28
<一般会計> 3 地域振興部 清潔で、風格ある、安全・安心なまちづくりを進め ます ··························· 115 生活環境改善関連事業 ················ 116 生活環境改善推進 ················· 116 喫煙所設置対策 ·················· 116 客引き行為等の防止対策 ·············· 116 ちよだ安全・安心ネットワークの推進 ········· 118 ちよだ安心トイレの推進 ··············· 118 千代田区の魅力を効果的に発信するとともに、地方 との連携により、区内地域の活力を高めます ··· 119 観光協会運営補助等 ················· 120 観光協会運営補助 ················· 120 さくらまつり ··················· 120 観光支援事業 ···················· 121 Wi‐Fi環境整備の推進 ·············· 121 千鳥ヶ淵ボート場 ·················· 121 地域資源を活用したおもてなし事業 ·········· 122 中小企業や商工業の活性化を支援します ······ 123 中小企業等経営支援 ················· 124 商店街等における外国人観光客のおもてなし対応 ···· 124 区民が自主的に学習活動に取り組み、また、スポー ツに親しめる環境づくりを進めます ········ 125 ちよだ生涯学習カレッジ ··············· 126 東京オリンピック・パラリンピック気運醸成事業 ···· 127 東京オリンピック・パラリンピック気運醸成事業 ··· 127 障害者スポーツ体験 ················ 127 新スポーツセンター基本構想の策定 ·········· 129 豊かな歴史や文化資源、文化芸術を気軽に楽しみ、 親しめる環境づくりに取り組みます ········ 130 文化芸術活動支援 ·················· 131 ちよだ文学賞 ··················· 131 文化芸術鑑賞事業 ················· 131 文化芸術の秋フェスティバル ············ 131 文化事業助成 ··················· 131 企画展・特別展 ··················· 132 文化財調査・研究 ·················· 133 四番町図書館の仮施設整備 ·············· 133

3 地域振興部 - Chiyoda

  • Upload
    others

  • View
    5

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 3 地域振興部 - Chiyoda

<一般会計>

3 地域振興部

1 清潔で、風格ある、安全・安心なまちづくりを進め ます ··························· 115

生活環境改善関連事業 ················ 116

生活環境改善推進 ················· 116

喫煙所設置対策 ·················· 116

客引き行為等の防止対策 ·············· 116

ちよだ安全・安心ネットワークの推進 ········· 118

ちよだ安心トイレの推進 ··············· 118

2 千代田区の魅力を効果的に発信するとともに、地方 との連携により、区内地域の活力を高めます ··· 119

観光協会運営補助等 ················· 120

観光協会運営補助 ················· 120

さくらまつり ··················· 120

観光支援事業 ···················· 121

Wi‐Fi環境整備の推進 ·············· 121

千鳥ヶ淵ボート場 ·················· 121

地域資源を活用したおもてなし事業 ·········· 122

3 中小企業や商工業の活性化を支援します ······ 123

中小企業等経営支援 ················· 124

商店街等における外国人観光客のおもてなし対応 ···· 124

4 区民が自主的に学習活動に取り組み、また、スポー ツに親しめる環境づくりを進めます ········ 125

ちよだ生涯学習カレッジ ··············· 126

東京オリンピック・パラリンピック気運醸成事業 ···· 127

東京オリンピック・パラリンピック気運醸成事業 ··· 127

障害者スポーツ体験 ················ 127

新スポーツセンター基本構想の策定 ·········· 129

5 豊かな歴史や文化資源、文化芸術を気軽に楽しみ、 親しめる環境づくりに取り組みます ········ 130

文化芸術活動支援 ·················· 131

ちよだ文学賞 ··················· 131

文化芸術鑑賞事業 ················· 131

文化芸術の秋フェスティバル ············ 131

文化事業助成 ··················· 131

企画展・特別展 ··················· 132

文化財調査・研究 ·················· 133

四番町図書館の仮施設整備 ·············· 133

Page 2: 3 地域振興部 - Chiyoda

6 地域力の向上を支援します ············· 134 (仮称)外神田一丁目公共施設整備 ········· 135

工事費 ····················· 135

事務費 ····················· 135

7 男女共同参画社会の実現をめざします······· 136 男女共同参画センター運営 ············· 137

千代田の女性史編纂 ················ 138

8 質の高い、効果的で効率的な区政運営を推進します ··· 139

証明書コンビニ交付 ················ 140

Page 3: 3 地域振興部 - Chiyoda

区民や事業者、千代田区を訪れる人など、すべての人々の主体的な取組みを通じて、清潔

で、風格ある、安全・安心なまちづくりを進めます。

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げためざすべき 10年後の姿

(単位:千円)

主な事業(掲載ページ)

生活環境改善推進

生活環境改善推進(P116)拡充独自

40,971 35,462 5,509

公共の場所(道路、公園等)における喫煙対策

喫煙所設置対策(P116)拡充独自

176,109 89,640 86,469

客引き防止対策の推進

客引き行為等の防止対策(P116)拡充独自

37,537 35,147 2,390

その他

ちよだ安全・安心ネットワークの推進(P118) 拡充 78,465 52,413 26,052

防犯カメラ設置補助 23,997 23,582 415

ちよだ安心トイレの推進(P118)新規独自

6,583 0 6,583

公衆トイレのリフレッシュ(P156)拡充独自

135,000 25,200 109,800

増(△)減額

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げた10年後の姿を実現するための主な取組み

新規拡充独自

30予算額 29予算額

清潔で、風格ある、安全・安心なまちづくりを進めます 【ちよだみらいプロジェクト:施策の目標4】 1

●路上喫煙や路上障害物、ごみがないすっきりとしたまちが実現できている。

●身近な地域での喫煙場所が整備され、喫煙者と非喫煙者の共生が進んでいる。

●客引き行為等がなく、安全で安心なまちのイメージが定着している。

Page 4: 3 地域振興部 - Chiyoda

安全生活課<30 年度予算額>

(29 年度予算額)

拡充 生活環境改善関連事業 <254,617千円>

(160,249千円)

1 生活環境改善推進 40,971千円

2 喫煙所設置対策 176,109千円

3 客引き行為等の防止対策 37,537千円

※< >の額は 1~3の合計

1 生活環境改善推進

区では、全国に先駆けて定めた路上喫煙を禁止する生活環境条例に基づき、区民の方々や

地域の企業、学校、警察などの関係機関とともに、清掃活動や巡回パトロールなどを実施し

ています。さらに、職員による路上喫煙者の指導・取締りや、道路上の置き看板・商品陳列

などの路上放置物に対する是正指導を行い、まちの環境美化に努めています。

平成 30年度は、保育園の代替園庭になっている公園などを条例上の路上禁煙地区として

指定し、喫煙者の指導・取締りを行うため指導員を増員し対応します。

今後も巡回パトロールを強化・継続して行い喫煙者へマナーの向上を呼びかけるともに、

喫煙スペースの確保を進め、喫煙者と非喫煙者の双方に配慮した対策を進めていきます。

また、東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて策定した「千代田区

サイン計画」に基づき、路上喫煙禁止等のサインを「風格のあるまち千代田」にふさわしい

統一感があるものに変更していくとともに、外国人を含む来街者に対する条例の周知に努め

ていきます。

POINT 公園の禁煙化はどのように進めますか?

① 公園を生活環境条例の路上禁煙地区として指定します。

② 公園の灰皿、屋外喫煙所を撤去します。なお、芳林公園の密閉型喫煙所は、当面の間、

存置します。

③ 公園には、近隣喫煙所への案内員を配置します。

④ 禁煙化を行う公園の指定後、一定の期間は過料の徴収を猶予します。

●平成 30年4月から禁煙化を行う公園一覧

№ 名 称 住 所 № 名 称 住 所

1 東郷元帥記念公園 三番町 18 10 淡路公園 神田淡路町 2-107

2 五番町児童遊園 五番町 12先 11 宮本公園 外神田 2-16-9

3 爼橋児童遊園 九段北 1-1-1 12 芳林公園 外神田 3-5-18

4 外濠公園 富士見2、九段北 4 13 錦華公園 神田猿楽町 1-1-2

5 富士見児童公園 富士見 1-1-16 14 美倉橋東児童遊園 東神田 2-8-16

6 堀留北児童遊園 飯田橋 2-1-1 15 佐久間公園 神田佐久間町 3-21

7 西神田公園 西神田 2-3-11 16 和泉公園 神田和泉町 1

8 神田児童公園 神田司町 2-2 17 神保町愛全公園 神田神保町 2-20-3

9 内神田尾嶋公園 内神田 1-5-14

Page 5: 3 地域振興部 - Chiyoda

2 喫煙所設置対策

区では、喫煙スペースを確保するため、民間事業者が空きビルを活用して誰もが利用でき

る屋内喫煙所を設置する場合に、その工事費用と維持管理費用の助成を行っています。平成

30年度は喫煙所の設置について多角的に取り組むため、「喫煙トレーラー」を試行的に導入

します。

また、平成 30年度から新たに禁煙の対象となる公園には、案内員の配置や看板を設置す

ることにより、喫煙者を近隣の喫煙所に誘導していきます。

今後も地域の方々のご意見を伺いながら、喫煙所の案内表示等の環境整備や屋内型喫煙所

の設置検討を行い、関係各課と連携して引き続き公園の分煙化・禁煙化に取り組んでいきま

す。

3 客引き行為等の防止対策

駅周辺の繁華街など一部の地域で客引き行為などが目立ち、通行の妨げやまちのイメージ

の低下など様々な悪影響が生じています。そこで、区は独自に客引き防止条例を定め、安全

で快適なまちの実現に取り組んでいます。

特に重点的に取り組む必要のある地域については、「客引き行為等防止重点地区」を指定

し、地域の推進団体の活動を支援しています。現在、秋葉原東部地域及び神田駅周辺を重点

地区に指定しており、「粋な神田」「秋葉原イースト」という推進団体がそれぞれの地域ルー

ルによりパトロール等の活動をしています。

また、地域が行う活動を支援するため、より実効性のある取組みとして秋葉原東部地域や

神田駅周辺において、民間警備員による巡回パトロールを実施しています。今後も継続して、

客引き行為等に対するまちの強い姿勢を示すための気運醸成を図り、重点地区の拡大につい

て地域と協議を行っていきます。

平成 30年度は、水道橋駅周辺に試験的に設置した、客引き防止を啓発する街頭スピーカ

ーの効果検証を行い、新たに3か所設置するとともに、来街者へ注意喚起を図り、安心して

訪れることのできるまちの実現をめざします。

今後も地域や警察と密に連携を取り、それぞれの地域が抱える課題に対して柔軟な対応を

図っていきます。

POINT 「喫煙トレーラー」はどのようなものですか?

●車内に空気清浄機を設置した、移動型の屋内喫煙所です。

●コインパーキングや空き地などを有効活用して、喫煙者の多い場所に一定期間設置しま

す。

Page 6: 3 地域振興部 - Chiyoda

その他の主要事業

30 年度予算額

(29 年度予算額)

ちよだ安全・安心ネットワークの推進 78,465 千円

拡充 安全生活課 (52,413 千円)

区は、区内全域を 2 台の青色回転灯パトロール車により 24 時間 365 日の巡

回を実施し、事件・事故等の発生を抑制して、区内の安全・安心の確保に努めて

います。通学時等の不審者対応や夜間の路上喫煙、看板などの路上放置物、騒音

など改善が必要な場所への巡回のほか、平成 28 年度からは夜間の客引き行為等

に対する注意指導も行っており、対応件数が大幅に増加しています。

このため、平成 30 年度からは、巡回による区内全域の警戒活動を十分に確保

しつつ個別の案件にも対応するため、運行台数を 2台から 3台に増やして、パト

ロール体制を強化します。

ちよだ安心トイレの推進 6,583 千円

新規 生涯学習・スポーツ課 (オリンピック・パラリンピック担当課長)

東京 2020オリンピック・パラリンピック競技大会の期間中は、大会会場1日

あたり最大 92 万人の観戦客等が訪れると予測されており、日本武道館や東京国

際フォーラムといった競技会場がある当区においても、多くの観戦客等が訪れる

と推測されます。

また、外国人に人気の高い秋葉原などへの来街者は、今後さらに増えるものと

考えられます。

区では、来街者が安心して過ごせるよう、平成 28 年度に公共トイレを含め、

民間トイレの実態調査を行いました。

今後は、公衆・公園トイレの整備や出張所などのトイレ

開放等を進めるとともに、民間事業者のトイレについて、

一般利用に向けた開放の働きかけを行っていきます。

民間事業者と行政が一体となり、おもてなしのこころを

もって来街者を受け入れることができるためのトイレ環境

を整えていきます。

Page 7: 3 地域振興部 - Chiyoda

区民と共に区の魅力を高めることにより、区民が誇りを持ち、多くの人々が訪れる、賑わ

いのあるまちにしていきます。

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げためざすべき 10年後の姿

(単位:千円)

主な事業(掲載ページ)

シティプロモーションの推進

観光協会運営補助(P120) 拡充 112,851 60,981 51,870

地方との連携

地方との連携支援 独自 10,806 16,806 △ 6,000

文化資源の見える化の展開

文化財サインの更新 36,886 55,379 △ 18,493

観光案内所との連携

観光支援事業(P121)拡充独自

16,664 13,334 3,330

水辺の活用

(仮称)外神田一丁目公共施設整備(P135) 332,509 380,471 △ 47,962

その他

Wi-Fi環境整備の推進(P121) 拡充 55,016 53,244 1,772

千鳥ヶ淵ボート場(P121) 拡充 38,877 31,126 7,751

観光協会運営補助(P120) 拡充 112,851 60,981 51,870

さくらまつり(P120) 拡充 79,882 22,366 57,516

地域資源を活用したおもてなし事業(P122)新規独自

1,512 0 1,512

増(△)減額

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げた10年後の姿を実現するための主な取組み

新規拡充独自

30予算額 29予算額

千代田区の魅力を効果的に発信するとともに、地方との連携により、区内地域の活力を高めます 【ちよだみらいプロジェクト:施策の目標9】

2

●区民が千代田区に誇りを持ち、実感できるまちとなっている。

●地方から見て、千代田区が情報発信拠点として魅力を感じるまちとなっている。

●地域ごとに観光・文化資源が整理・活用され、回遊性が増し、近隣自治体とも連携し国

際的な観光地として賑わっている。

●千代田区観光協会が、観光の多様な連携の中核を担う組織となっている。

Page 8: 3 地域振興部 - Chiyoda

商工観光課30 年度予算額 (29 年度予算額)

拡充 観光協会運営補助等 192,733千円

(83,347 千円)

観光協会運営補助 112,851千円

さくらまつり 79,882千円

一般社団法人千代田区観光協会は、区の観光施策を担う中核組織として、区内の多様な活動

主体を結び付け、また、区の魅力を磨き上げて発信する役割を果たしており、区は観光協会の

取組みを側面から支援するため、運営補助等を行っています。

東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が近づくなか、区には既に国内

外から多数の観光客が訪れています。このため、観光協会の体制強化及び外国人観光客への対

応が喫緊の課題となっており、その解決に向けて、平成 30年度は以下の取組みに対して区か

らの補助等を充実します。

(1)観光面におけるシティプロモーションの推進(情報発信力の強化のためのガイドブック

作成、ホームページのリニューアル等)

(2)外国人観光客等の受入環境整備(外部団体が主催する観光ガイド運営事業への支援)

(3)観光情報発信の多言語化(多言語対応スタッフの配置)

(4)観光協会の企画・立案機能の強化(主催するイベントの運営方法の見直し)

POINT 観光協会が主催する主なイベントについて

〇さくらまつり

国内外で桜の名所として有名な千鳥ヶ淵を中心に「さくらまつり」を開催し、千代田

区の魅力を発信しています。また、外国人観光客の増加を踏まえ、パンフレット等の多

言語化も図っています。平成 29年は 13日間開催し、約 125万人の来場者が訪れま

した。

〇納涼の夕べ

千鳥ヶ淵ボート場を活用して約600個の灯ろう流しや音楽の演奏による演出を実施

し、夏の風物詩として、千代田区の魅力発信を図っています。

〇東京大回廊写真コンテスト

千代田区の魅力を国内外の様々な人々の視点で写真として発掘してもらい、区の新た

な魅力発見につなげることを目的に開催しています。なお、入選作品は、区の魅力発信

ツールとして観光協会のホームページ等で積極的に活用しています。

Page 9: 3 地域振興部 - Chiyoda

30 年度予算額

(29 年度予算額)

観光支援事業 16,664 千円

拡充 商工観光課 (13,334 千円)

観光庁は、平成 28 年3月に策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」の

中で、平成 32 年度までに訪日外国人旅行者数が 4,000 万人になることを目標

としており、首都東京の中心である千代田区においても、観光などで訪れる外国

人旅行者の増加が見込まれます。

現在、区内では日本政府観光局(JNTO)が認定する外国人観光案内所が丸の

内地区に集中しています。このため、区は4か所(①御茶ノ水駅周辺・神田小川

町地区、②神田神保町地区、③神田駅周辺地区、④秋葉原地区)を重点地区と定

めています。重点地区において、JNTO が認定、または認定制度におけるカテゴ

リー1以上に準ずる観光案内所の事業者等に対して、多言語による観光案内を行

うための人材確保に要する経費の一部を補助し、運営を支援しています(補助率

3分の2、補助限度額 333万円/年)。

平成 30 年度は、補助対象となる観光案内所数の上限を増やして、外国人観光

客の受入環境の整備をさらに推進します。

なお、本事業は東京 2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され

る平成 32 年度までの時限事業です。

Wi‐Fi環境整備の推進 55,016 千円

拡充 商工観光課 (53,244 千円)

東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、増加が見込

まれる外国人観光客等へのインターネット接続環境を提供するとともに、接続時

に区内の観光情報等を表示することで区の魅力を効果的に発信することを目的と

して、CHIYODA Free Wi-Fi の設置・運用を行っています。

平成 30 年度は、前年度に実施したビッグデータ分析の結果等も考慮のうえ、

アクセスポイントを増設します。また、ビッグデータ分析も引き続き実施し、前

年度より更に詳細な分析を行うことで、多方面における本格的な活用を図ります。

加えて、より訴求力の高い手法で PR を行うことで、更なる利用者数の増加に

つなげていきます。

千鳥ヶ淵ボート場 38,877 千円

拡充 商工観光課 (31,126 千円)

千鳥ヶ淵ボート場は、昭和 25 年3月に開設以来、区内外の多くの方に利用さ

れ、都心にありながら手軽に緑と水辺に親しめる施設です。近年は、観桜期を中

心に外国人観光客の利用が急増しています。

平成 30 年度は、観桜期だけでなく年間を通して利用客を確保するため、多言

語による PR を推進します。また、外国人観光客へのサービス向上とボート場周

辺の商店街等への回遊を促進するため、観桜期に多言語対応スタッフを増員しま

す。さらに、利用者のニーズを踏まえ、ボートの増備も進めます。

Page 10: 3 地域振興部 - Chiyoda

30 年度予算額

地域資源を活用したおもてなし事業 1,512 千円

新規 商工観光課

千代田区に住み、または訪れる方に、区の魅力に直接触れてもらうことにより、

千代田区ファンを創出・獲得するため、区の観光資源を効果的に活用する取組み

を推進します。平成 30年度は、特別デザインの婚姻届受理証明書の発行を希望

する方々に、末永い幸せを願って、区の花である「さくら」を活用した記念品を

贈呈します。

※婚姻届受理証明書は、総合窓口課で発行します。

※婚姻届受理証明書は、区民であることを問わず、千代田区役所に婚姻届を提出

された方が取得できる証明書です。

Page 11: 3 地域振興部 - Chiyoda

中小企業の経営安定化への支援や、起業支援を行うとともに、商工業の活性化に向けた自

主的な取組みを支援します。

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げためざすべき 10年後の姿

(単位:千円)

主な事業(掲載ページ)

起業支援の充実

商工融資事業 独自 1,157,260 1,178,905 △ 21,645

中小企業等経営支援(P124) 拡充 4,919 737 4,182

新たなビジネス展開等への支援

産業財産権取得支援事業 4,000 4,000 0

商工関係団体への支援

商工関係団体等支援事業 独自 80,423 76,336 4,087

中小ビルの活性化

中小企業等経営支援(P124) 拡充 4,919 737 4,182

商工融資・経営相談

商工融資事業 独自 1,157,260 1,178,905 △ 21,645

その他

商店街等における外国人観光客のおもてなし対応(P124)

拡充独自

5,949 2,790 3,159

増(△)減額

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げた10年後の姿を実現するための主な取組み 新規

拡充独自

30予算額 29予算額

中小企業や商工業の活性化を支援します 【ちよだみらいプロジェクト:施策の目標 10】 3

●起業しやすいまちとして活力に満ちあふれている。

●異業種交流や情報交換の場が充実し、努力する中小企業が事業展開しやすいまちとなっ

ている。

●商工関係団体等の精力的な取組みにより、まちが国内外の来街者で賑わっている。

●区内中小企業の経営が安定し、産業が活性化している。

Page 12: 3 地域振興部 - Chiyoda

30 年度予算額

(29 年度予算額)

中小企業等経営支援 4,919 千円

拡充 商工観光課 (737 千円)

区内の事業所数は従業員が 20名以下の中小企業や個人事業主(以下、「中小企

業等」と言います)が約8割を占めていますが、経営規模が小さいなどの理由で、

経営が不安定な事業所が多いのが実情です。

このため、区内中小企業等の経営支援は重要な課題であり、以前から商工融資

事業や経営相談事業を行ってきました。今後は支援をさらに強化するため、これ

まで区内中小ビル経営支援として行っていた事業を中小企業等全般への支援事業

に改め、事業名称を「中小ビル経営支援」から「中小企業等経営支援」に変更し

ます。

平成 30 年度は、「(仮称)千代田区中小企業支援ハンドブック」を新たに作成

します。これは、区をはじめ国・都等公的機関における支援事業が多岐にわたり、

中小企業等の経営者が活用できる支援事業が分かりにくいため、課題分野ごとに

支援事業を整理し紹介するものです。

本冊子を区の経営相談窓口や地域団体等の会合で配布し、内容説明を行うこと

で、既存の区内中小企業等経営者に加え、区内で新たに創業を希望する方もバッ

クアップし、区内商工業の更なる活性化を後押しします。

商店街等における外国人観光客のおもてなし対応 5,949 千円

拡充

商工観光課 (2,790 千円)

東京 2020オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、外国人観光客の一

層の増加が見込まれています。千代田区を訪れる外国人観光客に、安心して食事

や観光を楽しんでもらうためには、外国人観光客に接する商店街などの関係者が

他国の文化を正しく理解し、地域全体に「おもてなし」のこころを醸成すること

が必要です。このため、商店街の飲食店や小売店などを対象に、来日外国人の生

活習慣や食文化などに関する正しい知識の普及に取り組みます。

平成 30 年度は、ハラール(イスラム法において許可された食事や物事)等に

対応可能な飲食店や施設を掲載したガイドマップを作成し、区内各所で配布しま

す。また、外国人の生活習慣や食文化に関するセミナーも引き続き開催します。

Page 13: 3 地域振興部 - Chiyoda

誰もが生涯を通じて多様な学習・スポーツ活動を行うことができるよう、仕組みづくりと

人材育成を進めます。

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げためざすべき 10年後の姿

(単位:千円)

主な事業(掲載ページ)

(仮称)生涯学習大学の創設

ちよだ生涯学習カレッジ(P126)拡充独自

22,052 18,930 3,122

新スポーツセンターの整備

新スポーツセンター基本構想の策定(P129) 新規 6,090 0 6,090

講座・講習会の充実

九段生涯学習館(指定管理料) 88,550 87,550 1,000

東京オリンピック・パラリンピック気運醸成事業(P127)

拡充 6,720 2,000 4,720

障害者スポーツ体験(P127) 新規 15,999 0 15,999

スポーツセンター(指定管理料) 138,000 137,500 500

区立図書館サービスの充実

図書館・図書文化館事業運営 846,838 1,001,214 △ 154,376

その他

外濠公園総合グラウンド整備(P168) 200,000 15,981 184,019

増(△)減額

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げた10年後の姿を実現するための主な取組み

新規拡充独自

30予算額 29予算額

区民が自主的に学習活動に取り組み、また、スポーツに親し

める環境づくりを進めます【ちよだみらいプロジェクト:施策の目標 28】 4

●区民一人ひとりが、多様な学習活動の機会を得て交流を深め、生涯にわたって学びを深

めることができ、その成果を活かすことのできる生涯学習社会となっている。

●2020 年東京オリンピック・パラリンピック開催を契機に、スポーツへの関心が高ま

り、区民がスポーツ・運動を通じて、様々な人たちと交流し、健康で生き生きと生活し

ている。

Page 14: 3 地域振興部 - Chiyoda

生涯学習・スポーツ課30 年度予算額 (29 年度予算額)

拡充 ちよだ生涯学習カレッジ 22,052千円 (18,930千円)

平成 28 年 10 月の開校時に入学した 1 期生が平成 30 年 7月に卒業し、「学びと地域のコ

ーディネーター」としての活躍が期待されます。

平成 29 年度は、卒業生が学習成果を地域で活かすためのしくみづくりを進めるとともに、

平成 30 年度に開設予定の 2 コース目の学科について検討を進めました。

平成 30 年度は、「学びと地域のコーディネーター」として卒業生が活躍できるように、生涯

学習人材バンクへの登録の斡旋やボランティア募集の情報提供等、地域での活動に繋がる支援

を行います。また、2 コース目の学科を開設します。

POINT ちよだ生涯学習カレッジの現状と卒業後の展望

卒業

サポーターに登録すると、授業運営への参画やチューターとして在学生サポートを行う事が可能です。また、ちよだ生涯学習カレッジの各種委員会やイベントに、ファシリテーター的役割として参加します。

ちよカレサポーター登録

生涯学習人材バンクに登録すると、人材を必要とするサークルや個人への紹介・斡旋が可能です。また、人材バンク活用講座及び区民自主企画運営講座へ企画運営者として応募可能な他、サークル団体の企画運営補助及びコーディネーターとしての役割を担う事ができます。

カレッジ事務局が、区の附属機関や協議会の委員公募、地域イベント実施委員やボランティアの募集について、卒業後の活動の場として情報提供を行います。卒業生は情報等を生かし、自らのスタイルにあった「学びと地域のコーディネーター」として活動をスタートします。

学びと地域のコーディネーター

生涯学習人材バンク登録

地域でのデビュー

2年次

1年次

入学

卒業後の展望

〇在籍者数 46 名(平成 29 年 10 月現在)

1 期生:26 名(平成 30 年 7 月卒業予定)

2 期生:20 名(平成 29 年 10 月入学)

※3期生は 60名を募集予定(平成 30年 10月入学予定、1コースあたり 30名)

〇コース名

1 コース目「学びと地域のコーディネーター養成コース」

2コース目「千代田まちマイスターコース」(平成 30 年 10月開設予定)

現 状

年度スケジュー

ル(案)

Page 15: 3 地域振興部 - Chiyoda

▶生涯学習・スポーツ課

(オリンピック・パラリンピック担当課長)

30 年度予算額 (29 年度予算額)

拡充 東京オリンピック・パラリンピック 気運醸成事業

22,719千円 (2,000千円)

拡充 東京オリンピック・パラリンピック 気運醸成事業 6,720千円

新規 障害者スポーツ体験 15,999千円

1 東京オリンピック・パラリンピック気運醸成事業

東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の開催まで、残り3年を切りました。

区では招致が決まった平成 26年から大会気運を盛り上げるべく、区民体育大会での障害者ス

ポーツ体験やオリンピアンの講演などの様々な啓発活動を実施するとともに、民間団体などが

実施する気運醸成イベントに対しても、補助事業を行っています。

平成 30年度は、補助金の補助率を見直してこれまで以上に補助金を活用しやすくし、更な

る大会気運の醸成を図っていきます。

POINT 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた

気運を高めるため、補助制度を拡充します

○名称

東京 2020オリンピック・パラリンピック競技大会気運醸成事業補助金

○目的

東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた気運の醸成とスポーツ等

の振興に寄与すること

○対象

事務所等が区内に所在する団体・企業・大学など

○内容

区内在住・在勤・在学者を対象に、オリンピアン・パラリンピアンなどのアスリートや

有識者を招いての体験会や講演会など、会場費や委託料、謝礼などに補助金を交付します。

またスポーツに限らず、文化・観光・教育等の振興に寄与する事業も対象になります。

○拡充の内容

平成 29年度 事業枠:200万円 補助率:2分の1 補助限度額:50万円

平成 30年度 事業枠:300万円 補助率:3分の2 補助限度額:50万円

▲ボルダリング体験 ▲バレーボール教室

Page 16: 3 地域振興部 - Chiyoda

2 障害者スポーツ体験

東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の成功は、パラリンピックの成功なく

してありえないと言われています。

また、東京は同一都市として初めて、2回目の夏季パラリンピックを開催する都市になりま

す。パラリンピックは、道路や公共交通機関のバリアフリーをはじめ障害のある人への理解や

対応など、ハード面・ソフト面ともに社会を大きく変えるチャンスであり、とりわけ、「心のバ

リアフリー」を進めていくことは、区が目指す共生社会の実現にもつながります。

特に、次代を担う子どもたちが、パラリンピックや障害者スポーツを通じて様々な学びや体

験、ふれ合いを経験するなかで、障害のある人への理解を深め、共に助け合い、支え合って生

きていく力を身につけることは非常に大切です。

そこで、平成 30年度は、子どもや障害のある人を主な対象とした障害者スポーツ体験会を

行います。体験会では、障害者アスリートとの交流や、日頃接することが少ない車いすバスケ

ットボール、ブラインドサッカー、伴走マラソン、ボッチャなどの競技体験を行います。

また、障害のある人のアート作品やパラリンピックに関連したパネルの展示、義足の着用体

験の実施など、障害者理解を深める取組みも行っていきます。

POINT 障害者スポーツへの理解を深め、共生社会の実現をめざします

Q 東京 2020パラリンピック競技大会では、どのような競技が行われますか?

A 東京 2020パラリンピック競技大会から新たに追加されることとなった、バドミント

ンとテコンドーを加えた、22競技となります。

・アーチェリー ・陸上競技 ・バドミントン ・ボッチャ

・カヌー ・馬術 ・ゴールボール ・柔道(日本武道館)

・ボート ・射撃 ・水泳 ・卓球

・テコンドー ・トライアスロン ・シッティングバレーボール

・車いすバスケットボール ・車いすフェンシング

・ウィルチェアーラグビー ・車いすテニス

・自転車競技 ・5人制サッカー

・パワーリフティング(東京国際フォーラム)

※下線の競技は、千代田区内で開催される競技です。

( )内は開催場所

▲伴歩・伴走体験 ▲車いすバスケットボール体験

Page 17: 3 地域振興部 - Chiyoda

生涯学習・スポーツ課

(オリンピック・パラリンピック担当課長) 30 年度予算額

新規 新スポーツセンター基本構想の策定 6,090千円

現在のスポーツセンターは、昭和 47年 10月に

完成し、竣工後 45年が経過しています。この間、

耐震補強工事や省エネルギー改修工事などを経て、

今日に至っています。しかし、施設や設備の老朽化

は進んでおり、バリアフリ-対応も不十分です。

多様化する利用者ニーズや社会環境の変化に対応

した誰もが利用しやすい、新スポーツセンターの整

備が求められています。

区は、平成 28年度に新スポーツセンター整備に

向けた調査検討を行い、建設候補地について、現況

や周辺環境の把握、敷地における条件整理など、新スポーツセンターの建設可能規模等の検討

を行いました。

平成 30年度は、区が目指す新スポーツセンター像を明らかにし、施設整備の指針となる基

本構想を策定します。

策定にあたっては、学識経験者や区内各団体関係者、区民等で構成する(仮称)新スポーツ

センター基本構想検討会を設置し、多様な視点から検討を行います。

p

POINT 新スポーツセンター整備に向け、基本構想を策定します

〈現スポーツセンターの概要〉

所在地 千代田区内神田 2-1-8

敷地面積 3,201.16㎡

延床面積 11,853.80㎡

竣工年月 昭和 47年 10月 27日(築 45年)

構造 SRC 造(鉄骨鉄筋コンクリート造)

地上8階・地下1階

Page 18: 3 地域振興部 - Chiyoda

本区の持つ豊かな歴史や文化資源、文化・芸術活動について、誰もが気軽に楽しみ、親し

める環境づくりに取り組みます。

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げためざすべき 10年後の姿

豊かな歴史や文化資源、文化芸術を気軽に楽しみ、親しめる環境づくりに取り組みます 【ちよだみらいプロジェクト:施策の目標 29】

5

●豊かな文化資源を広く紹介できるよう、標柱・説明板等のデザインが刷新され、ICT

技術の活用により、内外からの来街者にわかりやすいものになっている。

●文化芸術の鑑賞や創作への区民参加、文化芸術活動が促進され、区民生活に潤いがも

たらされている。

●図書館サービスが一層充実され、千代田ゲートウェイ(知識の入口)・知の拠点として、

活用されている。

(単位:千円)

主な事業(掲載ページ)

文化資源の見える化の展開

文化財サインの更新(再掲) 36,886 55,379 △ 18,493

文化芸術の秋フェスティバルや文化芸術鑑賞事業の展開

ちよだ文学賞(P131) 11,780 11,764 16

文化芸術鑑賞事業(P131) 独自 28,849 25,267 3,582

文化芸術の秋フェスティバル(P131) 9,686 8,576 1,110

文化事業助成(P131) 拡充 10,089 1,837 8,252

ちよだアートスクエア 13,916 11,561 2,355

企画展・特別展(P132) 拡充 14,232 8,957 5,275

区立図書館サービスの充実

図書館・図書文化館事業運営(再掲) 846,838 1,001,214 △ 154,376

四番町図書館の仮施設整備(P133) 新規 71,500 0 71,500

その他

文化財調査・研究(P133) 拡充 31,017 15,049 15,968

増(△)減額

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げた10年後の姿を実現するための主な取組み

新規拡充独自

30予算額 29予算額

Page 19: 3 地域振興部 - Chiyoda

文化振興課30 年度予算額 (29 年度予算額)

拡充 文化芸術活動支援 60,404千円 (47,444千円)

ちよだ文学賞 11,780千円

文化芸術鑑賞事業 28,849千円

文化芸術の秋フェスティバル 9,686千円

拡充 文化事業助成 10,089千円

東京 2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催決定により、文化芸術に関する

施策を推進していくことが求められています。そのため、区内で活動する文化団体が自主的、

自発的に行う文化活動事業に対して支援を行っていきます。

平成 30年度は区民がジャンルにとらわれない様々な文化芸術に触れる機会の提供や、区内

で活動する文化団体への事業助成制度の充実を図っていきます。

文化芸術鑑賞事業では、区内のホール・劇場等の観劇鑑賞チケット割引販売制度を拡充して、

区民が幅広い本格的な文化芸術に触れる機会の充実を図っていきます。

また、ホール・劇場との情報共有や連携を図るとともに、区民への情報提供や千代田区全体

の文化事業の発信が効果的に行われるよう努めていきます。

文化事業助成では、区内で活動する文化団体が自主的・自発的に実施する文化事業に対して

補助をすることにより、区民の芸術・文化活動の促進を図っています。区内で活動する文化団

体の活動をより一層支援するため、助成制度の内容や利用条件等について見直します。

POINT 文化事業助成制度はどのように変わりますか?

大きく以下の 4点を変更します。

①助成額(助成限度額)

従来の 50万円から 200万円に拡充し、文化団体の自主事業としての文化事業を

よりバックアップします。

②助成率

従来の助成対象経費の 2分の 1から 5分の 4に拡大します。また、会場使用料に

ついては 10分の 9を助成します。

③助成対象項目

人件費、設営費、事業運営費に加え、リハーサル・練習会場使用料についても助成

対象項目とします。

④継続助成

従来の「同一事業は 3年以上の間隔を空ける」という要件を見直し、継続性の支

援を目的として、同一事業は 3回まで助成できることとします。

Page 20: 3 地域振興部 - Chiyoda

文化振興課

30 年度予算額 (29 年度予算額)

拡充 企画展・特別展 14,232千円 (8,957千円)

区は、平成 27年 11月に出版社・龍星閣(昭和 8年(1933)創業 現所在地:千代田区

九段南)から、大正ロマンを代表する画家である竹久夢二(1884~1934)に関する美術資

料の寄贈を受けました。美術資料の状態確認、作品の制作年や内容についての調査が終了した

ため、特別展として美術資料を公開します。

竹久夢二は明治 42年(1909)に『夢二画集 春の巻』を刊行し、一躍有名になりました。

そして生涯にわたって本や雑誌に自作の詩や物語を発表し、挿絵や装幀、楽譜の表紙絵を手が

け出版することによって画家としての業績を築いていきました。また、夢二の没後、忘れかけ

られていた夢二に再び脚光を当て、その名を世に広めたのは龍星閣を始めとする出版社でした。

出版の街・千代田区で竹久夢二の作品や資料を公開するだけでなく、夢二や龍星閣、その関

係者が出版に託した思いと千代田区の出版文化も紹介します。

POINT 竹久夢二の作品を公開する特別展を開催します

◎開催期間

平成 30年(2018)5月 19日(土)~7月 1日(日)

◎展示会場

東京ステーションギャラリー(千代田区丸の内 1-9-1)

◎事業主体

千代田区と東京ステーションギャラリー(千代田区ミュー

ジアム連絡会)の共催事業 ※千代田区民は無料

◎展覧会の見どころ

龍星閣コレクションは、肉筆画・挿絵原画、版画、絵葉書

などの他、装幀本や資料など総数 1,200点を超える膨大

なものです。今回の展覧会では未発表の貴重な作品も多数出品します。

○『出帆しゅっぱん

』・・・ 昭和 2年(1927)に都新聞で連載された夢二の自伝的小説。

この『出帆』の肉筆原画 134点を初公開します。

○『揺籃よ う ら ん

』・・・夢二が早稲田実業学校に在学中の明治 36 年(1903)に制作した画

文集。若き夢二の原点をうかがい知ることができる新発見の作品を初

公開します。

▲「出帆」(原画)

昭和2年(1927 年)

Page 21: 3 地域振興部 - Chiyoda

その他の主要事業

30 年度予算額

(29 年度予算額)

文化財調査・研究 31,017 千円

拡充 文化振興課 (15,049 千円)

地域の歴史や文化の理解のため、文化財の調査研究を行っています。平成 30

年度は、東日本大震災の被害により、国・都からの補助金を受けて文化財修理を

行っている国史跡常盤橋門跡の枡形石垣及び常磐橋(石橋)について、工事の完

了後に文化財修理工事報告書として取りまとめます。

文化財修理工事及び作成した図面・写真等に基づき所見等をまとめ、報告書を

作成することで、今後の常盤橋公園の史跡整備や文化財展示等に役立てていきま

す。

四番町図書館の仮施設整備 71,500 千円

新規 文化振興課

(仮称)四番町公共施設整備基本構想に基づき、新四番町図書館が整備される

までの間、地域住民の方への図書館サービスを継続して実施するために、仮施設

を整備します。

平成 30 年度は、現施設の近隣で仮施設として適切な物件の調査を行い、仮施

設の場所を決定していきます。

Page 22: 3 地域振興部 - Chiyoda

地域の絆を大切にし、いざという時に助けあえる環境を整備するため、町会、個々の在住

区民、昼間区民など多様な主体の活動や連携を支援します。

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げためざすべき 10年後の姿

(単位:千円)

主な事業(掲載ページ)

様々な活動主体の連携、協働への支援

地域コミュニティ醸成支援 8,798 8,504 294

コミュニティ活動事業助成 13,950 13,950 0

町会・連合町会への支援

町会・連合町会補助金 61,012 61,012 0

昼間区民との連携

大学等との連携 9,748 11,948 △ 2,200

出張所・区民館の整備

(仮称)外神田一丁目公共施設整備(再掲)(P135)

332,509 380,471 △ 47,962

増(△)減額

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げた10年後の姿を実現するための主な取組み 新規

拡充独自

30予算額 29予算額

地域力の向上を支援します【ちよだみらいプロジェクト:施策の目標 30】 6

●地域に住み、働き、学び、集う全ての人や団体が、「住みやすいまち、居心地のよいま

ち」をつくるという共通目標に向かって相互に連携・協働し、主体的な活動が行われて

いる。

●町会、大学、企業などの交流が活発化し、地域の絆がより強まっている。

Page 23: 3 地域振興部 - Chiyoda

POINT 「(仮称)外神田一丁目公共施設整備」について

(仮称)外神田一丁目公共施設

万世橋出張所30 年度予算額 (29 年度予算額)

(仮称)外神田一丁目公共施設整備 332,509千円

(380,471千円)

工事費 315,500千円

事務費 17,009千円

秋葉原地域は、日本全国はもとより海外からも多くの観光客が訪れ、「電気の街」、「ポップ

カルチャーの聖地」とも言われる代表的な観光地です。また、JR秋葉原駅、御茶ノ水駅や地

下鉄神田駅、淡路町駅、小川町駅に近接しており、交通の利便性が高い地域であるとともに、

神田須田町・淡路町と秋葉原駅周辺の地域の結束点に位置しています。

とりわけ外神田一丁目地区は、神田川や万世橋、JR中央本線高架のレンガアーチ等に近接

しており、都心部に残された貴重な水辺空間を活用し、秋葉原全域の魅力や価値を引き立てる

潜在力を持っています。

以上のような地域特性を踏まえ、平成 30 年度は、万世橋出張所・区民館、子どもの施設、

外郭団体の事務所等を主とする公共施設の建設工事に着手し、平成 32 年度の開設をめざしま

す。

施設建設の概要

●施設名

(仮称)外神田一丁目公共施設

●所在地

外神田一丁目1-13

●施設規模

延床面積 約 3,800 ㎡(予定)

●建設経費(設計経費含む)

約 3,473 百万円

●開設

平成 32 年度

■スケジュール

平成 30~32 年度 建設工事

平成 32 年度 開設

万世橋出張所・区民会館

東京国道事務所

万世橋出張所

▲神田川護岸(北側)

Page 24: 3 地域振興部 - Chiyoda

性別による不平等がなく、誰もが自分らしい生き方を選ぶことができ、その選択が認めら

れて参画できる社会の実現をめざします。

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げためざすべき 10年後の姿

(単位:千円)

主な事業(掲載ページ)

男女共同参画センターMIWの運営

男女共同参画センター運営(P137) 拡充 51,775 44,648 7,127

仕事と子育ての両立への支援

中小企業従業員仕事と家庭の両立支援 独自 6,950 6,950 0

意思決定過程への女性の参画の推進

男女平等推進行動計画の推進 356 332 24

その他

千代田の女性史編纂(P138)新規独自

3,288 0 3,288

増(△)減額

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げた10年後の姿を実現するための主な取組み 新規

拡充独自

30予算額 29予算額

男女共同参画社会の実現をめざします 【ちよだみらいプロジェクト:施策の目標 32】 7

●性別にかかわらず一人ひとりが個人として尊重され、その個性と能力が発揮できている。

●ライフステージに応じた支援の充実により、働きたい人が、働き続けられている。

●一人ひとりの仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)が実現されている。

Page 25: 3 地域振興部 - Chiyoda

国際平和・男女平等人権課30 年度予算額 (29 年度予算額)

拡充 男女共同参画センター運営 51,775千円 (44,648千円)

平成 10 年に開設した男女共同参画センタ

ーMIW(ミュウ)は、性別に不平等がなく、だ

れもが自分で生き方を選ぶことができ、その

選択が認められて参画できる社会をめざす活

動拠点施設です。千代田区男女平等推進行動

計画に沿って、「情報機能」「学習機能」「支援

機能」「相談機能」「交流機能」の5つの機能

を充実し、男女共同参画に関わる様々な区民

のニーズに応えています。

平成 30年 10月にMIWは開設から 20 年

を迎えます。これまでのあゆみを振り返り、さらに区民にとって身近な施設・存在となるよう、

年間を通して記念事業を実施します。

POINT 男女共同参画センターMIWのこれまでのあゆみ

○平成 10年度の開設からのあゆみの概略

年度 事項

平成 10年度 10月1日、都内初の「男女共同参画センター」として神田和泉町の

ちよだパークサイドプラザ内に開設

情報誌「MIW通信」、ライブラリニュース「みゅう」創刊

ビデオサロンをスタート

インターネット教室※1をスタート

心理相談、グループワーク※2をスタート

平成 11年度 情報交流会「MIW千夜一夜」をスタート

平成 12年度 講座参加者の有志による共催セミナーを開催

平成 15年度 登録団体交流会を開催

5周年記念事業を実施

平成 17年度 パープルリボン・プロジェクト※3がスタート

ビデオサロンカフェをスタート

平成 19年度 障害者就労支援施設等とともに、「共生社会」のシンボルとして千代

田区役所の新庁舎内に移転

平成 20年度 10周年記念事業を実施

平成 24年度 メールマガジンをスタート

平成 25年度 MIW祭りをスタート

平成 27年度 女性弁護士による法律相談をスタート

平成 28年度 交流サロンレイアウトを変更

平成 29年度 公式 Facebook ページを開設

ふらっとしゃべり場MIWカフェをスタート ※1 平成 23 年度終了 ※2 グループワークは平成 27 年度終了

※3 女性に対する暴力をなくす運動月間(11 月)にあわせ、DV等の非暴力をアピールする各種事業

▲男女共同参画センターMIW

Page 26: 3 地域振興部 - Chiyoda

その他の主要事業

30 年度予算額

千代田の女性史編纂 3,288 千円

新規 国際平和・男女平等人権課

平成 11年度に「千代田区女性史(全3巻)」を発行しました。その後の地域

における女性の活躍の歴史を中心に、後世に伝承することを目的とし、「千代田

の女性史」を編纂します。

平成 30 年度は、編集委員会の前身となる企画委員会を発足し、編集方針を

検討します。また、千代田の女性史に関する講座を実施するとともに、編集委

員の募集を行います。

Page 27: 3 地域振興部 - Chiyoda

多様なニーズを持つ区民に対し、区民の目線に立った質の高い行政サービスを提供するた

め、限られた財源や職員を最大限に活用していきます。

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げためざすべき 10年後の姿

(単位:千円)

主な事業(掲載ページ)

行政評価

行政評価制度の推進 11,899 3,237 8,662

計画的な人材育成

職員研修 27,092 28,145 △ 1,053

職員研修(海外派遣研修) 7,176 7,176 0

職員提案の実施

企画財政一般事務費 11,112 10,112 1,000

マイナンバー制度導入による事務の効率化

証明書コンビニ交付(P140) 新規 124,166 0 124,166

その他

低未利用区有財産活用調査検討(P182) 新規 34,402 0 34,402

旧富士見福祉会館・児童館解体(P182) 新規 76,380 0 76,380

旧飯田橋保育園・職員住宅解体(P182) 新規 75,260 0 75,260

九段南一丁目借受地の整備(P182) 新規 213,326 0 213,326

総合住民サービスシステムの運営(P181) 拡充 341,156 320,203 20,953

情報セキュリティの確保(P183) 拡充 33,813 1,923 31,890

増(△)減額

「ちよだみらいプロジェクト」に掲げた10年後の姿を実現するための主な取組み

新規拡充独自

30予算額 29予算額

質の高い、効果的で効率的な区政運営を推進します 【ちよだみらいプロジェクト:施策の目標 37】〔180 ページに再掲〕

8

●行政評価の実施により区政の透明性が向上し、区民との信頼関係が構築されるととも

に、PDCAサイクル※が確立され、効果的・効率的な区政運営が行われている。

●機動力のある執行体制のもと、高い倫理観・使命感を持ち、区民の目線に立って自ら考

え行動できる職員が育つことにより、質の高い行政サービスが迅速に提供されている。

●ユニバーサルデザインの考え方に基づく取組みが進み、ハード(施設整備等)・ソフト

(サービス提供等)の両面において区民満足度が向上している。

●税や保険料の収納率向上、使用料等の受益者負担の適正化が進み、健全な財政運営や区

民負担の公平性の確保が図られている。

●公共サービスが、最適な実施主体により運営されることで、コストの削減や効率性の向

上などの効果が表れるとともに、区民サービスが向上している。

●ICTが活用され、区民の利便性が向上するとともに、事務の効率化が図られている。

※PDCAサイクルとは、施策や事務事業の企画・立案、実施、評価、見直し(Plan-Do-Check-

Action)のサイクルを継続して行うことにより、施策や事務事業を見直し、その結果を実施方

法の改善や予算へ反映させる手法をいいます。

Page 28: 3 地域振興部 - Chiyoda

総合窓口課30 年度予算額

新規 証明書コンビニ交付 124,166千円

区では、マイナンバーカードを平成 28年2月から交付しています。マイナンバーカードの

所持者数は徐々に増加してきており、カードの活用方法の拡大が求められています。

また、生活スタイルの多様化などから、住民票をはじめとする公的証明書の交付方法は、全

国的に拡大されており、時間や場所を選ばず証明書を取得できることへのニーズが高まってい

ます。このため、マイナンバーカードを所持する方が全国のコンビニエンスストアの端末でマ

イナンバーカードを使用して公的証明書を取得できるサービスを平成31年2月から開始しま

す。交付の対象となる証明書は、住民票の写し、印鑑登録証明書、課税証明書、課税・納税証

明書、区に本籍を置いている方の戸籍全部(個人)事項証明書及び戸籍の附票の写しの6種類

です。これにより、証明書交付事務の効率化に努めるとともに、区民の利便性向上を図ります。

POINT コンビニ交付を導入するメリットは何ですか?

いつでも、どこでも、すばやく、公的証明書を受け取ることができます。

●利用できる方:マイナンバーカードを所持する方

●取得できる証明書:6種類

①住民票の写し、②印鑑登録証明書、③課税証明書、④課税・納税証明書、

⑤区に本籍を置いている方の戸籍全部(個人)事項証明書、

⑥区に本籍を置いている方の戸籍の附票の写し

郵送・来庁での証明書受取 コンビニでの証明書交付

郵送は、請求から受取りまでに 必要なときに、その日に、

日数を要します。また、来庁時 その場で、待ち時間がなく

は交付手続きや混雑により待ち 受取りができます

時間が生じます

すばやく

短縮

現在の証明書交付場所 コンビニでの証明書交付

・千代田区役所本庁舎 区内・区外を問わず近くの

・区内6か所の出張所 コンビニで受取り可能です

どこでも

拡大

窓口での証明書交付時間 コンビニでの交付時間

区役所 平 日 8:30~19:00 6:30~23:00

土曜日 8:30~17:00 年末年始を除きます

出張所 平 日 8:30~17:00 戸籍に関する証明書は

(水曜日は 19:00まで) 9:00~閉庁時間まで

いつでも

延長