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B1FW-6006-04Z0(00) 201510FUJITSU Storage ETERNUS SF Storage Cruiser 16.3 / AdvancedCopy Manager 16.3 クラスタ適用ガイド

AdvancedCopy Manager 16.3 Storage Cruiser 16.3 ...software.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m150014/b1fw...HP-UX 11i v1 HP-UX 11i v2 HP-UX 11i v3 HP-UX AIX(R) V6.1 AIX(R) V7.1 AIX

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Text of AdvancedCopy Manager 16.3 Storage Cruiser 16.3...

  • B1FW-6006-04Z0(00)2015年10月

    FUJITSU StorageETERNUS SF Storage Cruiser 16.3 / AdvancedCopy Manager 16.3

    クラスタ適用ガイド

  • まえがき

    本書の目的本マニュアルは、クラスタシステムで、以下の製品のうち、FUJITSU Storage ETERNUS SF Storage CruiserまたはFUJITSU StorageETERNUS SF AdvancedCopy Managerを利用する際の導入および運用方法を説明しています。

    ・ FUJITSU Storage ETERNUS SF Express (以降、“Express”と略します)

    ・ FUJITSU Storage ETERNUS SF Storage Cruiser (以降、“Storage Cruiser”と略します)

    ・ FUJITSU Storage ETERNUS SF AdvancedCopy Manager (以降、“AdvancedCopy Manager”と略します)

    本書の読者本マニュアルは、クラスタシステムで、Storage CruiserまたはAdvancedCopy Managerを利用してストレージ管理を行うシステム管理者を対象としています。

    本書の構成本マニュアルは、次の構成になっています。

    第1章 概要

    クラスタシステムの概要について説明します。

    第2章 動作環境

    クラスタシステムにStorage CruiserおよびAdvancedCopy Managerを導入する場合の動作環境を説明します。

    第3章 ETERNUS SF Managerのインストール

    ETERNUS SF Managerのインストール方法について説明します。

    第4章 運用管理サーバ業務のカスタマイズの準備

    運用管理サーバ業務のカスタマイズに必要な準備について説明します。

    第5章 運用管理サーバ業務のカスタマイズ

    運用管理サーバ業務のカスタマイズ方法について説明します。

    第6章 ETERNUS SF Agentのインストール

    ETERNUS SF Agentのインストール方法について説明します。

    第7章 管理対象サーバ業務のカスタマイズの準備

    管理対象サーバ業務のカスタマイズに必要なリソース、入力項目について説明します。

    第8章 管理対象サーバ業務のカスタマイズ

    管理対象サーバ業務のカスタマイズ方法について説明します。

    第9章 AdvancedCopy Manager CCMのインストール

    AdvancedCopy Manager CCMのインストール方法について説明します。

    第10章 CCMサーバ業務のカスタマイズの準備

    CCMサーバ業務のカスタマイズに必要な準備について説明します。

    第11章 CCMサーバ業務のカスタマイズ

    CCMサーバ業務のカスタマイズ方法について説明します。

    第12章 運用環境の変更

    ETERNUS SF Managerの環境を変更する方法について説明します。

    - i -

  • 第13章 運用管理サーバ業務のクラスタ環境削除

    運用管理サーバ業務のクラスタ環境を削除する方法について説明します。

    第14章 管理対象サーバ業務のクラスタ環境削除

    管理対象サーバ業務のクラスタ環境を削除する方法について説明します。

    第15章 CCMサーバ業務のクラスタ環境削除

    CCMサーバ業務のクラスタ環境を削除する方法について説明します。

    第16章 コマンドリファレンス

    各種コマンドの使用方法を説明します。

    本書の表記について本マニュアルでは、製品名または製品群を以下の略称で表記します。

    オペレーティングシステム

    正式名称 略称

    Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (32-bit)(64-bit)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM) (32-bit)(64-bit)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise (32-bit)(64-bit)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM) (32-bit)(64-bit)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter (32-bit)(64-bit)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter without Hyper-V(TM) (32-bit)(64-bit)

    Windows Server2008

    Windows

    Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 FoundationMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 EnterpriseMicrosoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter

    Windows Server2008 R2

    Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenter

    Windows Server2012

    Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 StandardMicrosoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Datacenter

    Windows Server2012 R2

    Windows Vista(R) Home BasicWindows Vista(R) Home PremiumWindows Vista(R) BusinessWindows Vista(R) EnterpriseWindows Vista(R) Ultimate

    Windows Vista

    Windows(R) 7 Home BasicWindows(R) 7 Home PremiumWindows(R) 7 ProfessionalWindows(R) 7 EnterpriseWindows(R) 7 Ultimate

    Windows 7

    Windows(R) 8Windows(R) 8 Pro

    Windows 8

    Windows(R) 8.1Windows(R) 8.1 Pro

    Windows 8.1

    Windows(R) 10 HomeWindows(R) 10 ProWindows(R) 10 Mobile

    Windows 10

    - ii -

  • 正式名称 略称

    Solaris(TM) 9 オペレーティングシステム Solaris 9 SolarisまたはSolaris OS

    Oracle Solaris 10 Solaris 10

    Oracle Solaris 11 Solaris 11

    Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel64)

    RHEL5 Linux

    Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for x86)Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for Intel64)

    RHEL6

    Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 7 (for Intel64) RHEL7

    HP-UX 11i v1HP-UX 11i v2HP-UX 11i v3

    HP-UX

    AIX(R) V6.1AIX(R) V7.1

    AIX

    VMware vSphere(R) 4 VMware vSphere 4 VMware

    VMware vSphere(R) 5 VMware vSphere 5

    VMware vSphere(R) 6 VMware vSphere 6

    Oracle SolarisはSolaris、Solaris Operating System、Solaris OSと記載することがあります。

    FUJITSU Storage ETERNUS

    正式名称 略称

    FUJITSU Storage ETERNUS DX60FUJITSU Storage ETERNUS DX80FUJITSU Storage ETERNUS DX90

    ― ― ETERNUS DXseriesまたはETERNUS ディスクアレイFUJITSU Storage ETERNUS DX410

    FUJITSU Storage ETERNUS DX440ETERNUS DX400 series

    FUJITSU Storage ETERNUS DX8100FUJITSU Storage ETERNUS DX8400FUJITSU Storage ETERNUS DX8700

    ETERNUS DX8000 series

    FUJITSU Storage ETERNUS DX60 S2FUJITSU Storage ETERNUS DX80 S2FUJITSU Storage ETERNUS DX90 S2

    ― ETERNUS DX S2 series

    FUJITSU Storage ETERNUS DX410 S2FUJITSU Storage ETERNUS DX440 S2

    ETERNUS DX400 S2 series

    FUJITSU Storage ETERNUS DX8100 S2FUJITSU Storage ETERNUS DX8700 S2

    ETERNUS DX8000 S2 series

    FUJITSU Storage ETERNUS DX60 S3FUJITSU Storage ETERNUS DX100 S3FUJITSU Storage ETERNUS DX200 S3

    ― ETERNUS DX S3 series

    FUJITSU Storage ETERNUS DX500 S3FUJITSU Storage ETERNUS DX600 S3

    FUJITSU Storage ETERNUS DX8700 S3FUJITSU Storage ETERNUS DX8900 S3

    ETERNUS DX8000 S3 series

    FUJITSU Storage ETERNUS DX200F ―

    FUJITSU Storage ETERNUS Multipath Driver ETERNUS Multipath Driver

    - iii -

  • 文中における個々の装置の表記では、"FUJITSU Storage"を省略しています。

    ソフトウェア製品

    正式名称 略称

    Windows(R) Internet Explorer(R) Internet Explorer

    Mozilla(R) Firefox(R) Firefox

    Microsoft(R) Windows Server(R) Failover Clustering WSFC

    Microsoft(R) Exchange Server Exchange Server

    Microsoft(R) SQL Server(R) SQL Server

    VMware(R) ESX(R) VMware ESX

    VMware(R) ESXi(TM) VMware ESXi

    VMware(R) vCenter(TM) Server VMware vCenter ServerまたはvCenter Server

    FUJITSU Software PRIMECLUSTER Global Disk Services GDS

    FUJITSU Software PRIMECLUSTER Global File Services GFS

    マニュアル

    正式名称 略称

    FUJITSU Storage ETERNUS SF Express / Storage Cruiser / AdvancedCopy Managerクイックリファレンス

    ETERNUS SF クイックリファレンス

    FUJITSU Storage ETERNUS SF Express / Storage Cruiser / AdvancedCopy Managerリリース情報

    ETERNUS SF リリース情報

    FUJITSU Storage ETERNUS SF Express / Storage Cruiser / AdvancedCopy Manager導入ガイド

    ETERNUS SF 導入ガイド

    FUJITSU Storage ETERNUS SF Express / Storage Cruiser / AdvancedCopy Manager移行ガイド

    ETERNUS SF 移行ガイド

    FUJITSU Storage ETERNUS SF Express / Storage Cruiser / AdvancedCopy ManagerWebコンソール説明書

    ETERNUS SF Webコンソール説明書

    FUJITSU Storage ETERNUS SF Storage Cruiser / AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド

    ETERNUS SF クラスタ適用ガイド

    FUJITSU Storage ETERNUS SF Storage Cruiser / AdvancedCopy Manager 運用ガイド VMware vSphere Virtual Volumes編

    ETERNUS SF 運用ガイド VMwarevSphere Virtual Volumes編

    FUJITSU Storage ETERNUS SF Express / Storage Cruiser / AdvancedCopy Managerメッセージ説明書

    ETERNUS SF メッセージ説明書

    FUJITSU Storage ETERNUS SF Express / Storage Cruiser イベント説明書 ETERNUS SF イベント説明書

    FUJITSU Storage ETERNUS SF Express / Storage Cruiser / AdvancedCopy Manager用語集

    ETERNUS SF 用語集

    上記のほか、文中における個々のマニュアルの表記では、"FUJITSU Storage"を省略しています。

    その他の表記

    - 本マニュアルでは、Windowsで使用されている「フェールオーバー」の用語を「フェイルオーバ」に統一して表記します。

    - 本マニュアルでは、Windows Server Failover Clusteringで使用されている「共有ボリューム」と、PRIMECLUSTERで使用されている「共用ディスク」の用語を、「共有ディスク」に統一して表記します。

    - iv -

  • - 本マニュアルでは、以下の製品群をまとめて表す場合に“Windows Server 2008以降”と記載しています。

    - Windows Server 2008

    - Windows Server 2008 R2

    - Windows Server 2012

    - Windows Server 2012 R2

    - 本マニュアルでは、以下の製品群をまとめて表す場合に“Windows Server 2012以降”と記載しています。

    - Windows Server 2012

    - Windows Server 2012 R2

    - 本ドキュメントにおいて、特別な断り書きがない場合の「ETERNUS ディスクアレイ」には、ETERNUS DX200F オールフラッシュアレイを含みます。ただし、以下の機能は、ETERNUS DX200F オールフラッシュアレイを未サポートです。

    - 装置の省電力運用

    - 装置のNAS運用

    - 複数階層(2階層以上)でのストレージ自動階層制御運用

    輸出管理規制について本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。

    商標について

    ・ Microsoft、Windows、Windows Server、Windows Vistaまたはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。

    ・ UNIXは、米国およびその他の国におけるThe Open Groupの登録商標です。

    ・ OracleとJavaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

    ・ Linuxは、Linus Torvalds氏の登録商標です。

    ・ Red Hat、RPMは、米国およびそのほかの国において登録されたRed Hat, Inc.の商標です。

    ・ HP-UXは、Hewlett-Packard Companyの米国およびその他の国における登録商標です。

    ・ AIXは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

    ・ VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびvMotionは、VMware, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

    ・ その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

    出版年月および改版履歴

    出版年月 版数マニュアルコード

    PDF形式 HTML形式

    2013年12月 初版 B1FW-6006-01Z0(00) B1FW-6006-01Z2(00)

    2014年 5月 第1.1版 B1FW-6006-01Z0(01) B1FW-6006-01Z2(01)

    2014年 6月 第2版 B1FW-6006-02Z0(00) B1FW-6006-02Z2(00)

    2014年 7月 第2.1版 B1FW-6006-02Z0(01) B1FW-6006-02Z2(01)

    2015年 1月 第3版 B1FW-6006-03Z0(00) B1FW-6006-03Z2(00)

    - v -

  • 出版年月 版数マニュアルコード

    PDF形式 HTML形式

    2015年 3月 第3.1版 B1FW-6006-03Z0(01) B1FW-6006-03Z2(01)

    2015年 7月 第3.2版 B1FW-6006-03Z0(02) B1FW-6006-03Z2(02)

    2015年10月 第4版 B1FW-6006-04Z0(00) B1FW-6006-04Z2(00)

    お願い

    ・ 本マニュアルの内容を、無断でほかに転載しないようお願いします。

    ・ 本マニュアルは、予告なしに変更されることがあります。

    著作権表示Copyright 2013-2015 FUJITSU LIMITED

    変更履歴

    変更内容 変更箇所 版数

    ETERNUS DX200Fについての情報を記載しました。 まえがきの「その他の表記」 第1.1版

    不要となった情報を削除しました。 4.1.3、5.2.3、7.3、(旧)12.1.4、(旧)12.2.4、13.1.4、13.2.7、13.3.7、16.3.4、A.1.1、(旧)A.1.2、A.2.3、A.3.1、A.3.2

    第2版

    作業手順を改善しました。 3.1.2、3.2.2、5.1.1.4、5.1.2.4、12.1.1~12.1.4、12.2.1~12.2.4、13.1.2.1、13.1.3.1、A.2.2、A.4.2

    Administrator権限を持つユーザーまたはroot(スーパーユーザー)で実施する必要があることを、注意事項として記載しました。

    5.1.1.4、5.1.2.4、8.1.2、13.1.2、13.1.3、14.1.2、16.1、16.2、16.3、A.2.2、A.4.2

    [注意]の記事を追加しました。 5.1、5.2、5.3 第2.1版

    ETERNUS DX200Fについての情報を修正しました。 まえがきの「その他の表記」 第3版

    RHEL7についての情報を記述しました。 2.1.2、2.2.1.2、2.3.2、5.3.1.1.2、5.3.2.1.1、13.3.4.4、13.3.6.4、A.2.3

    Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS v.4およびRed Hat(R) EnterpriseLinux(R) ES v.4の情報を削除しました。

    2.2.1.2

    章内の構成を改善しました。 3章、15章、16章

    VMware連携を行う場合の記事を追加しました。 3.2、5.1.1.1.4、5.1.1.1.5、5.1.2.1.3、5.1.3、13.1.4

    Windows環境用の汎用スクリプトファイル(Startスクリプト、Stopスクリプト)において、Function Terminate()を追加しました。

    4.1.1

    Solaris/Linux環境用の汎用スクリプトファイル(Startスクリプト、Stopスクリプト)において、startSFmanagerコマンドのパス名を変更しました。

    4.1.1

    Windows Server 2012環境の手順を記載しました。 5.1.1.1.2、5.1.1.4、5.1.3、5.2.1.1.1、5.2.1.5、5.2.2.1.2、5.2.2.5、5.3.1.1.1、5.3.1.5、5.3.2.1.2、5.3.2.5、7.2、7.3、8.1.2、11.1.2、11.2.2、13.1.3.1、

    - vi -

  • 変更内容 変更箇所 版数13.1.4、13.2.3、13.2.4.4、13.2.5、13.2.6.4、13.3.3、13.3.4.4、13.3.5、13.3.6.4

    手順を修正しました。 5.1.1.2、5.1.2.2

    表5.4に、依存するリソースを追加しました。 5.1.3

    VMware社の表記に合わせ、VMware Virtual VolumesをVMwarevSphere Virtual Volumesに変更しました。

    全体 第3.1版

    VMware vSphere(R) 6についての情報を追加しました。 まえがきの「本書の表記について」

    VMware連携を行う場合の記事を削除しました。 3.2、5.1.1.1.4、5.1.1.1.5、5.1.2.1.3、5.1.3、13.1.4

    swstg.iniファイルに関する注意事項を記載しました。 A.2.3,A.4.3

    ETERNUS DX8700 S3/DX8900 S3の情報を追加しました。 まえがきの「本書の表記について」 第3.2版

    Windows Server 2003の情報を削除しました。 まえがきの「本書の表記について」、2.2.1.2、2.4.1.2、2.4.2、7.3、8.1、8.1.2、14.1.2、16.1.1、16.1.2

    第4版

    Windows 10の情報を追加しました。 まえがきの「本書の表記について」

    記載内容を見直しました。また、付録Aの記事を各章に移動し、付録Aを削除しました。

    第4章~第8章、第10章~第16章

    汎用スクリプトのサンプル提供に関する記事を記載しました。 4.1、8.2.2、第10章

    レジストリキーの表示例を修正しました。 5.1.1.4、5.1.2.3

    作業手順を修正しました。 12.1.1~12.1.3、12.2.1~12.2.3

    マニュアル体系と読み方

    マニュアル体系Express、Storage Cruiser、AdvancedCopy Managerのマニュアル体系は、以下のとおりです。 読む時期

    対象マニュアル(略称)

    対象製品(注)説明

    EXP SC ACM

    導入前 クイックリファレンス ○ ○ ○ 製品共通マニュアルです。

    リリース情報 ○ ○ ○ 製品共通マニュアルです。

    概説書 - - ○ 製品固有マニュアルです。

    導入 導入ガイド ○ ○ ○ 製品共通マニュアルです。

    クラスタ適用ガイド - ○ ○ 製品共通マニュアルです。

    移行ガイド ○ ○ ○ 製品共通マニュアルです。

    運用 運用ガイド ○ ○ ○ 製品固有マニュアルです。以下のものがあります。

    ・ Express 運用ガイド

    ・ Storage Cruiser 運用ガイド

    ・ Storage Cruiser 運用ガイド Optimization機能編

    ・ AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Windows版)

    ・ AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Solaris版)

    - vii -

  • 読む時期

    対象マニュアル(略称)

    対象製品(注)説明

    EXP SC ACM

    ・ AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Linux版)

    ・ AdvancedCopy Manager 運用ガイド(HP-UX版)

    ・ AdvancedCopy Manager 運用ガイド(AIX版)

    ・ AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編

    ・ Storage Cruiser / AdvancedCopy Manager 運用ガイドVMware vSphere Virtual Volumes編

    Webコンソール説明書 ○ ○ ○ 製品共通マニュアルです。

    随時 イベント説明書 ○ ○ - 製品共通マニュアルです。

    メッセージ説明書 ○ ○ ○ 製品共通マニュアルです。

    用語集 ○ ○ ○ 製品共通マニュアルです。

    注: "EXP"はExpressを、"SC"はStorage Cruiserを、"ACM"はAdvancedCopy Managerを指します。

    マニュアルの読み方Express、Storage Cruiser、AdvancedCopy Managerのマニュアルは、以下の表を参考に目的・用途に合わせてお読みください。

    目的・用途 マニュアル名称 主な記載項目 読み方

    製品の概要、運用・使用するうえでの基礎知識を得る。

    クイックリファレンス ・ 製品の概要

    ・ 導入判断基準

    ・ インストールから運用開始までに必要な作業の概要

    実際に製品を運用するために、必要な基礎知識や導入判断基準を知りたい場合に、お読みください。

    AdvancedCopy Manager 概説書 ・ 主な機能

    ・ 連携できるアプリケーション

    ・ ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピーの処理概要

    製品のバージョンレベルアップの内容を知る。

    リリース情報 ・ 追加機能の概要

    ・ 互換に関する情報

    ・ プログラム修正一覧

    以前のバージョンレベルから追加された内容を知りたい場合や、新バージョンレベルに移行する場合に、お読みください。

    製品のバージョンレベルアップを判断する。

    移行ガイド ・ バージョンレベルアップ時の注意事項

    ・ バージョンレベルアップの作業の流れ

    旧バージョンレベルからバージョンレベルアップしたい場合に、お読みください。

    製品をインストールして、正しく動作できるようにする。

    導入ガイド ・ 動作環境

    ・ インストール手順

    ・ セットアップ手順

    ・ アンインストール手順

    製品のインストール手順、導入目的に応じたセットアップ手順などを知りたい場合に、お読みください。

    - viii -

  • 目的・用途 マニュアル名称 主な記載項目 読み方導入目的に応じてシステム環境を設定する。

    クラスタ適用ガイド ・ サポートしているクラスタソフトウェア

    ・ クラスタシステムでのインストール手順

    ・ クラスタシステムでのセットアップ手順

    ・ クラスタシステムでのアンインストール手順

    製品をクラスタシステムにインストールする場合に、お読みください。

    構築したシステムを運用・操作する。

    Express 運用ガイド ・ ソフトウェアの起動・停止方法

    ・ 装置の監視方法

    ・ ストレージ装置内のデータのバックアップ・リストア方法

    ・ システム構成変更時に必要な作業と製品の保守方法

    システムの起動・停止、運用状況の把握・監視操作方法、バックアップ・リストア方法などのシステムの運用方法を知りたい場合に、お読みください。

    Storage Cruiser 運用ガイド ・ ソフトウェアの起動・停止方法

    ・ 装置の監視方法

    ・ システム構成変更時に必要な作業と製品の保守方法

    ・ コマンドリファレンスStorage Cruiser 運用ガイドOptimization機能編

    ・ 運用環境の構築方法

    ・ 運用状況の監視方法

    ・ システム構成変更時に必要な作業と製品の保守方法

    ・ コマンドリファレンスAdvancedCopy Manager 運用ガイド(Windows版)

    AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Solaris版)

    AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Linux版)

    AdvancedCopy Manager 運用ガイド(HP-UX版)

    AdvancedCopy Manager 運用ガイド(AIX版)

    AdvancedCopy Manager 運用ガイドCopy Control Module編

    ・ ソフトウェアの起動・停止方法

    ・ ストレージ装置内のデータのバックアップ・リストア方法

    ・ システム構成変更時に必要な作業と製品の保守方法

    ・ コマンドリファレンス

    - ix -

  • 目的・用途 マニュアル名称 主な記載項目 読み方

    Storage Cruiser / AdvancedCopyManager 運用ガイド VMware vSphereVirtual Volumes編

    ・ 運用環境の構築方法

    ・ Virtual Volumeを使用した仮想マシンの運用方法

    ・ 仮想マシンのバックアップ・リストア方法

    ・ システム構成変更時に必要な作業と製品の保守方法

    Webコンソール説明書 ・ 動作環境

    ・ 画面構成の説明

    ・ 画面の操作方法

    Webコンソールを理解したい場合に、お読みください。

    出力されたメッセージに対して、対処する。

    メッセージ説明書 ・ メッセージとその意味

    ・ パラメーター(可変情報)の意味

    ・ システムの処理

    ・ 対処方法

    出力されたメッセージに対して、具体的な対処方法を調べる場合に、お読みください。

    出力されたイベントに対して、対処する。

    イベント説明書 ・ イベントが発生した事象

    ・ 対処方法

    出力されたイベントに対して、具体的な対処方法を調べる場合に、お読みください。

    重要な用語や、製品固有の用語を調べる。

    用語集 ・ 製品固有の用語とその説明

    ・ マニュアルを読むときに必要な専門用語とその説明

    ・ 同義語および関連語

    ・ 略語の正式名称

    マニュアルを読むときに必要な専門用語、製品固有の用語の意味や略語の正式名称がわからない場合に、お読みください。

    - x -

  • 目 次第1章 概要..........................................................................................................................................................................................1

    1.1 スタンバイ運用........................................................................................................................................................................11.1.1 1:1運用待機....................................................................................................................................................................... 11.1.2 相互待機............................................................................................................................................................................ 21.1.3 n:1運用待機....................................................................................................................................................................... 21.1.4 カスケード........................................................................................................................................................................ 31.1.5 移動待機............................................................................................................................................................................ 3

    1.2 スケーラブル運用....................................................................................................................................................................4

    第2章 動作環境.................................................................................................................................................................................. 52.1 ETERNUS SF Managerの動作環境..............................................................................................................................................5

    2.1.1 ハードウェア条件............................................................................................................................................................. 52.1.2 ソフトウェア条件............................................................................................................................................................. 5

    2.2 ETERNUS SF Agentの動作環境.................................................................................................................................................. 62.2.1 AdvancedCopy Managerエージェントの動作環境............................................................................................................ 6

    2.2.1.1 ハードウェア条件...................................................................................................................................................... 62.2.1.2 ソフトウェア条件...................................................................................................................................................... 6

    2.3 AdvancedCopy Manager CCMの動作環境.................................................................................................................................. 72.3.1 ハードウェア条件............................................................................................................................................................. 72.3.2 ソフトウェア条件............................................................................................................................................................. 7

    2.4 運用形態................................................................................................................................................................................... 82.4.1 サポートする運用形態..................................................................................................................................................... 8

    2.4.1.1 ETERNUS SF Managerがサポートする運用形態......................................................................................................... 82.4.1.2 AdvancedCopy Managerエージェントがサポートする運用形態.............................................................................. 92.4.1.3 AdvancedCopy Manager CCMがサポートする運用形態..............................................................................................9

    2.4.2 クラスタ業務とローカル業務........................................................................................................................................ 102.4.3 サーバ種別とサーバ業務種別........................................................................................................................................ 112.4.4 アプリケーションの業務種別........................................................................................................................................ 12

    2.5 クラスタ運用の環境構築...................................................................................................................................................... 122.5.1 1:1運用待機クラスタシステムの構築............................................................................................................................122.5.2 相互待機クラスタシステムの構築.................................................................................................................................132.5.3 n:1運用待機クラスタシステムの構築........................................................................................................................... 142.5.4 カスケードと移動待機クラスタシステムの構築..........................................................................................................152.5.5 スケーラブル運用の業務との複合運用......................................................................................................................... 16

    第3章 ETERNUS SF Managerのインストール................................................................................................................................... 183.1 インストール手順の概要...................................................................................................................................................... 183.2 ETERNUS SF Managerのインストール手順(Windows環境).................................................................................................... 183.3 ETERNUS SF Managerのインストール手順(Solaris/Linux環境).............................................................................................. 19

    第4章 運用管理サーバ業務のカスタマイズの準備....................................................................................................................... 214.1 カスタマイズ項目の確認...................................................................................................................................................... 21

    第5章 運用管理サーバ業務のカスタマイズ...................................................................................................................................325.1 Windows版クラスタシステムでのカスタマイズ..................................................................................................................32

    5.1.1 プライマリノードのカスタマイズ.................................................................................................................................325.1.1.1 汎用スクリプトの準備.............................................................................................................................................325.1.1.2 クラスタリソースの作成......................................................................................................................................... 335.1.1.3 共用ディスクのファイル設定................................................................................................................................. 355.1.1.4 環境設定ファイルとレジストリの設定.................................................................................................................. 385.1.1.5 共有ディスクのアクセス権設定..............................................................................................................................395.1.1.6 クラスタセットアップコマンドの実行.................................................................................................................. 40

    - xi -

  • 5.1.2 セカンダリノードのカスタマイズ.................................................................................................................................435.1.2.1 汎用スクリプトの準備.............................................................................................................................................435.1.2.2 共有ディスクのファイル設定................................................................................................................................. 435.1.2.3 環境設定ファイルとレジストリの設定.................................................................................................................. 455.1.2.4 共有ディスクのアクセス権設定..............................................................................................................................465.1.2.5 クラスタセットアップコマンドの実行.................................................................................................................. 46

    5.1.3 サービスリソースの登録................................................................................................................................................495.1.4 ETERNUS SF Managerの起動.............................................................................................................................................525.1.5 AdvancedCopy Manager CCMの環境設定......................................................................................................................... 52

    5.2 Solaris版/Linux版クラスタシステムでのカスタマイズ........................................................................................................ 545.2.1 プライマリノードのカスタマイズ.................................................................................................................................55

    5.2.1.1 クラスタアプリケーションの停止..........................................................................................................................555.2.1.2 ETERNUS SF Managerの起動設定.............................................................................................................................. 555.2.1.3 共有ディスクのファイル設定................................................................................................................................. 565.2.1.4 汎用スクリプトの準備.............................................................................................................................................625.2.1.5 ローカルディスクのファイル設定..........................................................................................................................625.2.1.6 クラスタセットアップコマンドの実行.................................................................................................................. 695.2.1.7 共有ディスクのアンマウント................................................................................................................................. 71

    5.2.2 セカンダリノードのカスタマイズ.................................................................................................................................715.2.2.1 ETERNUS SF Managerの起動設定.............................................................................................................................. 715.2.2.2 共有ディスクのファイル設定................................................................................................................................. 725.2.2.3 汎用スクリプトの準備.............................................................................................................................................735.2.2.4 ローカルディスクのファイル設定..........................................................................................................................735.2.2.5 クラスタセットアップコマンドの実行.................................................................................................................. 805.2.2.6 共有ディスクのアンマウント................................................................................................................................. 81

    5.2.3 クラスタアプリケーションの設定.................................................................................................................................815.2.4 ETERNUS SF Managerの起動.............................................................................................................................................82

    第6章 ETERNUS SF Agentのインストール........................................................................................................................................ 83

    第7章 管理対象サーバ業務のカスタマイズの準備....................................................................................................................... 847.1 クラスタシステムで必要なリソース....................................................................................................................................847.2 共有ディスクに必要な容量...................................................................................................................................................857.3 カスタマイズ項目の確認...................................................................................................................................................... 85

    第8章 管理対象サーバ業務のカスタマイズ...................................................................................................................................908.1 Windows版クラスタシステムでのカスタマイズ..................................................................................................................90

    8.1.1 カスタマイズの流れ....................................................................................................................................................... 908.1.2 カスタマイズ作業詳細................................................................................................................................................... 91

    8.2 Solaris版/Linux版/HP-UX版クラスタシステムでのカスタマイズ....................................................................................... 1028.2.1 カスタマイズの流れ..................................................................................................................................................... 1028.2.2 カスタマイズ作業詳細................................................................................................................................................. 103

    第9章 AdvancedCopy Manager CCMのインストール......................................................................................................................118

    第10章 CCMサーバ業務のカスタマイズの準備............................................................................................................................ 119

    第11章 CCMサーバ業務のカスタマイズ....................................................................................................................................... 12211.1 Windows版クラスタシステムでのカスタマイズ..............................................................................................................122

    11.1.1 カスタマイズの流れ................................................................................................................................................... 12211.1.2 カスタマイズ作業詳細............................................................................................................................................... 124

    11.2 Solaris版/Linux版クラスタシステムでのカスタマイズ.................................................................................................... 12911.2.1 カスタマイズの流れ................................................................................................................................................... 12911.2.2 カスタマイズ作業詳細............................................................................................................................................... 131

    第12章 運用環境の変更.................................................................................................................................................................138

    - xii -

  • 12.1 Windows版クラスタシステムでの運用環境の変更..........................................................................................................13812.1.1 運用管理サーバ業務のIPアドレスの変更.................................................................................................................. 13812.1.2 運用管理サーバ業務のポート番号の変更................................................................................................................. 13812.1.3 運用管理サーバ業務のAdvancedCopy Managerのサーバ名の変更........................................................................... 13912.1.4 論理ノード名の変更................................................................................................................................................... 140

    12.2 Solaris版/Linux版クラスタシステムでの運用環境の変更................................................................................................ 14212.2.1 運用管理サーバ業務のIPアドレスの変更.................................................................................................................. 14212.2.2 運用管理サーバ業務のポート番号の変更................................................................................................................. 14212.2.3 運用管理サーバ業務のAdvancedCopy Managerのサーバ名の変更........................................................................... 14312.2.4 論理ノード名の変更................................................................................................................................................... 144

    第13章 運用管理サーバ業務のクラスタ環境削除....................................................................................................................... 14613.1 Windows版クラスタシステムでのクラスタ環境の削除.................................................................................................. 146

    13.1.1 ETERNUS SF Managerの停止.........................................................................................................................................14613.1.2 セカンダリノードでの設定解除................................................................................................................................ 14613.1.3 プライマリノードでの設定解除................................................................................................................................ 14813.1.4 ETERNUS SF Managerのアンインストール..................................................................................................................151

    13.2 Solaris版/Linux版クラスタシステムでのクラスタ環境の削除.........................................................................................15413.2.1 ETERNUS SF Managerの停止.........................................................................................................................................15413.2.2 リソースの削除...........................................................................................................................................................15413.2.3 セカンダリノードでの設定解除................................................................................................................................ 15413.2.4 プライマリノードでの設定解除................................................................................................................................ 16113.2.5 ETERNUS SF Managerのアンインストール..................................................................................................................168

    第14章 管理対象サーバ業務のクラスタ環境削除....................................................................................................................... 16914.1 Windows版クラスタシステムでのクラスタ環境の削除.................................................................................................. 169

    14.1.1 クラスタ環境削除の流れ............................................................................................................................................16914.1.2 クラスタ環境削除作業詳細........................................................................................................................................ 169

    14.2 Solaris版/Linux版/HP-UX版クラスタシステムでのクラスタ環境の削除..........................................................................17514.2.1 クラスタ環境削除の流れ............................................................................................................................................17514.2.2 クラスタ環境削除作業詳細........................................................................................................................................ 176

    第15章 CCMサーバ業務のクラスタ環境削除................................................................................................................................18515.1 クラスタ環境削除の流れ.................................................................................................................................................. 18515.2 クラスタ環境の削除手順(Windows環境)..........................................................................................................................18515.3 クラスタ環境の削除手順(Solaris/Linux環境).................................................................................................................... 187

    第16章 コマンドリファレンス..................................................................................................................................................... 19016.1 Windows版クラスタシステムでの環境設定/環境解除コマンド......................................................................................190

    16.1.1 stgclset_mscs(Windows版クラスタシステムでの環境設定コマンド)....................................................................... 19016.1.2 stgclunset_mscs(Windows版クラスタシステムでの環境解除コマンド)................................................................... 190

    16.2 Solaris版/Linux版/HP-UX版クラスタシステムでの環境設定/環境解除コマンド............................................................. 19116.2.1 clset_FJSVswstf(フレームワークの環境設定/環境解除コマンド).............................................................................. 19116.2.2 clset_FJSVswsts(バックアップ機能の環境設定/環境解除コマンド).......................................................................... 19116.2.3 clset_FJSVswsrp(レプリケーション機能の環境設定/環境解除コマンド).................................................................. 19216.2.4 StgDbSetup(リポジトリ機能の環境設定/環境解除コマンド)................................................................................... 193

    - xiii -

  • 第1章 概要本章では、クラスタシステムの概要について説明します。

    クラスタシステムとは、2台以上のサーバを1台の仮想サーバとして運用することで、高可用性(High Availability)を実現するシステムです。

    1台のサーバでの運用では、サーバやその上で動作するサーバアプリケーションが停止した場合に再起動が必要となるため、その間、運用が停止してしまいます。クラスタシステムでは、2台以上のサーバを使用して、一方のサーバやその上で動作しているアプリケーションにトラブルが発生した場合、そのサーバ上で動作していたアプリケーションをほかのサーバで再起動することで、業務をすぐに再開でき、業務の停止時間を短縮できます。このように、異常が発生したサーバから正常なサーバへ業務の制御を切り替えることを、“フェイルオーバ”と呼びます。

    クラスタシステムでは、クラスタシステムを構成するサーバを“ノード”と呼びます。

    クラスタシステムの運用形態は次のどれかに分類されます。PRIMECLUSTERの名称で説明します。

    ・ スタンバイ運用

    - 1:1運用待機

    - 相互待機

    - n:1運用待機

    - カスケード

    - 移動待機

    ・ スケーラブル運用

    参照

    クラスタソフトウェアごとに、サポートしている運用形態やその名称が異なります。詳細は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。

    1.1 スタンバイ運用スタンバイ運用のクラスタシステムとは、業務を行う運用ノードと、その業務を引き継ぐための待機ノードが存在するシステムです。

    1.1.1 1:1運用待機1台の運用系ノードと1台の待機系ノードで構成されるクラスタシステムです。運用ノードが業務を行い、待機ノードがその待機を行います。

    - 1 -

  • 図1.1 1:1運用待機

    1.1.2 相互待機2台以上のノードで構成されるクラスタシステムです。一般的に、2ノードが「運用」として使用されます。2台のノードはそれぞれが別の業務を行い、同時に相手の業務の待機を行います。どちらのノードがダウンした場合は、残っている側のノードが両方の業務を行います。

    図1.2 相互待機

    1.1.3 n:1運用待機n台の運用系ノードと1台の待機系ノードで構成されるクラスタシステムです。n台の運用ノードはそれぞれ別の業務を行い、それらと別の待機ノードがすべての運用ノードの待機を行います。

    - 2 -

  • 図1.3 n:1運用待機

    1.1.4 カスケード3台以上のノードで構成されるクラスタシステムです。1台のノードが運用ノードになり、残りのノードが待機ノードになります。

    図1.4 カスケード

    1.1.5 移動待機3台以上のノードで構成されるクラスタシステムです。1台のノードが運用ノード、1台のノードが待機ノード、残りのノードが停止ノードになります。

    - 3 -

  • 図1.5 移動待機

    1.2 スケーラブル運用スケーラブル運用のクラスタシステムとは、複数台のサーバを用いて並列に作業することで、性能向上と故障発生時の縮退を目的としたシステムです。スタンバイ運用と異なり、運用ノード・待機ノードという分け方はされません。クラスタシステム内の1台のサーバがダウンすると、残りのサーバに縮退して業務を継続します。

    図1.6 スケーラブル

    - 4 -

  • 第2章 動作環境本章では、クラスタシステムにStorage CruiserおよびAdvancedCopy Managerを導入する場合の動作環境を説明します。

    Storage CruiserマネージャーとAdvancedCopy Managerマネージャーを総称して、“ETERNUS SF Manager”と表記します。

    2.1 ETERNUS SF Managerの動作環境ETERNUS SF Managerに必要な動作環境を説明します。

    2.1.1 ハードウェア条件ETERNUS SF Managerをインストールするサーバの詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」にある「ハードウェア条件」を参照してください。

    2.1.2 ソフトウェア条件ETERNUS SF Managerが動作するOSと連携できるクラスタソフトウェアは、以下のとおりです。 表2.1 ETERNUS SF Managerが動作するOSとクラスタソフトウェア

    OS種別 OSレベル クラスタソフトウェアの種類とバージョン

    Windows Windows Server 2012 R2 Standard (注1)Windows Server 2012 R2 Datacenter (注1)Windows Server 2012 Standard (注1)Windows Server 2012 Datacenter (注1)Windows Server 2008 R2 Enterprise SP1Windows Server 2008 R2 Datacenter SP1Windows Server 2008 R2 EnterpriseWindows Server 2008 R2 DatacenterWindows Server 2008 Enterprise SP2 (64-bit)Windows Server 2008 Datacenter SP2 (64-bit)Windows Server 2008 Enterprise (64-bit)Windows Server 2008 Datacenter (64-bit)Windows Server 2008 Enterprise SP2 without Hyper-V (64-bit)Windows Server 2008 Datacenter SP2 without Hyper-V (64-bit)Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V (64-bit)Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V (64-bit)

    Windows Server Failover Clustering

    Solaris Solaris 11 (11/11以降) PRIMECLUSTER 4.3A10以降 (注2)

    Solaris 10 PRIMECLUSTER 4.1A40以降 (注2)

    Linux Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) PRIMECLUSTER 4.3A40以降 (注2)

    Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) PRIMECLUSTER 4.3A10以降 (注2)

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) PRIMECLUSTER 4.2A30以降 (注2)

    注1: Windows Server 2012以降の場合、「フェールオーバー クラスター コマンド インターフェイス」がインストールされている必要があります。

    注2: PRIMECLUSTERのホットスタンバイ運用は未サポートです。

    - 5 -

  • ポイント

    ETERNUS SF Managerをインストールするサーバに必要なソフトウェア条件の詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUSSF Managerの動作環境」にある「ソフトウェア条件」で確認してください。

    2.2 ETERNUS SF Agentの動作環境ETERNUS SF Agentに必要な動作環境を説明します。

    なお、Storage Cruiserエージェントはクラスタ運用に非対応です。

    2.2.1 AdvancedCopy Managerエージェントの動作環境AdvancedCopy Managerエージェントに必要な動作環境を説明します。

    2.2.1.1 ハードウェア条件AdvancedCopy Managerエージェントをインストールするサーバの詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「AdvancedCopyManagerエージェントの動作環境」にある「ハードウェア条件」を参照してください。

    2.2.1.2 ソフトウェア条件AdvancedCopy Managerエージェントが動作するOSと連携できるクラスタソフトウェアは、以下のとおりです。 表2.2 AdvancedCopy Managerエージェントが動作するOSとクラスタソフトウェア

    OS種別 OSレベル クラスタソフトウェアの種類とバージョン

    Windows Windows Server 2012 R2 Standard (注1)Windows Server 2012 R2 Datacenter (注1)Windows Server 2012 Standard (注1)Windows Server 2012 Datacenter (注1)Windows Server 2008 R2 Enterprise SP1Windows Server 2008 R2 Datacenter SP1Windows Server 2008 R2 EnterpriseWindows Server 2008 R2 DatacenterWindows Server 2008 Enterprise SP2 (32-bit)(64-bit)Windows Server 2008 Datacenter SP2 (32-bit)(64-bit)Windows Server 2008 Enterprise (32-bit)(64-bit)Windows Server 2008 Datacenter (32-bit)(64-bit)Windows Server 2008 Enterprise SP2 without Hyper-V (32-bit)(64-bit)Windows Server 2008 Datacenter SP2 without Hyper-V (32-bit)(64-bit)Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V (32-bit)(64-bit)Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V (32-bit)(64-bit)

    Windows Server Failover Clustering

    Solaris Solaris 11 (11/11以降) PRIMECLUSTER 4.3A10以降 (注2)

    Solaris 10 PRIMECLUSTER 4.1A40以降 (注2)VERITAS Cluster Server 4.1VERITAS Cluster Server 5.0VERITAS Cluster Server 5.1VERITAS Cluster Server 6.0Sun Cluster 3.1Sun Cluster 3.2

    Solaris 9 SafeCLUSTER 2.0PRIMECLUSTER 4.1A30以降 (注2)

    - 6 -

  • OS種別 OSレベル クラスタソフトウェアの種類とバージョン

    VERITAS Cluster Server 4.0VERITAS Cluster Server 4.1

    Linux Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) PRIMECLUSTER 4.3A40以降 (注2)

    Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86) PRIMECLUSTER 4.3A10以降 (注2)

    Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) PRIMECLUSTER 4.3A10以降 (注2)Veritas Storage Foundation StandardHA 5.1

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86) PRIMECLUSTER 4.2A30以降 (注2)

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) PRIMECLUSTER 4.2A30以降 (注2)Veritas Storage Foundation StandardHA 5.1

    HP-UX HP-UX 11i v3(Itanium) Serviceguard A.11.17Serviceguard A.11.18Serviceguard A.11.19

    HP-UX 11i v2(PA-RISC)HP-UX 11i v2(Itanium)

    MC/ServiceGuard A.11.17VERITAS Cluster Server 5.0

    HP-UX 11i v1 MC/ServiceGuard A.11.13

    AIX AIX V6.1AIX V7.1

    なし

    注1: Windows Server 2012以降の場合、「フェールオーバー クラスター コマンド インターフェイス」がインストールされている必要があります。

    注2: PRIMECLUSTERのホットスタンバイ運用は未サポートです。

    ポイント

    AdvancedCopy Managerエージェントをインストールするサーバに必要なソフトウェア条件は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「AdvancedCopy Managerエージェントの動作環境」にある「ソフトウェア条件」で確認してください。

    2.3 AdvancedCopy Manager CCMの動作環境AdvancedCopy Manager Copy Control Module(以降、“AdvancedCopy Manager CCM”と略します)に必要な動作環境を説明します。

    2.3.1 ハードウェア条件AdvancedCopy Manager CCMをインストールするサーバの詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「AdvancedCopy Manager CCMの動作環境」にある「ハードウェア条件」を参照してください。

    2.3.2 ソフトウェア条件AdvancedCopy Manager CCMが動作するOSと連携できるクラスタソフトウェアは、以下のとおりです。

    - 7 -

  • 表2.3 AdvancedCopy Manager CCMが動作するOSとクラスタソフトウェア

    OS種別 OSレベル クラスタソフトウェアの種類とバージョン

    Windows Windows Server 2012 R2 Standard (注1)Windows Server 2012 R2 Datacenter (注1)Windows Server 2012 Standard (注1)Windows Server 2012 Datacenter (注1)Windows Server 2008 R2 Enterprise SP1Windows Server 2008 R2 Datacenter SP1Windows Server 2008 R2 EnterpriseWindows Server 2008 R2 DatacenterWindows Server 2008 Enterprise SP2 (64-bit)Windows Server 2008 Datacenter SP2 (64-bit)Windows Server 2008 Enterprise (64-bit)Windows Server 2008 Datacenter (64-bit)Windows Server 2008 Enterprise SP2 without Hyper-V (64-bit)Windows Server 2008 Datacenter SP2 without Hyper-V (64-bit)Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V (64-bit)Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V (64-bit)

    Windows Server Failover Clustering

    Solaris Solaris 11 (11/11以降) PRIMECLUSTER 4.3A10以降 (注2)

    Solaris 10 PRIMECLUSTER 4.1A40以降 (注2)

    Linux Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) PRIMECLUSTER 4.3A40以降 (注2)

    Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) PRIMECLUSTER 4.3A10以降 (注2)

    Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) PRIMECLUSTER 4.2A30以降 (注2)

    注1: Windows Server 2012以降の場合、「フェールオーバー クラスター コマンド インターフェイス」がインストールされている必要があります。

    注2: PRIMECLUSTERのホットスタンバイ運用は未サポートです。

    ポイント

    AdvancedCopy Manager CCMをインストールするサーバに必要なソフトウェア条件は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「AdvancedCopy Manager CCMの動作環境」にある「ソフトウェア条件」で確認してください。

    2.4 運用形態Storage CruiserおよびAdvancedCopy Managerをクラスタシステムで運用する形態について説明します。

    2.4.1 サポートする運用形態Storage CruiserおよびAdvancedCopy Managerがクラスタシステムでサポートする運用形態を説明します。

    2.4.1.1 ETERNUS SF Managerがサポートする運用形態ETERNUS SF Managerがサポートする運用形態は、以下のとおりです。

    - 8 -

  • 表2.4 ETERNUS SF Managerがサポートする運用形態

    OS種別 クラスタソフトウェア1:1運用待機運用

    n:1運用待機運用

    相互待機運用

    カスケード運用

    移動待機運用

    スケーラブル運用

    スケーラブルとの複合

    運用

    Windows Windows Server Failover Clustering ○ × × × × × ×

    Solaris PRIMECLUSTER ○ × × × × × ×

    Linux PRIMECLUSTER ○ × × × × × ×

    ○: サポート、×: 未サポート

    2.4.1.2 AdvancedCopy Managerエージェントがサポートする運用形態AdvancedCopy Managerエージェントがサポートする運用形態は、以下のとおりです。 表2.5 AdvancedCopy Managerエージェントがサポートする運用形態

    OS種別 クラスタソフトウェア1:1運用待機運用

    n:1運用待機運用

    相互待機運用

    カスケード運用

    移動待機運用

    スケーラブル運用

    スケーラブルとの複合

    運用

    Windows Windows Server Failover Clustering ○ ○ ○ ○ × × ×

    Solaris SafeCLUSTERPRIMECLUSTER ○ ○ ○ ○ ○ × ○

    VERITAS Cluster Server ○ ○ ○ ○ × × ×

    Sun Cluster ○ × ○ × × × ×

    Linux PRIMECLUSTER ○ ○ ○ ○ ○ × ○

    VERITASCluster Server ○ × ○ × × × ×

    HP-UX MC/ServiceGuard ○ ○ ○ ○ × × ×

    VERITAS Cluster Server ○ × ○ × × × ×

    ○: サポート、×: 未サポート

    2.4.1.3 AdvancedCopy Manager CCMがサポートする運用形態AdvancedCopy Manager CCMがサポートする運用形態は、以下のとおりです。 表2.6 AdvancedCopy Manager CCMがサポートする運用形態

    OS種別 クラスタソフトウェア1:1運用待機運用

    n:1運用待機運用

    相互待機運用

    カスケード運用

    移動待機運用

    スケーラブル運用

    スケーラブルとの複合

    運用

    Windows Windows Server Failover Clustering ○ × × × × × ×

    Solaris PRIMECLUSTER ○ × × × × × ×

    Linux PRIMECLUSTER ○ × × × × × ×

    VERITASCluster Server ○ × × × × × ×

    - 9 -

  • ○: サポート、×: 未サポート

    2.4.2 クラスタ業務とローカル業務Storage CruiserおよびAdvancedCopy Managerでは、フェイルオーバするグループの構成単位を“クラスタ業務”と表現します。クラスタソフトウェアごとに、クラスタ業務の名称は異なっています。 表2.7 クラスタソフトウェアでのクラスタ業務の名称

    クラスタソフトウェア クラスタ業務の名称

    Windows Server Failover Clustering クラスタグループ

    SafeCLUSTER クラスタサービス

    Sun Cluster リソースグループ

    PRIMECLUSTER クラスタアプリケーションまたはuserApplication

    VERITAS Cluster Server サービスグループ

    MC/ServiceGuard パッケージ

    High Availability Cluster Multi-Processing リソースグループ

    AdvancedCopy Managerを利用する場合

    AdvancedCopy Managerのバックアップ管理/レプリケーション管理を使用して、クラスタ運用する業務ボリュームのバックアップを実施する場合、対象のクラスタ業務にAdvancedCopy Managerを追加します。相互待機運用のように複数のクラスタ業務で業務ボリュームのバックアップを実施する場合、それぞれのクラスタ業務にAdvancedCopy Managerを追加します。

    実行されたAdvancedCopy Managerの機能(バックアップ管理のコマンドなど)が属しているクラスタ業務を判断するために、AdvancedCopy Managerはクラスタ業務ごとに一意の名称(論理ノード名)を割り当てます。この論理ノード名を環境変数SWSTGNODEに設定してAdvancedCopy Managerのコマンドを実行することで、コマンドは対象のクラスタ業務を判断し処理を実行します。

    AdvancedCopy Managerのサーバ追加処理で「論理 IPアドレス」と「業務用通信デーモン /サービスのポート番号(stgxfws_logicalNodeName)」を設定することで、対象のクラスタ業務をAdvancedCopy Managerのサーバとして追加します。

    注意

    論理ノード名は、AdvancedCopy Managerだけで使用する値です。クラスタ業務やクラスタシステムで割り当てる論理ホスト名などとは連携しません。

    AdvancedCopy Managerは、クラスタ運用のマシンでローカルディスク(クラスタ運用していないディスク)のバックアップ/レプリケーションを運用できます。このようなローカルディスクのバックアップ運用/レプリケーション運用を実施する業務をローカル業務と表現します。ローカル業務はフェイルオーバしません。クラスタ業務に属していないローカルボリュームのバックアップ/レプリケーションを運用する場合は、ローカル業務にバックアップ/レプリケーションを設定します。

    ローカル業務は、論理ノード名を使用しません。環境変数SWSTGNODEは設定せず、AdvancedCopy Managerのコマンドを実行することで、コマンドはローカル業務と判断し処理を実行します。

    AdvancedCopy Managerのサーバ追加処理で「物理IPアドレス」と「ローカル業務用通信デーモン/サービスのポート番号(stgxfws)」を設定することで、対象のマシンをAdvancedCopy Managerのサーバとして追加します。

    クラスタ業務とローカル業務の関係を下図に示します。

    - 10 -

  • 図2.1 クラスタ業務とローカル業務

    クラスタ業務Aのボリュームをバックアップ管理/レプリケーション管理で運用する場合、クラスタ業務AにAdvancedCopyManagerを追加します。クラスタ業務Bのボリュームをバックアップ管理/レプリケーション管理で運用する場合、クラスタ業務BにAdvancedCopyManagerを追加します。

    ノード1のボリュームをバックアップ管理/レプリケーション管理で運用する場合、ローカル業務1を作成します。ノード2のボリュームをバックアップ管理/レプリケーション管理で運用する場合、ローカル業務2を作成します。

    2.4.3 サーバ種別とサーバ業務種別Storage CruiserおよびAdvancedCopy Managerには、以下の3種類のサーバがあります。

    ・ 運用管理サーバ

    ・ 管理対象サーバ

    ・ CCMサーバ

    クラスタシステムでも同様に、ETERNUS SF Managerをインストールしたクラスタシステムを“運用管理サーバ”、ETERNUSSF Agentをインストールしたクラスタシステムを“管理対象サーバ”と呼びます。AdvancedCopy Manager CCMをインストールしたクラスタシステムを、“CCMサーバ”と呼びます。この種別を“サーバ種別”と呼びます。

    また、Storage CruiserおよびAdvancedCopy Managerのクラスタ運用では、運用管理サーバとしての業務を“運用管理サーバ業務”、管理対象サーバとしての業務を“管理対象サーバ業務”、CCMサーバとしての業務を“CCMサーバ業務”と呼びます。この種別を“サーバ業務種別”と呼びます。

    Storage CruiserおよびAdvancedCopy Managerのクラスタ運用におけるサーバ種別と、サーバで運用可能なサーバ業務種別は以下のとおりです。

    - 11 -

  • 表2.8 運用可能なサーバ種別

    サーバ種別 運用管理サーバ業務管理対象サーバ業務

    CCMサーバ業務

    運用管理サーバ(ETERNUS SF ManagerおよびAdvancedCopy Manager CCM) △ △ △

    管理対象サーバ(ETERNUS SF Agent) × ◎ ×

    CCMサーバ(AdvancedCopy Manager CCM) × × △

    ◎: クラスタ運用可能な業務。相互待機運用において、複数のクラスタ業務で運用可能○: クラスタ運用可能な業務。相互待機運用において、1つの業務だけで運用可能△: クラスタ運用可能な業務。1:1運用待機運用において、1つの業務だけで運用可能×: パッケージに含まれない業務

    2.4.4 アプリケーションの業務種別クラスタ運用における、各アプリケーションの業務種別は下表のとおりです。表中には、該当する業務について、その運用と待機の状態を記述しています。 表2.9 各アプリケーションの運用と待機の関係

    アプリケーション(機能) 運用管理サーバ業務 管理対象サーバ業務 ローカル業務

    構成管理Manager プライマリノードで運用セカンダリノードで待機

    - -

    業務用構成管理Agent プライマリノードで運用セカンダリノードで待機

    プライマリノードで運用セカンダリノードで待機

    -

    ローカル用構成管理Agent - - 各ノードで運用

    リポジトリ プライマリノードで運用セカンダリノードで待機

    - -

    業務用レプリケーション管理

    プライマリノードで運用セカンダリノードで待機

    プライマリノードで運用セカンダリノードで待機

    -

    ローカル用レプリケーション管理

    - - 各ノードで運用

    業務用バックアップ管理

    プライマリノードで運用セカンダリノードで待機

    プライマリノードで運用セカンダリノードで待機

    -

    ローカル用バックアップ管理

    - - 各ノードで運用

    管理対象サーバ業務の各リソースは、2つ以上の論理サーバに分けて運用できます。すなわち、管理対象サーバ業務は、論理サーバごとに運用するかどうかを選択できます。ローカル業務はクラスタ運用できません。

    2.5 クラスタ運用の環境構築Storage CruiserおよびAdvancedCopy Managerをクラスタシステムで運用するための環境構築の方法について説明します。

    2.5.1 1:1運用待機クラスタシステムの構築1:1待機運用のクラスタシステムで、運用管理サーバ業務と管理対象サーバ業務のクラスタ環境を構築する方法について説明します。

    - 12 -

  • 運用管理サーバ業務または管理対象サーバ業務の構築方法1:1運用待機運用のクラスタシステムで、運用管理サーバ業務または管理対象サーバ業務のクラスタ環境を構築する方法について説明します。

    図2.2 1:1運用待機クラスタシステムでの運用管理サーバ業務または管理対象サーバ業務

    上記構成では、運用管理サーバ業務を構築するため、ノード1とノード2にETERNUS SF Managerをインストールします。

    運用管理サーバ業務を構築する場合は、両方のノードにETERNUS SF Managerをインストールします。管理対象サーバ業務を構築する場合は、両方のノードにETERNUS SF Agentをインストールします。

    2.5.2 相互待機クラスタシステムの構築相互待機運用のクラスタシステムで、管理対象サーバ業務のクラスタ環境を構築する方法について説明します。

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  • 図2.3 相互待機クラスタシステムでの管理対象サーバ業務

    管理対象サーバ業務で相互待機運用のクラスタ環境を構築する場合は、両方のノードにAdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。

    上記構成では、管理対象サーバ業務を構築するため、ノード1とノード2にAdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。

    2.5.3 n:1運用待機クラスタシステムの構築n:1運用待機運用のクラスタシステムで、管理対象サーバ業務のクラスタ環境を構築する方法について説明します。

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  • 図2.4 n:1運用待機運用のクラスタシステムでの管理対象サーバ業務

    管理対象サーバ業務でn:1運用待機運用のクラスタ環境を構築する場合は、すべてのノードにAdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。

    上記構成では、管理対象サーバ業務を構築するため、すべてのノードにAdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。

    2.5.4 カスケードと移動待機クラスタシステムの構築カスケード運用と移動待機運用のクラスタシステムで、管理対象サーバ業務のクラスタ環境を構築する方法について説明します。

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  • 図2.5 カスケードと移動待機クラスタシステムでの管理対象サーバ業務

    管理対象サーバ業務でカスケード運用と移動待機のクラスタ環境を構築する場合は、すべてのノードにAdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。

    上記構成では、管理対象サーバ業務を構築するため、すべてのノードにAdvancedCopy Managerエージェントをインストールします。

    2.5.5 スケーラブル運用の業務との複合運用スケーラブル運用の業務ボリュームをAdvancedCopy Managerでバックアップ、レプリケーションするための運用形態について説明します。

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  • 図2.6 スケーラブル運用の業務との複合運用

    AdvancedCopy Managerはスケーラブル運用に対応していないため、スケーラブル運用のクラスタ業務へAdvancedCopy Managerのリソースを追加した運用はできません。

    スケーラブル運用の業務の業務ボリュームに対して、AdvancedCopy Managerでバックアップやレプリケーションを運用する場合、新たに管理対象サーバ業務のクラスタ業務を構築し対応します(運用管理サーバ業務でも可能)。スケーラブル運用の業務が3ノード以上の場合、管理対象サーバ業務はカスケードのクラスタ業務になります。スケーラブル運用の業務が2ノードの場合、管理対象サーバ業務は相互待機のクラスタ業務になります。

    スケーラブル運用の業務の業務ボリュームに対して、AdvancedCopy Managerのバックアップやレプリケーションは、管理対象サーバ業務を経由しての運用となります。

    上図は、スケーラブル運用(3ノード)のクラスタ業務と、スケーラブル運用の業務ボリュームのバックアップ運用を実施するための管理対象サーバ業務のクラスタ業務との複合運用の形態を示しています。業務Aの業務ボリュームのバックアップは、管理対象サーバ業務を経由して運用します。業務Aの業務ボリュームについてのバックアップなどの管理情報は、管理対象サーバ業務の情報として管理します。

    注意

    スケーラブル運用の業務との複合運用の注意事項は、各OSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「クラスタ運用時の注意事項」を参照してください。

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  • 第3章 ETERNUS SF Managerのインストール本章では、クラスタシステムにETERNUS SF Managerをインストールする方法について説明します。

    旧製品からバージョンアップする場合は、『ETERNUS SF 移行ガイド』の「Storage Cruiserマネージャーのバージョンアップ」または「AdvancedCopy Managerマネージャーのバージョンアップ」を参照してください。

    ポイント

    クラスタシステムで運用管理サーバ業務を運用するには、クラスタソフトウェアのインストールと環境設定が必要です。詳細は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。

    3.1 インストール手順の概要インストール手順の概要を以下に示します。プライマリノード、セカンダリノードの順にインストールしてください。

    3.2 ETERNUS SF Managerのインストール手順(Windows環境)Windows環境におけるETERNUS SF Managerのインストール手順は、以下のとおりです。

    注意

    ・ Windows版WSFCでのカスタマイズ作業を、ドメインのAdministratorsに所属したユーザーで行う場合、Windowsサービスの「Computer Browserサービス」が開始されている必要があります。

    ・ Telnetサーバーサービスを利用して本処理を実行すると不具合が発生します。Telnetサーバーサービスは利用しないでください。

    1. プライマリノードで、以下の作業を実施します。

    a. ETERNUS SF Managerをインストールします。ただし、共有ディスクにインストールしないでください。

    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」を参照してください。

    b. ETERNUS SF Managerをセットアップします。

    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのセットアップ」を参照してください。なお、「運用管理サーバのIPアドレス情報の更新」は実施不要です。

    c. 共有ディスクを作成します。

    d. サービスを停止します。

    以下のサービスを停止して、起動設定を「手動」に変更してください。

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  • - ETERNUS SF Manager Apache Service

    - ETERNUS SF Manager Tomcat Service

    - ETERNUS SF Manager Postgres Service

    - ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Option

    2. セカンダリノードで、以下の作業を実施します。

    a. ETERNUS SF Managerをインストールします。ただし、共有ディスクにインストールしないでください。

    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」を参照してください。インストール先には、プライマリノードで指定したパスと同じパスを指定してください。

    b. ETERNUS SF Managerをセットアップします。

    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのセットアップ」を参照してください。なお、「運用管理サーバのIPアドレス情報の更新」は実施不要です。

    c. サービスを停止します。

    以下のサービスを停止して、起動設定を「手動」に変更してください。

    - ETERNUS SF Manager Apache Service

    - ETERNUS SF Manager Tomcat Service

    - ETERNUS SF Manager Postgres Service

    - ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Option

    3.3 ETERNUS SF Managerのインストール手順(Solaris/Linux環境)Solaris/Linux環境におけるETERNUS SF Managerのインストール手順は、以下のとおりです。

    注意

    インストール時に指定する通信デーモンのポート番号は、ローカル業務用通信デーモンのポート番号です。クラスタ業務用通信デーモンのポート番号の設定は、「第8章 管理対象サーバ業務のカスタマイズ」を参照して、使用するクラスタソフトウェアに対応した手順で実施してください。

    1. ETERNUS SF Managerが内部的に使用するユーザーID(例えば、15999)を決めます。プライマリノードとセカンダリノードの/etc/passwdファイルを参照して、両ノードとも未使用のユーザーIDを割り当ててください。

    2. プライマリノードで、以下の作業を実施します。

    a. 手順1で決めたユーザーIDをインストールパラメーター「esfpostgres_UID」に指定し、ETERNUS SF Managerをカスタムインストールします。ただし、共有ディスクにはインストールしないください。

    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」を参照してください。

    b. ETERNUS SF Managerをセットアップします。

    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのセットアップ」を参照してください。なお、「運用管理サーバのIPアドレス情報の更新」は実施不要です。

    c. 必要に応じて、共有ディスクを作成します。

    d. デーモンを停止します。

    以下のシェルスクリプトを実行してください。

    # /opt/FJSVesfcm/bin/stopesf.sh

    以下のデーモンが停止します。

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  • - ETERNUS SF Manager Apacheデーモン

    - ETERNUS SF Manager Tomcatデーモン

    - ETERNUS SF Manager Postgresデーモン

    - ETERNUS SF AdvancedCopy Managerデーモン

    - SNMPトラップデーモン

    - ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Optionデーモン

    3. セカンダリノードで、以下の作業を実施します。

    a. 手順1で決めたユーザーIDをインストールパラメーター「esfpostgres_UID」に指定し、ETERNUS SF Managerをカスタムインストールします。ただし、共有ディスクにはインストールしないください。

    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」を参照してください。インストール先には、プライマリノードで指定したパスと同じパスを指定してください。

    b. ETERNUS SF Managerをセットアップします。

    詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのセットアップ」を参照してください。なお、「運用管理サーバのIPアドレス情報の更新」は実施不要です。

    c. デーモンを停止します。

    以下のシェルスクリプトを実行してください。

    # /opt/FJSVesfcm/bin/stopesf.sh

    以下のデーモンが停止します。

    - ETERNUS SF Manager Apacheデーモン

    - ETERNUS SF Manager Tomcatデーモン

    - ETERNUS SF Manager Postgresデーモン

    - ETERNUS SF AdvancedCopy Managerデーモン

    - SNMPトラップデーモン

    - ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Optionデーモン

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  • 第4章 運用管理サーバ業務のカスタマイズの準備本章では、運用管理サーバ業務のカスタマイズに必要なリソースおよび入力項目について説明します。

    4.1 カスタマイズ項目の確認運用管理サーバ業務のカスタマイズでは、以下の項目が必要です。各項目の内容を理解したうえで、設定するクラスタ業務ごとに準備・確認してください。 表4.1 カスタマイズに必要な項目

    項目名インストール先サーバのOS

    Windows Solaris Linux

    業務名 ○ ○ ○

    論理IPアドレス ○ ○ ○

    共有データ用共有ディスク ○ ○ ○

    共有データ用共有ディスクのディスクリソース ○ ○ ○

    リソース種別 × ○ ○

    クラスタ名 ○ × ×

    ネットワーク名 ○ × ×

    外部接続用ネットワーク ○ × ×

    IPアドレスリソース ○ × ×

    インストール時のユーザー ○ × ×

    論理ノード名 ○ ○ ○

    業務用通信サービス/デーモンのポート番号 ○ ○ ○

    アクセスボリューム ○ ○ ○

    汎用スクリプト ○ ○ ○

    ○: 必要な項目×: 不要な項目

    各項目の詳細は、以下のとおりです。

    業務名クラスタ業務の名称です。

    論理IPアドレス

    Webコンソールおよび管理対象サーバと通信するためのIPアドレスです。

    ETERNUS SF Manager用に新規の論理IPアドレスを使用することを推奨します。

    新規のIPアドレスを割り当てる場合は、既存の業務がIPアドレスを引継ぎリソースとしていて、IPアドレスリソースを追加しても業務に支障がないことを確認してください。

    既存の論理IPアドレスを使用する場合は、論理IPアドレスをETERNUS SF Managerと共有することで、すでに論理IPアドレスを使用している製品に問題が発生しないことを確認してください。

    共有データ用共有ディスクETERNUS SF Managerの共用データを格納するボリュームです。

    信頼性や更新時性能などを考慮して、ETERNUS SF Manager専用の新しいボリュームを使用することを推奨します。

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  • 注意

    共有データ用共有ディスクを指定する場合は、以下の点に注意してください。

    ・ 共有データ用共有ディスクは、クラスタシステムの共有ディスクとして定義してください。

    ・ AdvancedCopy Managerのバックアップ/レプリケーション運用で使用するボリューム以外のディスクを割り当ててください。

    ・ AdvancedCopy Manager CCMのコピー元/コピー先ボリュームおよびアクセスボリューム以外のディスクを割り当