの自動切り替えなど、目的に応じたオプションを組み合わせることで、さらなるコスト削減と安定稼働を実現します。

ストレージ環境の性能情報を統合的に可視化し、性能問題の根本的な解決とキャパシティプランニングを支援します。また、ストレージの性能情報や利用状況のアセスメント機能およびレポーティング機能を備え、ストレージシステムの安定稼働を支援します。

ETERNUS SF MA

ストレージシステムの導入実績がなくても、簡単にETERNUSストレージの導入・運用が可能となります。ETERNUS SF Express

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ストレージリソースマネジメント

 ETERNUS SF Storage Cruiserは、ETERNUSを核としたストレージ環境を統合管理することで、ストレージシステムの安定運用を支えます。SANストレージやNASストレージをはじめ、サーバやスイッチ、テープ装置などストレージシステムを構築する幅広い装置を対象とすることで、日々変化を続けるストレージシステムを一元管理し、運用コストの削減に貢献します。

● 安全なストレージの設計構築をシンプルに サーバでボリュームを利用するために必要な操作(ボリューム作成、サーバへの割り当て、バックアップ・リストア)を一つの画面から、簡単に実行できます。必要最低限の情報を入力するだけで、安全かつ確実に整合性を保ちながら設計構築することができます。

● 多様なストレージリソースの状態可視化と性能監視 ダッシュボードで監視したい情報をまとめて表示し、ストレージシステムの状況や問題点を素早く把握できます。さらに、問題箇所は詳細情報で装置間の接続関係や、性能グラフ、サーバとストレージの関係管理など、詳しく確認できるため、導入/構成変更作業やトラブル調査を、迅速かつ的確に把握できます。ストレージ、ファイバチャネルスイッチ、物理サーバ、Hyper-VやVMwareなどの仮想サーバに至るまでストレージシステムの構成物を統合的に管理することができます。

● ストレージリソースの効率利用と運用コストを削減する  仮想ストレージプール管理 仮想ストレージプール作成からサーバへのボリューム割り当てまでの一連の設定を直感的なウィザードで簡単に行うことができます。仮想ストレージプールの利用状況は、しきい値監視機能を備えた容量監視画面で確認することができます。必要最低限の物理ディスク容量でスモールスタートし、業務を止めることなく、必要な時に必要なだけ、ディスクを増設することができます。また、業務追加や繁忙期が異なる業務を混在運用する場合でも、ストレージ自動階層制御*2、QoS(Quality of Service)自動化*3と組み合わせることで、長期安定稼働とコスト最適化が図れます。*2 本機能は、ETERNUS SF Storage Cruiser Optimizationオプションで提供致します。*3 本機能は、ETERNUS SF Storage Cruiser QoS Managementオプションで提供致します。

● SAN/NAS環境の統合管理 ユニファイドストレージは、1台のストレージをSANとNASで共有することができ、運用管理の簡易化とリソースの有効利用を実現します。データベースなど高性能なアクセスに適したSANインターフェースとファイルサーバに適したNASインターフェースが混在した環境で、用途にあった使い分けをしながら導入設定から構成管理、性能管理、障害管理を統一されたビューで操作し、効率的な運用管理をすることができます。

● ストレージ省電力運用の「見える化」 必要なときだけディスクを回転させるETERNUS DX seriesの「エコモード」を業務と連携して運用したり、ストレージ消費電力、温度の推移を可視化し効果を確認することができ、ストレージ省電力運用を効率的に支援します。

主な特長

FUJITSU StorageETERNUS SF Storage Cruiser 16

I/O性能最適化・QoS自動化

仮想ストレージプール運用

ETERNUS DX seriesユニファイドストレージ

SAN用ディスク

ボリューム

NAS用ディスク

ファイル

SAN

SAN/NASを統合管理

構成

障害

性能

ストレージシステムの統合管理ソフトウェア

導入、ボリューム割り当て簡易化・仮想ストレージプール作成・ボリューム作成・サーバ割り当て

プール管理簡易化・性能管理・容量監視

ウィザードで簡単

業務構成変更なし

容量拡張簡易化・ディスク追加

オンライン ニアライン

データ保管コスト低減・自動階層制御

vCenter Server

レスポンスタイム(ms)

35302520151050

レプリケーション

● VMware環境のストレージ運用を簡易化(VVOL*1) ポリシーベースのストレージ管理により、vCenterの画面から簡単に仮想マシンにボリュームを割り当てることができます。仮想マシン作成やボリューム追加時に、性能、QoS優先度などのストレージ要件を設定したポリシーを指定するだけで、ストレージ設定作業が不要になりVMware管理者の運用負荷を軽減します。 また、仮想マシン単位のボリューム管理により、仮想マシン毎のI/O性能のグラフ表示/閾値監視が可能となり、性能問題を未然に防ぐことができます。*1 VVOLはVMwareから提供される新しいストレージテクノロジーでVMDK単位にストレージのボリュームを  割り当てることができます。VVOLを使用するためには、本機能に対応したvSphereが必要です。

ストレージポリシー<仮想マシン作成>

性能高 低

バックアップ毎日 毎週 毎月

QoS優先度高 中 低

自動階層制御オン オフ

セキュリティオン オフ

ETERNUS AF seriesETERNUS DX S5/S4/S3 Series

App

OS

プール

App

OS

App

OS

VMware

VVOL VVOL

プール

VVOL VVOL

バックアップ:毎日QoS優先:高

バックアップ:毎日QoS優先:中

バックアップ:毎月QoS優先:高自動階層制御

App

OS

VMware管理者

テープ

スイッチ

NASストレージ

SANストレージ

サーバ

ストレージシステム ストレージの簡単設定ダッシュボード

詳細情報

ETERNUS SF Webコンソール

フラットデザインで可視化性能項目を複数組合せた

分析が可能、リアルタイム表示

監視したい情報をまとめて表示

最低限の項目でストレージの設定が可能

装置や接続の状態表示

関係管理

性能可視化

・プール作成・ボリューム作成、割当・スナップショット作成

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ストレージリソースマネジメント

ストレージ統合の課題を解決するリソース最適化ソフトウェア

仮想化、クラウド、ビッグデータとストレージシステムは、様々な要件のデータが混在しています。さらに、データは爆発的に増え続けるなか、リソースを効率的に使用しハードウェア費用や運用管理のコストを削減することが重要な課題となっています。ETERNUS SF Storage Cruiserのストレージ自動階層制御とQoS自動化は、要件に応じた効率的なリソース配分により、多様な業務データのストレージ集約を可能にし、投資コスト最適化と運用管理コストの削減を実現します。

ストレージ自動階層制御による投資の最適化

 異なる種類のドライブを混在搭載した環境において、データの配置先を制御し、パフォーマンスとコストの最適化を図るストレージ自動階層制御をサポート。データのアクセス頻度を検出し、アクセス頻度に応じた最適なデータ再配置を自動的に行います。アクセス頻度の高いデータは、SSDなど超高速なディスクに配置し性能を確保、あまりアクセスされなくなったデータは、安価で大容量のニアラインに配置することで保管コストを最適化することができます。また、再配置ポリシーを設定することにより、システム運用にあわせたデータの再配置も可能です。仮想ストレージによりデータの再配置時にサーバの設定変更は不要です。

● ストレージ自動階層制御*1

多様な業務要件に応じた配置ポリシー

 データのアクセス頻度に応じた最適配置に加えて、ボリューム単位に配置のポリシーを設定することができます。季節業務など特定の時期だけピークになる業務のデータをあらかじめSSDに固定で配置するなど、業務の要件や優先度に応じた配置が可能なため、様々な業務の要件を守りながら、リソースを共有し効率利用ができます。*1 本機能は、ETERNUS SF Storage Cruiser Optimizationオプションで提供致します。

ビジネス要件に応じた性能リソースの自動割当

 複数の業務でストレージを共有する環境では、リソースの競合により優先業務のI/O性能が確保できない場合があります。QoS自動化では、優先業務のボリュームに目標性能を設定するだけで、スイッチやストレージの性能情報をもとに、ストレージを共有するボリューム間のI/O性能のバランスを自動調整します。 サーバ仮想化でストレージ統合された環境において、優先度の高い業務のI/Oを優先させることができるため、データベースなど性能を重視する業務でも、他の業務のI/O負荷変動の影響を受けることなく安定した運用が可能です。したがって、いろいろな優先度の業務データの統合が可能なため、リソースの効率利用を実現することができます。 目標値は高・中・低(QoS自動化優先度)の三段階の簡易指定ができます。また、QoS自動化でレスポンスタイムの目標値に届かない場合、ストレージ自動階層制御*3と連携することで、ボリューム毎にデータ配置先の容量比率を変更して、さらに目標値に近づくように自動チューニングすることができます。

● QoS自動化*2

*2 本機能は、ETERNUS SF Storage Cruiser QoS Managementオプションで提供致します。*3 本機能は、ETERNUS SF Storage Cruiser Optimizationオプションで提供致します。

Storage Clusterによる業務継続性の向上

 二台のストレージ装置間でデータ等価性を維持しながら、一台のストレージ装置が使用不可となった場合でも、I/Oアクセス先を使用可能なストレージ装置に自動切り替えして、業務を継続することができます。 また、ストレージ装置が復旧したことを自動で検出し、素早く冗長化構成に復旧することができます。 さらに、VMware HAなどのサーバ間で業務引継ぎができる環境と組み合わせることで、システム全体の可用性が向上します。 また、レプリケーション運用時のアドバンスト・コピーやストレージ自動階層制御のデータ配置もストレージ間で同期をとるため、切り替えが発生してもストレージ運用における信頼性や性能を維持して業務を継続することができます。

● Storage Cluster*4

*4 本機能は、ETERNUS SF Storage Cruiser Storage Cluster オプションで提供致します。

ETERNUS AF seriesETERNUS DX S5/S4/S3 Series

ボリューム1 ボリューム2 ボリューム3

サーバ1 サーバ2 サーバ3

非優先業務 非優先業務

QoS自動化

I/O性能を確保

スイッチやストレージの性能情報から自動チューニング

QoS自動化未適用

レスポンスタイム(ms)

35302520151050

業務A

業務B

業務C

QoS自動化適用

レスポンスタイム(ms)

35302520151050

業務A

業務B業務C

業務Aの目標レスポンス

QoS自動化オン

アクセス頻度

業務ボリューム

アクセス頻度を監視し最適な階層に自動再配置

ストレージ自動階層制御

SSD 超高速オンラインディスク高速

ニアラインディスク大容量安価

データ保管コスト削減

レスポンス時間短縮

 ETERNUS DX ETERNUS SF Storage Cruiser

管理サーバ

SSD

B B B

オンライン 二アライン

受注システム

自動階層化プール

会計業務のデータ

顧客管理 会計業務優先度大

B B

ボリューム

繁忙時期にデータをSSDに移動したい!

会計業務のデータが自動でSSDに移動し、アクセス性能アップ

SSDに100%と設定

Active Standby

ETERNUS SF Storage Cruiser、ETERNUS SF Storage CruiserStorage Cluster オプション

ETERNUS AF seriesETERNUS DX series

ETERNUS AF seriesETERNUS DX series

通常運用 トラブル発生時

運用データ

運用データ

ミラーデータ

ミラーデータ

SAN

業務サーバ

レプリケーションレプリケーションレプリケーション

Standby Active

ETERNUS SF Storage Cruiser、ETERNUS SF Storage CruiserStorage Cluster オプション

運用データ

運用データ

ミラーデータ

ミラーデータ

SAN

業務サーバ

レプリケーションレプリケーションレプリケーション

アクセス先を自動切り替えアクセス先を自動切り替えアクセス先を自動切り替え

火災火災火災

優先業務

監視 監視

ETERNUS AF seriesETERNUS DX series

ETERNUS AF seriesETERNUS DX series

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ストレージリソースマネジメント

● 自動診断によりシステムの性能問題を未然に防止 性能状況を各種指標で自動診断するアセスメントレポートや、診断結果をドキュメント出力するBaselineレポートにより、システムの性能状態を定期的に診断できます。これにより、性能問題を未然に防止し、安定稼働を実現することができます。

● 万が一の際にも、充実した可視化により、問題解決を迅速化 サーバからストレージまでの接続関係やリソース間の関係性が分かりやすく、ボトルネックや影響範囲を迅速に確認できるGUIにより、効率よく性能の状態を把握することができます。また、負荷の高いトップ10を自動抽出して表示したり、普段の負荷傾向からはずれた箇所を見つけたり、複数のストレージのディスクやボリューム、RAIDグループなどのストレージリソースの性能情報をダッシュボードとしてまとめ、システム全体の性能状況を俯瞰することができます。これらにより、少ない運用管理コストで安定稼働を実現することができます。

● 業務サーバと関連付けた性能分析を支援 SAN/NASストレージに加え、Microsoft Windows、Linux、Hyper-V、VMware vCenter Serverと連携し、サーバや仮想マシンのCPU、メモリ、ストレージなどの性能も可視化でき、さらにストレージ、サーバ間のIPスイッチやFCスイッチの性能も可視化できます。これにより、業務サーバで発生している性能問題とストレージを関連づけた調査が可能になり、問題解決の時間を短縮します。

● 長期分析を可能とし、ストレージシステムの安定運用を支援 性能問題の根本的な解決やキャパシティプランを検討するうえで、過去におけるリソース利用状況の把握と分析が必要です。ETERNUS SF MAは、独自の圧縮技術やデータ構造、クエリー言語により、効率的にデータを保存し、高速で抽出することができます。これにより、ETERNUS SF Storage Cruiserがもつ詳細な性能データを数年単位で保持し、必要な部分を高速で取り出して解析することが可能です。 個々のシステムでの日常の性能監視に有効なETERNUS SF Storage Cruiserと、大規模システムに対応した長期的な性能解析やキャパシティ分析に有効なETERNUS SF MAを組み合わせることで、性能問題を的確に把握し、迅速に対応することが可能となり、ストレージシステムの安定運用を強力に支援します。

● 定期レポートによりストレージ環境の変化を簡単に把握 性能情報や容量情報をインベントリレポートとして時間、日、週、月でスケジューリングし、自動生成します。これにより、ストレージ環境の性能や容量を定期的に把握し、性能問題や容量不足の兆候を事前に把握することができます。また、構成情報もレポートされ、ストレージ環境の最新の構成を一目で把握することができます。 レポートは必要な情報だけを集めたレポートにカスタマイズすることも可能なので、運用に合わせた性能監視が可能です。運用管理者は、手間のかかる週次や月次のレポートをGUIからダウンロードするだけで簡単に作成できるので、作業が簡易化できコスト削減ができます。

主な特長

FUJITSU StorageETERNUS SF MA 8

 企業におけるサーバ仮想化やプライベートクラウドの浸透でストレージの統合が進む中、さまざまな要件の業務が混在するストレージ環境の管理においては、長期にわたる性能の維持とタイムリーな容量追加が重要な課題となります。  ETERNUS SF MAは、ETERNUS SF Storage Cruiserと連携し、ストレージシステムの性能データや構成情報を収集、長期間保管し、必要なときに必要な情報を高速に抽出することができます。これによりストレージ環境の性能情報を統合的に可視化し、性能問題の根本的な解決とキャパシティプランニングを支援します。また、ストレージの性能情報や利用状況のレポーティング機能およびアセスメント機能を備え、複雑化するストレージシステムの性能管理を簡易化し、安定稼働を実現します。

ストレージシステムの性能と容量を可視化・診断するソフトウェア

長期的な性能データの保存と分析

インベントリレポート

日常の性能監視

ETERNUS SF MA

ETERNUS SFStorage Cruiser

ETERNUS AFETERNUS DX

ETERNUS AFETERNUS DX

AppOS

AppOS

AppOS

AppOS

ETERNUS SFStorage Cruiser

AppOS

AppOS

AppOS

AppOS

先月の性能

数年分性能データ

性能データ

性能データ

カレンダーで期間を選択

Excel形式でダウンロード

定期的にレポートを作成

AppOS

AppOS

AppOS

AppOS

ETERNUS SF MA

VMware ESXi/Hyper-V

WindowsServer/

Linux Server

自動診断により性能問題を未然防止

ボトルネックや影響範囲が分かりやすいNavigationペイン

カスタマイズ可能な全体性能状況を俯瞰するダッシュボード

ETERNUS AF series/ETERNUS DX series/ETERNUS NR series

ETERNUS AFETERNUS DX

ETERNUS AFETERNUS DX

ETERNUS AFETERNUS DX

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ストレージリソースマネジメント

● ウィザードによる簡単設定 ストレージシステムの設定が簡単に数ステップでできるウィザードを提供します。わずか3画面でのサーバへのボリューム割り当てや、ディスクや容量などの最少設定だけで最適なボリューム構成を自動作成できるなど、複雑なストレージ導入作業の負担を軽減します。

● 性能情報の可視化 各種性能データ、消費電力、温度等がグラフィカルに表示され、直観的に情報を把握することができます。

● トラブル対応の迅速化 ストレージ装置に故障が起きた場合、登録されている管理者に自動でメール通知が行われます。メールで業務名が通知されるので影響のある業務が即座に把握でき、利用者からの問い合わせにも 迅速に対応できます。

● スナップショットをワンクリックで実行 複数世代バックアップに利用可能なスナップショットコピーが可能です。業務ボリュームを選択し、アクションをクリックするだけなので簡単な操作で利用できます。また、スナップショットの実行は瞬時で終わり、実際のコピー処理はバックグラウンドで動作するため、業務停止時間を最短に抑えることができます。

● サーバ管理者の視点で使える管理画面 サーバを選択、対象ボリュームを選択、操作を選択というサーバ管理者にわかりやすい手順で設定することができます。ストレージシステムの専門知識がなくても簡単な操作で管理が可能になります。

ボリューム割当ウィザードによる簡単設定

サーバ管理者視点の画面

主な特長

3画面で設定完了

FUJITSU StorageETERNUS SF Express 16

サーバの選択

HBAとポートの選択

操作対象(サーバ→ボリューム)を選択

サーバに割り当てられたボリューム一覧

操作できる項目だけが表示されるので迷わない

サーバへのボリュームの割り当て

 コンプライアンスやビジネスリスクへの対応が重要視される今日、企業の保有するデータは極めて重要なものになり、かつ、増大の一途を辿っています。このような中で、中小規模システムにおいても、高信頼なストレージを導入したいというニーズは高まっています。 しかし、ストレージシステムを導入・運用するためには、専門知識を持つ専任の運用管理者が必要となるなど、これまでストレージを利用していなかった中小規模システムにとってはハードルが高いと考えられがちでした。 ETERNUS SF Expressは、ストレージシステムの導入経験がない方でも、簡単に導入・運用ができる運用管理ソフトウェアであり、中小規模システムにおけるストレージ導入のニーズに応えます。

ストレージの「難しい」を解決する導入・運用管理ソフトウェア

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主な特長

FUJITSU StorageETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16

 コンプライアンスや事業継続の観点からデータの重要性は一層高まっています。また、仮想化環境の普及によりバックアップ運用が煩雑化しています。さらに企業の社会的責任としての環境保護への対応が解決すべき課題になっています。 ETERNUS SF AdvancedCopy Managerは、仮想化、グリーンICTに対応した高速バックアップ/リストア、レプリケーション機能により、膨大なデータを効率よく確実・簡単にバックアップするソリューションを提供し、24時間365日の連続運用を実現します。

サーバ仮想化環境 バックアップサーバ

ホストOS

ETERNUS SF TSMなどのテープバックアップソフト

ゲストOS1 ゲストOS2

ETERNUS SFAdvancedCopy Manager

Disk-to-DiskDisk-to-Diskバックアップを実施バックアップを実施

Disk-to-DiskDisk-to-Diskバックアップを実施バックアップを実施

Disk-to-Diskバックアップを実施

アドバンスト・コピー

ETERNUS AF series、ETERNUS DX Series

ETERNUS DX S5/S4/S3 series

SAN領域

Disk-to-Tapeバックアップを実施

高速バックアップ・レプリケーションを提供するソフトウェア

業務サーバ

スナップショット

クローンからリストア

ファイル単位リストア

クローンバックアップ Snapshot

Clone

バックアップ/アーカイブ

ETERNUS AF seriesETERNUS DX S5/S4/S3 series

VMware

AppOS

AppOS

AppOS

バックアップポリシー バックアップポリシー バックアップポリシー毎日 世代:1 毎週 世代:4 毎月 世代:2

VVOL

● VMware環境のバックアップ運用の簡易化 スケジュール、世代数などのVVOL*1のバックアップポリシーを設定することで、バックアップを自動運用することができます。スナップショットに加え、クローンも自動生成されるため、万が一の物理故障時も迅速な復旧が可能になります。 また、スナップショット処理をサーバからストレージにオフロードすることで、サーバ側の負荷を軽減し、システム全体の性能が向上します。リストアに関しては、仮想マシン単位のリストアに加え、GUIから簡単にファイル単位でリストアすることもできます。*1 VVOLはVMwareから提供される新しいストレージテクノロジーでVMDK単位にストレージのボリュームを  割り当てることができます。VVOLを使用するためには、本機能に対応したvSphereが必要です。

● SAN/NAS統合バックアップ ETERNUS DX S5/S4/S3 Series ユニファイドストレージにおいてSAN環境もNAS環境のバックアップも統合管理できます。

● 仮想ストレージプール運用の利便性向上 運用ポリシーの組み合わせにより、柔軟にスナップショットを作成できます。運用に合わせて必要なタイミングでスナップショットを作成できるため、運用管理コスト、保管コストを最適化することができます。

● サーバ仮想化環境の複数ゲストOSを  高速で一括バックアップ Hyper-VのCluster Shared Volume(CSV)やVMwareのVMFSなど、サーバ仮想化環境の仮想マシン資源を一括で高速にバックアップし、バックアップしたデータは、複数世代保管することができます。リストアの際は、仮想マシン単位でリストアすることができます。さらに、ETERNUS SF TSMなどのバックアップソフトウェアと組み合わせることで、Disk-to-Disk-to-Tapeバックアップ運用も可能で、確実なデータ保護と保管コストの最適化を実現します。

ボリューム(ブロックアクセス)

ボリューム(ブロックアクセス)

ETERNUS SF Webコンソール

アドバンスト・コピー 操作・

状態確認

NAS領域 ボリューム

(ファイルアクセス)ボリューム

(ファイルアクセス)

アドバンスト・コピー

ETERNUS SF Webコンソールで、SAN・NAS領域両方のバックアップを

統合管理

Unified StorageのSAN・NAS領域のボリュームをAdvancedCopy Managerでバックアップ

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主な特長

業務運用中 業務運用中

Disk停止

業務ボリューム

バックアップボリューム

Disk回転

Disk回転オン

Disk回転オフバックアップ

バックアップ

業務ボリューム

バックアップボリューム

Disk停止

業務ボリューム

バックアップボリューム

Disk-to-Diskバックアップを実施

Disk-to-Diskバックアップを実施

コピー元 コピー先

メインサイト(東京)

ETERNUS AF seriesETERNUS DX series

ETERNUS AF seriesETERNUS DX series

バックアップサイト(大阪)

ETERNUS SFAdvancedCopy Manager

ETERNUS SFAdvancedCopy Manager

連携

バックアップ

● アプリケーションと連携した業務無停止のバックアップ Oracle、Symfoware、Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Server、DB2のバックアップ機能と連携し、業務を停止することなくバックアップできるため、24時間365日の連続稼働を実現可能です。 また、Exchange Server、SQL Serverについては、バックアップ環境構築やリストア実行*2を簡易化するウィザードを提供し、簡単で確実なバックアップ運用が実現できます。*2 Exchange Serverの場合は、ETERNUS SF AdvancedCopy Manager for Exchange Serverで提供致します。  SQL Serverの場合は、ETERNUS SF AdvancedCopy Manager for Microsoft SQL Serverで提供致します。

● 省電力バックアップ バックアップ時だけバックアップ先のディスクを回転させることで、ストレージの消費電力を削減します。例えば、ETERNUS DX600 S4を利用したバックアップ運用で年間のCO2排出量を約2,593kg(20%)*3削減できます。 さらに、ETERNUS DX S5/S4/S3 Seriesではディスクへの電源供給を停止して電力消費量を削減することができます。また、ETERNUS SF Storage Cruiserと組み合わせることで、消費電力と温度を可視化し、省電力効果を確認できます。*3 600GBディスク×72本と1TBディスク×132本を常時稼働させた場合と、  そのうち1TBディスクのみ1日20時間停止させた場合の当社比。

● VMware連携により仮想環境のビジネス継続性を向上 VMwareの災害対策ソリューションであるVMware vCenter Site Recovery Managerと連携し、ETERNUS AF series、ETERNUS DX seriesを制御することで、業務に負荷をかけない同期のとれた安全なストレージレプリケーションによるサイト間のコピーを実現し、信頼性の高い災害対策が可能です。

● ディザスタリカバリーソリューションの提供 ETERNUS AF series、ETERNUS DX series装置間でリモートコピーを行い、遠隔地にデータを複製・保管し、災害時のデータ損失を最小限に抑えます。また、迅速なデータ復旧によりビジネス継続性をサポートします。

データベースサーバ

ETERNUS AF seriesETERNUS DX S5/S4/S3 series

・Oracle Database・Symfoware Server ・Microsoft Exchange Server・Microsoft SQL Server・DB2

業務ボリューム

複製ボリューム

ETERNUS SFAdvancedCopy Manager(エージェント)

コピー処理

無停止バックアップ

業務

コピー指示

業務停止なし24時間365日連続運用が可能

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バックアップ/アーカイブ

主な特長

DBサーバ

DBサーバ

ETERNUS DX series

ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle

Oracle Recovery Manager

運用のDB領域 Backup領域

データファイル(表領域)

制御ファイルアーカイブログ

バックアップセット

バックアップセット

正常性チェック+

バックアップ

運用のDB領域 Backup領域

データファイル(表領域)

制御ファイルアーカイブログ

データファイル(複製)

バックアップセット

RMANによりバックアップ・リストア、リカバリーを実現

SAN

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager

OPC/EC機能により高速バックアップ・リストアを実現

Oracle Recovery Manager

 ブロードバンド・インターネットの普及に伴い、ビジネスシステムの無停止(24時間365日)運用への要求が高まっています。このような状況の中、万一のハードウェア故障やソフトウェア障害に備えて、データベースを、安全・確実にバックアップし、リカバリーを行えるように備えておくことが必要になってます。 ETERNUS SF Recovery Manager for Oracleは、Oracle Recovery Manager(RMAN)と連携し、画面操作で簡単にOracleデータベースのオンラインまたはオフラインによるバックアップとリカバリーが行えるソリューションを提供します。

● 信頼性の高いバックアップ資産を取得 ETERNUS SF Recovery Manager for Oracleを使用することにより、データファイル(表領域)、制御ファイル、アーカイブログファイルの整合性を保証した状態でバックアップを取得することができます。 Oracleデータベースの場合、ファイルを単純にコピーするだけでは整合性を保証したバックアップは取得できません。 本製品では、バックアップ取得時にデータベースの正常性をチェックするため信頼性の高いバックアップ資産を採取することができます。 さらに、スケジュールソフトと本製品のバックアップコマンドを組み合わせることにより、バックアップ運用の無人化が可能となります。

● 簡単で安全・確実なリカバリー操作 ETERNUS SF Recovery Manager for OracleのGUI画面を使用することにより、難しいOracleデータベースのリカバリーを簡単に行うことができ、安全・確実に業務を再開できます。 さらに、DBチェック機能を使えばデータベースの状態も確認でき、また、万一、データベースが壊れていた場合は、壊れたデータファイル(表領域)を特定できます。

● ETERNUS連携で高速バックアップ・リストア ETERNUS DX series、ETERNUS AF seriesのアドバンスト・コピー機能(OPC/EC機能)およびOracle Recovery Managerと連携することでサーバへの負荷を極力抑えたOracleデータベースの高速オンラインバックアップが可能となるほか、リカバリー時の高速リストアによりダウンタイムの短縮を実現できます。

ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle

リカバリーは、画面から簡単操作。わずか2 Stepで実行。

Step1 Step2

FUJITSU StorageETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16

Oracleデータベースの簡単・安全・確実なバックアップ・リカバリーソフトウェア

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10

主な特長

 ビッグデータや仮想マシン環境の急速な拡大により、新たなデータ保護の課題が生じてきています。爆発的なデータ量の増加や、仮想化環境などによるシステム構成の複雑化により、バックアップを日常的に遂行することが次第に困難になってきています。永久増分バックアップにより効率的なバックアップ運用を実現するETERNUS SF TSMと仮想マシン向けに特別に設計されたETERNUS SF TSM for VE、業務に影響を与えずに高速なバックアップが可能なETERNUS SF AdvancedCopy Managerを組み合わせることで、ビッグデータ、仮想マシン環境の課題を解決するデータ保護ソリューションを提供します。

● バックアップのランニングコストを大幅削減 ETERNUS SF AdvancedCopy Managerの差分コピーとETERNUS SF TSMの永久増分バックアップとの組み合わせにより、更新されたファイルのみのバックアップができます。これにより、定期的なフルバックアップが不要になり、バックアップに掛かる時間や保管ストレージの容量などのコストを削減できます。 また、ETERNUS SF TSMのデータ重複排除を併用することで、さらなる保管ストレージの容量削減を図ることができます。

● リストアにかかる時間と操作を削減 最新世代であれば、ETERNUS SF AdvancedCopy Managerを使って全データを一瞬で復元できます。また過去の世代であっても、ETERNUS SF TSMを使って所定の世代を指定するだけで簡単に復元できます。一般的なフルリストアと複数世代の差分データのリストアに比べ、格段に短い時間と少ない操作で復元することができます。

● 仮想マシン環境における効率的なバックアップを実現 VMwareやMicrosoft Hyper-Vで構築した仮想化環境は、ETERNUS SF TSM for VEを導入することで柔軟なバックアップ、リストアが可能になります。仮想マシンのバックアップは、フル・バックアップだけでなく、ブロックレベルの永久増分バックアップができます。バックアップしたデータは、仮想マシン単位で管理することができます。リストアでは、仮想マシン単位だけでなく、仮想ボリューム単位やゲストOS上のファイル単位でもリストアすることができ、お客様の要件に柔軟に対応できます。 さらに、VMware環境では、仮想マシン単位のリストアの際にリストアがすべて完了するまで待たなくても、実行後すぐにデータが使い始められるインスタントリストア機能、vSphereのGUIからのリストアなどを備えており、効率的で業務に影響の少ないリストアを実現します。 なお、ETERNUS SF AdvancedCopy Managerと組み合わせ、ボリュームを高速にバックアップすることで、仮想マシン上の業務の停止時間を短縮できます。

● 異種OS環境での統合バックアップ ETERNUS SF AdvancedCopy ManagerとETERNUS SF TSMのイメージバックアップ機能を組み合わせることで、異なるOSが混在している環境を、一つのバックアップサーバでまとめてバックアップすることができます。たとえば、Linux、Windows、ESXiが混在している環境でも、一つのバックアップサーバでバックアップ業務を運用することができます。

更新ファイルのみバックアップ

増分日

差分コピー永久増分バックアップ

リストア時

フルと増分を順次リストア

戻したい日付を指定するだけ

月 水 金 日 月 水 金

フル

増分

フル

初回1回だけ

永久増分バックアップ

通常のバックアップ

更新されたファイル

FUJITSU StorageETERNUS SF TSM 8

日月水金

App

OS

App

OS

App

OS

ESXiサーバHyper-Vサーバ

ETERNUS DX series

App

OS

App

OS

App

OS

App

OS

App

OS

App

OS

バックアップサーバ

Windows

Linux

ESXi

ファイル

ファイル

データストア

1台ですべてのOSのバックアップを管理

App

OS

App

OS

App

OS

App

OS

App

OS

App

OS

ETERNUS SF AdvancedCopy Managerとの親和性の高いバックアップソフトウェア

バックアップ/アーカイブ

SXiサ バ

バックアップデータ業務データ

App

OS

App

OS

App

OS

仮想マシン単位でフルリストア

仮想マシン単位で増分バックアップ

ファイル単位でリストア

App

OS

App

OS

App

OS

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11

セキュリティ

 各国の政府機関がセキュリティ重視し、法整備を進めている中、業界も同様に、ストレージ装置や仮想化環境などに対して、データ暗号化や暗号化鍵管理の重要性が年々高まっており、不慮の事故による情報漏えい防止や鍵管理の導入・運用・保守の軽減が急務になってきています。 ETERNUS SF KMは、ストレージ装置や仮想化環境とネットワークで接続された外部のサーバで、暗号化で使用する認証鍵をセキュアに一元管理する製品です。これにより、鍵管理コストの削減と、情報漏えいリスクを最小限に抑えます。

主な特長

● 認証鍵のライフサイクル管理でコストを軽減 認証鍵の自動生成、ローテーション機能、認証鍵情報のバックアップ機能などを備えており、認証鍵のライフサイクル管理を実現し、運用管理コストを軽減します。  また、レプリケーションによる高可用性をサポートします。

● 認証鍵の一元管理で情報漏えいリスクを低減 クライアント*1からの要求に対し、鍵管理サーバで生成・保管した認証鍵をデバイス、仮想マシン、vSANに提供します。堅牢な一元管理で認証鍵管理を実現、重要データの漏えいのリスクを低減できます。 また、鍵管理サーバとクライアントの間は相互に証明書を使ったセキュアな通信が行われ、外部からの不当なアクセスを防御します。証明書の生成や期限切れ通知機能により、簡単に証明書の導入、運用ができます。*1 クライアントとは、ETERNUS AF series/ETERNUS DX seriesおよび、VMware製品を指します 。

● グローバルセキュリティへの対応 Payment Card Industry Data Security Standard(PCI DSS)、General Data Protection Regulation(GDPR)、サーベンス・オクスリー法、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法令(HIPAA)などの規制に対応できます。

● OASISのKey Management Interoperability   Protocol(KMIP)規格を使用 鍵管理サーバとクライアント間の通信プロトコルにKMIPを使用しています。

暗号化装置と外部鍵管理によるセキュアなデータ保護を実現

鍵管理ソフトウェア(プライマリサーバ)

FUJITSU StorageETERNUS SF KM 3認証鍵ライフサイクルを管理するソフトウェア

ETERNUS SF KM

認証鍵のバックアップ認証鍵の一元管理

認証鍵の一元管理

認証鍵のローテーション

鍵情報

自動生成

鍵C

鍵A

鍵B鍵C

NEW

レプリケーションによる二重化が可能

鍵管理ソフトウェア(レプリカサーバ)

ETERNUS SF KM

レプリケーション

鍵情報 鍵情報(退避)

認証鍵の要求

認証鍵の提供

認証鍵の要求

認証鍵の提供

仮想マシン

vSAN

SED※2

VM

システムVolume

データVolume

VM

システムVolume

データVolume

vCenter Server

ETERNUS DX series /ETERNUS AF series

鍵グループ

*2 SED:Self Encrypting Drive

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12

主な特長

FUJITSU StorageETERNUS SF XL-DATA/MV 13

100Mbps LAN

XL-DATA/MV

3分

20秒

データ転送時間、CPU使用量ともに大幅削減、LAN負荷はゼロ。

データ転送時間

※単位性能値

NTfs

Ufs

データの転送方式バイナリモード/テキストモード

ハイブリッドストレージシステム

侵入者

UNIX/PCサーバ

基幹サーバ

UNIX/PCサーバ

NTfs

Ufs

ファイバチャネル

双方向データ転送

FTPによる転送

ETERNUS SFXL-DATA/MV データ転送用

ボリューム

データ転送用ボリューム ETERNUS SF

XL-DATA/MV

ETERNUS SFXL-DATA/MV

侵入

ハイブリッドストレージシステム

アプリケーションサーバ

アプリケーションサーバ

基幹サーバに侵入できない基幹サーバ

XL-DATA/MVによる転送

データを保護SAN環境

1

1/6

100Mbps LAN

XL-DATA/MV

CPU使用量

ETERNUS SFXL-DATA/MV

 ETERNUS SF XL-DATA/MVは、センター統合や業務拡大によって増大した業務データを効率よく業務運用に活用するためのソフトウェアです。 データ転送に、SAN環境のファイバチャネルを利用することで、高速なデータ転送を可能とし、データ処理のスループットを大幅に向上します。また、各社プラットフォームにも対応しており、双方向のデータ転送が可能です。さらに、メインフレーム用のXL-DATA/MVとの連携により、メインフレームとUNIX/PCサーバ間でも高速なデータ転送を実現します。 高速なデータ転送機能、かつ、安全・確実なセキュリティ機能を備えたETERNUS SF XL-DATA/MVを利用することで、鮮度の高いデータの即座な活用が可能となります。

● 高速なデータ転送 LANを使用したFTPによるデータ転送において、1Gバイトのデータを転送するためには、100Mbps LANの場合で3分程度必要となります。 ETERNUS SF XL-DATA/MVは、データの伝送路としてハイブリッドストレージシステムを使用し、1Gバイトのデータを最短20秒で高速転送することが可能です。

● LANレス、CPU負荷の大幅削減 従来のデータ転送はLAN接続を行いFTPによるデータ転送が主流でした。しかし、企業、業務の統合などで活用されるデータ量が増加すると、FTPを使用したデータ転送ではLAN、CPU負荷が高くなり、定刻内のデータ転送を止め夜間に行うなど、システム運用形態を変更しなければなりません。 ETERNUS SF XL-DATA/MVでは、データの伝送路にLANを使用せず、ハイブリッドストレージシステムを使用します。また、CPU負荷も大幅に削減しています。

● 安全・確実なデータセキュリティ  一般的なデータ転送は、LAN接続環境下のシステム構成で行われており、第三者の不正アクセスによるデータの改ざん、データの漏洩の問題が後を絶ちません。 ETERNUS SF XL-DATA/MVでは、データの伝送路にLANを使用せずハイブリッドストレージシステムを使用していますので、第三者の不正アクセスによるデータの改ざん、データの漏洩をシャットアウトすることができ、データの安全性を確保します。

 各UNIX/PCサーバにETERNUS SF XL-DATA/MVを導入し、データの伝送路となるハイブリッドストレージシステムを双方のUNIX/PCサーバに接続(ファイバチャネル)することで、ETERNUS SF XL-DATA/MVによる双方向のデータ転送が可能となります。 なお、データ転送は、バイナリモードまたはテキストモードでの転送が可能です。

ファイバチャネル

ハイブリッドストレージシステムを用いた双方向データ転送

SAN環境での高速データ転送を実現するソフトウェア

レプリケーション

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*1 アーキテクチャ、OSのエディション、ソフトウェアのバージョンレベルによってサポート範囲、動作条件が異なります。詳細条件等、サポートOSの詳細につきましては、弊社担当営業または弊社パートナーまでお問い合わせください。*2 管理対象とすることが可能です。サポート機能と詳細につきましては、弊社担当営業または弊社パートナーまでお問い合わせください。*3 ETERNUS SF TSM for VEを導入することで、ゲストOSをバックアップ対象とすることが可能です。詳細につきましては、弊社担当営業または弊社パートナーまでお問い合わせください。*4 ゲストOS上で動作可(RDM前提)*5 仮想マシン上で動作させるだけでなく、鍵管理対象とすることが可能です。サポート機能と詳細につきましては、弊社担当営業または弊社パートナーまでお問い合わせください。*6 仮想マシン上でETERNUS SF TSMのサーバを使用する場合、テープドライブ装置を使用できません。

内容は予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。最新の情報は、インターネット情報ページ(http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/software/)をご覧ください。

ETERNUS SF Recovery Managerfor Oracle 16

OS種別*1

Manager

Windows

Solaris

Linux

HP-UX

AIX

サーバー仮想化

ソフトウェア

Manager

SE EEAgentServer Client

ETERNUS SF TSM 8

ETERNUS SF XL-DATA/MV 13

ETERNUS SF 動作環境

○:サポート -:未サポート

ETERNUS SF Express 16

Manager Manager Agent CCM

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16

Microsoft® Windows Server® 2019

Microsoft® Windows Server® 2016

Microsoft® Windows Server® 2012 R2

Microsoft® Windows Server® 2012

Microsoft® Windows Server® 2008 R2

Microsoft® Windows Server® 2008

Windows® 8.1

Windows® 7

Oracle Solaris 11

Oracle Solaris 10

Red Hat® Enterprise Linux® 8

Red Hat® Enterprise Linux® 7

Red Hat® Enterprise Linux® 6

Red Hat® Enterprise Linux® 5

SUSE Linux Enterprise Server 15

SUSE Linux Enterprise Server 12

HP-UX 11i v3

AIX 7.1

VMware vSphere® 6.7

VMware vSphere® 6.5

VMware vSphere® 6.0

VMware vSphere® 5.5

VMware vSphere® 5.1

VMware vSphere® 5

Microsoft® Windows Server® 2019 Hyper-V

Microsoft® Windows Server® 2016 Hyper-V

Microsoft® Windows Server® 2012 R2 Hyper-V

Microsoft® Windows Server® 2012 Hyper-V

Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Hyper-V

Microsoft® Windows Server® 2008 Hyper-V

Oracle VM Server for SPARC

Oracle Solaris Containers

KVM on RHEL8

KVM on RHEL7

KVM on RHEL6

○*6

○*6

○*6

○*6

○*6

○*6

○*6

○*6

○*3

○*3

○*3

○*3

○*3

○*3

○*4

○*4

○*4

Server

ETERNUS SF KM 3

○*5

○*5

○*3

○*3

○*3

○*3

○*3

○*3

Service Pack 4 for AMD64 & Intel64

Manager Agent

ETERNUS SFStorage Cruiser 16

ETERNUS SF MA 8

○*2

○*2

○*2

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*1 ソフトウェアのバージョンレベルによってサポートする装置、動作条件が異なります。上表に掲載のない装置や詳細条件等、サポート装置の詳細につきましては、弊社担当営業または弊社パートナーまでお問い合わせください。*2 ETERNUS DX60 S2を除く*3 Brocade Network Advisor v12.3.0以降の SAN Professional Plus または SAN Enterpriseがサポートしている機種です。*4 サポートするスイッチは、SNMP v1/v2c/v3のいずれかをサポートするスイッチです。詳細条件等、サポート装置の詳細につきましては、弊社担当営業または弊社パートナーまでお問い合わせください。*5 [UNIX/PCサーバ - UNIX/PCサーバ]間のデータ転送を行う場合に限って使用できます。 *6 動作条件がございますので、サポート装置の詳細につきましては、弊社担当営業または弊社パートナーまでお問い合わせください。*7 [ メインフレーム – UNIX/PCサーバ]間のデータ転送を行う場合に限って使用できます。

内容は予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。最新の情報は、インターネット情報ページ(http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/software/)をご覧ください。

ETERNUS SFExpress 16サポート装置*1

ハイブリッドストレージシステム

オールフラッシュアレイ

重複排除技術搭載ストレージ

光ディスクライブラリ

ストレージ仮想化アプライアンス

ファイバチャネルスイッチ

コンバージドスイッチ

テープ製品

IPネットワークスイッチ

ETERNUS SF AdvancedCopyManager 16

ETERNUS SF MA 8

ETERNUS SF RecoveryManagerfor Oracle 16

ETERNUS SF TSM 8

ETERNUS SF XL-DATA/MV13

ETERNUS SF サポート装置

○:サポート -:未サポート

ETERNUS DX60 S5

ETERNUS DX60 S4

ETERNUS DX60 S3

ETERNUS DX60 S2/DX80 S2/DX90 S2

ETERNUS DX60

ETERNUS DX100 S5/DX200 S5

ETERNUS DX100 S4/DX200 S4

ETERNUS DX100 S3/DX200 S3

ETERNUS DX400 S2 series

ETERNUS DX400 series

ETERNUS DX500 S5/DX600 S5

ETERNUS DX500 S4/DX600 S4

ETERNUS DX500 S3/DX600 S3

ETERNUS DX900 S5

ETERNUS DX8900 S4

ETERNUS DX8700 S3/DX8900 S3

ETERNUS DX8100 S4

ETERNUS DX8000 S2 series

ETERNUS DX8000 series

ETERNUS TR series

ETERNUS NR1000A series

ETERNUS NR1000F series

ETERNUS NR1000V series

ETERNUS AF150 S3

ETERNUS AF250 S3

ETERNUS AF250 S2

ETERNUS AF250

ETERNUS AF650 S3

ETERNUS AF650 S2

ETERNUS AF650

ETERNUS DX200F

DA700

ETERNUS CS800 S7/CS800 S6/CS800 S5/CS800 S4

ETERNUS VS850 S3/VS850 S2

ETERNUS SN200 series

Brocade series

PRIMERGY コンバージドスイッチブレード

CFX2000 series

PRIMERGYコンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8 + 2)

ExtremeSwitching VDX series

FUJITSU Network SR-Xシリーズ

ETERNUS LT20 S2/LT40 S2/LT60 S2

ETERNUS LT20/LT40

ETERNUS LT140

ETERNUS LT270 S2

ETERNUS LT250/LT270

ETERNUS LT260

ETERNUS CS2000

○*6

○○○-○*6

○○---------------○*6

○*6

○○---○-

-----

---------

ETERNUS SF StorageCruiser 16

○*6

○○○-○*6

○○○-○○○○*6

○○-○-○○○○○*6

○*6

○○○○○○○

○-○○○

○-○-○○-○○

○*6

○○○-○*6

○○○-○○○○*6

○○-○-----○*6

○*6

○○○○○○-

-----

---------

-○○○○-○○○○-○○-○○-○○------○○-○○○-

-----

---------

------○○---○○--○----○○---○○-○○○-

-○*3

○*3

--

○*3

○*4

-------

○○○○○○○○○○○○○○○○-○○-○○-○○○○○○○○-

-----

--○○○○○○-

-○○○○-○○○○-○○-○○○*7

○○-------○*5

--○*5

--

-----

---------

ETERNUS SF KM 3

---○*2

-○○○○-○○○○○○-○------○○○○○○○-

-----

---------

Page 16: FUJITSU Storage ETERNUS SF ストレージ基盤ソフ …1 クラウド、ビッグデータ時代のキーコンポーネント ストレージ基盤ソフトウェア 『FUJITSU

●LTO,Linear Tape-Open,Ultriumは、Hewlett-Packard社、IBM社、Quantum社の登録商標です。 ●Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。 ●Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。 ●Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとした全ての商標とロゴは、Red Hat Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。 ●OracleとJavaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。●Oracle SolarisはSolaris Operating Systemと記載する場合があります。●記載の会社名、製品名、名称等の固有名詞は各社の商標または登録商標です。 ●その他、本カタログに記載されている名称には必ずしも商標表示をしておりません。●このカタログに記載されている製品については、改良のために予告なしに仕様、デザイン等を変更する場合がありますのでご了承ください。●このカタログには、FSC®森林認証紙、植物油インキ、有害な廃液を出さない水なし印刷方式を採用しています。

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CE1035-37 2019年11月

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受付時間 9:00~17:30(土・日・祝日・当社指定の休業日を除く)

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