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イーサネット SPA の概要 この章では、Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータに搭載されたファス ト イーサネット、ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット共有ポート ア ダプタ(SPA)のリリース履歴と機能および管理情報ベース(MIB)サポートの概要を示しま す。 この章の内容は、次のとおりです。 リリース履歴 (1 ページ) サポートされる機能 (2 ページ) 制限事項 (3 ページ) サポートされているイーサネット SPA 9 ページ) SPA のアーキテクチャ (10 ページ) SPA ハードウェア タイプの表示 (10 ページ) LAN/WAN-PHY コント ローラーの概要 (13 ページ) リリース履歴 変更箇所 リリース 次のグローバル イーサネット SPA を使用するライン カードに、 Minimal Disruptive Restartfeature のサポートが追加されました。 • SPA-2X1GE-V2 • SPA-5X1GE-V2 • SPA-8X1GE-V2 • SPA-10X1GE-V2 • SPA-1X10GE-L-V2 Cisco IOS XE リリース 3.8.0S Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータの 1 ポー 10 ギガビット イーサネット LAN/WAN PHY SPA のサポートが追 加されました。 Cisco IOS XE リリース 3.3.0S Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータの 2 ポー ト ギガビット同期イーサネット SPA のサポートが追加されました。 Cisco IOS XE リリース 3.2 イーサネット SPA の概要 1

イーサネット SPA の概要 - Cisco...イーサネットSPAの概要 この章では、CiscoASR1000シリーズアグリゲーションサービスルータに搭載されたファス

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Page 1: イーサネット SPA の概要 - Cisco...イーサネットSPAの概要 この章では、CiscoASR1000シリーズアグリゲーションサービスルータに搭載されたファス

イーサネット SPAの概要

この章では、Cisco ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータに搭載されたファストイーサネット、ギガビットイーサネットおよび 10ギガビットイーサネット共有ポートアダプタ(SPA)のリリース履歴と機能および管理情報ベース(MIB)サポートの概要を示します。

この章の内容は、次のとおりです。

•リリース履歴(1ページ)•サポートされる機能(2ページ)•制限事項(3ページ)•サポートされているイーサネット SPA(9ページ)• SPAのアーキテクチャ(10ページ)• SPAハードウェアタイプの表示(10ページ)• LAN/WAN-PHYコントローラーの概要(13ページ)

リリース履歴

変更箇所リリース

次のグローバルイーサネット SPAを使用するラインカードに、Minimal Disruptive Restartfeatureのサポートが追加されました。

• SPA-2X1GE-V2• SPA-5X1GE-V2• SPA-8X1GE-V2• SPA-10X1GE-V2• SPA-1X10GE-L-V2

Cisco IOS XEリリース3.8.0S

Cisco ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータの 1ポート 10ギガビットイーサネット LAN/WAN PHY SPAのサポートが追加されました。

Cisco IOS XEリリース3.3.0S

Cisco ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータの 2ポートギガビット同期イーサネットSPAのサポートが追加されました。

Cisco IOS XEリリース3.2

イーサネット SPAの概要1

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変更箇所リリース

hw-module subslot ethernet vlan unlimitedグローバルコンフィギュレーションコマンドを使用した際の、イーサネット SPAごとのサポート対象 802.1Q VLANの最大数が増やされました。

Cisco IOS XEリリース2.5

4ポートファストイーサネット SPAにおける show running-configinterface Fast Ethernet slot/subslot/portコマンドの出力結果の変更に関する情報を追加しました。

Cisco IOS XEリリース3.1.0S

初回リリース次の SPAのサポートは、Cisco ASR 1000シリーズルータの Cisco ASR1000-SIP10で導入されました。

ファストイーサネット SPA

• 4ポートファストイーサネット SPA• 8ポートファストイーサネット SPA

ギガビットイーサネット SPA

• 10ポートギガビットイーサネット SPAバージョン 2• 8ポートギガビットイーサネット SPAバージョン 2• 5ポートギガビットイーサネット SPAバージョン 2• 2ポートギガビットイーサネット SPAバージョン 2• 1ポート 10ギガビットイーサネット SPAバージョン 2

Cisco IOS XEリリース2.1

サポートされる機能次に、Cisco ASR 1000シリーズルータのギガビットイーサネット SPAおよび 1ポート 10ギガビットイーサネット LAN/WAN PHY SPAでサポートされている重要なハードウェア/ソフトウェア機能について列挙します。

•自動ネゴシエーション。1ポート 10ギガビットイーサネット LAN/WAN PHY SPAでは、自動ネゴシエーションはサポートされていません。

•自動MDI/MDIX検出SFP-GE-Tモジュールにより、5ポート、8ポート、10ポートギガビットイーサネット SPA、および Cisco ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータの組み込みギガビットイーサネットポートでの自動MDI/MDIX検出が有効になります。

•全二重動作• 802.1Q VLAN終端•ジャンボフレームのサポート(9216バイト)•コマンドラインインターフェイス(CLI)制御 OIRのサポート• 802.3xフロー制御• SPAごとの VLANの最大数は、次のとおりです。

イーサネット SPAの概要2

イーサネット SPAの概要

サポートされる機能

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SPA 1台あたり最大 8100の VLAN:Cisco ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータでサポートされているすべてのイーサネットSPAで、Cisco IOSXEリリース 2.5より前のソフトウェアリリースである場合。

• SPA 1台あたり最大 4094の VLAN:Cisco ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータでサポートされているすべてのイーサネットSPAで、Cisco IOSXEリリース 2.5以降であり、hw-module subslot ethernet vlan unlimitedコマンドを使用している場合。

• SPAごとに最大 5,000のメディアアクセスコントロール(MAC)アカウンティングエントリ(入力では送信元MACアカウンティング、出力では宛先MACアカウンティング)

•ポリシードロップ、オーバーサブスクリプションドロップ、CRCエラードロップ、パケットサイズ、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストパケット用の

ポート単位のバイトカウンタおよびパケットカウンタ

•ポリシードロップ、オーバーサブスクリプションドロップ、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストパケット用の VLAN単位のバイトカウンタおよびパケットカウンタ

•正常なバイトおよびドロップされたバイト用のポート単位のバイトカウンタ•マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)• Quality of Service(QoS)•ホットスタンバイルータプロトコル(HSRP)

Cisco ASR 1000シリーズルータの 2ポートギガビット同期イーサネット SPAでサポートされている追加機能は、次のとおりです。

• L1クロック周波数配信:このモードでは、2ポートギガビット同期イーサネット SPAが受信したクロックを復元し、トレース可能なソースに同期させた上で、次のノードへの

データ送信に使用します。

•外部の同期供給ユニット(SSU)の Building Integrated Time Source(BITS)インターフェイスや BITSデバイスを、クロックソースとして使用できます。もしくは、システムや復元クロックに蓄積したワンダーのクリーンアップにも使用できます。

•外部のGPSデバイスに対して、GPSタイミングインターフェイスを使用できます。また、入力リファレンス、出力リファレンスのいずれにも選択できます。GPSタイミングインターフェイスでは、GPSクロックへの接続がサポートされています。

•同期ネットワーク接続で通信チャネルを保持するために、イーサネットは、IEEE 802.3Organization Specific Slow Protocolに基づいた Ethernet Synchronization Messaging Channel(ESMC)と呼ばれるチャネルに依存します。ESMCは、物理レイヤの Ethernet EquipmentClock(EEC)の品質レベルを表す SSMコードをリレーします。

制限事項Cisco IOS XEリリース 3.2で導入された 2ポートギガビット同期イーサネット SPAには、以下の制限事項が適用されます。

•同期 SPA機能は、2ポートギガビット同期イーサネット SPAとのみ互換性があります。

イーサネット SPAの概要3

イーサネット SPAの概要

制限事項

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• 2ポートギガビット同期イーサネット SPAの理論上の最大帯域幅は、全二重で 2 Gbpsです。実際のパフォーマンスは、ホストまたはジャケットカードの機能の制限を受けます。

•フェールオーバーが実行される場合、同一 SPA上にセカンダリの参照先が設定されていても、SPAがセカンダリクロックソースへのスイッチオーバーを自動的に行うことはありません。プライマリクロックが停止した場合は、プラットフォームがセカンダリクロッ

クをソースとして設定することになっています。

• Cisco ASR 1002-Xルータは、リリース 3.7.0Sで導入されました。このルータは、2ポートギガビット同期イーサネット SPAをサポートしていません。

Cisco IOS XEリリース 3.3.0Sで導入された 1ポートギガビットイーサネット LAN/WAN PHYSPAには、以下の制限事項が適用されます。

•イーサネットWANインターフェイスが、SONETネットワークの一方のパス終端装置(PTE)として使用される場合、もう一方の終端の PTEにもイーサネットWANインターフェイスを使用する必要があります。もう一方の終端の Packet-Over-Sonet(PoS)ポートや Ethernet-Over-Sonet(EoS)ポート上では、WAN-PHY SPAによる相互運用や通信の終了は行われません。

• WAN-PHYには SONETまたは SDHの光学特性や電気的特性との十分な互換性がないことから、10GBASE-Wインターフェイスと SONET/SDH装置とを直接に相互運用することは、理論的には意図されていません。

• LAN-PHYに関しては、最大データレートが 10.3125ギガビット/秒(Gbps)になります。• WAN-PHYに関しては、最大データレートが 9.953ギガビット/秒(Gbps)になります(SONETまたは SDHの要件)。

ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータの固定ギガビットイーサネットポートなどのシスコギガビットイーサネット SPAに使用されるイーサネットハードウェアでは、トラフィックの維持されるフレーム間ギャップ(IFG)の最小値が10バイトになっています。受信トラフィックの IFGが 10バイトに満たない場合、サイズの小さいパケットが失われる場合があります。特定の条件下においては、8バイトの IFGで送信を行う光通信装置もあるため、このような問題の回避策として、通信装置のリンクモードを透過モードに設定することが推奨

されます。もしくは、L2スイッチやメディアトランシーバのような小さな IFGでも処理できるデバイスを、ASR 1000ギガビットイーサネット SPAインターフェイスと通信装置との間に介在させるという方法もあります。

(注)

1ポート 10ギガビットイーサネット LAN/WAN PHY SPAの設定の前提条件

1ポート 10ギガビットイーサネット LAN/WAN PHY SPAを設定する際の前提条件は、次になります。

• 1ポート 10ギガビットイーサネット LAN/WAN PHY SPAの Cisco IOS XEソフトウェアリリースイメージの最低要件は、Cisco IOS XEリリース 3.3.0S以降です。

イーサネット SPAの概要4

イーサネット SPAの概要

1ポート 10ギガビットイーサネット LAN/WAN PHY SPAの設定の前提条件

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• 1ポート 10ギガビットイーサネット LAN/WAN PHY SPAが、一方の終端で LANかWAN上にある場合は、リモート側の終端でも同じモード(LANかWAN)で動作させる必要があります。ただ、SPA-1X10GE-WL-V2(LANモードで設定)は、SPA-1X10GE-L-V2(LANSPA)と互換性があります。

同期イーサネット

同期イーサネット(SyncE)は、SONETまたは SDHでタイミングを渡すのと同じ方法でノードからノードへタイミングを渡すために物理レイヤインターフェイスを使用する手順です。

SyncEは G.8261、G.8262、G.8264、G.781などの ITU-T標準により定義され、イーサネットのPHYレイヤを使用してリモートサイトに周波数を送信します。SyncE over Ethernetは、費用対効果に優れた代替手段をネットワークに提供します。SyncEを機能させるには、ネットワークの各要素が SyncEをサポートする同期パスに対応したものである必要があります。

2ポートギガビット同期イーサネット SPAには、SSUからのクロックを復元する BITSインターフェイスと呼ばれる専用の外部インターフェイスがあります。Cisco ASR 1000シリーズルータでは、このクロックを SyncEに使用します。BITSインターフェイスは、E1(ヨーロッパ SSU)および T1(アメリカ BITS)フレーミングをサポートします。次の表では、2ポートギガビット同期イーサネット SPAのBITSインターフェイスのフレーミングモードを列挙します。

表 1 : BITSインターフェイスに対するフレーミングモード

Rxポート

Txポート

SSMまたは QLのサポート

サポートされるフレーミン

グモード

BITSまたは SSUインターフェイスのサポートマト

リクス

○○○T1 ESFT1

○○×T1 SFT1

○○○E1 CRC4E1

○○×E1 FASE1

○××E1 CASE1

○×○E1 CAS CRC4E1

○○×2048kHz2048kHz

2ポートギガビット同期イーサネット SPAに SyncEを実装するには、4つの異なる設定があります。

• SyncEからのクロック回復:システムクロックが SyncEクロッキングソースから回復されます(ギガビットインターフェイスおよび 10ギガビットインターフェイスのみ)。ルータは、他の SyncEインターフェイスまたは ATM/CEoPインターフェイスに対してこのクロックを Txクロックとして使用します。

イーサネット SPAの概要5

イーサネット SPAの概要

同期イーサネット

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•外部インターフェイスからのクロック回復:システムクロックがBITSクロッキングソースか GPSインターフェイスから回復されます

•外部へのライン:イーサネットから受信されたシステムクロックが外部の同期供給ユニット(SSU)に転送されます。同期チェーン中に、受信されたクロックでは、許可されない誤動作およびジッターが発生することがあります。ルータはSyncEインターフェイスからクロックを回復し、BITSインターフェイスに必要な形式に変換し、BITSポートから SSUに送信します。SSUは、クロックをクリーンにし、BITSインターフェイスに返します。このクロックは、SyncEポートの Txクロックとして使用されます。

•外部へのシステム:システムクロックが、外部インターフェイスに対する Txクロックとして使用されます。デフォルトでは、システムクロックは外部インターフェイスで送信さ

れません。

スケルチング

スケルチングは、クロックソースがダウンしたときに、必ずアラーム検出信号(AIS)が Txインターフェイスに送信されるプロセスです。スケルチング機能は、次の2つの場合に実装されます。

•外部へのライン:ラインソースがダウンした場合に、AISが外部インターフェイスでSSUに送信されます。

•外部へのシステム:ルータがすべてのクロックソースを失った場合に、AISが外部インターフェイスで SSUに送信されます。

スケルチングは、SSUや Primary Reference Clock(PRC)などの外部デバイスでのみ実行されます。

SSMおよび ESMCネットワーククロッキングは、次のメカニズムを使用してネットワーク要素間でクロックの品

質レベルを交換します。

•同期ステータスメッセージ•イーサネット同期メッセージングチャネル

同期ステータスメッセージ

ネットワーク要素は、同期ステータスメッセージ(SSM)を使用して隣接する要素にクロックの品質レベル(QL)について通知します。光インターフェイスや SONET/T1/E1 SPAフレーマなどの非イーサネットインターフェイスは SSMを使用します。SSMの主な利点は次のとおりです。

•タイミングループが回避されます。•ネットワークの一部で障害が発生した場合に迅速に回復が行われます。•ノードが、最も信頼性が高いクロックソースからタイミングを派生させます。

イーサネット SPAの概要6

イーサネット SPAの概要

スケルチング

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イーサネット同期メッセージングチャネル

同期ネットワーク接続で論理通信チャネルを保持するために、イーサネットは、IEEE 802.3Organization Specific Slow Protocol標準に基づいた Ethernet Synchronization Messaging Channel(ESMC)と呼ばれるチャネルに依存します。ESMCは、物理レイヤのEthernetEquipmentClock(EEC)の品質レベルを表す SSMコードをリレーします。

ESMCパケットは、クロックソースとして設定されたポートに対してのみ受信され、システムのすべての SyncEインターフェイスで送信されます。これらのパケットは、RPでクロック選択アルゴリズムによって処理され、最良のクロックを選択するために使用されます。Txフレームは、選択されたクロックソースのQL値に基づいて生成され、すべてのイネーブルな SyncEポートに送信されます。

クロック選択アルゴリズム

クロック選択アルゴリズムは、指定されたソースから最良の利用可能な同期ソースを選択しま

す。アルゴリズムでは、同じ QL値を持つクロックソース間で非リバーティブな動作が発生し、最良のQL値を持つ信号が常に選択されます。クロックオプション 1の場合、デフォルト値はリバーティブであり、クロックオプション 2の場合、デフォルト値は非リバーティブです。

クロック選択プロセスは、QL-enabledモードと QL-disabledモードで動作します。1つのネットワーク要素で複数の選択プロセスが存在する場合、すべてのプロセスは同じモードで動作し

ます。

QL-Enabledモード

QL-enabledモードでは、次のパラメータが選択プロセスに関係します。

•品質レベル

• QL-FAILEDによる信号失敗

•優先度

•外部コマンド

外部コマンドがアクティブでない場合は、アルゴリズムにより、信号失敗の状況が発生しな

い、品質レベルが最高である基準(クロック選択用)が選択されます。複数の入力の品質レベ

ルが同等に最高である場合、最大の優先度を持つ入力が選択されます。複数の入力の優先度が

同等に最大であり、品質レベルが同等に最高である場合、既存の基準は保持されます(基準が

このグループに属する場合)。その他の場合は、このグループから任意の基準が選択されま

す。

(注)

QL-Disabledモード

QL-Disabledモードでは、次のパラメータが選択プロセスに関係します。

イーサネット SPAの概要7

イーサネット SPAの概要

イーサネット同期メッセージングチャネル

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•信号失敗

•優先度

•外部コマンド

外部コマンドがアクティブでない場合は、アルゴリズムにより、信号失敗の状況が発生しな

い、優先度が最大である基準(クロック選択用)が選択されます。優先度が最高の入力が複数

ある場合、既存の基準が維持されます(このグループに属している場合)。それ以外の場合

は、このグループから任意の基準が選択されます。

サポートされているMIBCisco ASR 1000シリーズルータの LAN/WAN物理ギガビットイーサネット用の SPAでは、次のMIBがサポートされています。

• ENTITY-MIB

• CISCO-ENTITY-SENSOR-MIB

• ENTITY-SENSOR-MIB

• CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB

• CISCO-ENTITY-ALARM-MIB

• IF-MIB

• CISCO-IF-EXTENSION-MIB

• ETHERLIKE-MIB

• CISCO-ETHERLIKE-EXT-MIB

• ETHER-WIS MIB(RFC 3637)

• CISCO-ENTITY-PERFORMANCE-MIB

• CISCO-CLASS-BASED-QOS-MIB

• ENTITY-STATE-MIB

• CISCO-ENTITY-VENDORTYPE-OID-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOSリリース、およびフィーチャセットに関するMIBを探してダウンロードするには、次の URLにある Cisco MIB Locatorを使用します。

http://tools.cisco.com/ITDIT/MIBS/servlet/index

Cisco MIB Locatorで必要なMIB情報がサポートされていない場合、サポート対象MIBのリストを取得し、次の URLにある Cisco MIBページからMIBをダウンロードすることもできます。

http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml [英語]

イーサネット SPAの概要8

イーサネット SPAの概要

サポートされているMIB

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Cisco MIB Locatorにアクセスするには、Cisco.comのアカウントが必要です。アカウント情報を忘れたり、紛失したりした場合は、空のEメールを [email protected]に送信してください。自動チェックによって、Eメールアドレスが Cisco.comに登録されているかどうかが確認されます。チェックが正常に終了したら、ランダムな新しいパスワードとともにアカウント

の詳細がEメールで届きます。資格のあるユーザは、Cisco.comのアカウントを作成できます。次の URLにある指示に従ってください。

https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do

サポートされているイーサネット SPAここでは、Cisco ASR 1000シリーズルータでサポートされるイーサネット SPAと、それらのイーサネットSPAでサポートされているSIPラインカードについて列挙した上で説明します。

2ポートギガビット同期イーサネット SPA2ポートギガビット同期イーサネット SPAでは、イーサネットネットワーク全体に対して、時刻と周波数の同報を行います。従来、オールパケットネットワークには同期の仕組みはあ

りませんでした。同期を行うことでコスト効率が高まります。また、最近になってパケット

ネットワークに移行し、外部の時分割多重(TDM)回路を使用して、リモートネットワークとの同期をとっているサービスブロバイダにとっては、特に重要になります。高品質の音声

サービスを提供するには、常にリモートネットワークとの同期をとる必要があるのです。

なお、2ポートギガビット同期イーサネット SPA(SPA-2X1GE-SYNCE)は、外部 SSU、BITSインターフェイス、GPSタイミングインターフェイスとのインターフェイスにすることができ、次のクロックインターフェイスから構成されています。

• BITS In• BITS Out• GPS In• GPS Out

2ポートギガビット同期イーサネット SPA(SPA-2X1GE-SYNCE)には、2ポートギガビットイーサネット SPA-v2との互換性があり、次の技術を使用して、クロック周波数や時刻同期などのサービスを提供します。

•同期イーサネット(SyncE)• ESMC

SyncEは G.8261、G.8262、G.8264、G.781などの ITU-T標準により定義され、イーサネットのPHYレイヤを使用してリモートサイトに周波数を送信します。SyncEは、SONETネットワークのコスト効率の良い代替手段となります。SyncEを機能させるには、ネットワークの各要素が SyncEをサポートする同期パスに対応したものである必要があります。

イーサネット SPAの概要9

イーサネット SPAの概要

サポートされているイーサネット SPA

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SPAのアーキテクチャここでは、ギガビットイーサネット SPAのアーキテクチャの概要、およびパケットの入出力方向パスを示します。アーキテクチャの一部は、SPAソフトウェアで参照されており、一部のSPA CLIおよび showコマンド出力のトラブルシューティングや解釈を行う際の理解に役に立ちます。

ギガビットイーサネット SPAのすべての着信および発信パケットは、物理(PHY)SmallForm-Factor Pluggable(SFP)光ファイバ、MediaAccess Controller(MAC)デバイス、およびレイヤ 2フィルタリング/アカウンティング ASICを経由します。

パケットの入力方向パス

ここでは、ギガビットイーサネットSPAを経由する入力パケットのパスについて説明します。

1. 1ギガビットイーサネット SPAの場合、SFP光デバイスは光ファイバインターフェイスコネクタのいずれか 1つから、ポート単位で着信フレームを受信します。

2. 10ギガビットイーサネット SPAの場合、XFP PHYデバイスがフレームを処理し、シリアルインターフェイスを介してMACデバイスに送信します。

3. MACデバイスはフレームを受信し、CRCを除去し、SPI 4.2バスを介して ASICにパケットを送信します。

4. ASICはMACデバイスからパケットを受信し、イーサネット情報を分類します。EtherType、ポート、VLAN、および送信元や宛先アドレス情報に基づく CAM検索によって、パケットをドロップするか、または SPAインターフェイスに転送するかが決まります。

パケットの出力方向パス

ここでは、ギガビットイーサネット SPAを介して SIPから送信される出力パケットのパスについて説明します。

1. パケットは、SPI 4.2バスを使用して ASICに送信され、レイヤ 2のヘッダーとレイヤ 3のヘッダーがデータに付加された状態で受信されます。

2. ASICはポート番号、宛先MACアドレス、宛先アドレスタイプ、および VLAN IDを使用して、パラレル CAM検索を実行します。転送されるパケットは、SPI 4.2バスを介してMACデバイスに転送されます。

3. ギガビットイーサネット SPAの場合、MACデバイスが PHYレーザー光インターフェイスにパケットを転送し、PHYレーザー光インターフェイスからパケットが送信されます。

SPAハードウェアタイプの表示Cisco ASR 1000シリーズルータに搭載された SPAハードウェアタイプを確認するには、showplatformコマンドを使用できます。

イーサネット SPAの概要10

イーサネット SPAの概要

SPAのアーキテクチャ

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次の表に、Cisco ASR 1000シリーズルータでサポートされているそれぞれのギガビットイーサネット SPAで show interfacesコマンドを実行した際に表示されるハードウェアの記述を示します。

表 2 : showコマンドで表示される SPAハードウェアの記述

show interfacesコマンドの記述SPA

Hardware is SPA-4X1FE-TX-V24ポートファストイーサネット SPA

Hardware is SPA-8X1FE-TX-V28ポートファストイーサネット SPA

Hardware is SPA-10X1GE-V210ポートギガビットイーサネット SPA

Hardware is SPA-8X1GE-v28ポートギガビットイーサネット SPA

Hardware is SPA-5X1GE-V25ポートギガビットイーサネット SPA

Hardware is SPA-2X1GE-V22ポートギガビットイーサネット SPA

Hardware is SPA-1X10GE-L-V21ポート 10ギガビットイーサネット SPA

Hardware is SPA-1X10GE-WL-V2.1ポート 10ギガビットイーサネット LAN/WAN PHY SPA

Cisco IOS XEリリース 3.8.0S以降では、Minimal Disruptive Restartfeatureのサポートが、SPA-2X1GE-V2、SPA-5X1GE-V2、SPA-8X1GE-V2、SPA-10X1GE-V2、SPA-1X10GE-L-V2ギガビットイーサネット SPAを使用するラインカードに追加されました。Minimal DisruptiveRestartfeatureについては、『Cisco ASR 1000 Series Aggregation Services Routers SoftwareConfiguration Guide』の「Software Upgrade Process」の章を参照してください。

(注)

show interfacesコマンドの例次に、Cisco ASR 1000シリーズルータのスロット 7に 1ポート 10ギガビットイーサネットSPAが搭載されている場合に、show interfaces tengigabitethernetコマンドを実行した出力例を示します。

Router# show interfaces tengigabitethernet7/0/0TenGigabitEthernet0/0/0 is up, line protocol is up (connected)Hardware is SPA-1X10GE-L-V2, address is 0000.0c00.0102 (bia 000f.342f.c340)Internet address is 15.1.1.2/24MTU 1500 bytes, BW 10000000 Kbit, DLY 10 usec,

reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255Encapsulation ARPA, loopback not setKeepalive not supportedFull-duplex, 10Gb/sinput flow-control is on, output flow-control is onARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00Last input never, output 00:00:10, output hang neverLast clearing of "show interface" counters 20:24:30

イーサネット SPAの概要11

イーサネット SPAの概要

show interfacesコマンドの例

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Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0Queueing strategy: fifoOutput queue: 0/40 (size/max)5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/secL2 Switched: ucast: 0 pkt, 0 bytes - mcast: 0 pkt, 0 bytesL3 in Switched: ucast: 0 pkt, 0 bytes - mcast: 0 pkt, 0 bytes mcastL3 out Switched: ucast: 0 pkt, 0 bytes mcast: 0 pkt, 0 bytes

237450882 packets input, 15340005588 bytes, 0 no bufferReceived 25 broadcasts (0 IP multicasts)0 runts, 0 giants, 0 throttles0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored0 watchdog, 0 multicast, 0 pause input0 input packets with dribble condition detected1676 packets output, 198290 bytes, 0 underruns

0 output errors, 0 collisions, 4 interface resets0 babbles, 0 late collision, 0 deferred0 lost carrier, 0 no carrier, 0 PAUSE output0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out

次に、Cisco ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータのスロット 2に 2ポートギガビット同期イーサネット SPAが搭載されている場合に、show interfaces gigabitethernetコマンドを実行した出力例を示します。

Router# show interfaces gigabitethernet 2/0/1GigabitEthernet2/0/1 is down, line protocol is downHardware is GigEther SPA, address is 000a.f330.2e40 (bia 000a.f330.2e40)Internet address is 2.2.2.1/24MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec,reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255Encapsulation ARPA, loopback not setFull-duplex, 1000Mb/s, link type is force-up, media type is SXoutput flow-control is on, input flow-control is onARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00Last input 03:19:34, output 03:19:29, output hang neverLast clearing of "show interface" counters neverInput queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0Queueing strategy: fifoOutput queue: 0/40 (size/max)5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec1703 packets input, 638959 bytes, 0 no bufferReceived 23 broadcasts (0 IP multicasts)0 runts, 0 giants, 0 throttles0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored0 watchdog, 1670 multicast, 0 pause input1715 packets output, 656528 bytes, 0 underruns0 output errors, 0 collisions, 4 interface resets0 babbles, 0 late collision, 0 deferred0 lost carrier, 0 no carrier, 0 PAUSE output0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out

次に、Cisco ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータのスロット 2にある SIP-40のサブスロット 1、2、3に 1ポート 10ギガビットイーサネット LAN/WAN PHY SPAが搭載されている場合に、show platformコマンドを実行した出力例を示します。

Router# show platformChassis type: ASR1013Slot Type State Insert time (ago)--------- ------------------- --------------------- -----------------2 ASR1000-SIP40 ok 00:03:08

イーサネット SPAの概要12

イーサネット SPAの概要

show interfacesコマンドの例

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2/1 SPA-1X10GE-WL-V2 ok 00:02:072/2 SPA-1X10GE-WL-V2 ok 00:02:032/3 SPA-1X10GE-WL-V2 ok 00:01:594 ASR1000-SIP10 ok 00:03:084/2 SPA-1X10GE-L-V2 ok 00:02:07R0 ASR1000-RP2 ok, active 00:03:08R1 ASR1000-RP2 ok, standby 00:03:08F0 ASR1000-ESP40 ok, active 00:03:08F1 ASR1000-ESP40 ok, standby 00:03:08P0 ASR1013-PWR-AC ok 00:02:19P1 ASR1013-PWR-AC ok 00:02:19P2 ASR1013-PWR-AC ok 00:02:19P3 ASR1013-PWR-AC ok 00:02:18Slot CPLD Version Firmware Version--------- ------------------- ---------------------------------------2 00200800 12.2(20090723:220530) [sxiao-cc40g-r...4 09111601 12.2(33r)XNDR0 10021901 12.2(33r)XNDR1 10021901 12.2(33r)XNDF0 1003190E 15.0(1r)SF1 1003190E 15.0(1r)S

LAN/WAN-PHYコントローラーの概要Cisco IOS XEソフトウェアリリース 3.3.0S以降の LAN/WAN-PHYサポートは、IEEE 802.3ae標準にもとづいています。WAN PHYコントローラは、Path Terminating Equipment(PTE)としてのみ使用できます。イーサネットWANインターフェイスをエンドポイントとして、もしくはルータ間の PTEとして導入する際には、他のエンドポイントがイーサネットWANインターフェイスである必要があります。WAN-PHYは、Packet over Sonet(PoS)や Ethernet overSonet(EoS)ポートでは.相互運用されず、終端にもなりません。

WAN-PHYの目的は、10ギガビットイーサネットに、ANSIで定義された SONET STS-192c形式/データレートや、ITUで規定された SDH vc-4-64cコンテナと互換性を持たせることです。この互換性を実現するために、WANインターフェイスサブレイヤ(WIS)が、10ギガビットイーサネット物理コーディングサブレイヤ(PCS)とシリアル物理メディアアタッチメントサブレイヤ/物理メディア依存サブレイヤ(PMA/PMD)の間に取り入れられました。コントローラがWAN-PHYモードである場合、WISサブレイヤで 10ギガバイトイーサネットフレームが OC-192c SONETペイロードに含まれて伝送されます。同ペイロードは SONETセクションまたは回線レベルリピータで相互運用することができます。これにより、非同期のイーサ

ネットデータとSONET/SDHによる同期のとれた伝送とが連携するようになります。つまり、イーサネットフレームを直接 SONET/SDHにマッピングすることなく、現行のDWDMネットワーク上で、10ギガバイトイーサネットを透過的に伝送できるようになります。

次に、WISの特性と実行時の機能について列挙します。

• WISでは、WAN PHY装置でイーサネットデータストリームを作成し、MACレイヤかより上のレイヤで処理することなく、PHYレベルでのペイロードが連結された OC-192cかVC-4-64cにマッピングすることが許可されています。

• WAN-PHYには SONETまたは SDHの光学特性や電気的特性との十分な互換性がないことから、10GBASE-Wインターフェイスと SONET/SDH装置とを直接に相互運用することはできません。しかし実際には、10GBASE-Wインターフェイスと SONETまたは SDHとの相互運用は可能です。

イーサネット SPAの概要13

イーサネット SPAの概要

LAN/WAN-PHYコントローラーの概要

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• MACの観点からみると、データレートの維持という点を除けば、WANPHYは LAN PHY(WISなし)と区別がつきません。LAN PHYの場合、最大データレートは 10.3125 Gbpsですが、WAN PHYの場合は 9.95328 Gbps(SONETまたは SDH必要な数値)です。

• WISの実装においては、エラーモニタリングや複数アラームの管理、障害検出を目的に、SONET機能のサブセットが実装されます。セクション、回線、パスオーバーヘッドヘッダーの作成、ビットインターリーブパリティ(BIP)の計算などが含まれます。

POSと 10GBASE-Wの違い• POSと 10GBASE-Wは、プロトコルアーキテクチャが完全に異なるため、同じリンク上で相互運用することはできません。POSは、PPPなどのシリアルプロトコルに基づいており、イーサネットのMACフレームとは、フレームが論理的にも物理的にも異なります。

•サービスプロバイダーの観点からみれば、WAN PHYが L2イーサネットハンドオフであるのに対し、POSは L3ポイントツーポイントサービスになります。つまり、POSはITU-T X.86や GFP (ITU-T G.7041)などの Ethernet over SONET(EoS)カプセル化技術を使用するWAN PHYと比較するのが適切です。そのような場合、イーサネットフレームはそれぞれ HDLCのようにカプセル化されるか、GFPフレームでカプセル化されます。

• POSには、SONETや SDHプロトコルとの光学的/電気的な互換性がありますが、WANPHYにはありません。

• POSでは、リニア自動保護スイッチング(APS)がサポートされており、回線障害から50ミリ秒で復旧しますが、WAN-PHYでは APSはサポートされていません。

• POSでは同期が必須であるため、内部または回線でのクロッキングの設定が必要になります(POSインターフェイスが別のPOSとバックツーバックかDWDMで接続されている場合は、内部クロッキングが使用されます。POSが SONETか SDHアド/ドロップマルチプレクサに接続されている場合は、回線クロッキングが必要になります)。WAH-PHYは、クロック機能をサポートしていません。

イーサネット SPAの概要14

イーサネット SPAの概要

POSと 10GBASE-Wの違い