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佐藤 多映 さん 山形県出身 健康栄養学科のアドミッションポリシー A D M I S S I O N P O L I C Y 食事の重要さ、健康づくりのための運動の大切さを 正しく理解し、人々の健康保持・増進、疾病予防・治療 について、病院、介護老人福祉施設、事業所などで栄 養管理を行い、また、学校での給食・食育活動に貢献 したいという強い意思と情熱をもつ者。 1 食料の生産、流通における、境を越えたボーダレス化 が進むなかで、地球規模での栄養・食料問題、衛生管 理などの問題に取り組み、また地域住民の健康、栄養 など地域レベルの諸課題にも貢献したいという強い 意欲をもつ者。 2 健康栄養学科 生涯を通した健康で快適な生活は、誰もが願うことです。健康栄養学科で は、健康に関する知識と技能やそれを担う人間のあり方を教育・研究し、個々 人のライフスタイルに合わせた食事と運動について、栄養士の資格を生かし て、望ましい生活習慣を身につけることを支援できる人材の養成を目的とし ています。これはまた、企業における従業員の健康管理への関心の高まりや、 食品会社での健康に配慮した食品開発などにも大きく貢献できるものと確信 しています。 本学科では、平成17年度より栄養教諭という新しい教員免許の取得が可能 となりました。栄養教諭は、子供たちが望ましい食習慣を身につけるよう、食 に関する指導と学校給食の管理を一体的に行う教員です。学校、家庭、地域な どと連携をとりながら、食に関する指導のコーディネーターとなることが期 待されています。 1世紀の健康づくりを目指して。 充実した2年間を仲間と共に 私たち健康栄養学科の学生は、栄養に関する 講義をはじめ、食品に関する知識及び調理法、さ らには運動など、健康な生活を支える幅広い分 野の知識を学んでいます。講義だけでは理解す ることが難しい部分は、実習や実験の授業を受 けることによって、より確実に専門的な知識を習 得することができます。また、この学科で学ぶこと によって得た様々な知識や体験は、日常生活の 中ですぐに生かすことができます。私自身、実際に 食品の栄養や献立を考えることで、これまでの生 活を見つめ直すことができました。この経験は、 必ず自分の夢の実現に役立ってくれることと思い ます。 短大生活はとても楽しく、忙しい毎日です。日々 の勉強をこなしながら、卒業後の進路について 考えていかなければなりません。できれば高校の うちから、自分の将来のためにどんな力をつけた いか、どんな大学生活を送りたいのか、強くイメー ジしておくとよいと思います。 健康栄養学科の先生方はとても個性的で熱 心に授業をしてくださいます。また、クラス全体が 協力する授業が多く、支え合い高め合える仲間 がいます。このような環境の中で、食の未来を考 えられる栄養士を目指してみませんか?サークル 活動やゼミ、イベントなど、素敵な出会いがたくさ ん待っています。 学科長からひとこと 健康運動栄養論 生物有機化学 日本国憲法 教養ゼミ 生化学Ⅰ フランス語一 発達と学習 情報処理演習Ⅰ 調理学 食品衛生学 英会話E 栄養指導論 基礎調理実習Ⅰ 基礎調理実習Ⅱ 基礎調理実習Ⅰ 基礎調理実習Ⅱ 運動生理学 給食管理実習 スポーツ実技三 給食管理実習/栄養指導実習Ⅰ 健康生理・健康管理概論 栄養指導実習Ⅰ 食品学実験 栄養情報処理演習 食品学実験 食生活論 生徒指導 教育原理 応用栄養学 給食計画・給食実務論 解剖生理学 総合教養講座 基礎栄養学 栄養学実習 栄養学実習 食品学 教職の意義と教員の役割 食品衛生学実験 食品衛生学実験 8:50~ 10:20 2 10:30~ 12:00 3 13:00~ 14:30 4 14:40~ 16:10 5 16:20~ 17:50 前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期 MON TUE WED THU FRI 『在学生アンケート』 米短(学科)を志望した理由は? ・興味のある分野を学べるから・・・・・・・41% ・希望する資格が取れるから・・・・・・・・39% ・高校の先生や家族、友人に勧められて・・・10% そのほか〔*公立で学費が安い 〕 キャンパスでお気に入りの場所は? ・学食・・・・・・・・・・・・・・・・・・49% ・C101教室 ・・・・・・・・・・・・・・・18% ・図書館・・・・・・・・・・・・・・・・・8% そのほか〔*キャリア支援センター *理科室 *C201教室 〕 米短(学科)の面白いところは? ・実習、実験が多いところ ・先生が個性的で面白い ・普段気にかけないところを理論的に学べる ・他学科との関わりや地域との触れ合い アルバイトはしていますか? ・週1~2日・・・・・・・・・・・・・・・36% ・週3~4日・・・・・・・・・・・・・・・31% ・していない・・・・・・・・・・・・・・・28% そのほか〔*夏期休暇・冬期休暇のみ *ほぼ毎日 〕 米短を志望する学生に一言! ・入れば絶対楽しい大学です ・少人数でみんな仲良くなれます ・リフレッシュも大切です。コツコツ努力してください 健康栄養学科で学ぶことによって得られるもの、それは「実 践力」です。 病院および介護施設の職員、食品会社の技術者、栄養指 導を行う栄養教諭、これらはいずれもこの学科の卒業生の主 な進路です。 こういった職業で期待される能力は、 「実践力」なのです。これは、 ただ教室に座って講義を聞くだけの授業では得ることができませ ん。講義を受け、さらに実験や実習でその内容を体験し、理解を深 めて、初めて「実践力」が身につくのです。もちろん、 「実践力」を持っ た学生は四年制大学に編入する場合にも歓迎されるはずです。 健康栄養学科では、そのための設備やスタッフが充実してい ます。そのような環境の中で、クラスメイトと協力しあい助け合いな がら実験・実習を重ねれば、2年間という短く忙しい大学生活も 充実したものになると思います。また、早い時期に卒業後の進路 をある程度決めて、進路を考慮しながら受講する授業を選択し ていけば、より確実に「実践力」を育むことができることでしょう。 食生活や健康に高い関心が向けられている今こそ、健康栄 養学科で「実践力」を身につけ、将来の自分の可能性を広げて 行ってほしいと思います。 学科長 仁科 淳良 実験・実習を通じて「実践力」を身につけよう! 学科紹介

健康栄養学科 - yone.ac.jp · など地域レベルの諸課題にも貢献したいという強い 意欲をもつ者。 2 健康栄養学科 生涯を通した健康で快適な生活は、誰もが願うことです。健康栄養学科で

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Page 1: 健康栄養学科 - yone.ac.jp · など地域レベルの諸課題にも貢献したいという強い 意欲をもつ者。 2 健康栄養学科 生涯を通した健康で快適な生活は、誰もが願うことです。健康栄養学科で

佐藤 多映 さん山形県出身

健康栄養学科のアドミッションポリシーA D M I S S I O N P O L I C Y

食事の重要さ、健康づくりのための運動の大切さを正しく理解し、人々の健康保持・増進、疾病予防・治療について、病院、介護老人福祉施設、事業所などで栄養管理を行い、また、学校での給食・食育活動に貢献したいという強い意思と情熱をもつ者。

1

食料の生産、流通における、境を越えたボーダレス化が進むなかで、地球規模での栄養・食料問題、衛生管理などの問題に取り組み、また地域住民の健康、栄養など地域レベルの諸課題にも貢献したいという強い意欲をもつ者。

2

健 康 栄 養 学 科

 生涯を通した健康で快適な生活は、誰もが願うことです。健康栄養学科では、健康に関する知識と技能やそれを担う人間のあり方を教育・研究し、個々人のライフスタイルに合わせた食事と運動について、栄養士の資格を生かして、望ましい生活習慣を身につけることを支援できる人材の養成を目的としています。これはまた、企業における従業員の健康管理への関心の高まりや、食品会社での健康に配慮した食品開発などにも大きく貢献できるものと確信しています。 本学科では、平成17年度より栄養教諭という新しい教員免許の取得が可能となりました。栄養教諭は、子供たちが望ましい食習慣を身につけるよう、食に関する指導と学校給食の管理を一体的に行う教員です。学校、家庭、地域などと連携をとりながら、食に関する指導のコーディネーターとなることが期待されています。

21世紀の健康づくりを目指して。

充実した2年間を仲間と共に 私たち健康栄養学科の学生は、栄養に関する講義をはじめ、食品に関する知識及び調理法、さらには運動など、健康な生活を支える幅広い分野の知識を学んでいます。講義だけでは理解することが難しい部分は、実習や実験の授業を受けることによって、より確実に専門的な知識を習得することができます。また、この学科で学ぶことによって得た様々な知識や体験は、日常生活の中ですぐに生かすことができます。私自身、実際に食品の栄養や献立を考えることで、これまでの生活を見つめ直すことができました。この経験は、必ず自分の夢の実現に役立ってくれることと思います。

 短大生活はとても楽しく、忙しい毎日です。日々の勉強をこなしながら、卒業後の進路について考えていかなければなりません。できれば高校のうちから、自分の将来のためにどんな力をつけたいか、どんな大学生活を送りたいのか、強くイメージしておくとよいと思います。 健康栄養学科の先生方はとても個性的で熱心に授業をしてくださいます。また、クラス全体が協力する授業が多く、支え合い高め合える仲間がいます。このような環境の中で、食の未来を考えられる栄養士を目指してみませんか?サークル活動やゼミ、イベントなど、素敵な出会いがたくさん待っています。

学科長からひとこと

健康運動栄養論

生物有機化学

日本国憲法

教養ゼミ

生化学Ⅰ

フランス語一

発達と学習

情報処理演習Ⅰ

調理学

食品衛生学

英会話E

栄養指導論

基礎調理実習Ⅰ

基礎調理実習Ⅱ

基礎調理実習Ⅰ

基礎調理実習Ⅱ

運動生理学

給食管理実習

スポーツ実技三

給食管理実習/栄養指導実習Ⅰ

健康生理・健康管理概論

栄養指導実習Ⅰ

食品学実験

栄養情報処理演習

食品学実験

食生活論

生徒指導

教育原理

応用栄養学

給食計画・給食実務論

解剖生理学

総合教養講座

基礎栄養学

栄養学実習

栄養学実習

食品学

教職の意義と教員の役割

食品衛生学実験

食品衛生学実験

18:50~ 10:20

210:30~ 12:00

313:00~ 14:30

414:40~ 16:10

516:20~ 17:50

前期

後期

前期

後期

前期

後期

前期

後期

前期

後期

MON TUE WED THU FRI

『在学生アンケート』米短(学科)を志望した理由は?・興味のある分野を学べるから・・・・・・・41%・希望する資格が取れるから・・・・・・・・39%・高校の先生や家族、友人に勧められて・・・10%そのほか〔*公立で学費が安い 〕

キャンパスでお気に入りの場所は?・学食・・・・・・・・・・・・・・・・・・49%・C101教室・・・・・・・・・・・・・・・18%・図書館・・・・・・・・・・・・・・・・・8%そのほか〔*キャリア支援センター *理科室 *C201教室 〕

米短(学科)の面白いところは?・実習、実験が多いところ・先生が個性的で面白い・普段気にかけないところを理論的に学べる・他学科との関わりや地域との触れ合い

アルバイトはしていますか?・週1~2日・・・・・・・・・・・・・・・36%・週3~4日・・・・・・・・・・・・・・・31%・していない・・・・・・・・・・・・・・・28%そのほか〔*夏期休暇・冬期休暇のみ *ほぼ毎日 〕

米短を志望する学生に一言!・入れば絶対楽しい大学です・少人数でみんな仲良くなれます・リフレッシュも大切です。コツコツ努力してください

 健康栄養学科で学ぶことによって得られるもの、それは「実践力」です。 病院および介護施設の職員、食品会社の技術者、栄養指導を行う栄養教諭、これらはいずれもこの学科の卒業生の主な進路です。 こういった職業で期待される能力は、「実践力」なのです。これは、ただ教室に座って講義を聞くだけの授業では得ることができません。講義を受け、さらに実験や実習でその内容を体験し、理解を深めて、初めて「実践力」が身につくのです。もちろん、「実践力」を持った学生は四年制大学に編入する場合にも歓迎されるはずです。 健康栄養学科では、そのための設備やスタッフが充実しています。そのような環境の中で、クラスメイトと協力しあい助け合いながら実験・実習を重ねれば、2年間という短く忙しい大学生活も充実したものになると思います。また、早い時期に卒業後の進路をある程度決めて、進路を考慮しながら受講する授業を選択していけば、より確実に「実践力」を育むことができることでしょう。 食生活や健康に高い関心が向けられている今こそ、健康栄養学科で「実践力」を身につけ、将来の自分の可能性を広げて行ってほしいと思います。

学科長 仁科 淳良実験・実習を通じて「実践力」を身につけよう!

学科紹介

Page 2: 健康栄養学科 - yone.ac.jp · など地域レベルの諸課題にも貢献したいという強い 意欲をもつ者。 2 健康栄養学科 生涯を通した健康で快適な生活は、誰もが願うことです。健康栄養学科で

●カリキュラム ●卒業生のメッセージ

健康栄養学科 の先生たち

内山 加奈 さん

取得可能な資格と免許

内 容テーマ 講 座

社会生活と健康 健康生理・健康管理概論、公衆衛生学、健康運動科学、スポーツ文化論、社会福祉概論

・栄養士 ・栄養教諭二種免許(基礎資格:栄養士) ・ピアヘルパー(受験資格)

健康を個体レベルから、行政や社会、文化など生命現象に影響を与える様々な環境要因も含めて学習する。さらに、運動、栄養を含めたライフスタイルと健康の維持・増進についても学習する

食品と衛生 食品学、食品機能論、食品学実験、食品衛生学、食品衛生学実験

食品の成分を科学的に理解し、食品原料の特性と食品内部で起こる化学反応を学ぶ。また、微生物や毒素を含んだ飲食物による健康障害とその防止法を学ぶ。これらの内容を、実験を通じてより深く理解することを目標とする

栄養と健康 基礎栄養学、応用栄養学、栄養学実習、栄養学実験、臨床栄養学概論、臨床栄養学実習、健康運動栄養論

栄養とは何かを学び、性、年齢、健康状態等の特徴や各種疾患の食事療法の知識や技能を習得し、給食管理や栄養指導に生かす。また運動と栄養の相互関係を理解し、健康増進や疾病予防・治療に役立てる方法を学ぶ

栄養の指導 食生活論、栄養指導論、栄養指導実習、学校栄養教育論、栄養情報処理演習、公衆栄養学概論

よりよい食習慣を実践し、自己管理ができるようにするための方法論や手法を学ぶ

給食の運営 調理学、給食計画・給食実務論、給食管理実習、給食管理、校外実習、基礎調理学実習、応用調理学実習、調理科学、食文化論

病院、学校等の給食を管理・運営する栄養士の役割と仕事内容を修得するため、調理や献立の作成法を学ぶ

人体の構造と機能 生物有機化学、解剖生理学、解剖生理学実習、運動生理学、生化学、生化学実験、病理学 人間の身体のつくりと働きについて分子レベルから目で見えるレベルまでを学ぶ

[食品機能、微生物学]仁科 淳良

[臨床栄養学]加藤 哲子

[調理科学、食文化]齋藤 寛子

[栄養生化学]高橋 和昭

[健康生理学]加藤 守匡

[給食管理、高齢者福祉]寺嶋 康正

[トレーニング論、スポーツ科学]渡邉 信晃

[調理学、食文化論]宮地 洋子

[解剖生理学]鈴木 一憲

[分子生物学、生化学]柏木 佳子

進路アンケート就職先 〉〉〉越後製菓株式会社

楽しく実験いたしましょう。いろんなことにチャレンジしてください。

短い2年間、勉学やクラブ活動で完全燃焼してください!

体も心も健康で、大学生活を楽しんでください。

顕微鏡で見ると健康な細胞や美味しい食品は美しいんだよ。

運動能力に関することを研究しています。

大量調理も楽しいですよ!!

楽しく、美味しく、調理学を勉強しましょう!脳と体が元気になる

方法を教えます。

健康づくりを支援するために栄養士・栄養教諭になりましょう!

山形の食材は新鮮で滋味深いです。おいしく調理しましょう。

主な進路状況[過去3年間の状況]

希望者

決定者

就職・進学率

希望者

決定者

就職・進学率

希望者

決定者

就職・進学率

36

35

97.2%

34

34

100.0%

35

35

100.0%

3

2

66.7%

6

5

83.3%

7

7

100.0%

3

3

2

2

0

0

42

40

42

41

42

42

就 職 編入学 その他 計○就職先

宇都宮大学(農学部)、山形大学(農学部)、天使大学(看護栄養学部)、和洋女子大学(家政学群)

○編入学先(含合格者)

山形県内ドリームネスト養護老人ホーム、株式会社うろこや総本店、株式会社ト一屋、株式会社東洋食品、社会福祉法人西川保健福祉会ケアハイツ西川、社会福祉法人南山形愛育会南山形すくすく保育園、葉隠勇進株式会社東北支店、株式会社メフォス山形事業所

医療法人徳真会グループ、株式会社OTOGIコーポレーション、株式会社グリーンハウス、株式会社ユーハイム、株式会社越後製菓、株式会社水上商会、株式会社東鳳(東山温泉御宿東鳳)、社会福祉法人福島愛育園、日清医療食品株式会社横浜支店、日清医療食品株式会社仙台支店

山形県外

[2012 .3 卒業生]こんなことが学べます

注目の講義

約8か月

食品業界

自己 PR や志望動機をなかなかうまくまとめることができず、苦労しました。

Q就職活動の期間は?

Q希望した業界・職種は?5社Q試験を受けた企業等の数は?

Q就職活動で悩んだことは?

2011.3卒業生

2010.3卒業生

2009.3卒業生

後輩へのメッセージ

悔いのない2年間を! 短大での2年間は本当にあっという間に過ぎてしまいます。学ぶことはもちろん、学生の間でしかできないことにも全力で取り組み、様々な経験を積んで、悔いのない2年間を過ごしてください。米短での2年間は、きっと一生の思い出になります!

 健康の維持・増進において、運動が重要であることは広く知られています。運動を効果的に行うには、様々な運動が身体にどのような影響を及ぼすのかを知る必要があります。運動生理学は、運動によって身体に生じる変化について、その現象と

仕組みを学ぶ学問です。この講義を通して運動が身体に及ぼす影響について理解し、さらに本学科で開講されている健康運動栄養論や健康運動科学を学ぶことで、運動の視点からも健康をとらえることができるようになります。

 基礎調理学実習は前期・後期と通年にわたり学ぶ科目です。前期は調理理論をもとに、調理技術の基礎から日常食の献立を整える方法を学びます。具体的には食材の計量、切り方、下処理、加熱、調味、仕上げ、盛りつけ、配膳等の過程を実習します。材料、調味料、加熱時間、温度等の計量・計

測を行うことで、再現性があり、おいしい調理品を作ることを目指します。後期は実習を通じて、日常食の献立構成力を強化します。さらにクリスマス料理や正月料理等の行事食を実習し、その背景にある食文化への理解を深めます。調理のおもしろさをぜひ体験してください。

 適切な運動そして望ましい栄養摂取は、健康の維持・増進に大切です。この科目を通して心や体の健康に役立つ運動を学習することにより、栄養士として健康を考える幅をさらに広めることができます。具体的には、血圧や脳波、反応時間、筋活動、酸素摂取量、

心理指標などを実際に測定し、運動が私達の心や体に与える影響を理論と実践を通して学習していきます。そして、実際に測定したデータから、心身の健康増進を促す運動プログラムを作成していきます。自分や仲間のデータを通して健康を探求していく科目です。

「運動生理学」

「健康運動科学」

「基礎調理学実習」

 生化学は生命の営みを化学的に理解しようとする学問です。生化学実験では、生化学や基礎栄養学の授業で学習した事項の一部を、自分の目で確かめそして理解を深めることを目指します。自ら手を動かして、いろいろな栄養生化学現象の

一部を体験します。具体的には、生命の設計図である核酸や生命現象の多くを司るタンパク質、主なエネルギーである糖質や脂質の体内での動き(代謝)を試験管内での反応や動物を使用して確かめます。

「生化学実験」