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ハードウェア説明 AZI-3118 ハードウェア機能 構成図 部品はすべて相当品を使用しています。 初版 1 AZI-3118

AZI-3118 ハードウェア説明 AZI-3118ハードウェア機能構成図 · 初版4 AZI-3118 ボード選択レジスタ(ADR+7:入出力) D7D6D5D4D3D2D1D0 RST000ID3ID2ID1ID0

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ハードウェア説明

■ AZI-3118 ハードウェア機能 構成図

部品はすべて相当品を使用しています。

初版 1

AZI-3118

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■ 設定一覧

部品番号 名 称 内 容

RSW1 I/Oポートアドレス設定 本ボードをパソコンの I/O空間に割り付けます。~

【対応表】

RSW3

・A3~A0は0に固定されます。

RSW4 ボード番号設定 0 F(0 15)に 本ボードのボード番号を設定します。~ ~

設定可能 複数枚のボードを同じI/Oポートに割

り付けたとき、特定のボードを選択

することが可能になります。

JP1 パソコンからのリセット パソコンからのリセット信号を入力

信号設定 します。

パソコンのリセットスイッチが押さ

れると、ボードは初期化されます。

パソコンのリセットスイッチが押さ

れても、ボードには影響ありません。

JP3 入力レンジ設定 ユニポーラ: 0 ~+ 2.5V

0 ~+ 5V

0 ~+10V

バイポーラ:-2.5~+2.5V

-5 ~+5V

バイポーラ:-10~+10V

初版 2

AZI-3118

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初版 3

AZI-3118

I/OポートAZI-3118の制御方法について説明します。

I/Oポートの構成

■ I/Oポートの基本構成

ADRは、RSW1~3で設定されたI/Oポートアドレスです。

I/Oポートアドレス 内 容

ADR+0 バンク制御レジスタへの出力データによって内容が異なります。

ADR+1

ADR+2

ADR+3

ADR+4

ADR+5 バンク制御レジスタ

ADR+6 バンク制御レジスタへの出力データによって内容が異なります。

ADR+7 ボード選択レジスタ

I/Oポートの内容は、バンク制御レジスタ(ADR+5)と、ボード選択レジスタ(ADR+7)によって切り換わりま

す。

バンク制御レジスタは、ADR+0~ADR+4,ADR+6を目的のレジスタに切り換えるために使用します。

ボード選択レジスタは、使用するボードを選択するために使用します。

■ I/Oポートのボード番号構成

ボード番号設定(RSW4)で設定したボード番号を、ボード選択レジスタ(ADR+7)に対して設定し

てください。

電源投入時,リセット時、ボード選択レジスタ(ADR+7)の値は0となります。

同じI/Oポートアドレスに複数枚のボードを使用

したときの構成は左図のようになっています。

ボード選択レジスタ(ADR+7)にボード番号を設

定することで、 任意のボードを操作することが

できます。

I/Oポートへのアクセスを行うときは、必ず最初

にボード選択レジスタ(ADR+7)に対して、操作

を行うボードNo.を出力し、ADR+0~ADR+6に対す

る制御を行います。

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初版 4

AZI-3118

●ボード選択レジスタ(ADR+7:入出力)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

RST 0 0 0 ID3 ID2 ID1 ID0

ID3 ID2 ID1 ID0 ボード番号

0 0 0 0 No.0

0 0 0 1 No.1

・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・

1 1 1 1 No.15

0 何もしません

1 ボードをリセット(初期化)します

●ボードNo.書き込み時

ボード0~nは、同一のI/Oポートアドレスに設定しているとします。

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初版 5

AZI-3118

●ボードNo.読み込み時

ボード0~nは、同一のI/Oポートアドレスに設定しているとします。

■ I/Oポートのバンク構成

バンク構成一覧表に記述されていないバンクNo.は、予約(将来拡張用)です。

電源投入時,リセット時はバンクNo.0となります。

本ボードのバンク構成は左図のようにな

っています。ADR+5のバンク制御レジスタ

は、どのバンクに切り換わっても、常に

ADR+5に現れており、いつでも、リード/

ライト可能となっております。

I/Oポートへのアクセスを行うときは、ボ

ード番号の選択を行った後、バンク制御

レジスタ(ADR+5)に対して、制御を行うバ

ンクNo.を出力し、その後、ADR+0~ADR+4

,ADR+6に対する制御を行います。

●バンク制御レジスタ(ADR+5:入出力)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B0

【バンク構成一覧表】

B7 ~ B0 バンクNo. 内 容

00000000 0 AD変換データ読み出し、チャンネル制御

00000001 1 タイマ制御

00000010 2 割り込み制御

00000011 3 プログラマブルインプットレンジ制御

00101000 40 汎用入出力

01100100 100 各種コントロール

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初版 6

AZI-3118

バンク個別説明各バンクの制御方法を記述します。

■ バンクNo.0 AD変換データ読み出し、チャンネル制御

ADRは、RSW1~3で設定されたI/Oポートアドレスです。

「-」は不定ビットです。読み出す際はマスクしてください。

I/Oポートアドレス 入出力方向 内 容

出力(OUT) 入力チャンネル切り換えおよび、変換スタート制御ADR+0

入力(IN) AD変換データ(下位)

出力(OUT) 使用禁止ADR+1

入力(IN) AD変換データ(上位)および、ステータス

入出力ADR+2 使用禁止(IN/OUT)

出力(OUT) 使用禁止ADR+3

入力(IN) バンク制御レジスタ

入出力ADR+4 使用禁止(IN/OUT)

出力(OUT) バンク制御レジスタADR+5

入力(IN) 使用禁止

入出力ADR+6 使用禁止(IN/OUT)

出力(OUT) ボード選択レジスタADR+7

入力(IN) 使用禁止

●入力チャンネル切り換えおよび、変換スタート制御(ADR+0:出力)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

MB MA - - CA3 CA2 CA1 CA0

【シングルエンド入力時】

CA3 CA2 CA1 CA0 CH番号

0 0 0 0 CH1

0 0 0 1 CH2

・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・

1 1 1 1 CH16

【差動入力時】

CA3 CA2 CA1 CA0 CH番号

- 0 0 0 CH1

- 0 0 1 CH2

・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・

- 1 1 1 CH8

MB MA 内 容

0 0 チャンネル切り換え+AD変換スタート

0 1 AD変換スタートのみ

1 0 チャンネル切り換えのみ

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初版 7

AZI-3118

●AD変換データおよび、ステータス(ADR+0, +1:入力)

ADR+1 ADR+0D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

BUSY - - - B11 B10 B9 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B0

【バイポーラ時】

入力電圧レンジ A D 変 換 デ ー タスケール

±X(V) B ~ B HEX11 0

+フルスケール + -1LSB 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 FFFHX~ ~ ~ ~

0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 800H~ ~ ~ ~

-フルスケール - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 000HX

【ユニポーラ時】

入力電圧レンジ A D 変 換 デ ー タスケール

0~+ (V) B ~ B HEXX 11 0

+フルスケール + -1LSB 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 FFFHX~ ~ ~ ~

ハーフスケール + /2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 800HX~ ~ ~ ~

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 000H

【対応表】

入力電圧レンジ(V) 1LSB当たりの電圧(mV)X

0~+ 2.5V 2.5

0~+ 5V 5

± 2.5V 2.5

0~+10V 10

± 5V 5

±10V 10

0 AD変換中

1 AD変換終了

● AD変換データを電圧に変換する方法

入力電圧 = AD変換データ × 1LSB当たりの電圧 - SCALE

入力電圧範囲(V) SCALE(V) 1LSB当たりの電圧(mV)

2.50 ~ 2.5V 0 ≒ 0.6104

4096

0 ~ 5V 0 5≒ 1.2207

±2.5V 2.5 4096

0 ~ 10V 0 10≒ 2.4414

±5V 5 4096

20±10V 10 ≒ 4.8828

4096

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初版 8

AZI-3118

■ バンクNo.1 タイマ制御

ADRは、RSW1~3で設定されたI/Oポートアドレスです。

「-」は不定ビットです。読み出す際はマスクしてください。

I/Oポートアドレス 入出力方向 内 容

ADR+0 入出力(IN/OUT) タイマ(8253相当品) カウンタ#0

出力(OUT) タイマゲート制御ADR+1

入力(IN) 使用禁止

ADR+2 入出力(IN/OUT) タイマ(8253相当品) カウンタ#1

ADR+3 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+4 入出力(IN/OUT) タイマ(8253相当品) カウンタ#2

ADR+5 入出力(IN/OUT) バンク制御レジスタ

ADR+6 入出力(IN/OUT) タイマ(8253相当品) コントロール

ADR+7 入出力(IN/OUT) ボード選択レジスタ

●タイマゲート制御(ADR+1:出力)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

- - - - - - - GATE

0 タイマ(カウンタ #0,#1)を停止

1 タイマ(カウンタ #0,#1)を許可

● タイマの使い方

本ボードは、プログラマブルタイマ(8253相当品)を内蔵しています。

このタイマは、周期的なAD変換スタート信号や、インターバルタイマ割り込み信号に使用することが

できます。

タイマの周期は、下記の式により求めてください。

1周期(sec)=(カウンタ#0のカウンタ値)×(カウンタ#1のカウンタ値)×( )

8×106

カウンタ#0への設定値は、8~65535の範囲で設定してください。

カウンタ#1への設定値は、2~65535の範囲で設定してください。

【設定例】 10msec間隔の周期を発生する場合

10 msec=100Hz

=8MHz/80000分周

プログラム方法 (ADRはSWで設定されたI/Oポートアドレスです。)

outp(ADR+5 ,1); //バンクNO.1を選択

outp(ADR+6 ,0x36); //カウンタ#0の初期化(固定値)

outp(ADR+0 ,0x08); //カウンタ#0に8を設定 L

outp(ADR+0 ,0x00); // (8=0008h) H

outp(ADR+6 ,0x74); //カウンタ#1の初期化(固定値)

outp(ADR+2 ,0x10); //カウンタ#1に10000を設定 L

outp(ADR+2 ,0x27); // (10000=2710h) H

outp(ADR+1 ,1); //カウンタ GATE オープン(固定値)

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初版 9

AZI-3118

■ バンクNo.2 割り込み制御

ADRは、RSW1~3で設定されたI/Oポートアドレスです。

「-」は不定ビットです。読み出す際はマスクしてください。

割り込み処理終了時、EOIコマンド(OCW2への出力)の発行が必要です。

パソコン本体内蔵割り込みコントローラのスレーブとしての実行はできません。

I/Oポートアドレス 入出力方向 内 容

割り込みコントローラデータ(8259相当品)ADR+0 入出力(IN/OUT) (ポーリングデータ/OCW2/OCW3/ICW1)

ADR+1 入出力(IN/OUT) 使用禁止

割り込みコントローラデータ(8259相当品)ADR+2 入出力(IN/OUT) (OCW1/ICW2)

出力(OUT) パソコン側割り込みレベル設定ADR+3

入力(IN) 使用禁止

ADR+4 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+5 入出力(IN/OUT) バンク制御レジスタ

ADR+6 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+7 入出力(IN/OUT) ボード選択レジスタ

【ボード内部8259の割り込み設定:一覧表】

接続端子 機 能

IR0 タイマ(OUT1)

IR1 AD変換終了(BUSY)

IR2 外部割り込み入力(EXINT IN)

IR3 未使用

IR4 未使用

IR5 未使用

IR6 未使用

IR7 未使用

●割り込みコントローラデータ

(1) ICW1 (ADR+0 出力)

ICW2 とともに使用し、割り込みコントローラ(8259相当品)の初期化を行います。

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

0 0 0 1 0 0 1 0

(2) ICW2 (ADR+2 出力)

ICW1 とともに使用し、割り込みコントローラ(8259相当品)の初期化を行います。

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

0 0 0 0 0 0 0 0

(3) OCW1 (ADR+2 出力)

割り込みマスクの設定を行います。

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

1 1 1 1 1 M2 M1 M0

0 内蔵タイマ(8253相当品)OUT1 割り込み許可

1 内蔵タイマ(8253相当品)OUT1 割り込み禁止

0 AD変換終了(BUSY)割り込み許可

1 AD変換終了(BUSY)割り込み禁止

0 外部割り込み入力(EXINT IN)割り込み許可

1 外部割り込み入力(EXINT IN)割り込み禁止

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初版 10

AZI-3118

(4) OCW2 (ADR+0 出力)

EOI の発行を行います。

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

0 0 1 0 0 0 0 0

割り込み処理を終了する前には、必ず EOI を発行してください。

パソコンの割り込みコントローラへの EOI 発行を行った後、ボードの割り込みコントロー

ラへのEOI発行を行ってください。

(5) OCW3 (ADR+0 出力)

ポーリングコマンドを発行します。

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

0 0 0 0 1 1 0 0

(6) ポーリングデータ

割り込みの有無、割り込みの種類を取り出します。

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

INT 0 0 0 0 L2 L1 L0

L2 L1 L0 割り込みの種類

0 0 0 内蔵タイマ(8253相当品)OUT1 割り込み

0 0 1 AD 変換終了(BUSY)割り込み

0 1 0 外部割り込み入力(EXINT IN)割り込み

0 割り込みなし(L0~L2は無効)

1 割り込みあり(L0~L2は有効)

●パソコン側割り込みレベル設定(ADR+3:出力)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

IEN - - - - IA2 IA1 IA0

IA2 IA1 IA0 割り込みレベル

0 0 0 INT0

0 0 1 INT1

0 1 0 INT2

0 1 1 INT3

1 0 0 INT4

1 0 1 INT5

1 1 0 INT6

1 1 1 未使用

0 割り込み禁止

1 割り込み許可

(1)IEN,IA2~IA0 パソコン側割り込みレベル設定

本ボードがパソコンに対して発生させる割り込みレベル,割り込みの禁止/許可を設定します。

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初版 11

AZI-3118

●割り込みコントローラの使い方

本ボードは、割り込みコントローラを内蔵しています。

IR0 内蔵タイマ(8253相当品)OUT1

割り込み INT IR1 AD 変換終了(BUSY)

IR2 外部割り込み入力(EXINT IN)

割り込みコントローラ

(1) 割り込みコントローラの初期化方法

割り込みコントローラは、次のようにして初期化を行ってください。

【初期化例】 内蔵タイマ(8253相当品)OUT1 割り込みのみ許可にする場合

outp(ADR+5,2); // バンクNo.2を選択

outp(ADR+0,0x12); // ICW1の設定

outp(ADR+2,0x00); // ICW2の設定

outp(ADR+2,0xfe); // 割り込みマスクの設定

// (内蔵タイマ(8253相当品)OUT1 のみ許可)

(2) 割り込みの種類取得方法

本ボードでは、全ての割り込みが、パソコンに対して同じ割り込みとして発生し

ます。割り込み処理内では、次のようにして割り込みの種類を割り込み

コントローラから取り出す必要があります。

outp(ADR+5,2); // バンクNo.2を選択

outp(ADR+0,0x0c); // ポーリングコマンド発行(OCW3)

lv=inp(ADR+0); // ポーリングデータ取得

■ バンクNo.3 プログラマブルインプットレンジ制御

ADRは、RSW1~3で設定されたI/Oポートアドレスです。

「-」は不定ビットです。読み出す際はマスクしてください。

I/Oポートアドレス 入出力方向 内 容

出力(OUT) 汎用出力ADR+0

入力(IN) 汎用入力

ADR+1 入出力(IN/OUT) 使用禁止

出力(OUT) プログラマブルインプットレンジ制御ADR+2

入力(IN) 使用禁止

ADR+3 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+4 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+5 入出力(IN/OUT) バンク制御レジスタ

ADR+6 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+7 入出力(IN/OUT) ボード選択レジスタ

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初版 12

AZI-3118

●プログラマブルインプットレンジ制御(ADR+2:出力)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

- - - - - - GA2 GA1

入力レンジGA2 GA1

ユニポーラ バイポーラ

0 0 0~+10V ±10V

0 1 0~+5V ±5V

1 0 0~+2.5V ±2.5V

1 1 設定禁止

バイポーラ/ユニポーラの切り替えは、バンクNo.100 ADR+2出力で決定します。

■ バンクNo.40 汎用入出力

ADRは、RSW1~3で設定されたI/Oポートアドレスです。

「-」は不定ビットです。読み出す際はマスクしてください。

I/Oポートアドレス 入出力方向 内 容

出力(OUT) 汎用出力ADR+0

入力(IN) 汎用入力

ADR+1 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+2 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+3 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+4 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+5 入出力(IN/OUT) バンク制御レジスタ

ADR+6 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+7 入出力(IN/OUT) ボード選択レジスタ

●汎用出力(ADR+0:出力)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

- - - - - - OUT2 OUT1

コネクタ信号名OUT2 OUT1

OUT2 OUT1

0 0 Lowレベル Lowレベル

0 1 Lowレベル Highレベル

1 0 Highレベル Lowレベル

1 1 Highレベル Highレベル

●汎用入力(ADR+0:入力)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

- - - - - - IN2 IN1

コネクタ信号名IN2 IN1

IN2 IN1

0 0 Lowレベル Lowレベル

0 1 Lowレベル Highレベル

1 0 Highレベル Lowレベル

1 1 Highレベル Highレベル

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初版 13

AZI-3118

■ バンクNo.100 各種コントロール

ADRは、RSW1~3で設定されたI/Oポートアドレスです。

「-」は不定ビットです。読み出す際はマスクしてください。

I/Oポートアドレス 入出力方向 内 容

出力(OUT) 外部AD変換スタート制御,極性反転制御ADR+0

入力(IN) 使用禁止

ADR+1 出力(OUT) タイマAD変換スタート制御

入力(IN) 使用禁止

出力(OUT) シングルエンド/差動入力切り換えおよびADC入力仕様切り換えADR+2

入力(IN) 使用禁止

ADR+3 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+4 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+5 入出力(IN/OUT) バンク制御レジスタ

ADR+6 入出力(IN/OUT) 使用禁止

ADR+7 入出力(IN/OUT) ボード選択レジスタ

●外部AD変換スタート制御,極性反転制御(ADR+0:出力)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

DITG - - - - - EINT ETRG

0 極性反転しない(立ち下がりエッジで有効)

1 極性反転する (立ち上がりエッジで有効)

0 EXTRG INにIN1の条件をかけない

1 EXTRG INにIN1のLow条件をかける

(1)DITG 外部AD変換スタート制御

DITGを1にすると、汎用デジタル入力(IN1)のLow条件とAD変換スタート外部入力(EXTRG IN)の入力

で、外部AD変換スタートを許可します。IN1がLowでないと、外部AD変換スタートが有効になりま

せん。

(2)EINT,ETRG 極性反転制御

EINT:外部割り込み入力(EXINT IN)の極性を設定します。

ETRG:AD変換スタート外部入力(EXTRG IN)の極性を設定します。

●タイマAD変換スタート制御(ADR+1:出力)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

- - - - - - TMST -

0 タイマスタート禁止

1 タイマスタート許可

(1)TMST タイマAD変換スタート制御

タイマ(カウンタ #1)出力によるAD変換スタートを許可します。タイマによるAD変換スタートと

AD変換スタート外部入力(EXTRG IN)による外部AD変換スタートはOR条件です。

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初版 14

AZI-3118

●シングルエンド/差動入力切り換えおよび、ADC入力仕様切り換え

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

- - - B/U SD3 SD2 SD1 SD0

SD3 SD2 SD1 SD0 内 容

0 0 0 0 シングルエンド入力

0 0 0 1 差動入力

0 0 1 0 GND(0V)入力

0 0 1 1 REF(+5V)入力

0 1 0 0 REF(-5V)入力

0 ユニポーラ

1 バイポーラ

本ボードは、入力仕様の切り換えをリードリレーにより行っています。

このため、入力仕様切り換えコマンド(ADR+2)発行後すぐにAD変換をスタートさせた場合、

正確なデータが得られないことがあります。(入力仕様の切り換えが終了していないため)こ

のような場合は、入力仕様切り換えコマンド発行後、ウェイトをかけて(1msec以上)入力仕

様切り換えの終了を待つようにしてください。

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初版 15

AZI-3118

■ AD変換データの入力方法

CH1~16のAD変換されたデータを、datに格納し表示します。