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2017年受験要項 法学検定試験委員会 Test of Legal Proficiency9 月 12 日(火)~ 10 月 26 日(木) 10 月 27 日(金)消印有効 ベ ー シ ッ ク 〈基礎〉コース: 4,320 円 法学部 1 年次生~ 2 年次生程度 スタンダード〈中級〉コース: 6,480 円 法学部 2 年次生~標準的な 3 年次生程度 アドバンスト〈上級〉コース: 9,720 円 学習の進んでいる法学部 3 年次生~法学部修了者程度 ベーシック・スタンダードセット8,640 円 スタンダード・アドバンストセット:12,960 円 出願受付期間 願書提出締切 受験料(税込み) 法学検定試験委員会 事務局 https://www.jlf.or.jp/hogaku/index.shtml 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-9-10 茅場町ブロードスクエア2F TEL03(5614)5636 FAX03(3661)7150 (受付時間:平日10:00~17:00) ※ お問い合わせは,受験者ご本人に限らせていただきます。 2017 12 3 日(日)実施 公益財団法人 日弁連法務研究財団 公益社団法人 商事法務研究会 後援:株式会社三省堂,株式会社商事法務,株式会社有斐閣 *セット割引は,2 つのコースを同時に申し込んだ場合のみ適用されます。

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2017年受験要項

法 学 検 定 試 験 委 員 会

■Test of Legal Proficiency■

9月12日(火)~10月26日(木)

10月27日(金)消印有効

ベーシック〈基礎〉コース: 4,320円  法学部1年次生~2年次生程度

スタンダード〈中級〉コース: 6,480円  法学部2年次生~標準的な3年次生程度

アドバンスト〈上級〉コース: 9,720円  学習の進んでいる法学部3年次生~法学部修了者程度

ベーシック・スタンダードセット: 8,640円 スタンダード・アドバンストセット:12,960円

出 願 受 付 期 間

願 書 提 出 締 切

受験料(税込み)

法学検定試験委員会事務局 https://www.jlf.or.jp/hogaku/index.shtml 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-9-10

茅場町ブロードスクエア2F TEL03(5614)5636 FAX03(3661)7150

(受付時間:平日10:00~17:00)

※ お問い合わせは,受験者ご本人に限らせていただきます。

2017年12月3日(日)実施

公益財団法人

日弁連法務研究財団 公益社団法人

商事法務研究会

* *

後援:株式会社三省堂,株式会社商事法務,株式会社有斐閣 *セット割引は,2つのコースを同時に申し込んだ場合のみ適用されます。

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…………………法学検定試験の概要……………………

「法学検定試験」とは

法学検定試験委員会とその組織

「法学検定試験」は,公益財団法人日弁連法務研究財団と公益社団法人商事法務研究会が共同で組織した法学検定

試験委員会が実施している,法学全般に関するわが国唯一の検定試験です。

 法学検定試験4級・3級を2000年から,2級を翌2001年から実施していましたが,法科大学院が定着したことを受けて,

2012年から新制度で実施することとなり,現在はベーシック〈基礎〉コース・スタンダード〈中級〉コース・アドバンスト〈上級〉

コースの3つのコースを実施しています。これらの試験は,法学に関する学力を客観的に評価するわが国唯一の試験として,

大学での単位認定,企業の入社・配属時の参考資料等,さまざまな場面で利用されております。

 なお,「法学既修者試験」は,法学既修者であることを証明する資料として,各法科大学院の「既修者コース(2年コー

ス)」を目指す受験者のために2003年から実施していましたが,2017年度より当面の間,実施を見送ることといたしました。

 公益財団法人日弁連法務研究財団と公益社団法人商事法務研究会は,法学検定試験を共同で実施するため,その企

画・実施の機関として法学検定試験委員会を設置し,その事務局を公益社団法人商事法務研究会内に置いています。

2

 日本弁護士連合会が中心となって設立された公益財団法人で,一段と複雑・多様化,高度化,国際化しつつある法律

問題に対応すべく,弁護士,公認会計士,税理士,弁理士,司法書士から企業の法務担当者までの広範な会員をもって

構成され,適性試験事業・認証評価事業等法科大学院関連事業,法律実務の研修,法および司法制度の研究,法情

報の収集と提供を通じて社会の発展に貢献することを目的としています。

 経済活動に係る法制度に関する調査研究を行うとともに,社会への法律知識の普及・啓発活動を行うことにより,公正か

つ自由な経済活動の機会の確保・促進,その活性化による国民生活の安定向上に寄与し,経済の健全な発展に貢献する

ことを目的とし,主に,民商事法・司法制度・環境法制・消費者法制・法教育等に関する調査研究,および法科大学院

入学のための適性試験や法学既修者試験の実施等を行っている公益社団法人です。

(2017年 4月現在,五十音順)

主催団体

法学検定試験委員会 委 員 長

副委員長

委 員

委 員

委 員

委 員

委 員

委 員

委 員

委 員

委 員

新 堂 幸 司

江 頭 憲 治 郎

大 谷   實

奥 島 孝 康

鎌 田   薫

佐 藤 幸 治

塩 野   宏

高 橋 宏 志

永 井 和 之

三 井   誠

安 永 正 昭

公益財団法人日弁連法務研究財団名誉会長・東京大学名誉教授

公益社団法人商事法務研究会代表理事会長・東京大学名誉教授

同志社大学名誉教授

白�大学学長・早稲田大学名誉教授

早稲田大学総長

京都大学名誉教授

東京大学名誉教授

公益財団法人日弁連法務研究財団理事長・中央大学教授・東京大学名誉教授

中央大学名誉教授

京都女子大学客員教授・神戸大学名誉教授

神戸大学名誉教授

■公益社団法人 商事法務研究会(1955年設立)

■公益財団法人 日弁連法務研究財団(1998年設立)

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 全国規模で実施され,毎年,法学部在学・出身か否かを問わず,多くの学生や社会人等がチャレンジしています。  法学検定試験ベーシック〈基礎〉コース・スタンダード〈中級〉コースは,各科目の重要論点を網羅的にとりあげている『2017年法学検定試験問題集』(商事法務刊)から試験問題の6~7割程度が出題されます(問題集の問題そのものが出題されるとは限りません)。問題集に沿って学習することにより,無理なく各科目全般に関する知識・能力を身につけられ,実際に試験で学習の成果を測ることができます。  ベーシック〈基礎〉コース(法学部1年次生~2年次生程度)は,「法学入門」「憲法」「民法」「刑法」といった基本法についての基礎的知識・能力を測る試験ですので,日常の学習のまとめや目安として活用できます。  スタンダード〈中級〉コース(法学部2年次生~標準的な3年次生程度)は,「法学一般」「憲法」「民法」「刑法」の必須科目に加えて,将来の進路や学習の度合い等に応じて5科目(民事訴訟法,刑事訴訟法,商法,行政法,および憲法・民法・刑法をその内容とする基本法総合)から1科目を選択でき,基本的な条文の解釈や重要判例の理解度を測れます。各種資格試験や採用試験の腕試しとして,さらには法律学の知識・能力の到達度測定手段として利用できます。  アドバンスト〈上級〉コース(学習の進んでいる法学部3年次生~法学部修了者程度)は,スタンダード〈中級〉コースと同様の選択科目(基本法総合を除く)のほか,やや発展的な科目(労働法,倒産法,経済法,知的財産法)を加えた中からもう1科目の選択を要求しています。将来法曹を目指すためのステップとして,また企業や官公署等において法律実務を担当しうるだけの一定水準以上の体系的な法学の実力を証明する試験として利用され,高度なレベルとなっています。  大学受験時の偏差値ではなく,大学で何を学んだかを客観的に証明するツールとして,各企業や団体等の就職・採用試験の場で威力を発揮します。  法学検定試験委員会は,法学の各専門分野においてわが国を代表する研究者によって組織されています。また各分野の気鋭の研究者によって練られた問題を水準に応じて出題しています(出題委員は非公表)。さらに本検定試験には,全国の法学研究者がその趣意にご賛同くださり,さまざまなご意見・ご指導・ご協力を得ています。

1.法学全般に関するわが国唯一の検定試験

2.学習レベルにあった法的知識・能力が身につく(ベーシック〈基礎〉コース・スタンダード〈中級〉コース)

3.レベル・進路にあわせコースを選択できる

4.就職・採用試験の場で威力を発揮

5.法学界最高水準の陣容でバックアップ

………………法学検定試験5つの特徴………………

……………法学検定の実施状況(2016年)……………

●ベーシック〈基礎〉コースの志願者数・実受験者数・合格者数・合格率一覧 志願者数 平均点(60点満点) 合格者数

3,645名

実受験者数

3,219名 34.7点 1,951名

※合格者最年少15歳・最年長75歳

●スタンダード〈中級〉コースの志願者数・実受験者数・合格者数一覧 志願者数 実受験者数 平均点(75点満点)

1,741名 1,463名 44.6点

※合格者最年少15歳・最年長75歳

●アドバンスト〈上級〉コースの志願者数・実受験者数・合格者数一覧 志願者数 実受験者数 平均点(55点満点)

578名 449名 24.7点

合格率

60.6%

合格点

合格者数 合格率 合格点

32点以上

817名 55.8% 43点以上

合格者数 合格率 合格点

85名 18.9% 31点以上

※合格者最年少19歳・最年長75歳

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…………コース別各科目の出題範囲・内容…………

◎ベーシック〈基礎〉コース……法学部1年次生~2年次生程度 法 学 入 門  大学で法律学を学び始めた者が,最低限知っておくべき基礎知識を問う。 憲   法  日本国憲法の条文,その通説的な見解,関連する基本判例の趣旨の理解など,憲法の学習にとって必要な基礎知識を問う。

民   法  総則と債権法に相対的な重きを置きつつ,物権法(担保物権法は含まない)も含めて,基本的な制度について条文と通説の正確な理解度を問う。家族法の初歩的な基礎知識を問う問題も含まれる。

刑   法  刑法総論の基礎知識を中心に,刑法各論に関しては特に重要な犯罪類型にかかわる基本的事項を問う。

◎スタンダード〈中級〉コース……法学部2年次生~標準的な3年次生程度 法 学 一 般  大学で法律学をある程度学んだ者として,知っておくべき基礎知識を問う。 憲   法  憲法の基礎知識があることを前提にして,憲法上の主要論点にかかわる学説・判例のより深められた理解力,推論して考える力を問う。

民   法  民法典全分野における基本的な法制度について,判例を含めて,簡単な事例問題も用いて,正確に理解しているか否かを問う。密接に関連する制度の相互関係を問う問題も含み,担保物権法については初歩的な基礎知識を問う問題に限る。

刑   法  刑法全般に関する主要なテーマについて,判例・学説の基本的な理解力を問う。総論についてはすべてにわたるが,各論については個人的法益に対する罪(特に財産犯)を中心とし,社会的法益・国家的法益に対する罪からは基本的問題を出題する。

選 択 科目  民事訴訟法・刑事訴訟法・商法・行政法・基本法総合から1科目選択。 民事訴訟法  総論,裁判所,当事者・代理人,訴えの種類・対象,訴え提起の手続・訴訟の進行,口頭弁論から判決に至る一連の民事訴訟手続に関する全体的な制度の基本的な仕組みと初歩的な法的知識・理解力を問う。多数当事者訴訟,上訴・再審等については,とりあげない。

刑事訴訟法  犯罪の捜査,公訴の提起,公判手続,証拠法,裁判,上訴という刑事手続の流れに沿い,刑事手続の基本原理,制度の基本的な仕組みと初歩的な法解釈上の論点に関する知識・理解力を問う。

商   法  会社法に関する基本的な法制度と若干の実務的な内容を中心に,商法総則,商行為法,手形法・小切手法の初歩的な内容も範囲とする。企業に関する私法規制の基礎知識と単純な事例を通しての法的理解力を問う。

行 政 法  広義の行政法総論が主たる出題範囲である。狭義の行政法総論のほか,国家補償法や行政訴訟法についての基礎知識を問う。行政法各論特有の問題は基本的に出題しないが,総論との関係で必要な事項は学習しておくことが望ましい。

基本法総合  基本的にはスタンダード〈中級〉コースの憲法・民法・刑法の出題範囲・内容と同様である。しかし,やや難易度の高い問題や他の法分野との境界領域の問題も出題範囲とするので,憲法・民法・刑法のより深い理解が求められる。

【公式問題集】

*6~7割が問題集から出題されますので利用をお勧めします。 ただし,問題集の問題がそのまま出題されるとは限りません。 合格者の声(本要項13頁~15頁)も参考にしてください。

『2017年法学検定試験問題集 ベーシック〈基礎〉コース』 2,200 円(税別)

A5 判 396 頁 ISBN 978-4-7857-2511-2

『2017年法学検定試験問題集 スタンダード〈中級〉コース』 3,800 円(税別)

A5 判 963 頁 ISBN 978-4-7857-2512-9

http://www.shojihomu.co.jp/

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◎アドバンスト〈上級〉コース……学習の進んでいる法学部3年次生および法学部修了者程度 法学基礎論  法哲学,法社会学,比較法,日本法制史,司法制度論,法的思考の基礎から出題する。上級者としては,実定法の知識だけではなく法規範の成り立ちや解釈の基礎についても学習をし,理解を深めてほしい。

憲   法  学説については,各説の論拠とその当否を論じ自説を展開できるか,判例については,争点および判決要旨に加え,事案の内容・判決の理論構成・有力な反対意見・学説の論評等を理解しているか,比較憲法に

ついては,概括的であれ主要国の憲法史・憲法理論・憲法運用の実際を理解しているかなどが問われる。

民   法  担保物権法,親族法・相続法を含む民法典全分野,および,特別法(一般法人法,借地借家法,消費者契約法,利息制限法,製造物責任法,区分所有法,動産・債権譲渡特例法)についても理論上・実務

上重要なものは出題範囲に含める。

刑   法  刑法典全般に及び,刑法総論については判例・学説の基本的知識および応用力を問う。刑法各論についてはすべての犯罪類型について正確な知識を要求する。

選 択 科目  民事訴訟法・刑事訴訟法・商法・行政法から1科目,これに労働法・倒産法・経済法・知的財産法を加えた中からもう1科目の合計2科目選択。

民事訴訟法  複雑訴訟,多数当事者訴訟,上訴・再審,特別手続も範囲とし,裁判所法,人事訴訟法,仲裁法,民事調停法,非訟事件手続法等を含む。

刑事訴訟法  刑事訴訟手続の全分野を対象とし,刑事訴訟法・刑事訴訟規則に加え標準的な教科書で扱われる憲法についても出題範囲に含む。標準的な教科書で扱うレベルの学説・理論および基本判

例の理解や,基礎的知識を具体的設例等に応用する能力を問う。

商   法  会社法,商法総則,商行為法,手形・小切手法の分野から,重要な条文・判例について,制度の趣旨を踏まえて理解しているかを問う。

行 政 法  広義の行政法総論(国家補償法,および行政争訟法からなる行政救済法分野をも含む)が主な出題範囲となる。また,行政組織法分野の重要問題について出題することがある。スタンダード〈中

級〉コース問題集の解説を踏まえた,より応用的・発展的な知識と理解力を問う。

労 働 法  労働基準法,労働組合法,労働契約法などの基本的な法律を中心に,これらに関連する育児・介護休業法,労働契約承継法等についても,最低限の内容を把握していることを前提とする。

また労働法は特に判例が重要であり,労働契約や労使関係,労災などにかかる中心的な判例法理の理

解も前提となる。

倒 産 法  破産法を中心に,民事再生法,会社更生法,会社法上の特別清算を範囲とし,倒産法全般について基本的な理解が得られているかを問う。

経 済 法  独占禁止法を中心とし,関連法令を含む。民法・刑法その他の法分野でも,独占禁止法の法目的と同様に競争政策を実現する手段として登場する範囲で出題範囲に含める。

知的財産法  特許法と著作権法から各4問,知的財産法の基本的な事項から2問出題する。知的財産法についての基本的な理解を問う。

◆法科大学院の入学判定に利用 法学既修者としての学力を有しているか否かの判定材料として,多くの法科大学院で法学検定試験の成績が参考とさ

れています。詳しくは,各法科大学院の募集要項やウェブサイトでご確認ください。

【公式過去問集】

『2017年法学検定試験過去問集 アドバンスト〈上級〉コース』 3,500 円(税別)

A5 判 465 頁 ISBN 978-4-7857-2513-6

http://www.shojihomu.co.jp/

*各科目における出題の範囲・レベル・学習のポイントとあわせ, 過去 3年分(2016年~ 2014年)のアドバンスト〈上級〉コースの試験問題と解説を収録した過去問集です。 法学基礎論(6分野)ならびに11の法律科目の択一問題を収録しています。日々の学習における腕試しや復習,あるいはまだ勉強されたことのない法律科目の手引書としてご利用いただくことも可能です。

ベーシック〈基礎〉コース問題集 1,700円 スタンダード〈中級〉コース問題集 3,100円 アドバンスト〈上級〉コース過去問集 2,800円

*2016年版ですが十分ご利用いただけます。

【2016年法学検定試験問題集アプリ】

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出題形式・解答方式  多肢択一形式。解答方式はマークシート方式です。出題範囲やレベル等の詳細については,本要項4頁~5頁のほか,各コースの『問題集』『過去問集』およびウェブサイトをご覧ください。

……………法学検定試験各コース実施要項……………

 「法学検定試験」は,どなたでも出願することができます。受験資格は一切問いません。  ベーシック〈基礎〉コースとスタンダード〈中級〉コース,スタンダード〈中級〉コースとアドバンスト〈上級〉コースは併願することができます。併願する場合は,セットで申し込みをした場合のみ受験料の割引があります。 

出願資格

試験科目・試験時間

法学入門  憲 法   民 法  刑 法 120分

150分

科   目

法学一般 憲法 民法 刑法 「選択科目A群*1および基本法総合*3」から1科目選択 14:00~16:30

10:00~12:009:40

13:40

●ベーシック〈基礎〉コース(4科目・合計60問〔法学入門10問/民法20問/その他各15問〕)

●スタンダード〈中級〉コース(5科目・合計75問〔法学一般10問/民法20問/その他各15問〕)

●アドバンスト〈上級〉コース(6科目・合計55問〔法学基礎論10問中5問選択/その他各10問〕)

試験会場 〈公開会場〉  札幌市,仙台市,東京都(A地区・B地区),愛知県,京都市,大阪府,岡山市,愛媛県,福岡市,沖縄県の全国11地区で実施します(東京A地区:23区および23区に隣接する市,B地区:東京西部)。出願時に希望地区を選択してください。なお,具体的な試験会場は受験者個別に受験票にて通知します。指定された受験地区・試験会場の変更はできません(複数の会場で実施する地区〔東京A地区等〕がありますが,出願時に希望会場を指定することはできません)。

〈団体会場〉  各団体と法学検定試験委員会が協議のうえ指定した会場で実施します。

〈一般受験者受入団体会場〉  弘前市,松本市,広島県,高知市,鹿児島市でも受験できる場合がありますので,これらの地区での受験を希望される方は,出願前に法学検定試験委員会事務局にお問い合わせください(TEL:03-5614-5636)。事前の連絡なしに,これらの地区を指定した出願は受理できませんのでご注意ください。

正解の公表  正解は,試験の翌日(12月4日)17時までに,法学検定試験委員会のウェブサイト(本要項1頁)上で公表します。

試験時間

必須科目 試験時間

150分 法学基礎論 憲法 民法 刑法 「選択科目A群*1」から1科目,「A群およびB群*2」からもう1科目選択 10:00~12:309:40

※選択科目は試験当日に選択。

解答時間 必須科目 ※選択科目

※選択科目

集合時間

解答時間 集合時間

解答時間 集合時間

試験時間

*1 選択科目A群 ①民事訴訟法 ②刑事訴訟法 ③商法 ④行政法 *2 選択科目B群 �労働法 �倒産法 �経済法 �知的財産法 *3 基本法総合  憲法・民法・刑法から必須科目とは異なる問題を出題(詳細は,本要項4頁~5頁参照)

…出題は2016年10月1日現在施行されている法律を基準とします

 試験開始20分前から試験に関する説明を行いますので, 上記の集合時間までに指定された座席に必ず着席してください(遅刻厳禁)。なお, 試験開始時間に指定された座席に着席していない場合, 受験をお断りします。

合否判定  合否判定は,法学検定試験委員会が設置する「合否判定委員会」が試験結果を分析したうえで決定します。ただし,受験科目中0点の科目がある受験者は,総合得点にかかわらず不合格とします。

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優秀合格者制度:プレミアム合格(仮)の新設  本年度より,特に優秀な成績で合格した受験者に対して,特別な枠を設け,合格証書にその旨を明示し,その栄誉を讃えるプレミアム合格制度(仮)を新設します。すでに合格した方の再チャレンジも大歓迎です。

成績通知書の送付  受験者全員に「成績通知書」,合格者には「合格証書」をお送りします。  得点分布・平均点等の統計資料および試験結果についての講評は,2018年1月9日頃,法学検定試験委員会のウェブサイト(本要項1頁)で公表します。なお,試験結果に関する個別の照会には一切応じられません。

………試験結果をすべての受験者にお送りします………

受験者全体の団体・グループ成績表を送付

団体・グループ受験申込責任者宛

直接郵送にて通知

受験者宛

※ 様式は実物とは異なることがあります。

 法 学 入 門

 憲   法

 民   法

 刑   法

 合   計

9

14

17

12

52

6.9

9.9

10.9

9.6

37.3

64

67

64

64

67

10

15

20

15

60

科目     得点    平均点  偏差値  配点

試験成績表

◯◯年◯月◯日(日)実施 法学検定試験成績通知書  合否判定 ベーシック〈基礎〉コース 合格

今回の合格点 ◯点以上  総合順位 120位(3589名中)

団体コード: 平成◯年度  法学検定試験 解答状況表

 ベーシック〈基礎〉コース

 スタンダード〈中級〉コース

 アドバンスト〈上級〉コース

50

20

12

32

12

4

16

8

6

2

2

コース 合計 合格 不合格 欠席

団体・グループ成績表A

団体・グループ成績表B スタンダード〈中級〉コース

人数 素点 累計 割合(%)

75

74

56

55

54

53

52

51

50

49

48

47

46

45

80

79

62

61

60

59

58

46

47

48

49

50

51

52

1

1

1

1

1

1

1

1

1

3

4

5

6

7

8

9

10

11

15

20

25

30

35

40

45

50

55

1

1

偏差値

47

46

20

43,2

12.85

19

20

95

100

40

39

人数

平均点

標準偏差

受験者全員に「成績通知書」を,合格者には「合格証書」をお送りします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

…2016年度の出題例~ベーシック<基礎>コース~(正解は16頁下)… 【民法】権利能力に関する以下の記述のうち,誤っているものを1 つ選びなさい。    1.自然人の権利能力は,出生に始まる。    2.胎児は,遺贈について,すでに生まれたものとみなされる。    3.外国人は,権利能力を有しない。    4.自然人の権利能力は,死亡によって終了する。

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8

受験料支払方法 受付期間 締切 申込方法 会場 出願方法

個人申込

団体申込

グループ 申込

公開

団体

公開

願書郵送

ウェブサイト

コンビニ 店頭設置機械※

申込責任者 による一括郵送

特約書店もしくは 銀行振込

コンビニ決済 もしくはカード決済

各コンビニ店頭

銀行振込

申込責任者にお問い合わせください

※セブンイレブン…「マルチコピー」 ローソン…「Loppi」 ミニストップ…「MINISTOP Loppi」   ファミリーマート…「Famiポート」 サークルKサンクス…「Kステーション」

各団体にお問い合わせください (個人申込より受付期間・締切が早まります)

受 験 者:各団体にお問い合わせください 申込責任者:ウェブサイトをご覧ください

10月27日�消印有効

コンビニ決済:10月26日� カード決済: 10月30日�

10月30日�

9月12日�~10月26日� 〈書店受付〉

9月12日�~10月30日�

9月12日�~10月30日�

……………………出願・申込方法……………………

出願方法

申込方法・受付期間一覧

〈個人申込〉

〈団体申込(20名以上)〉・・・大学・企業単位で!

〈グループ申込(10名以上)〉・・・ゼミ・仲間同士で!

受付期間・締切は,申込方法により異なりますのでご注意ください。

 出願の方法には,「個人申込」「団体申込」「グループ申込」の3種類があります。  受験者個人で受験申込手続をし,出願する方法です(手続の詳細は本要項9頁「出願から成績通知までのフロー」でご確認ください)。 原則として,全国10地区に設置する「公開会場」での受験となります(受験者は受験地区を選択)。「一般受験者受入団体会場」(本要項6頁参照)での受験を希望される方は,必ず出願前にお問い合わせください(TEL:03-5614-5636)。  大学や企業・団体等の「申込責任者」を通して受験申込手続をし,当該申込責任者が「法学検定試験委員会事務局」に一括して出願する方法です。団体受験申込書の入手等の詳細については,ウェブサイト(本要項1頁参照)をご覧ください。  原則として,当該団体と法学検定試験委員会が協議のうえ指定する「団体会場」での受験となります。多くの場合,団体受験の申込みをした「大学」が会場となります。  受験者個別に試験結果をお送りするほか,「申込責任者」宛に団体成績・団体受験者の成績一覧をお送りします(受験者の個人成績については各受験者による事前の承諾が必要となります)。

◎団体割引制度について  団体申込にはお得な割引特典があります。条件によって割引率が異なりますので,詳しくはウェブサイト(本要項1頁参照)をご覧ください。  10名以上(各コースの人数を合算することは不可)のグループで受験する場合,「申込責任者」を通して受験申込手続をし,当該申込責任者が「法学検定試験委員会事務局」に一括して出願する方法です。グループ受験申込書の入手等の詳細については,ウェブサイト(本要項1頁参照)をご覧ください。  全国10地区に設置する「公開会場」での受験となります(申込責任者が受験地区を選択)。  受験者個別に試験結果をお送りするほか,「申込責任者」宛にグループ成績・グループ受験者の成績一覧をお送りします(受験者の個人成績については各受験者による事前の承諾が必要となります)。

※団体・グループの「申込責任者」は受験者以外でも可能です(学部長・ゼミの担当教員等)。

◎お得なグループ受験 ~本年度よりグループ割引制度を新設(受験料8%引き)~  本年度よりグループ割引制度を新設いたします(受験料8%引き)ので詳しくはウェブサイト(本要項1頁参照)をご覧ください。  ゼミ・サークルでの学習目標の設定・確認,企業内の法務研修等に是非ご活用ください。  また,合格者上位5名の平均点が最も高かったグループを表彰します。優秀グループ賞を目指して,頑張ってください。

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9

■出願書類(願書・専用封筒)の入手方法 ①大学生協購買部・主要書店(特約書店等)からの入手  特約書店等で無料配布します。 ②ウェブサイト等での出願書類の請求  ウェブサイトから出願書類の請求ができます。 ■申込みの方法 ①郵送での申込み 〈受験料を特約書店等へ支払う場合〉  特約書店等で受験料を支払い,特約書店等発行の「書店払込証書」と「願書」を「専用封筒」に入れて,法学検定試験委員会事務局へ郵送してください。 〈受験料を指定口座へ振り込む場合〉  下記の銀行口座に受験料を振込み(ATM可・インターネットバンキング不可),「振込金額」と「振込人氏名」が明記されている利用明細,振込証明書等の振込み証明書類と「願書」を「専用封筒」に入れて,法学検定試験委員会事務局へ郵送してください。 ②ウェブサイト,コンビニ(店頭設置機械)からの申込み  受付期間中は,ウェブサイトの出願専用ページまたは全国のコンビニ(店頭設置機械)から直接,受験の申込みができます(締切日にご注意ください。ウェブサイトから申し込まれた場合,支払方法で締切日が異なります)。  ウェブサイト,コンビニ(店頭設置機械)から直接,受験を申込まれた場合は,願書の郵送は不要です。 ■受験票の到着・写真の貼付  受験票は願書に記載された住所宛に,直接受験者に発送します。試験日より5日前までに受験票が到着しない場合には法学検定試験委員会事務局までご連絡ください。  受験票には写真貼付欄(1ヵ所)がありますので,写真をご自分で貼付してください。写真の大きさは縦4cm×横3cmで6ヵ月以内に写した上半身脱帽,正面の証明写真(カラー・モノクロ共に可)に限ります。写真のコピー,家庭用プリンターで普通紙に印刷したもの,プリクラ,サングラス着用,集合写真は認められません。試験当日に写真票は回収させていただきます。 ■受験票の持参  受験票(写真貼付欄〔1ヵ所〕に写真貼付のこと)は当日必ず会場に持参してください。 ■試験結果の発送  試験結果は,願書に記載された住所宛に発送します(願書に記載された住所と現住所が異なる場合は,必ず郵便局に転送届をお出しください)。

出願受付開始

出願書類配布開始

出願受付終了 郵送での申込み

ウェブサイト・ コンビニでの 申込み

受験票の発送

9月12日

9月~

締切:10月26日  10月27日 (消印有効)

11月22日頃

試験当日 12月3日

試験結果発送 2018年1月9日頃

締切:10月30日 ウェブ申込で

コンビニ決済の場合は (  10月26日  )

◎郵送による申込みの際,願書等は消印有効日までに必ず投函してください。消印有効日以降の消印のものは受理できません。 ◎受験料を特約書店や銀行に支払いまたは振り込まれても, 願書等が試験委員会事務局まで到着せず, 正式に受理されない場合(願書の郵送忘れ等), 申込みは無効となります。この場合,受験料の返却は当委員会の定める基準で行います。次回の受験へ振り替えることはできません。 ◎出願後は, 受験料の返却または次回受験への振替は認められません。

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…出願から成績通知までのフロー(個人申込の場合)… ※他の出願方法における日程については,「申込方法・受付期間一覧」(本要項8頁)で必ずご確認ください。

①みずほ銀行  銀座支店 (普通)2275905  口座名  法学検定試験委員会事務局 

②ゆうちょ銀行 〈ゆうちょ銀行から〉 00180-3-567530 〈他行から〉 〇一九支店 (当座)0567530  口座名  法学検定試験委員会事務局 

受験料振込先

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10

〔記入例〕 記入要領については,願書裏面でご確認ください。

願書提出は2017年10月27日(金)当日消印有効

2017. 12 「法学検定試験」

②受験地地区名

番号

①氏名はカタカナで記入

漢字氏名

(氏) (名)

③生年月日(西暦)

日月年

(注意)月日が1ケタの場合は,01,04のように頭に0をつけてください。

性別

1(男)

2(女)

④ 住 所

〒都道府県名・市町村名・番地・アパート名・部屋番号まで記入

⑤職業番号 学校番号 学校名コード 学校名 専攻番号 学年番号

⑧ 団体名・グループ責任者名

※ ベーシック〈基礎〉コースとスタンダード〈中級〉コースは併願が可能です。

スタンダード〈中級〉コースとアドバンスト〈上級〉コース

団体・グループ責任者への個人成績の通知を承諾します。

署名特約書店印

●各項目はコンピュータに入力しますので正確に記入してください。

整理番号

願書

携帯電話その他の電話

太枠内を記入のこと(記入要領については裏面を参照)

⑦ 受験方法(該当する方を○で囲む)

団体受験 グループ受験

※下記は,該当する方のみご記入ください。

⑥ 受験するコースまたはセットを選択し,番号を○で囲んでください。

1 ベーシック〈基礎〉コース

2 スタンダード〈中級〉コース

3 アドバンスト〈上級〉コース

4 ベーシック・スタンダードセット

5 スタンダード・アドバンストセット

⑨身障者等受験特別措置を希望して申請書を添付している場合は右欄にチェック( )をしてください。

※申請書はウェブサイトからダウンロード・印刷してください。

チェック欄

01

6

②受験地

 希望の受験地区番号を選び,地区名と番号をあわせて記入してください(指定された受験地区の変更はできません)。東京地区は,A地区(23区および23区に隣接する市)とB地区(東京西部)を設定していますが,ご希望の地区が指定されるとは限りません。  なお,一般受験者受入団体会場をご希望の方は,受験地番号がありませんので,出願前に必ず法学検定試験委員会事務局にお問い合わせください(TEL:03-5614-5636)。

⑤職業,学校,専攻ならびに学年番号については願書裏面を,学校名コードについては本要項11頁をご参照ください。

⑦⑧団体もしくはグループで出願される方のみご記入ください。(詳細は本要項8頁参照)

札幌

身障者等受験特別措置を希望する場合 ウェブサイトの「身障者等受験特別措置実施概要」をよく読み,「身障者等受験特別措置申請書」等必要書類一式を事務

局までお送りください。申込み方法により提出方法や提出期限に違いがありますので,お間違えのないようご留意ください。 ※出願後に負傷等され,特別措置が急遽必要になった場合は,すみやかに事務局にご連絡ください。

⑨身障者等受験特別措置を希望して申請書を添付している場合  身障者等受験特別措置を希望される方は,身障者等受験特別措置についての「概要」をよく読み,願書と一緒に必ず「申請書」等必要書類一式を揃えてお送りください。なお,「概要」や「申請書」はウェブサイトからダウンロードできます。申請書の添付がある場合のみチェック欄にチェックマーク(  )を入れてください。

⑥コースまたはセット選択

 スタンダード〈中級〉コースとアドバンスト〈上級〉コースの選択科目は試験当日に選択していただきます。

★願書は黒のボールペン・万年筆等を用い,楷書で丁寧に記入してください。

出願に際しての注意事項 ●ウェブサイト,コンビニ店頭設置機械から直接受験を申込まれた場合は,願書の郵送は不要です。

●書類に不備がある場合は,申込みを受理できないことがありますので十分注意してください。

●受験料を払い込まないで出願した場合は受理できません。

●受験料を払い込んでも,願書の提出がない場合,受験することはできません。

……………………願書の記入要領……………………

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…2016年度の出題例~スタンダード<中級>コース~(正解は16頁下)… 【憲法】日本国憲法の定める天皇制に関する以下の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。  1.天皇の国事行為のなかには,内閣総理大臣の任命のように,内閣の助言と承認以前に他の国家機関により実質的決定がくだされているものがある。その場合には,内閣の助言と承認は不要である。

 2.皇室典範によれば,皇位継承資格者は,皇統に属する男系の男子とされているので,女系または女性天皇を認めるためには,憲法改正によらねばならない。

 3.判例によれば,天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であるが,天皇にも私生活があり,民事責任の成立する可能性があるので,民事裁判権が及ぶ。

 4.天皇は,病気や外国訪問等の場合,国事行為の全部または一部を委任することができるが,その際には,内閣の助言と承認を必要とする。

私立大学

駒澤大学 作新学院大学 札幌大学 札幌学院大学 志學館大学 城西大学 上智大学 駿河台大学 成蹊大学 成城大学 西南学院大学 清和大学 摂南大学 専修大学 創価大学 大東文化大学 高岡法科大学 拓殖大学 中央大学 中央学院大学 中京大学 帝京大学 帝塚山大学 東亜大学 桐蔭横浜大学 東海大学 東京経済大学 同志社大学 東北学院大学 東洋大学 獨協大学 同志社女子大学 常葉大学 名古屋学院大学 名古屋経済大学 奈良学園大学※2

国立大学・公立大学

岩手大学 愛媛大学 大分大学 大阪大学 岡山大学 小樽商科大学 香川大学 鹿児島大学 金沢大学 九州大学 京都大学 熊本大学 神戸大学 高知大学 埼玉大学 佐賀大学 静岡大学 島根大学 信州大学 千葉大学 筑波大学 東京大学 東北大学 富山大学 東京学芸大学 名古屋大学 新潟大学 一橋大学 弘前大学 広島大学 福島大学 北海道大学 山形大学 山口大学 横浜国立大学 琉球大学

コード

1001 1002 1003 1004 1006 1007 1101 1102 1103 1105 1106 1107 1108 1109 1201 1202 1203 1204 1206 1301 1302 1303 1304 1305 1306 1401 1402 1501 1502 1503 1504 1505 1701 1702 1703 1801

コード

1005 1104 1110 1205 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2101 2102 2103 2104 2105 2106 2107 2108 2109 2110 2111 2112 2113 2114 2115 2116 2117 2118

公立大学・私立大学

大阪市立大学 北九州市立大学 高知県立大学 首都大学東京※1 愛知大学 愛知学院大学 青森中央学院大学 青山学院大学 朝日大学 麻布大学 亜細亜大学 大阪学院大学 大阪経済大学 大阪経済法科大学 大阪国際大学 岡山商科大学 沖縄大学 沖縄国際大学 学習院大学 神奈川大学 関西大学 関西学院大学 関東学院大学 関東学園大学 九州国際大学 京都学園大学 京都産業大学 京都女子大学 杏林大学 近畿大学 久留米大学 慶應義塾大学 甲南大学 神戸学院大学 國學院大學 国士舘大学

私立大学

南山大学 二松学舎大学 日本大学 日本文化大学 ノースアジア大学※3 白 大学 姫路獨協大学 広島修道大学 福岡大学 福山平成大学 富士大学 平成国際大学 法政大学 放送大学 北陸大学 北海学園大学 阪南大学 北海商科大学 松山大学 宮崎産業経営大学 明海大学 明治大学 明治学院大学 名城大学 桃山学院大学 武蔵大学 武蔵野大学 山梨学院大学 四日市大学 立教大学 立正大学 立命館大学 龍谷大学 流通経済大学 早稲田大学

コード

2119 2201 2202 2203 2204 2205 2206 2207 2208 2209 2210 2211 2212 2213 2214 2301 2302 2303 2304 2305 2306 2307 2308 2309 2310 2311 2312 2313 2314 2315 2316 2317 2318 2401 2402 2403

コード

2404 2405 2406 2407 2408 2501 2502 2503 2504 2505 2506 2507 2508 2509 2510 2511 2512 2513 2601 2602 2603 2604 2605 2606 2607 2608 2609 2701 2702 2801 2802 2803 2804 2805 2901

その他 3000

※該当する学校が一覧にない場合は「3000」を記入してください。

……学校名コード一覧(国立大学・公立大学,私立大学別)……

※1…東京都立大学 ※2…奈良産業大学 ※3…秋田経済法科大学

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12

…………………2016年度表彰者一覧………………… 対象者には,法学検定試験委員会から賞状・記念品を贈り,その栄誉を讃えるとともに,成績優秀者には,後援団

体より副賞が贈呈されます。

◎成績優秀者(各コースの最高得点者およびそれに準ずる者若干名) ●アドバンスト〈上級〉コース(最高点49点/55点満点) ○最優秀者(1名) 日高稔基(21歳)東京都 ○優 秀 者(4名) 太田豪(36歳)北海道,関貴行(28歳)新潟県,寺井敬治(21歳)埼玉県,  横井昌彦(58歳)奈良県 ●スタンダード〈中級〉コース(最高点71点/75点満点) ○最優秀者(3名) T・S(45歳)東京都,大西久美子(37歳)大阪府,高柳佑太(28歳)大分県 ○優 秀 者(3名) 藤野学(39歳)埼玉県,野澤卓雄(33歳)神奈川県,田中悠那(19歳)石川県

●ベーシック〈基礎〉コース(最高点60点/60点満点) ○最優秀者(1名) K・S(48歳)東京都 ○優 秀 者(4名) T・I(45歳)神奈川県,K・S(19歳)東京都,川手明子(40歳)東京都,  中川雅義(55歳)京都府

◎グループ賞(各コース10名以上のグループで合格者上位5名の平均点) ●アドバンスト〈上級〉コース チーム馬場(38.8点) ●スタンダード〈中級〉コース 該当グループなし ●ベーシック〈基礎〉コース 福岡カレッジ・オブ・ビジネス(52.8点)

◎団体賞(各コース20名以上受験の団体) ●アドバンスト〈上級〉コース 該当団体なし ●スタンダード〈中級〉コース ○合格者数の部 第1位:新潟大学50名,第2位:東京経済大学35名,第3位:神戸学院大学34名 ○合格率の部 第1位:東京経済大学83.3%,第2位:南山大学81.3%,第3位:神戸学院大学75.6%

●ベーシック〈基礎〉コース ○合格者数の部 第1位:立正大学171名,第2位:香川大学111名,第3位:新潟大学99名 ○合格率の部 第1位:新潟大学97.1%,第2位:岡山大学86.4%,第3位:香川大学84.1%

【2016年度表彰式】委員の先生方と記念撮影  例年3月に法学検定試験委員出席のもと,表彰式を開催しています。 アドバンスト〈上級〉コースグループ賞 ベーシック〈基礎〉コースグループ賞 チーム馬場の代表者 福岡カレッジ・オブ・ビジネスの先生と学生

2017年 3月 9日法曹会館にて,2016年法学検定試験表彰式を行いました。来年も受験者のみなさんとお目にかかれるのを楽しみにしています。

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※実施状況は毎年異なります。

……………団体受験の実施状況(2016年)……………

所在地 団体名 所在地 団体名 所在地 団体名 所在地 団体名

北海道 北海道 北海道 青森 青森 宮城 栃木 埼玉 茨城/千葉 千葉 東京 東京 東京

東京 東京 東京 東京 神奈川 神奈川 神奈川 新潟 富山 富山 石川 山梨 長野

静岡 愛知 愛知 京都 大阪 大阪 大阪 大阪 大阪 兵庫 兵庫 岡山 広島

広島 香川 高知 高知 福岡 福岡 福岡 福岡 佐賀 熊本 鹿児島 鹿児島 沖縄

北海道大学 札幌学院大学 北海学園大学 弘前大学

青森中央学院大学 東北学院大学 白�大学 獨協大学 流通経済大学 中央学院大学 國學院大學 国士舘大学 専修大学

東京経済大学 東京法律専門学校 東洋大学 立正大学 関東学院大学 桐蔭横浜大学 東海大学 新潟大学 富山大学 高岡法科大学 金沢大学 山梨学院大学 信州大学

静岡大学 南山大学 名城大学 京都産業大学 大阪経済法科大学 近畿大学 摂南大学 阪南大学 桃山学院大学 神戸学院大学 姫路獨協大学 岡山大学 広島大学

広島修道大学 香川大学 高知大学

高知県立大学・短期大学 北九州市立大学 九州国際大学 久留米大学 西南学院大学 佐賀大学 熊本大学 鹿児島大学 志學館大学 沖縄国際大学

◎団体における取り組み方の例 ~対策講座,受験料補助,単位認定,etc.~  団体受験校においては,さまざまな取り組みがなされていますがその一例を紹介します。

【対策講座】  課外講座の1つとして,法学検定試験対策講座を開設し,問題集に仲間と一緒に取り組む方法です。サボりそうになる心をつなぎ止めるのは,一緒に頑張る仲間たちです。学内の先生や学外の講師による解説講義も,問題集の解説を読んだだけでは理解できないときの助けになります。

【受験料補助】  全員に,あるいは合格を条件に受験料の一部または全部を補助したり,合格者に対する報奨金の授与を行うなど,前向きに勉強する学生を応援しています。

【単位認定】  合格者に単位を認定する制度を設ける大学が増えています。この試験が客観的な基準に達していることの証明となっていることを示すものです。たとえば,ベーシック合格2単位,スタンダード合格4単位,アドバンスト合格6単位(複数コースの合格している場合は上位コースの単位数を上限とする)とする大学や,ベーシックの合格を必修科目の単位認定の際の加点事由とする大学など,さまざまな方法がありますので,事務局までお問い合わせください。

 合格者の声を紹介します。スペースの関係で一部を省略させていただきました。また,ほかにも多くの方から自らの体験をお寄せいただいております。全文はウェブサイト(本要項1頁参照)をご覧ください。 

………………………合格者の声…………………………

友人との競い合い 今回,グループ受験に誘われたので受験することとなりまし

た。昨年は自分自身の勉強がほとんど進んでおらず,周囲の友人が受験している中,自分は受験することができなかったので,今回が初めての受験でした。だから,単純に昨年の自分と比較というわけにはいきませんが,昨年のその友人たちの結果と比較して自分がどれくらいできているのだろうかというところが今回の受験で意識したところでした。結果として,納得のいかない点数をとってしまった科目もありましたが,ひとまずその結果を上回っていて安心しました。しかし,今回受験してやはり勉強不足な科目も見えてきたので,今後とも油断することなく勉強を続けていきたいと思います。

(アドバンスト〈上級〉コース・優秀賞・グループ賞 寺井敬治・早稲田大学3年)

司法試験へのステップ この度は栄えある賞を受賞させていただきまして誠にありが

とうございます。私は昨年の法学検定も受験し合格させていただいていましたので,今回は個人の受賞よりもグループ受賞を目指して受験しました。また司法試験に向けた質の良い短答式の問題を解く機会として,法学検定試験は自身の学習の参考になるものだと昨年から感じていたことも受験の強い動機になりました。結果として個人賞と共にグループ賞も受賞させていただくことができ,大学・予備校の友達や後輩と共に日頃学習している成果を出すことができ大変嬉しく思います。 非常に良い経験をさせていただけたことは誇りに思いますが,

これに慢心せず,日本の司法を担っていく立派な法曹になれるよう今後も勉学に励みたいと思います。まずは今年控えている司法試験で上位合格を果たすことを次なる目標として,地道にステップアップしていきたいです。この度は本当にありがとうございました。

(アドバンスト〈上級〉コース・最優秀賞・グループ賞 日高稔基・早稲田大学3年)

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地方公務員としての職務に活かす 私は,現在地方公務員として働いており,担当する業務

の中に行政不服審査法の改正により設置された行政不服審

査会の事務局があります。審査請求に事務局の一員として

携わる中で,法令の解釈等を勉強する必要があり,大学時

代にもっと勉強しておけばよかったと感じることが多 あ々ります。

そこで,改めて法律を学び直そうと思い,法学検定試験を

受験することにしました。

法学検定試験に向けての勉強方法ですが,主に使用し

たのは,『2016年法学検定試験問題集スタンダード〈中級〉

コース』であり,3周を目標に解きました。3周を達成した後は,

『タクティスアドバンス』等を使用し,司法試験・予備試験の

短答過去問も解いてみました。そして,問題の解説を読む

際には,判例六法を使用し,条文,判例を必ず確認するよ

うにしました。また,重要な論点については,より深く理解す

るため,基本書や判例百選を読み込みました。その結果とし

て,スタンダードコースの最優秀賞を獲得することかできました。

今後は,今回の試験結果を励みに,アドバンスト〈上級〉

コースでも表彰を受けることができるよう勉強を継続し,身に

つけた知識を現在の業務にも活かしていきたいと思います。

(スタンダード〈中級〉コース・最優秀賞

高柳佑太・大分県28歳)

ベーシック〈基礎〉コースでの表彰から1年 スタンダード〈中級〉コースを受験した理由は,前年のベー

シック〈基礎〉コース受験後に,研鑽をより一層積んだ自分

の実力を確かめるためでした。さらに,前年に〈基礎〉コー

スを受験した動機を掻い摘んで述べますと,何年か前から法

学を独学しており,その腕試しのためでした。

一方で,法学検定試験を受けること自体が,勉強の動機

になり,意欲の向上に寄与した面が大いにありました。この

試験を受けようとしなければ,『2016年法学検定試験問題集

スタンダード〈中級〉コース』を熟読することもなかったように

思います。

浅学非才ではありますが,私の法学の勉強の流儀につい

て恐縮ながら述べさせていただきますと,法律の目的や判例

の趣旨を「覚える」のではなく,「理解する」ことに重きを置

いたことです。条文等の一言一句を丸暗記しなくても,それ

らの目的や趣旨を理解していれば,理屈を組み立て,解答

を導き出すことができます。試験範囲となる条文,判例の1

つひとつを「覚える」よりは有機的に「理解する」ことの方

が少ない労力で済みますし,その上,楽しいです。問題集

には一語一句を味わい,「理解する」ための材料が豊富に

詰まっているように感じました。

そして,「理解する」にあたり私が大切にしていることは,

登場人物の気持ちに思いを寄せることです。ここで「理解す

る」ことが疑似的な経験となり,身をもって「覚える」ことに

なります。机に向かうことのみが勉強ではなく,心構え次第で

は日々 の生活で,例えばお酒を飲みに行き,または旅をして

出会った人の気持ちを汲み取ろうと努めることが法学の修練

の一助になる気がします(しかし,さすがに「酒を飲みに行

くことは法学修行だ」と言えば過言かもしれません)。

さらに研鑽を積み,次はアドバンスト〈上級〉コースで実を結

ばせたいと思います。

(スタンダード〈中級〉コース・優秀賞

野澤卓雄・神奈川県33歳)

将来の法曹を目指して 私は,公務員として20年以上勤務してきました。公務員

の仕事は,国民・県民・市民全体の利益を最大化するもの

で,いわゆる「国民全体の奉仕者」です。

これまでさまざまな業務に全力で向き合い,充実した公務

員生活を送ることができていますが,人生の折り返し点に到

達し,定年も視野に入ってきたことから,後半の人生につい

て思いをめぐらす中で,1人ひとり,個々の問題に向き合った

仕事をしてみたいと思うようになりました。

そこで,法律の資格を取得し,公務員として法令に基づ

いた仕事をしてきた経験を生かして働くことができれば,別の

立場で社会に貢献できるのではないかと考えました。

そのために,まずは大学時代に勉強したことの復習の観

点からも,基礎を再確認する必要があると考えました。

法学検定試験の存在はかねてから知っており,自宅の本

棚には2001年版の問題集もありますが,そのときには受験に

は至りませんでした。昨年,書店で2016年版の問題集を手

に取ったところ,この試験は,基礎固めに最適だと確信しま

した。

今回,ベーシック〈基礎〉コースを受験し,優秀賞をいた

だくことができましたので,今後もスタンダード,アドバンストと

優秀な成績をとることができるように精進し,その先の法曹と

いう夢に邁進していきたいと考えています。

(ベーシック〈基礎〉コース・優秀賞

T・I・神奈川県45歳・男性)

法学部1年生としてこれからの勉強のために 私が法学検定試験ベーシック<基礎>コースを受けた理

由は,1年次の現時点においてどの程度法学の基礎知識が

身についているかを確認したいと思ったからです。この試験

を受験することは,これから法律を勉強する上で非常に有意

義なものであると感じました。

法検の勉強をするにあたって,私は法検の問題集を何回も

繰り返し解きました。最初からすべてを理解するのではなく,

まずは問題形式に慣れることが重要であると思います。それ

から徐 に々問題集の解説などを読みつつ,解いていくことで自

然と理解することができました。また問題を解いていくと分から

ない問題が出てくるとは思いますが,一度は自分なりにその問

題を調べ理解することが大切です。自分で調べて理解するこ

とは今後,法を解釈する上でも大切なことであると私は思います。

今後も法検を通じて勉強し学んだことを活かして,行政書

士試験や法学検定スタンダード<中級>コースなどの次のス

テップに向けて頑張っていきたいと思います。

(ベーシック〈基礎〉コース・団体賞

中里太志朗・立正大学1年)

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卒業後に学び直して 法学検定試験を受験したのは,自分が学んできた法学的知識がどの程度身についているのかを確認するためです。大学で法学を専攻し,しっかり勉強してきたつもりでしたが,率直に言ってまだまだ学び足りない感覚があり,大学を卒業して数年後,もう一度法学を学び直すことを決意しました。 改めて勉強してみると,大学で学んでいたときには気づくこ

とができなかった様 な々ことを発見すると同時に,法学の奥深さと面白さを感じるようになり,勉強に没頭していくようになっていきました。 しかし,勉強することで身につけた法学的知識を客観的に測ることは難しく,何か適切な指標になるものはないかと探すうちに法検を見つけ,これなら良いかもしれないと思い,ベーシック〈基礎〉コースとスタンダード〈中級〉コースの両方を受験することに決めました。 勉強する際は,司法試験の入門書と法検の問題集を使用しました。 肝心なのは知識を正確に理解することですから,本を読む際は書かれている内容を正確に理解するために丁寧に読み込むことを心がけ,問題集を解く際は知識の確認をしつつ,理解が不足している部分については解説を読むことで知識を補充していきました。 なお,法学入門や法学一般については法検の問題集だけではどうしても勉強が不足しがちです。法学の基本書や時事用語事典などを活用することも有用だと思います。 今回の結果に浮かれることなく気を引き締めて,さらに法学を深く広く学び続けていきたいと思います。

(ベーシック〈基礎〉コース・優秀賞 スタンダード〈中級〉コース・合格

川手明子・東京都40歳)

公務員試験の基礎固め 私は,大学の授業で初めて法律の基礎について学び始め,勉強をしていても本当に知識が身についているのか疑問に思っていました。そこで,自分の授業の理解度を確かめるために,法学検定試験を受けることに決めました。事実,試験の問題は授業の内容とリンクしており,授業の復習をするには最適の機会だったと思っています。 勉強方法については,問題集を一通り解いて間違えたとこ

ろに印をつけておき,2周目はその印のついた問題を重点的に解き直しました。問題集は量が多かったので,1周するのでさえも大変でした。しかし,試験と同じ問題がけっこう出ていたので,今思えば1周しておいてよかったと思っています。また,問題集の内容は授業で習ったことだけでなく,発展的なものもありました。しかし,自分ではわからないような問題も,解説を丁寧に読めば理解することができました。私は,時間に余裕がなかったため,問題集を1周するので精一杯でしたが,その分解説を丁寧に読むことで少しでも内容が頭に入るように努力しました。その結果,今回のような成績をとることができたので,大切なのは1つひとつの問題を後回しにせずにその場で理解しようとすることだと思います。 私は将来公務員になろうと思っており,今回の法学検定試

験の勉強は,公務員試験の勉強にもつながるものだと考えています。そのため,結果に慢心することなく,これからも公務員を目指して勉学に励みたいと思います。

(ベーシック〈基礎〉コース・団体賞 谷本千紘・香川大学1年)

大学法学部への編入を目指して 私は,現在,専門学校に通っていますが,4年制大学法学部への編入学試験に合格するための登竜門として,法学検定試験を受験することを決めました。 本格的に勉強を始めたのは試験の 2か月前からでした。

それ以前も専門学校の授業で法学の学習を進めていたものの,知らない用語が多く,とても難しく感じました。特に,民法の相続法や親族法です。また,刑法もまだ授業を受けたことのない未知の分野であったため,理解するのに苦労しました。法律用語の1つひとつを調べあげ,六法を引いて条文を確認していたので,1周目はかなりの時間がかかりました。 しかし,2周,3周と繰り返し問題集を解いていくうちに知識が定着し,理解度も深まり,法学を学習する楽しさを味わうことができました。4周目以降は,問題の正誤よりも,誤りの選択肢がどうして間違っているのかに重点を置いて勉強しました。とにかく問題集1冊を完璧に理解できるよう心掛けました。 また,私は法学検定試験をグループ受験したため,共に学んだできた友人らの存在は,私にとって大きな支えとなりました。理解しにくい点を質問し合ったり,お互いの進捗状況を確認したりしたことが,受験のモチベーションを高めることに繋がったと思います。 このような努力の結果,無事に法学検定試験に合格することができました。今回の受験で培った知識や経験を活かし,次の目標である大学編入学試験に向けて励んでいきたいと思います。

(ベーシック〈基礎〉コース・グループ賞 今村敏朗・福岡カレッジ・オブ・ビジネス)

行政書士試験の受験と並行して 法学検定試験の前に,行政書士試験の勉強をしていまし

た。その試験後,先生の勧めと,どれほど知識が残っているのか試したかった気持ちもあり受験しました。 行政書士試験後に法検の勉強を始めたので,時間を割く

ことができたのは約1か月でした。しかし,試験科目が被っている部分もあったのでその科目の勉強は省き,行政書士試験にはない刑法や,手薄になっている商法の勉強に重きを置きました。具体的には,問題集を入手し,まず1周目は問題を解きながら分からないところは解説や他の教材を使いながら理解しました。ここに時間をかけることで2周目以降の知識の定着度合いが変わってくると思います。2周目以降は,ある程度理解できているので解説を考えながら解き,解説が分からない問題は正解していたとしても印を付けて繰り返し解くようにしました。また,私が合格できたのは環境が良かったという点も関係していると思います。モチベーションが下がってしまったときでも,同じ試験を受ける友人が黙 と々勉強している姿を見てモチベーションを持ち直すことができました。1人では辛い受験勉強も,友人と切磋琢磨し合いながら努力することで,合格に近づくことができると思います。 法検を受験し合格したことで,勉強に対する意欲が増し,

自分に自信が持てるようにもなりました。自分を成長させることができたという点でも,受験して良かったと感じました。また,今回スタンダード〈中級〉コースに合格したことで,アドバンスト〈上級〉コース合格という新たな目標ができました。今回の受験過程での反省点を改善し,アドバンスト合格に向けてこれからも日々 精進していきたいと思います。

(スタンダード〈中級〉コース・団体賞 森野友理・神戸学院大学3年)

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…………………試験当日の注意事項………………… ◎携帯品  1. 受 験 票:写真貼付欄に写真貼付のうえ,持参すること(1ヵ所)。受験票を忘れた場合は受験をお断り

することがあります。

      受験票に写真がない場合は, 成績通知書・合格証書を発送しません。

 2. 筆記用具:HBまたはBの黒鉛筆,消しゴム。その他の筆記用具(HB・B以外の黒鉛筆,シャープペン

シル等)を使用した場合,採点機械で読みとることができず,無答と判断されることがあります。

 3. 腕 時 計:携帯電話等すべての通信機器,ストップウォッチを時計として使用することはできません(腕時

計に準じるサイズの置き時計〔10cm×10cm以内〕は使用可)。

◎注意  1. 携帯電話等すべての通信機器は,必ず電源を切ってください。また,デジタル時計等のアラーム音は試験

の妨げになりますので解除しておいてください。

 2. ボールペン,定規,マーカー,耳せん,ストップウォッチ等の補助具は一切使用できません。

 3. 当日の詳細なスケジュールは,受験票に記載します。

 4. 試験時間中のトイレ退出等を一部制限することがあります。

 5. 試験監督員の許可なく途中退席等を行った場合は不正行為とみなし,試験教室への再入室をお断りする

ことがあります。

 6. 試験を途中で棄権する場合であっても解答用紙は回収します。

◎不正行為  以下の行為を行った場合は,失格とします。その場合,受験したすべての答案を無効とし,結果の発送も行いま

せん。

 1. 試験中に, 他人に援助を与えたり, 他人から援助を受けた場合

 2. 他人に代わって試験を受けた場合

 3. 他人に対する迷惑行為を行った場合

 4. 試験監督員の指示に従わなかった場合

 5. その他不正行為を行った場合

◎試験が実施されなかった場合の措置  天災(地震・台風)等により試験が実施されなかった場合は,受験者は受験料全額の返金を請求することが

できます。ただし, 試験が実施されなかったことにともなう受験者の不便 , 費用,その他の個人的損害については

法学検定試験委員会およびこれを組織する団体は一切の責任を負いません。

●個人情報の取扱い● 1.受験者の個人情報は,法学検定試験委員会を組織する公益財団法人日弁連法務研究財団および公益社団法人商事法務研究会が個人情報保護法の趣旨に則り,適正に管理・利用します。

2.受験者の個人情報は,受験者の承諾なく第三者に提供することはありません。 3.個人が特定できないように統計処理したデータは,各種研究・調査の資料として利用することがあります。

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2016年度の出題例の解答……ベーシック民法(7頁)=3,スタンダード憲法(11頁)=4