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ルネサンスの影 : マニエリスム=バロック考 URL Right...Hitotsubashi University Repository Title ルネサンスの影 : マニエリスム=バロック考 Author(s)

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  • サン

    -マ

    -

    ( 8 1 ) ル ネ サ ン ス の 影

    年九

    月二

    十三

    日、

    ツェ

    去っ

    た。

    は、

    ディ

    家の

    専制君

    主ア

    に、

    自由都市の

    名を

    失っ

    故郷フ

    の、

    彼の

    永別

    なっ

    た。

    彼を

    待ちか

    えて

    が、

    礼拝堂

    聖壇正

    面の

    大壁

    画の

    仕事で

    る。

    自分を

    家と

    刻家

    考え

    た。

    更に

    彼は

    権力

    者を

    カと

    富の

    暴を

    憎ん

    た。

    幼い

    時か

    ら、

    家の

    騎慢を

    体験

    し、

    長じて

    法王

    庁の

    腐敗堕

    落を

    見聞

    して

    た。

    ダン

    篇を

    愛読し

    た、

    は、

    世の

    終末を

    言して

    まない

    鉄血の

    僧サ

    ブァ

    ナロ

    火の

    うな

    警鐘の

    ばが

    焼きつ

    離れ

    かっ

    た。

    農民が

    土地の

    縛か

    逃れ

    貨と

    威力

    ジョ

    民に

    富と

    化の

    蓄積を

    能に

    した

    うなれ

    ば、

    商人

    して

    間の

    出発に

    よっ

    て、

    間の

    間と

    して

    復権

    能と

    なっ

    代の

    夜明け

    は、

    輝か

    しい

    とい

    うよ

    りは

    しい

    時代で

    あっ

    た。

    富を

    り、

    り、

    陰謀が

    渦巻き

    暗殺が

    茶飯の

    りさ

    あっ

    た。

    堰を

    切っ

    間の

    カは

    方の

    向っ

    解き

    る。

    徳は

    極度に

    顧廃

    た。

    しか

    し、

    、、

    仕事を

    けれ

    ない

    ウJ

    欲と

    悪、

    矛盾と

    合理に

    くれ

    る、

    精神界の

    +

  • 一 橋論叢 第六 十 一 巻 第 二 号 ( 8 2 )

    \′

    物質界の

    貴族社

    会の

    中で

    貧窮の

    父を

    抱え

    弟に

    て、

    自分の

    領域で

    ない

    信ずる

    筆を

    もっ

    て、

    法皇パ

    世と

    契約を

    果さ

    ない

    私は

    人の

    法王

    た、

    しか

    (

    1)

    は、

    まっ

    むを

    待ずし

    なの

    す。

    +

    自分

    白身の

    盾、

    時代の

    歴史の

    盾、

    嵐を

    胸の

    ちに

    て、

    礼拝堂の

    壁面に

    ジェ

    脳裡に

    は、

    どの

    ヴィ

    り、

    うに

    聖壇の

    壁画

    して

    像を

    結ん

    か。

    ほ、

    怒れ

    神+

    して

    り、

    タ+

    ト、

    復活+

    く、

    神の

    ら人

    間を

    救い

    出して

    愛+

    の、

    救世+

    く、

    太い

    手を

    頭上

    る、

    しい

    怒れ

    神+

    して

    と、

    騎慢

    畜・

    妬・

    裏切

    望そ

    りと

    悪の

    者と

    して

    の、

    神の

    怒り

    審判に

    怖れ

    なし

    身を

    身を

    寄せ

    い、

    獄に

    落下

    して

    間の

    群で

    あっ

    た。

    壁画

    後の

    審判』

    は、

    四一

    年の

    除幕さ

    た。

    驚愕さ

    伝え

    る、

    怒れ

    神+

    優形と

    間の

    裸形の

    渦は

    美術史上

    劃期

    的な

    創造で

    あっ

    とは

    家の

    指摘す

    とこ

    る。

    朗りル

    h

    すべ

    きこ

    は、

    的「

    美+

    約束を

    破る

    激しい

    調で

    ある

    点で

    とい

    える

    画を

    更に

    -

    主の

    直下に

    漂う

    雲に

    使徒バ

    し、

    自ら

    殉教を

    して

    枚の

    間の

    皮を

    (

    使徒は

    迫害さ

    皮を

    剥が

    る。

    )

    間の

    皮に

    個の

    顔が

    描か

    が、

    聖人の

    顔で

    く、

    自身の

    顔で

    る。

    気味で

    嘲弄的な

    自画

    像(

    りに

    立た

    う描

    きこ

    為に

    とが

    発見さ

    代に

    なっ

    らの

    る)

    中に

    芸術家は

    自ら

    罪と

    存在が

    恥ずべ

    もの

    告白を

    (

    2)

    る。

    +

    (

    1)

    年五

    月二

    付】

    LO

    寛PO

    ∈)

    nP

    ヨOt

    -

    翌日○

    宛の

    紙。

    梨が

    個+

    入っ

    確か

    受け

    取っ

    た、

    十三

    個+

    送っ

    喜ば

    れた

    人が

    途中

    まっ

    しい

    とい

    た、

    匠ミ

    ダニ

    めて

    心の

    使い

    方の

    書き

    出し

    紙。

    中で

    次の

    うに

    -「

    刻師ミ

    ジェ

    とい

    宛名で

    紙を

    よこ

  • ( 8 3 ) ノレ ネ サ ン ス の 影

    祭に

    下さ

    い、

    私は

    ジェ

    ティ

    とい

    なの

    すか

    ら。

    祭壇に

    絵を

    描か

    たい

    とい

    御仁

    した

    師を

    探せ

    ばい

    す、

    は一

    皮だ

    師で

    あっ

    めし

    すし

    店屋

    して

    刻師で

    ない

    すか

    ら。

    私の

    父と

    弟た

    誉の

    めに

    らぬ

    常に

    めて

    私で

    す、

    確か

    私は

    人の

    王に

    まし

    た、

    は、

    まっ

    むを

    得ずし

    なの

    す。

    +

    (H

    ∽t

    O

    ロe

    幕・

    訳の

    書簡

    集ト

    §Q

    訂訂さq内

    訂-

    幹ぎ

    官Q

    る。

    )

    (

    2)

    H.

    弓.

    甘口

    冒n‥

    加計叶

    Ql

    宗-

    -きま

    b′

    最後の

    判』

    的『

    美』

    約束を

    あら

    る+

    激しい

    鬱積した

    精神の

    暴発で

    る、

    記した

    ク+

    る、

    とさ

    記し

    た。

    的美+

    何か

    ?

    を、

    紀中

    葉の

    術理

    論を

    表し

    自身

    幾つ

    建築作品を

    残し

    る、

    タ・

    次の

    言葉に

    知る

    とが

    きる

    …い

    も、

    美と

    は、

    すべ

    分が

    何か

    加え

    り、

    減ら

    また

    更し

    する

    と、

    けか

    えっ

    悪くな

    ど、

    (

    1)

    ぴっ

    釣合い

    取れ

    た一

    調

    和で

    る。

    調

    和あ

    各パ

    有機的な

    係、

    とい

    実の

    は、

    術は

    想を

    る、

    想は

    自然の

    内に

    出さ

    る、

    ら、

    自然と

    神の

    造っ

    調

    和あ

    大い

    物で

    る、

    とい

    想に

    基い

    る。

    自然を

    範と

    し、

    自然に

    模う

    精神で

    る。

    しか

    し、

    素朴な

    完全

    精神

    ない

    神の

    被造

    物と

    然を

    間の

    性が

    自ら

    尺度と

    して

    計量し

    し、

    法則化

    する

    ば、

    間の

    知性に

    合理

    化さ

    れ、

    精神化さ

    自然

    る。

    自然界の

    物象か

    ら、

    事実は

    私が

    述べ

    と(

    註・

    きに

    した

    美+

    調

    和+

    義と

    調

    和+

    体の

    構成

    要素に

    り、

    数+

    飾+

    う一

    列+

    が、

    他に

    第四

    要素と

    +

  • 一 橋 論叢 第 六 十 一 巻 第 二 号 ( 8 4 )

    /

    〆ル

    イテ

    合+

    り、

    右の

    上に

    立つ

    とい

    うア

    自説)

    知っ

    で、

    作品

    造る

    自然の

    模倣を

    むね

    …こ

    為に

    彼等は

    力の

    及ぶ

    り、

    自然が

    ずか

    らの

    作品を

    造り

    出すさ

    基準

    なっ

    則を

    発見

    し、

    建築の

    仕事に

    応用

    すよ

    努力

    した

    数に

    関して

    彼等が

    ず最初に

    発見した

    は、

    偶数

    奇数の

    種類あ

    る、

    とい

    うこ

    とで

    る。

    彼等は

    合に

    じて

    使い

    けた

    ち、

    自然の

    模倣

    り、

    彼等は

    建築の

    組み

    ち、

    柱や

    稜を

    数に

    ょっ

    構成

    する

    決して

    なか

    た、

    奇数の

    足で

    ち、

    動きま

    動物が

    ない

    同じ

    とい

    うわ

    けで

    いh

    くち

    る。

    方、

    彼等は

    形に

    関して

    常に

    奇数を

    もっ

    した

    自然に

    らっ

    る。

    とい

    うの

    は、

    自然は

    目、

    耳、

    鼻孔は

    側に一

    ずつ

    形し

    が、

    大い

    形た

    だ一

    設けて

    ない

    (

    2)

    らだ

    間の

    知性が

    物の

    尺度で

    美学者と

    して

    瞭に

    言し

    もこ

    1

    グル

    イチ

    …こ

    合は

    見い

    出さ

    象物か

    じる

    も、

    構成

    素か

    ない

    生の

    もの

    り、

    自然か

    もの

    ら、

    (

    3)

    真の

    りか

    精神で

    性で

    人に

    とっ

    て、

    自然+

    間の

    働きか

    ける

    象と

    自然で

    あっ

    た。

    然が

    性を

    包み

    むの

    く、

    性が

    自然を

    包み

    る。

    の、

    間の

    力が

    くこ

    ない

    躍動を

    げ、

    英国十

    紀末の

    劇作家マ

    に、

    無限に

    自我

    大して

    間(

    限の

    知識を

    求める

    神の

    逆者フ

    博士

    無尽

    蔵の

    富を

    して

    ず、

    為に

    流すこ

    常茶飯事で

    るユ

    人な

    ど)

    描か

    せ、

    間に

    無限の+

    とか

    神々

    い+

    とい

    形容詞を

    好ん

    冠せ

    能に

    た、

    の、

    性を

    座標軸と

    した

    界図

    は、

    しか

    なが

    永続き

    なか

    た。

    (

    4)

    に一

    枚の

    絵が

    る。

    降架』

    り、

    字架か

    きお

    す、

    劇的な

    ㍊∂

  • ( 8 5 ) ル ネ サ ン ス の 影

    2 2 7

  • 橋 論 叢 第 六 十 一 巻 第 二 号 ( 8 6 )

    間を

    た、

    イル

    γ

    ソ・

    が一

    年に

    作製した

    絵で

    る。

    東金

    期の

    絵画の

    性と

    比べ

    なが

    ら、

    絵の

    徴を

    検討した

    い。

    U焦点

    関心の

    裂(

    多様

    性)

    -ル

    絵画

    場合は

    描か

    物の

    観賞者の

    関心

    は、

    視線は

    げて

    まる

    反し

    場合

    見つ

    めて

    物は

    傷口

    を、

    異様に

    大ぶ

    りの

    指し

    男一

    る。

    絵画

    空間は

    めて

    非構築的な

    る。

    焦点が

    ない

    だ。

    各人

    物の

    視線は

    らに

    死せ

    くる

    む、

    或は

    背後に

    間に

    らぬ

    角に

    けら

    る。

    ば、

    の、

    社会の

    史の

    最も

    暗黒の

    とい

    瞬間とい

    意味で

    劇的と

    筆者の

    ける

    瞬間に

    て、

    何の

    機能も

    果して

    ない

    第二

    特性と

    して

    点を

    とが

    きる

    すな

    ち、

    榊非機能性

    -で

    る。

    川反

    力の

    法則

    -人

    物が

    きさ

    見合

    量、

    体重

    もっ

    描か

    ない

    人の

    物は

    大き

    な、

    従っ

    重た

    筈の

    屍を

    片腕

    で、

    今に

    梯子か

    落ち

    うな

    腰の

    らぬ

    持ち

    支え

    受けと

    る。

    各人

    物が

    ば、

    折紙細

    感じで

    幾何

    的線画

    (

    ㈲の

    +

    .の

    頃を

    参照

    )

    輩た

    ちの

    絵と

    比べ

    異常に

    長く

    -九

    頭身で

    る。

    ダイシ

    さ+

    は、

    後期の

    殆ど

    すべ

    作品に

    して

    える

    で、

    期ル

    との

    する

    最も

    早い

    分け

    方の

    で、

    ル、

    ,

    首の

    長い

    ナ』

    やエ

    作品は

    典型で

    (

    ㈲B

    美の

    作為性+

    2

    参照

    )

    帥反

    1ロ

    降架』

    は、

    風景

    描写の

    きこ

    僅か

    で、

    抽象的に

    点じ

    で、

    自然空

    間の

    中で

    字架と

    物群の

    占め

    置は

    自然に

    則さ

    ず、

    人工

    的で

    る。

    右端前面の

    悲嘆に

    くれ

    聖ヨ

    像は

    他の

    物群と

    自然空

    間で

    位置関

    係は

    平面に

    立っ

    筈で

    に、

    釣合に

    大きい

    様の

    性+

    は、

    トレ

    聖母

    祭』

    段右端の

    婦人

    像、

    家の

    聖マ

    遺体』

    描か

    た、

    騒駈の

    綱を

    る、

    釣合に

    女、

    等に

    もそ

  • ( 8 7 ) ル ネ サ ン ス の 影

    典型

    見られ

    る。

    特に

    後者の

    場合

    側か

    面の

    奥の

    向っ

    描か

    背景

    神の

    天の

    異変

    慌て

    群衆と

    らの

    物が

    逃げこ

    建物が

    淡く

    霊の

    うに

    次元

    的、

    的、

    抽象的な

    ケッ

    処理

    る。

    また

    反空間的+

    ば、

    物の

    数が

    整理

    し、

    リ・ス

    架』

    同じ

    絵な

    は、

    限ら

    間に

    し々

    しゃ

    物をつ

    め、

    特に

    後者で

    は、

    自然空

    間なら

    考え

    られ

    ない

    間の

    詰めこ

    した

    めに

    反空

    間的と

    なが

    ら、

    首だ

    あっ

    胴体

    をお

    間が

    ない

    とい

    う、

    結果が

    じて

    る。

    物群の

    密集と

    同時に

    U

    指摘した

    非機能的な

    無意味

    従っ

    気味な

    間は

    ,

    最後の

    審判』

    はっ

    形を

    とっ

    特性で

    後の

    画家た

    ちは

    構図に

    大き

    響を

    受け

    伝え

    られ

    る。

    川反時間性

    -そ

    自な

    人工

    的色彩の

    に、

    降架』

    時間を

    示し

    ない

    朝か

    昼か

    夕方

    なの

    か。

    り、

    時間

    的に

    作為性が

    濃厚で

    真空

    管の

    中の

    時間

    とい

    る。

    むろ

    ん、

    性+

    も、

    伝統的な

    常的な

    自然の

    秩序の

    側か

    規定し

    言葉で

    性と

    考か

    ば、

    然そ

    もの

    る。

    降誕+

    紀詩人

    時間は

    る一

    定の

    雪の

    夜とい

    自然の

    時間に

    降誕の

    去の

    時点が

    れ、

    よっ

    去・

    在・

    未来

    すべ

    夜が

    呼び

    れ、

    最後の

    審判の

    時点

    まで

    膨脹

    し、

    膨放し

    なが

    絶え

    ず現

    前の

    時間的

    点との

    絆は

    断た

    ない

    反時間性+

    は、

    学の

    界で

    は、

    ス、

    後、

    間存在の

    自然に

    則し

    とい

    意味で

    常識的に

    なっ

    る。

    代の

    とい

    (

    与)

    ボー

    ニマ

    との

    新小

    説の

    旗頭で

    迷路に

    て』

    次の

    出だ

    しで

    じま

    --「

    とり

    で、

    まっ

    安全

    とこ

    ろに

    る。

    外は

    降っ

    る。

    +

    とこ

    が、

    数行さ

    照っ

    陽が

    兵向

    うか

    りつ

    け+

    る。

    更に

    (

    実の

    黙読の

    時間で

    ない)

    外で

    雪が

    降っ

    塙。

    +

    雪も

    雪が

    降っ

    0)

    る。

    降っ

    た、

    降っ

    た、

    卜.

  • 一 橋論叢 第 六 十 一 巻 第 二 号 ( 8 8 )

    (

    6)

    る+

    る。

    時間を

    繰り

    ら、

    繰り

    する

    分が

    逆に

    繰り

    るぺ

    時間の

    中へ

    吸い

    しま

    うっ

    時に

    確実なこ

    とは

    瞬間に

    立っ

    動か

    ない

    とい

    うこ

    る。

    同時

    代の

    家、

    及び

    後の

    十六

    -

    紀の

    美術に

    冷や

    も、

    うな

    説に

    基因して

    る。

    屡々

    見られ

    る、

    可解な

    像、

    間に

    焦点

    結ば

    ず、

    構築を

    壊し

    て、

    観賞者の

    面か

    睨み

    すえ

    る、

    自然空

    間に

    向っ

    顔を

    向け

    物の

    限。

    に、

    絵画

    間に

    展開さ

    る一

    情熱に

    巻きこ

    うと

    して

    額縁の

    中へ

    足を

    踏み

    観賞者は

    冷水

    浴び

    られ

    うに

    まっ

    う。

    術の

    人工

    界と

    断絶

    自分の

    立っ

    時間的

    間的世

    界を

    否応な

    意識さ

    る。

    ㈲反リ

    自然主

    -同

    じ「

    降架+

    とい

    も、

    死せ

    顔が

    礫の

    苦痛の

    跡び

    とつ

    留め

    ない

    楽しい

    夢を

    見て

    うな

    表情に

    描か

    る、

    家ペ

    作品と

    気味に

    歪めて

    描い

    作品

    を、

    (

    7)

    -

    較し

    る。

    人は

    自然

    想的に

    処理

    し、

    美化し

    が、

    初め

    描か

    た、

    様の

    事件を

    扱っ

    たバ

    家た

    ちの

    品、

    プァ

    ーベ

    顔に

    じこ

    う。

    後者の

    合は

    美な

    死+

    安らか

    死の

    表情なが

    ら、

    肉体の

    描写は

    能的な

    感を

    ち、

    関心の

    すべ

    集中さ

    れ、

    激しい

    動を

    呼び

    す、

    律動感に

    富む

    構図と

    暗の

    使い

    して

    が、

    前者

    の、

    打っ

    うな

    静か

    平面

    性と

    異なる

    とこ

    る。

    は、

    苦痛+

    苦痛と

    然に

    則し

    描く

    とい

    うよ

    り、

    極端に

    て、

    気味悪い

    陰惨な

    表情を

    描き

    出し

    果的に

    反リ

    走っ

    る。

    は、

    ブイ

    うに

    体や

    物体の

    像の

    剖学的研

    究が

    盛ん

    あっ

    た。

    間へ

    関心の

    高ま

    り、

    間中心

    義と

    意味で

    典的ヒ

    結び

    る。

    なっ

    て、

    画の

    偏平な

    物像

    が、

    輝か

    愛ら

    しい

    美しい

    肉体を

    もっ

    像に

    変っ

    た。

    後期の

    家の

    多くは

    端に

  • ( 8 9 ) ル ネサ ン ス の 影

    すす

    た。

    解剖

    析に

    急で

    綜合性

    調

    和、

    衡な

    ソJ

    イチ

    意に

    介さ

    なか

    た。

    統合

    性+

    如し

    まの

    偏頗な

    追求

    性・

    徹底性は

    悪く

    する

    と、

    達成

    した

    技巧の

    模倣

    繰返し

    う結果を

    じる

    前期

    (

    後期の)

    作家

    群に

    +

    が、

    うし

    貼ら

    うに

    なっ

    る。

    +

    ら、

    十六

    -七

    紀の

    新しい

    術の

    動向と

    て、

    次の

    性(

    項目で

    数え

    特性)

    る。

    拘-A

    キュ

    ㈲-B

    美の

    作為性

    オソ

    1

    雅の

    追求

    1

    イシ

    蛇行

    性(

    点)

    2

    病的な

    官能性

    リコ

    く、

    紀に

    とい

    呼称を

    用い

    は、

    躊蹄する

    むき

    考え

    が、

    カ・

    体の

    群像+

    デュ

    数多い

    式は

    らに

    模う

    含め

    て、

    キュ

    沢を

    成し

    た。

    イジ

    さ+

    既に

    簡単に

    述べ

    省略す

    イシ

    る。

    形+

    は、

    さ+

    並ん

    で、

    後期

    後の

    美術

    期ル

    大ざっ

    準と

    なる

    実の

    間で

    あっ

    とて

    長時間続け

    ない

    うな

    無理

    な、

    筋肉や

    体の

    線を

    際立た

    物に

    らせ

    る。

    胴・

    腰・

    腕・

    手の

    が、

    像の

    場合

    我々

    う「

    なを

    くる+

    うか

    ガソ

    意味で

    優雅+

    追求の

    段で

    が、

    男の

    場合は

    例外と

    て、

    筋肉の

    誇張

    性、

    内なる

    存在の

    誇張で

    う。

    美の

    自然的

    求で

    る。

    様式ほ

    ジェ

    像、

    隷』

    勝利』

    見せ

    もの

    る。

    像は

    壁面に

    ぴっ

    背を

    けて

    設置し

    鑑賞さ

    るぺ

    が、

    形の

    性を

    持つ

    像は

    出来

    ない

    像を

    する

    為に

    は、

    観賞

    者は

    像を

    ぐる

    りと

    廻り

    ない

    後期の

    像を

    する

    は、

    蛮求

    る。

    視点+

    関し

    は、

  • 一 橋論叢 第六 十 一 巻 第 二 号 ( 9 0 )

    (

    8)

    強調

    して

    る。

    復讐に

    踏み

    考える

    人ハ

    と、

    勇猛果敢に

    策を

    謀り

    行動する

    が、

    物像で

    く一

    個の

    間で

    全に

    把え

    も、

    視点で

    る。

    うい

    視点か

    すれ

    ば、

    復讐の

    遅延+

    可解

    前に

    ト』

    解釈が

    きづ

    る、

    とい

    得ない

    けで

    る。

    上、

    ・ツ

    降架』

    特性を

    ぐっ

    て、

    同時代

    及び

    後の

    美術の

    特性を

    時に

    学の

    場合

    照応さ

    なが

    列挙し

    が、

    らの

    徴を

    もつ

    もの

    して

    盛期ル

    と、

    や、

    もの

    立し

    大き

    肩を

    並べ

    実の

    果を

    競い

    う、

    新し

    界と

    定立さ

    が、

    (

    9)

    ム+

    なの

    る。

    最後に

    とこ

    する

    ば、

    +

    は、

    観賞者の

    側に

    象的な

    次の

    類の

    象を

    著しい

    性椿と

    して

    与え

    は、

    糾~

    ㈲か

    易に

    納得

    とで

    る。

    性の

    のと

    して

    仮り

    -

    の知的・

    遊戯性

    曖昧

    -

    くと

    象的に

    は、

    流行の

    プ・

    ト、

    ボ1

    ダラ

    2

    説、

    前衛映画

    劇が

    のの

    格を

    もっ

    と一

    般に

    とは

    代に

    ける

    (

    性)

    +

    (

    性)

    +

    考察する

    際の

    糸口

    る、

    注目

    すべ

    符合とい

    う。

    (

    1)

    Pe

    O

    βe

    出Pt-

    t-

    A-

    訂ユi

    3

    bQQ

    ぎQ

    ゝ→

    Q

    誉Q

    ぎ→

    Q

    (t

    旨β

    P

    i

    已○

    出βg-

    -

    s

    F

    ♂叫

    「e

    0

    2 .

    -

    諾ぃ

    符○

    t

    Fe

    O

    コ.g

    -

    b缶

    莞乱

    忌昌ざ1一

    ぎー

    畠山

    )

    田0

    0

    くⅠ

    -

    CFP

    p.

    1

    H.

    (

    2)

    宍舟l

    H一

    CF

    く.

    (

    3)

    (

    4)

    八五

    頁の

    真参照

    (

    5)

    CF

    ユm

    已βe

    ]

    腎00

    村・

    河○払

    e

    駕O

    q

    仁O

    日Pg

    -

    ロPti

    O

    Of

    声○

    b

    ?G

    ユ】-

    et

    ∴ロ

    旨計3←

    勺叫

    Q

    ㌻q

    邑叫

    n

    票仇

    -

    p

    .

    Ou

    -N

    い.

    (

    6)

    A-

    巴口

    河○

    ヴbe・

    G

    ユ〓et

    b

    Sし

    こ恥

    乱写訂註Q

    こ況り

    }

    「e

    Ed

    +

    巨O

    nS

    n

    呂-

    已t

    .

    C汁

    -

    ロe

    FO

    r∽

    見e

    \‥

    二n

    訂FO

    i-

    f

    巴t

    才○-

    …ロe

    ど記

    P

    Fs

    O-

    2i-

    \‥

    (

    y一

    口e・

    ど諾仁

    ロe

    打e

    (

    ニ)

    )

    De-

    諾-

    -

    ロe-

    的e

    .

    ロe

    5

    諾i

    -

    p

    ロei

    乳ニ

    ロ2

    打e

    已t

    }

    de

    FO

    諾亡

    ロe

    打2.

    ∴やー

    用に

    現代

    説13

    集+

    版の

    翻訳を

    参照

    た。

    (

    7)

    Up

    岩.

    -

    声○

    弓-

    甲n

    P‥

    恕打声

    莞→

    哲ミQ

    §乱

    撃Q

    -

    ¢

    ヰ.

    (

    8)

    弓.

    晋り

    Fe

    蔓→

    無芸琵

    見知Q

    已設

    §Q也

    転思♪-

    芝山

  • ( 9 1 ) ル ネ サ ン ス の 影

    (

    9)

    橋論叢』

    第五

    巻2

    号の

    文「

    究史に

    ける

    A・

    ザー

    位置

    -近

    ぐつ

    て+

    参照さ

    い。

    専門的

    術語

    (

    ない

    しマ

    )

    +

    葉そ

    もの

    味と

    その

    変遷に

    右の

    文に

    譲る

    誤解

    避ける

    英語の

    (

    ちマ

    )+

    用い

    ない

    とに

    た。

    自己の

    盾と

    界の

    盾の

    交叉

    する

    激流の

    立っ

    た。

    盾+

    義+

    と「

    実+

    背反で

    る。

    神の

    絶対

    を、

    義を

    説い

    ず、

    宗教画で

    うと

    聖者の

    像で

    うと

    偶像崇拝

    真の

    教信仰で

    ない

    弾し

    各戸か

    徴発し

    壊した

    あの

    鉄血の

    師サ

    ブァ

    ナロ

    え、

    異端と

    教会に

    捕わ

    れ、

    火刑

    運命

    前に

    して

    自己の

    信仰の

    ちで

    告白した

    義+

    名の

    に、

    国が

    自由都市

    ツェ

    争奪に

    遣し

    乱れ

    戦闘と

    陰謀

    に、

    牽か

    誇る

    ツェ

    戦乱の

    巷と

    化し

    た。

    ブァ

    ナロ

    耳傾け

    は、

    師の

    逮捕そ

    刑の

    報に

    接し

    ら、

    固い

    沈黙を

    守っ

    た。

    危機の

    時に

    防衛の

    任に

    ら、

    突如

    敵前逃亡

    裏切

    た。

    うな

    実に

    あっ

    は、

    義+

    ばろ

    幻+

    る。

    義+

    をい

    く。

    界+

    恐し

    実+

    衝突し

    粉微塵に

    砕ける

    直前の

    安と

    緊張

    緊張は

    界の

    裂を

    何と

    防ぎ

    幻の

    世界+

    しい

    実+

    結び

    あわ

    うと

    死の

    努力で

    が、

    1

    F

    学全

    覆う

    気分で

    る。

    幻の

    義+

    決して

    単純で

    い。

    弁舌の

    表現さ

    愛情が

    真の

    幻の

    義。

    +

    第一

    第二

    幻を

    -弁

    舌さ

    父王へ

    愛を

    表現し

    (

    見せ)

    姉二

    を、

    国王

    父で

    自分

    最も

    愛する

    もの

    て、

    言葉少

    ない

    末娘コ

    アへ

    滅(

    第一

    る)

    よっ

    て、

    義+

    る。

    義+

    実+

    えな

    砕か

    る。

    劇ほ

    盾の

    識、

    幻へ

    覚め

    滅を

    経て

    間そ

    もの

    絶望し

    神に

    絶望

    する

    道程に

    他な

    ない

    庶子

    ある

    自分の

    子エ

    ドマ

    粁計に

    て、

  • 一 橋論叢 第六 十 一 巻 第 二 号 ( 9 2 )

    抜か

    悲惨な

    目に

    あっ

    伯の

    次の

    -

    神々

    とっ

    間ほ

    ずら小

    僧に

    とっ

    蚊や

    蛸蛤同

    然だ

    神々

    ぐさ

    半分に

    す(

    王』

    幕一

    幕。

    )

    して

    終幕の

    愛を

    知り

    彼女に

    ぐり

    逢え

    が一

    なっ

    き、

    裂か

    くる

    聞い

    苦し

    超える

    利が

    人の

    じめ

    る、

    終幕の

    締め

    殺さ

    屍を

    抱き

    えて

    最後の

    直前

    りふ

    -

    可表そ

    うに

    大事な

    馬鹿めは

    締め

    殺さ

    た、

    は一

    滴も

    ない

    !

    犬や

    届や

    鼠で

    命が

    前ほ

    息一

    ない

    ?

    度と

    起り

    ない

    ヴァ

    ヴァ

    ヴァ

    ネヴァ

    ヴァ

    度と

    度と

    度と

    度と

    度と!

    (

    同五

    幕三

    場)

    らの

    葉は

    ど、

    ザベ

    朝の

    演劇が

    産業社

    会と

    繁栄

    成長を

    げつ

    あっ

    裏腹

    に、

    驚くほ

    暗い

    とい

    事実を

    伝え

    まい

    激烈で

    る、

    情熱的で

    る。

    が、

    身を

    ろが

    暗い

    底深い

    情熱で

    る。

    最後の

    絶叫

    少し

    前、

    がコ

    骸を

    抱い

    舞台に

    とこ

    で、

    姿を

    目に

    約束の

    世の

    終り

    う。

    公の

    約束さ

    終り+

    は、

    即ち

    ジュ

    礼拝堂の

    面に

    描い

    見せ

    最後の

    審判+

    ない

    うして

    学の

    典型

    的な

    劇+

    とい

    る。

    裂・

    盾の

    深淵に

    賭し

    架橋す

    間の

    姿を

    描くの

    劇の

    質だ

    ば、

    納得さ

    うが

    し、

    悲劇は

    時代に

    る、

    β3 4

  • ( 9 3 ) ′レ ネ サ ン ス の 影

    とい

    反論が

    想さ

    る。

    しか

    し、

    張りい

    なる

    時代に

    ず、

    秀れ

    悲劇作品の

    まれ

    時代と

    なか

    時代が

    る。

    も、

    典型

    様式

    悲劇だ+

    とい

    うこ

    断的

    規定に

    違い

    ない

    とい

    うの

    は、

    裂を

    辛じて

    閉じ

    ジー

    もの

    ほ、

    死+

    他に

    もあ

    る。

    隠喩が

    だ。

    -七

    紀の

    詩的想

    像力

    濃く

    色づ

    けて

    る、

    とい

    うの

    は、

    美術

    史で

    うマ

    びバ

    する

    代の

    は、

    恰もメ

    体を

    包み

    とい

    式を

    持っ

    と、

    しか

    も、

    詩人に

    よっ

    区々

    なが

    ら、

    背景に

    促す

    思想

    的な

    胎が

    あっ

    推論で

    る。

    美術の

    野と

    異な

    り、

    文学の

    隆盛を

    見た

    とい

    も、

    時は

    陸か

    ば、

    新参者で

    り、

    逆に

    えば

    青年の

    意気

    燃え

    精力旺

    盛な

    若い

    国で

    あっ

    けだ

    が、

    時代

    風潮を

    する

    場合

    陸よ

    少な

    年の

    る。

    英文

    学で

    紀+

    とい

    時、

    陸の

    紀+

    ない

    紀後半+

    する

    が、

    式の

    面で

    多い

    が、

    間も

    追い

    越して

    う。

    特に

    代思

    潮の

    は、

    イコ

    ーホ

    路線

    面に

    押した

    て、

    会の

    歴史の

    大き

    角に

    頭を

    切っ

    進ん

    とい

    感じが

    強い

    逆に

    伝統の

    咲き

    開花と

    急テ

    産業社会の

    長、

    歩調を

    しい

    もの

    考え

    方、

    ずれ

    断層の

    ずれ

    と、

    穣な

    紀文

    学の

    生は

    根深い

    りが

    考え

    る。

    で、

    的恕

    像力を

    的要素に

    触れ

    なが

    ら、

    論じ

    1

    つ0

    十七

    紀の

    詩的想

    像力+

    とい

    も、

    た、

    国に

    定して

    も、

    詩人に

    像力の

    表出と

    して

    詩の

    様式は

    ちで

    も、

    彼等の

    多く

    は、

    十七

    紀の

    詩的

    力+

    概ね

    もの

    だ、

    とい

    る、

    した

    何か

    イル

    持っ

    る。

    彼等の

    詩の

    式が

    上、

    極め

    彩を

    放っ

    間違い

    ない

    23 5

  • 一 橋論叢 第 六 十 一 巻 第 二 号 ( 9 4 )

    も、

    単に

    史+

    ない

    ろに

    た、

    彼等の

    特色が

    る。

    無論

    学は

    化の

    巽で

    り、

    学の

    歴史を通

    間像の

    変化

    発展は

    間社

    会の

    史とい

    言で

    ない

    F

    ほ、

    史上

    どの

    時期を

    取り

    げて

    もい

    える

    で、

    日、

    界の

    説で

    あっ

    て、

    文学と

    離れ

    会諸

    学の

    徒とい

    えど

    無視し

    得ない

    とい

    うこ

    が、

    イジ

    ガ、

    や、

    的に

    下っ

    て、

    等の

    著作をの

    見る

    で、

    少な

    くと

    学の

    資料と

    して

    絶大

    有効性は

    明ら

    う。

    が、

    して

    も、

    十七

    紀文学に

    ほ、

    特に

    る。

    ず、

    詩を

    りあ

    げよ

    う。

    第一

    詩は

    ド・

    (

    六一

    -一

    九)

    が、

    礫刑を

    嘆き

    悲し

    娼婦マ

    涙を

    えて

    歌っ

    詩の一

    部分

    -

    涙する

    ■なこ

    見よ

    傷つ

    たる

    と血

    す脹の

    女は

    燃え

    呼水か

    はて

    する

    炎か

    細ウ~

    讃え

    聖な

    銀が

    足も

    川の

    絶え

    泡立つ

    もの

    溶け

    解けの

    尽き

    との

    ない

    もの

    らぬ

    美わ

    しの

    なの

    きマ

    美わ

    しの

    眼は

    降る

    星の

    絶え

    ない