2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 1

関西空港周辺海域でのバイオテレメトリーによる魚類の行動測

定　Ⅰ設置型ハイドロフォーンシステム

によるデータの取得と解析

京都大学・シャトー海洋調査・近畿大学・大阪府水産課

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 2

連絡橋

３９０ｍ～４９０ｍ

関西国際空港

大阪府漁業調整規則第 39条

水産動植物の採捕禁止

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 3

調査の経過と内容

H. １２から魚介類の行動測定開始メバル、カサゴ、スズキ、アワビ、サザエ

追跡型バイオテレメトリーと設置型バイオテレメトリーによる効果的調査

コード化ピンガーの採用

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 4

バイオテレメトリーシステム追跡型　 VR28

設置型　 VR1 & VR2

コード化ピンガー V8SC シリーズ

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 5

設置型バイオテレメトリー(VR2)

ＶＲ２を船上に引き揚げる

インターフェース接続用の穴

インターフェース

ノートパソコン

船上でデータを転送

ＶＲ２受信器

ロープ

ＶＲ２受信器

ｱﾝｶｰ

0 ｍ

15 ｍ

受信器

ﾀﾜﾗﾌﾞｲ

ｱﾝｶｰ

5 ｍ

錘

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 6

VR2 の設置地点 (1 ～ 10)

受信範囲 300m ～ 600m

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 7

受信性能の確認コード化ピンガーの指向性水位変化による受信状況の変化遮蔽物による受信状況の変化

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 8

実験方法

田尻

田尻漁港内において、 VR2までの距離0m 、 90m 、 180m で実験

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 9

魚の姿勢、方向並びに VR2 の設置水深による違い

姿勢 頭の方向

VR2 までの距離

90m上 ( 下 )

180m上 ( 下 )

水平 0° 43%(61%)

32%(30%)

90 ° 58%(63%)

63%(25%)

下向き - 61%(42%)

50%(55%)

上

( 下 )

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 10

遮蔽物による影響受信器

厚さ約 3cm のコンクリートで、信号は遮断

0 ～ 8 ％ 23～ 38％

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 11

考察コード化ピンガーには指向性がある

超音波振動子の形状・実装による

VR2 の設置水深による違いは殆どない潮位による受信率の変化は無視できる

遮蔽物によって、信号が遮断される受信率の変化は、生息場所に依存する

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 12

カサゴ

メバル

スズキ

緩傾斜護岸域の模式図

2002/4/1-5 14平成 年度日本水産学会大会 13